ATSC
ATSC(英: Advanced Television Systems Committee、先進型テレビジョン方式委員会)とはアメリカで開発された地上波におけるデジタルテレビ規格、またはその規格の制定などを行う組織の名称である。クレストファクターが小さく、カバーエリア当たりの電力が小さくて済む事から広大な地域に住居が点在するような場合に適した方式である。
アメリカでは普及を進めるために36型以上のテレビは2004年までに、25型以上のテレビは2006年3月1日(当初7月1日から前倒し)までに、2007年7月1日(2006年12月31日へ変更提案あり)までに全てのテレビとテレビ受信機能のある機器へのチューナ内蔵義務化を行った。
アメリカではATSC方式への全面移行のため、ほとんどのNTSC方式の放送が2009年6月12日に停止された[1]。
シングルキャリアであるためマルチパス妨害に弱く、都市部での受信や移動受信には不向きである。そのため都市部ではケーブルテレビを利用する、移動体受信用に別の方式を併用するなどの対策を行っている。韓国では欧州のデジタルラジオ規格DABとデジタル放送規格EUREKA-147を元に移動体向けテレビ放送用にDMB方式と呼ばれる放送方式を開発し、VHF帯の電波を利用して放送を行っている。
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[編集] 映像規格
音声圧縮方式AC-3(ドルビーデジタル)。映像圧縮方式MPEG-2。変調方式8VSB。そのほかに50フィールド地域向けの規格がある。
- 1080×1920(60i、30/24p) - ワイド
- 720×1280(60/30/24p) - ワイド
- 480×704(60i 、60/30/24p) - ワイド、ノーマル
- 480×640(60i、 60/30/24p) - ノーマル
注:i=インターレース、p=プログレッシヴ、ワイド=16:9、ノーマル=4:3
アメリカではABCとFOXとその系列局が720p、その他は1080iで放送している。ISDB-Tと違い1080pも放送可能だが現在は放送されていない。
[編集] ATSC-M/H
ATSC-M/Hは現在開発中の移動体受信に優れた方式。2009年にアメリカ合衆国で放送が開始された。
1chあたりの最大ビットレートが4Mbps(実質1.5Mbps)とワンセグ(実質416Kbps)に比べて高いのが特徴である。30fpsで放送されるため固定放送並みに滑らかで、ワンセグに比べて高画質・高音質な放送を実現できる。また、高速移動中の受信性能もワンセグより高いと発表している。
ラスベガスではCES 2009の開催中にATSC-M/Hの試験放送を実施した。
[編集] 採用国
アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ、大韓民国で採用されており他の地域でも採用が検討されている。
アルゼンチンは当初はATSCを採用予定であったが、ISDB-Tを改良したISDB-T plus (SBTVD) を採用した。
[編集] 脚注
- ^ “ATSC SALUTES THE ‘PASSING’ OF NTSC” (英語). NTSC (2009年6月12日). 2009年6月13日閲覧。[リンク切れ]
[編集] 外部リンク
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