文字多重放送

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文字多重放送(もじたじゅうほうそう、英:Teletext)とは、ラジオ又はテレビ放送にて、放送信号に文字コードや図形情報や番組その他の情報を多重(重畳)する放送である。

目次

概要[編集]

ラジオ放送では割り当てられたチャンネル内の空き周波数ステレオ放送に用いる副搬送波の高域に、NTSC方式のアナログテレビ放送では垂直同期と有効映像範囲の間に残されている余白の走査線(垂直帰線区間の21H)にデジタル化した情報を重畳している。

ただし民放地方局(主に東名阪以外の民放各局)でキー局制作の字幕放送付加番組を時差ネットで放送する場合、設備やシステムの都合などにより字幕放送に対応できない事もある[1]

日本放送協会(NHK)については一部地域がローカル放送のために時差放送となる字幕放送の番組はすべて対応している(開始初期は時差放送となる字幕放送の番組はすべて対応できなかった。ただし、現在でもごく一部の地方放送局やリアルタイム字幕放送のある番組では対応できない場合がある)。

もともと「字幕放送」は聴覚障害者のテレビ視聴を支援するために行われているものであるが、ワンセグ放送の開始以降は、聴覚に異常がなくても、周囲の音が大きく音声が聞き取りにくい場所や、公共の場所(公共交通機関車内など)などの音を大きく出せない場所でのテレビ視聴の際にも、ヘッドホン・イヤホン利用の他、字幕放送が行われていれば一つの選択肢として有効になっている。また、用語の漢字表記等(特に番組独自用語)を知りたい時にも有効な手段といえる。

歴史[編集]

世界初の文字放送(テレテキスト)は、英国放送協会(BBC)のシーファクス(Ceefax)である[2]。シーファクスは1974年9月23日にサービスを開始し、BBCの視聴者に対し様々な情報を提供した[2]2012年10月23日にはそのサービスを終了した[2]

日本での文字放送は1983年に試験的にNHK総合テレビジョンにて、聴覚障害者を主な対象とした連続テレビ小説のせりふの字幕放送を行ったのが最初とされ、1986年よりニュース・天気・生活情報などを提供した本格的な文字多重放送サービスを開始[3]2008年に、地上デジタルテレビ放送への完全移行の準備のため字幕サービスを除く文字放送の番組が全て終了し、以後はデータ放送に集約された。

関連用語[編集]

文字放送[編集]

  • 文字多重放送のうち画面全体に文字や簡易図形を表示するものの事を指す事が多い。また、文字多重放送全体を指す事もあるし、そもそも文字情報を送信するサービスなら放送に限らず用いられる事もある。
  • 前者についてはテレビ放送の補完的サービスとして、放送局(或いはその子会社)が通常のテレビ番組とは独立した形で制作・放送される。株式市況やニュース・天気予報などを簡易な画像と文字で提供して来た。しかし近年では地上デジタル放送(データ放送がこれに代わるものとされている)やインターネットの普及でこれらの情報が容易にリアルタイム且つオンデマンドで手に入る様になったため、民放テレビ局は一部を除き順次これらの独立した文字放送番組から撤退し始めている。NHKで多重放送しているテレモ日本2008年3月をもって独立番組を終了した。

字幕放送[編集]

概要[編集]

着色・表現[編集]

  • 多くの番組は字幕のバックは(テレビによっては灰色)で画面に透かす形で文字情報を入れているが、NHKの一部番組(特にドラマやバラエティーなど)やテレビ東京の一部番組、リアルタイム字幕放送ではバックを黒色(画面透かしなし)にするものも増えて来ている。NHKのフィギュアスケート中継や水泳選手権中継ではリアルタイム字幕放送でバックを青(画面透かしなし)にしてより明るく見やすいようにしている。なおワンセグ端末では、映像への字幕の乗畳は端末依存となっているため、表示方法は端末によって異なる。
  • 一部の出演者や登場人物のセリフにはが付く場合がある(リアルタイム字幕放送及び同様の形式を除く。但し、NHKの大相撲中継では本編内容・解説者・リポートのアナウンサーで色分けされている)。一例として、司会者や主人公のセリフの色は黄色である事が多い。また主人公に準ずる人物やその他の司会者のセリフの色は、緑色青色水色)が使われる事が多い[13]。また赤色ピンク)のものもあるが、使用されるのはごく一部の番組で滅多に使用されない(使用例として、フジテレビ系「爆笑レッドカーペット」で超新塾など5人組グループのネタ披露時がある)。
  • 爆発音などの効果音は多くの局では「(爆発音)」などの形で表現されるが、MBS制作のアニメなどの準キー局の制作番組では「ドカーン!」など、漫画のような擬音表現が使われている。セリフがない場合のBGMは音符(♪、♬)で表す場合が多い。また、携帯電話固定電話(電話のマークは点滅で表示する場合もある)・VTRテレビ無線マイクラジオなどから出る音声を表示する字幕は専用マークが使われる。さらにナレーションの台詞の字幕には〈〉で囲んであったり、人物の心の声や回想シーンの中での声は《》で囲むことがある。またTBS制作の番組の場合、人が騒がしい時は「(人が騒いでいる)」や風が強い場合は「(風が強く吹いている)」など、解説する役割もある。
  • 前述の通り、字幕の文字には台詞の主によって黄・水色・緑・赤の色分けが施される場合が殆どだが、必ずしも全ての番組にそれを行われているとは限らない。基本的に黄・青・緑はその番組のレギュラー出演者(登場人物)に使われるが、それに該当されると思われる人物の台詞が白色である事も少なくない。
  • またレギュラー出演者に限らず、一部の番組ではその回のゲスト出演者に字幕の着色をなされたりする(日本テレビ系では『アナザースカイ』、フジテレビ系では『ウチくる!?』など)。一つの番組において色が付けられるレギュラー出演者は基本的に固定されているが『探偵!ナイトスクープ』や『はねるのトびら』のような、レギュラーの中でコーナー進行役が入れ替わる番組には進行担当に応じて台詞に色を付けるといったものも存在する。〈〉で囲まれる事で判別が安易なナレーションに色が付けられる番組もある(フジテレビ系『ちびまる子ちゃん』、テレビ朝日系『シルシルミシルさんデー』、NHKEテレの主な福祉番組など)。特殊な例では『トリビアの泉』など、特定の効果音に対して色が付けられる番組もある。
  • 句点(。)はNHK・日本テレビ・読売テレビ・フジテレビ・東海テレビ・関西テレビ・テレビ朝日・テレビ東京では基本的に付けるが、TBS・ABCメ〜テレCBCテレビ大阪ではリアルタイム字幕放送以外では基本的に付けない[要検証 ]。MBSでは関西ローカルの番組や日5アニメなどでは付くが、『情熱大陸』などの一部の全国ネットの番組では逆に付かない場合がある。[要検証 ]。読点(、)はリアルタイム字幕放送以外ではどの局も付けないことが多い。

実態[編集]

  • 民放では本放送が字幕放送対応番組であっても、地方局での遅れ放送や再放送では字幕放送は実施されない場合もある。字幕データは映像と別に管理されていることと、字幕製作会社との契約上、遅れ放送・再放送時も字幕の使用料を支払わなければいけないため。
  • 日本で一般に字幕放送と呼ばれる日本の規格では、音声が出る前に字幕情報を伝送する必要があり、また漢字かな混じり文は速記するのに向いていないことから、初期の字幕対応番組は一部のアニメ時代劇などに限られていた。
  • その後、1997年放送法が改正され、字幕付き放送[14]を増やすことに関する努力規定が盛り込まれ、スローペースではあるが字幕放送対応番組は増えている。
  • NHKが音声を直接文字情報に変換する技術を開発し[15]、2000年3月にニュースにリアルタイム字幕を付加し始めたのを皮切りに、民放局においてもニュースへのリアルタイム字幕が一部で加えられている。
  • 地上デジタル放送用のテレビ受像機では、字幕放送表示機能を標準装備しており[16]、アナログ放送のそれのように専用のチューナーを必要としない。
  • 今後放送法がさらに改正され、努力規定から一歩進んで義務化される動きにあると指摘する専門家もいる[誰?]

テレテキスト[編集]

  • 文字多重放送の英名。一般にはテレビ放送に多重される文字多重放送の事を指す。日本では「文字放送」と同義語として使われるが、ヨーロッパでは「文字多重放送」と同義語として使われる事が多い。
  • ただ地上波デジタル放送が始まってからは、それに対応するデータ放送への移行などから字幕放送以外の文字独立放送が廃止される傾向にある。因みに、かつて海外向け国際放送のNHKワールドで放送されていた「NHK文字ニュース」[17]では地上アナログ放送の901#(ヘッドライン)と902#で放送されている内容がBGMを加えた上でそのまま放送されていた(2007年度いっぱいで事実上終了)。

クローズドキャプション[編集]

字幕放送のこと。狭義には北米で行われている字幕放送を指す。

見えるラジオ[編集]

  • FM文字多重放送技術(DARC=Data Radio Channel)の愛称で、TOKYO FMを始めJFN系列のラジオ局が用いている。わかりやすい愛称のため、FM文字多重放送一般を指す言葉としても用いられているが、株式会社エフエム東京の登録商標(第4005056号)である。他にJ-WAVEは「アラジン」という呼称を用いている(2010年9月終了)。また一部のコミュニティFM放送でも実施している。
  • NHKは1996年に全国8つの基幹局(関東・東海・近畿)で開始したが、ワンセグで情報が得られる様になり、また地上デジタル音声放送実用化試験放送が始まった(2011年3月終了)ことと、受信料収入減少による経費削減で2007年3月末に終了することが決定したため、他の地域では実現しないまま終了を迎えた。なお、FM文字多重放送対応のラジオはインターネットオークションや中古販売を除いて現在入手困難で、現状でFM文字多重放送を楽しめるのはFM文字多重放送を使い渋滞情報などを受信できるVICS対応のカーナビがほとんど[18]となっている。
  • なお、TOKYO FM・JFN系列でも2014年3月31日を以てサービスを終了することとなった[19]。これについてTOKYO FMは「近年のインターネット環境の浸透で、携帯電話などで様々な情報を見ることができるようになり、見えるラジオの役割を果たし終えるのが妥当と考える」としている。

その他[編集]

遠鉄一般路線バスに於ける見えるラジオを活用したLED表示器
  • FM802は「Watch-Me」という名称でFM文字多重放送を放送して来たが、2004年4月30日に終了した。
  • Kiss-FM KOBEでは、JFN加盟前から「KIWI」という名称で文字多重放送を行っていたことがある。
  • コミュニティFM局ではFM-HANAKO大阪府守口市2007年4月30日で終了)・FM aiai兵庫県尼崎市。2007年4月30日で終了)・FMかしま茨城県鹿嶋市2009年9月30日で終了)が過去にFM文字多重放送を行っていた。
  • 新潟県中越地震で被害を受けた市町村向けに新潟県ではFM文字多重対応ラジオの貸し出しを行っている(参考リンク)。
  • 鉄道車両高速バス路線バスの中には「見えるラジオ」を受信して文字ニュースを車内案内表示器で流すものがある(遠州鉄道1000形以降の全ての鉄道車両、JR北海道の一部特急車両、JR九州の特急列車(787系883系885系)、阪急8000系8040形、阪急8300系8315編成、阪急8200系遠州鉄道の全ての一般路線バス・高速バス・コミュニティバス、京浜急行バスの高速バスなど)。
  • タクシーの助手席側サンバイザー下部に表示器を設置し、ニュースや天気予報、地元企業の広告を流すものがある。
  • RDSという文字放送システムが欧州や北米では採用されており、カーステレオや携帯電話などFM受信装置の多くが対応している。
  • ファクシミリ放送(実用化に向けた実験が行われているが、家庭向けの実用放送は行われず、業務用が主)。
  • 電話投票日本中央競馬会(JRA)が日本文字放送(旧中部文字放送・旧西日本文字放送を含む)で競馬関連情報を提供していた時期に専用の電話回線付き端末ソフト「ホームマスター」を使って、各競馬場のオッズを参考にしながら馬券を購入できるシステムがあった。地上デジタルテレビ放送への完全移行に伴う処置として2008年にアナログ文字放送が廃止されたのと併せてこのサービスも廃止されている。

現在使用中の「字幕放送」テロップ[編集]

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  • 民放各局の「字幕放送」テロップは一部の番組を除いて提供クレジット用のものを使って表示されている。
  • 番組によっては最初の冒頭だけでなく本編の途中(例:2時間以上の番組の場合、毎正時ごとに)にも再度表示される事もある(主にフジテレビが多い)。
  • TBS系列、フジテレビ系列、テレビ朝日系列のアナログ放送では2009年1月11日までは「アナログ」のテロップと同時に字幕放送マークを表示していた。
    • 以前は日本テレビとテレビ朝日(一部の番組のみ)は「字幕放送」テロップの上に、TBSとフジテレビは字幕放送マークの下にそれぞれハイビジョン制作のマークも一部番組を除き一緒に表示されていた。

NHK[編集]

  • 2003年4月頃〜。アナログ・デジタルテレビ放送全波共通で「字幕放送」(その下に下線が入り、画面右上に表示。地上デジタル放送・BSデジタル放送とも16:9画面の右端の位置で表示。地上デジタル放送では開始当初4:3の映像の収まる範囲内で表示されているため少し中央寄りであったが、2011年11月28日付の放送から16:9画面の右端に表示位置を変更した。なお、一部地域では時差放送含むローカル放送のみ4:3SD位置のままで表示されていたところがあったが、それらの地域でも段階的に16:9画面の右端に表示位置を変更した)。それ以前は地上・BSアナログ放送は「文字放送<上段>・字幕<下段>」、BSデジタル放送は「●字幕●」(左右端は半月の形をした記号)と画面右下に表示していた。連続テレビ小説など連日放送するドラマ番組は当初は月曜放送分のみ表示していたが、現在は放送回毎に表示している(副音声解説放送も同様)。

日本テレビ[編集]

  • 2004年2月29日〜。「字幕放送」(ネット送出〈2004年8月頃〜〉・ローカル送出共に)(黒文字表示に白い縁取り。なお、よく見るとそれぞれの文字の1画に色が付いている。「字」には赤色(、「幕」には黄色(、「放」には緑色(、「送」には青色(〈ハイビジョン制作のマークでも同じ黒文字表示に白い縁取りである〉、かつてはこれと同じ書体で「文字放送〈上段〉・字幕〈下段〉」だったが各系列局でそれぞれ異なっていた)。ytv中京テレビも同様のデザインである(読売テレビ送出分は日本テレビより字体がややスリム)。表示位置は通常画面左下だが、番組によっては左上や右上に表示する事もある(アナログ・デジタルで表示位置が異なる)。NNN夜のニュースでは若干小さめである。データ放送も付随する番組では「字幕放送」の下に「dデータ放送」も同時に表示される(日本テレビ送出分・ytv送出分とも)。なお、生放送番組(NNNストレイトニュースなどごく一部の番組を除く)ではマスター送出でなく副調整室(スタジオサブ)から番組テロップの一部として表示される。
  • かつて中京テレビなどの一部の局ではテープの絵のリール部分に"字 幕"の文字を入れていたものを表示していた。
  • STVでは自社製作番組のみ「字・字幕放送」(紫色の背景色つき)として表示している。ただし、『ハイ!STVです』のみ番組編集時に字幕放送のテロップがあらかじめ挿入されている。

TBS[編集]

  • 1994年10月3日〜。四角枠に「字幕」(ネット送出・ローカル送出共に画面右上に表示)。2005年2月より若干表示フォントが変更された(サイズが小さめになった)。2008年7月下旬より地上デジタルでは表示位置が若干右寄りに変更(SDサイズの右上→HDサイズの右上、灰色の縦帯(サイドパネル)に跨るようになった。放送局ロゴのウォーターマークとは重ならない位置で表示)。BS-TBS・BS日テレ(現在は使用していない)・秋田放送(日本テレビ系列、TBS系列・民教協他に使用)も同様のデザインである。それ以前は「この番組は文字放送で字幕が見られます」の後、■の中に「字」<上段>・文字放送<下段>と表記されていた。
  • MBS発の番組では枠の角が丸く、CBC発の番組では四角枠の中が灰色(半透明)である。
  • MBSではかつては画面下に「この番組は文字放送でご覧になれます」(2000年以前)→▽の中に「文字<上段>・字幕<下段>」(2001年頃)と表記される事もあった。
  • TBSチャンネルでは2012年7月から字幕放送を開始しているが、地上波・BSと異なり、「字幕」のマーク表示を行っていない。

フジテレビ[編集]

  • 1994年10月3日〜。長方形枠に「字幕放送」(ネット送出・ローカル送出共に、表示位置はほとんどが画面右上だが番組によっては右下か左上に表示する事もある。番組によってはハイビジョン制作やdデータ放送のテロップと同時に表示する事がある。デジタル放送ではサイズが若干大きくなっている。当初は映画のスクリーンを模した物だった。2008年12月以降はアナログ放送では4:3ノーマルサイズと16:9レターボックスサイズで表示位置が異なる。デジタル放送は映像サイズに関係なく常に16:9での表示となっている)。かつては■の中に「字」に「この番組は文字多重でお送りしています」(~1990年頃)→「字」に文字放送(~1994年9月頃)と表記されていた。東海テレビ・テレビ西日本もほぼ同様。かつては関西テレビもアナログ放送のみフジテレビと同様のデザイン(デジタルはアナログ放送とは異なる書体)だったが、2009年7月14日のアナログ・デジタル統合マスターに更新された後はアナログ・デジタルともサイズが小さめとなっている。秋田テレビでは、同時ネット以外の番組を放送する場合、独自の表示スタイルを表示する場合がある。北海道文化放送(自社送出の遅れネット・再放送のみ)[20]、BSフジは字幕放送マークの表示がない。
  • 副音声解説放送も実施する場合、長方形枠に「字幕/解説放送」を画面表示している。
  • また、民教協の番組でフジテレビが使用されているものに似たものを全国の民教協に加盟している局で使用している(納品時に既に表示〈VTR編集時に予め挿入〉されているから)。

テレビ朝日[編集]

  • 2004年2月9日〜。ひよこの絵入りで「字幕」のみのもの(ネット送出・ローカル送出共に)。通常は画面右上に表示されるが、系列局もしくは番組によっては左上や右下に表示する場合がある。但し、全国放送の字幕放送番組でも番組によっては各局ローカル別で表示するか表示されない事がある(表示されていない場合でも新聞などのテレビ欄に字幕放送の示すマークが付いている番組は受信可能)[21]。それ以前は四角枠に「文字放送<上段>・字幕<下段>」で、民教協の番組では現在でもこのデサインが使われているが2007年10月まではABCメ~テレ制作のネット送出・ローカル送出ではこのデサインが使われていた[22]
  • また、これと同じ白文字のみの書体として「アナログ」(アナログ放送のみ)、「dデータ放送」、「解説放送」のマークも表示され、アナログ放送では「アナログ」の下段に「字幕」と表示している。また、地上デジタル放送で「dデータ放送」がある場合はそのマークの右側に表示している。また、アナログ放送、地上デジタル放送共に「解説放送」がある場合は「字幕」の下段に「解説放送」のマークが表示される。2008年7月23日まで表示されていた「ハイビジョン制作」は「字幕」の上段(字幕は下段右寄り)に表示していた[23]。さらに独自の表示を行っている放送局もあり、北海道テレビではネオバラエティなどが字幕放送を行っている番組にも拘らず全く表示されない(現在は解消されているが、テレビ朝日送出のものが表示されない一部同時ネット番組と時差ネット番組では現在でも自社独自での表示は行なっていない。自社独自での表示は基本的に自社制作の単発番組に限られ、字幕マークはテレビ朝日と同様、ひよこの絵入り付きで白文字のみとなっている。以前は自社製作のスペシャルドラマ放送時などは長方形枠に「字幕放送」と表記していた)場合や、愛媛朝日テレビなどゴシック体で「字幕放送」と表記されているだけの場合もある。
  • BS朝日では「この番組は字幕放送を行っています リモコンのボタンで操作してください」という旨の断り書きを表示している。
  • CS放送のテレ朝チャンネルと朝日ニュースターでは2012年7月から字幕放送を実施しているが、字幕放送マークの表示は一切行なっていない。 
  • 過去には、秋田朝日放送では一部の番組で「<字幕放送>」と表示されていたが、2009年1月18日よりテレ朝と同じもので縁を太くしたものを使用している(ただし、海外ドラマの一部ではTBSと同じものを使用している)。

テレビ東京[編集]

  • 2007年8月1日〜、長方形四角枠に「字幕」。1985年12月12日(?)から2007年7月までは正方形四角枠に「字幕放送」と表示していた(現在でもテレビ北海道で毎月1回放送している自己批評番組『こんにちはTVhです。』でこのデザインがVTR編集時に挿入されている)。
    • 2008年12月までは全国放送(テレビ大阪送出の全国ネット番組も含む)・ローカル放送を問わず各局ローカルでの送出[24]であったが、2009年1月から一部の同時ネット番組で、同年6月からはすべての番組でTXN地上波系列各局および独立U局(びわ湖放送・奈良テレビ・テレビ和歌山・ぎふチャン)向けにも制作局側で出すテロップをそのままネット送出で表示するようになった(時差ネット番組、各局ローカルの自社制作番組はこれまでどおり自社送出であるが、時差ネット番組でもそのまま制作局出しのものが流れることがある)。
    • 地上波は午前7時半から24時(午前0時)台までは字幕に対応しているが、25時(午前1時)台から午前7時半の間の時間帯で字幕対応をしているのは2012年12月現在、水曜日深夜27:05からのドラマシリーズ(『ドラマ24』の再放送)、月2回の日曜日6:20からの自己批評番組『ウオッチ!7』および、土曜日4:58(早朝)からの『東京スカイツリー受信確認テスト』(NHK・民放キー局共同制作による全チャンネル同時放送)の3番組にとどまっている(関東での場合)[25]
    • なお、TXN地上波系列各局、BSジャパン共デザインは全く同じである。かつてはテレビ北海道自社送出分のテロップはテレビ東京・BSジャパン送出のものよりかなり横長であったが、現在はテレビ東京・BSジャパン送出と同じ大きさとしながら縁取りがやや太めである。現在は遅れネット番組[26]や自社製作の単発番組のときしか見られない。テレビ大阪送出分のテロップ[27]も、かつてはテレビ東京・BSジャパン送出のものより少々横長であったが、現在はサイズが若干大きめである。
  • BSジャパンでは以前はサイズは若干大きめであったが、2007年8月のデザイン変更後はテレビ東京地上波と同じ大きさである。表示位置は番組によりアナログ・デジタル放送で異なり(画面左上・左下・右上・右下のいずれか)、以前はアナログ・デジタルとも常に4:3画面の範囲内で表示していたが、デジタル完全移行後は16:9画面の端の位置に変更された(テレビ東京出しの場合)。すでに、テレビ愛知・テレビ北海道・TVQでは、アナログ放送がレターボックス形式になった2010年7月5日から、テレビ大阪では2012年2月頃から16:9画面の端に位置を変更している。なお、テレビせとうちとBSジャパンではデジタル完全移行後も4:3画面の範囲内だが、今後、16:9画面の端に変更する可能性がある。
  • リアルタイム字幕放送を行う平日夕方のニュース番組枠『NEWSアンサー』については、マスター送出でなく、副調整室(スタジオサブ)から番組テロップの一部として同じデザインのものがキャスター名のテロップと共に表示される。そのため、同時ネット局も東京送出のスタジオサブのものがそのまま流れる(2010年7月5日以降は、テレビ東京からのマスター送出より先に16:9画面の端に表示)。
  • TVQ制作の『未来の主役~地球のこどもたち~』(TXN各局で放送)については、同じデザインのものがあらかじめVTR編集時に埋め込んである。
  • テレビ愛知制作の『トミカヒーロー レスキューフォース』以降の特撮・アニメ番組については、2008年以前から同じデザインのものを制作局のテレビ愛知側がネット送出で出している(同時ネットのTXN各局のみ。サイズは大きめ)。

Dlife[編集]

フジテレビと同じく長方形枠に「字幕放送」。書体はテレビ朝日と同じく白文字のみ。

コールサイン[編集]

かつては独自放送が行われていた関係で、主に大都市圏の放送局では「JO○○-TCMx」(xは独立系事業者が放送を行う場合に付与される連番。以下同じ)というコールサインが付与されていた。

その後、放送法改正で字幕放送が「本来業務」に加えられ実質義務化された関係で、字幕放送分のコールサインは本体に包含され、それ以外の独立データ放送部分のコールサインが「JO○○-TDMx」と改められた。このとき、字幕放送のためだけにTCMコールサインを取得していた放送局はコールサインが廃止された。

2011年7月24日(宮城・岩手・福島は2012年3月31日)の全国地上アナログ放送終了に伴い、TDMコールサインは完全廃止となった。なお、デジタルテレビ放送は字幕も独立データも最初から含まれているため、独立したコールサインは無い。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ テープネットラインネット・各種通信回線で放送素材を送受信する際に、媒体・機器の都合で字幕のデータを同梱しないことがあるため。通常同時ネットされている字幕放送付加番組あってもローカルのプロ野球中継などに差し替えた関係で時差放送となった場合も同様。ただ、次第に解消されつつあるものの、すべての番組までは対応できていない(一部の民放地方局ではほぼすべての番組で対応しているところもある)。これは再放送に関しても同様である。
  2. ^ a b c 世界初の文字放送、英Ceefaxが38年の歴史に幕 AFPBB News、AFP通信2012年10月25日
  3. ^ NHK放送文化研究所・歴史
  4. ^ 北海道の民放各局のアナログ放送では、音声多重放送は中継回線の設備や使用料の問題で道央圏以外では行っていないのに対し、字幕放送は映像回線に載せて送られ、中継回線使用料をそのまま維持できる事から、道内全域で受信可能である。
  5. ^ 通常番組の他、一部紀行番組やスポーツ中継におけるリアルタイム字幕放送も実施
  6. ^ 現時点ではTBSチャンネル1のみ実施。
  7. ^ 現・スカパー!におけるハイビジョン放送開始前の試験電波で実施されているが、現時点ではごく一部のオリジナル番組(ドラマおよび『向谷鉄道倶楽部 presents 駅弁倶楽部』)に留まっている。
  8. ^ パナソニック、日本初の「テレビCM字幕放送」を実験 -AV Watch2010年3月19日
  9. ^ 日本初・「テレビコマーシャル字幕放送 実験」を実施 | プレスリリース | Panasonic(2010年3月19日)
  10. ^ 字幕付きCM:「ごきげんよう」で試験実施--フジテレビ - 毎日jp(毎日新聞)(2010年11月6日夕刊)
  11. ^ フジテレビ系バラエティ番組「ライオンのごきげんよう」で全国放送初の「字幕つきテレビコマーシャル」トライアル放送を実施(2010年11月1日
  12. ^ 日本テレビ | “耳の日”地デジ推進・字幕放送キャンペーン
  13. ^ 少なくとも例外はあり、主人公が三世代に渡るMBS制作のアニメ『機動戦士ガンダムAGE』は、第一世代目の主人公であるフリット・アスノの台詞の色は黄色で、他の主人公は水色(アセム・アスノ)や緑色(キオ・アスノ)で色分けされていた。また、2011年12月9日に日本テレビ系列において放送された『らんま1/2』や同日に放送された『天空の城ラピュタ』は、主人公の台詞の色はあろう事かそれぞれ青(水色)で誤表記され、ヒロインの台詞の色はそれぞれ黄色で誤表記されていた。
  14. ^ 放送法で盛り込まれた努力規定は「聴覚障害者に対する説明」であって、正確には字幕放送と限られてはいない。
  15. ^ 『ニュース音声自動字幕化のための音声認識・音声信号処理』、NHK放送技術研究所 研究年報1999
  16. ^ なるほど!地上デジタル放送ガイド-地デジの魅力を一挙ご紹介!
  17. ^ 国内放送波の放送休止やスポーツ中継など編成の都合で総合テレビやBS1のニュース番組の同時放送が共にない場合に限り放送される。
  18. ^ しかし、FMチューナー一つを占有してしまうため、ラジオ放送やFM VICSなどと同時に利用できない場合がある。
  19. ^ FM文字多重放送(見えるラジオ)サービス終了のお知らせ TOKYO FM、2013年4月1日
  20. ^ 但し、ローカルでのプロ野球中継に伴う全国放送の遅れネット番組はネット回線からの収録となるためそのままフジテレビ出しのテロップが表示される
  21. ^ 白文字のみ。同様にBS朝日ではデータ放送と双方向番組で表示。ABC送出分も2008年6月23日に福島区の新社屋移転よる新マスター運用開始に伴い、これまでの細い黒縁付きのものからテレビ朝日と同じく白文字のみの表示に変更された。
  22. ^ 2007年11月からはメ~テレも黒縁が付きながらもテレビ朝日と同様のデザインとなり、ひよこの絵入りも入った(九州朝日放送でも同様)。その後、ほとんどの系列局でテレビ朝日と同じひよこの絵入りの字幕マークを採用するようになってきた(局により白文字のみと黒縁を付けているところで分かれている)。一方でABCは「字幕」の表示に変更したものの、こちらはひよこの絵入りが入っておらず、従来のABC自社送出の枠デザインをそのまま使用しているが、プロ野球中継ではマスター送出でなく副調整室から解説者・実況アナウンサー・スタッフ紹介および制作クレジットとともに表示される(5.1サラウンドのテロップでも同様)。
  23. ^ 通常、マスター提供クレジットテロップの表示はフェードイン~フェードアウトだが、「字幕」のみの表示はカットイン~カットアウトである(この場合、地上デジタル放送ではサイズが大きめになっている)。但し、「ハイビジョン制作」(デジタル放送ではさらに「dデータ放送」の組み合わせの場合もあり)マークの同時表示の場合はフェードイン~フェードアウトである。なお、ハイビジョン制作テロップを表示しなくなった2008年7月24日以降はこれまでカットイン~カットアウトで表示していた「字幕」のみの表示もすべてフェードイン~フェードアウトとなった。
  24. ^ これは同時ネット局でも字幕放送が行われていない中部・近畿地方の一部の独立UHF局に配慮しているための名残りである。なお、2008年4月時点でびわ湖放送奈良テレビテレビ和歌山ぎふチャンの4局は字幕放送を行っている。
  25. ^ ただし、深夜で本放送を行った番組が夕方やゴールデンで放送される場合は当然字幕対応はされる。
  26. ^ 主な例ではYOSAKOIソーラン祭りの特番が組まれた関係で時差放送となった『日曜ビッグバラエティ』や2013年3月9日放送の『「明日をあきらめない…がれきの中の新聞社」~河北新報のいちばん長い日~』(再放送)が該当。
  27. ^ 縁取りは長らく極太だったが、2012年3月以降は極細(テレビ東京よりもさらに細め)に変更されている。

外部リンク[編集]