深夜アニメ

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深夜アニメ(しんやアニメ)は、主に深夜帯に放送されるテレビアニメ全般の呼称である。

概要[編集]

この呼称は自然発生的に定着したものであり、特に明確な定義が定められたり、命名者ないし提唱者が知られているわけではないが、公式に用いられている例としては、アニメ制作会社ゴンゾ(深夜アニメも多く手がける)の携帯電話向けウェブサイトの名称「深夜アニメGONZO」、NHK BSプレミアムで放送のアニメ枠「BS深夜アニメ館」がある。また、ソニー製のDVD/BDレコーダースゴ録/BDZシリーズ)の番組予約のジャンルに「深夜アニメ」の項がある[1]

当項では主に地上波およびBSテレビ局各局で23時-28時台に本放送されたもの、および、放送局や製作元などによって深夜アニメであると称されているものを対象とする。ただし独立放送局系やBS各局においては夜22時台(プライムタイム)についても23時台以降のアニメ枠と一体となった編成が組まれるケースが少なからず見られることや、制作・放送体制も深夜アニメに準ずる形態となっていることから、独立局やBS各局で22時台に放送されているアニメについてもこれに含めるものとする[注釈 1]。また、「深夜アニメ」の対義語として「全日枠アニメ」という言葉を便宜上使用しているが、24時(午前0時)よりも前に放送される深夜アニメはその両方に該当する(=深夜アニメでもあり、かつ全日枠アニメでもある)点に留意する必要がある。

日本では1990年代後半から深夜帯の青年向けアニメが広まり始めた[2]。1998年頃からおたく向けの需要を見込んだ深夜アニメの採算性が注目されるようになり[3]、テレビアニメの放送形態として一般化していった。この動きには、1990年代に製作委員会方式がアニメでも採用されだしたことが一因であると言われる。製作委員会方式はその性質上、出資企業の多さが資金暢達には有利とされているが、出資企業の立場から見れば、1社が1作品から得られる利益は相対的に小さくなるため、より多くの作品からの利益を求めるようになった結果だというわけである[4]

2000年代半ば頃には少子化子供向けアニメの需要が低下する中、アニメファン向けの映像ソフトなどの販売や世界展開などを見込んで製作側が時間帯を買い取るという形での深夜アニメが数多く作られ、アニメバブルとも形容された[5]。その結果、2006年には全日帯のアニメ製作分数と深夜帯のアニメ製作分数がほぼ互角となるほどにまで深夜アニメが広がることとなった[4][注釈 2]。また製作本数の観点では、2006年には深夜帯アニメが全日枠アニメを越えていると分析しているものもある[6]

その後は粗製乱造やインターネットによる違法配信の広がりもあり[2]、2007年頃を境に増減を繰り返す傾向にある[4][2]

なお、主に独立局で放送される新作テレビアニメ全般については「UHFアニメ」と言う通称があるが、本項では独立局において主に深夜帯に放送するアニメを便宜上「独立局系深夜アニメ」と取り上げる事にする。

特徴[編集]

現在の関東圏民放局の詳細な放送動向については、本項次節などを、BS放送の状況についてはBS放送における深夜アニメの状況を参照。

インターネットにおける深夜アニメ配信の状況については、テレビアニメのインターネット配信などを参照。

主にアニメファンや一般若年層(高校生・大学生から20代若年層)を対象として放送されている。後日発売されるDVDBlu-ray Discの販売促進を主な目的としており、製作費回収の収益源でもある[2]番組スポンサーも原作単行本や原作ゲームといった関連商品を販売する出版社やソフトメーカーなどの会社が多くを占め、いわゆる子供向けアニメで見られる玩具メーカーや食品メーカーは少ない。また、子供向けアニメで見られる「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てください」のテロップ表示や、オープニング・エンディングの歌詞の表示を実施しない作品が多い。

製作においては放送局主導より製作委員会方式が主流であり、製作側にとっては映像ソフトの販売による収益が見込めることに加えて放送権料を安くあげることができ、テレビ局側にとっても深夜枠を有効に活用できるというメリットがある事が製作本数の増加に繋がった[2]

三大都市圏の独立局で放送される新作アニメも深夜帯放送が大半を占めるため、これらを加えると地上波における本数はいっそう増加する。

放送期間は1クール(3か月、11 - 13回)か2クール(6か月、22 - 26回)のものがほとんどであり、中には計3回、と言う超短期作品も存在する。継続して3クール以上放送された作品は数えるほどに過ぎないが、分割クール制によって「シリーズ合わせて3クール以上になった」作品が一部には存在する(テレビ東京系列夏目友人帳』シリーズなど)。

視聴率は深夜ということもあってあまり高く出ることはなく[注釈 3]、0.1%以下の「測定不能」が多い。2.0%あれば「合格点」であるといわれ[7]、4% - 5%で「高視聴率」といわれる[8][9][10]。しかしフジテレビの『ノイタミナ』枠[11][12][9]毎日放送(MBS)土曜深夜の『アニメシャワー』枠[8][13]では高視聴率の作品が多い。

深夜番組放送でのブロック編成に名称を付けるように、アニメ番組を集中編成して名称をつけることがある。2014年7月現在では

の5つが存在する。

歴史[編集]

日本の深夜アニメ第一号は、1963年から1964年にかけて水曜夜23時40分 - 23時55分にフジテレビ系列で放送された『仙人部落』(小島功原作の、週刊アサヒ芸能の連載漫画)である(第1-8話。第9話よりプライムタイムに移行)。1969年の『六法やぶれクン』(名古屋テレビ。史上初のローカル局製作深夜アニメ。当時はクロスネットの関係で日テレ系列で放送)の後、15年以上途絶えていた[14]

1980年代に入ると1986年の『ハートカクテル』(日本テレビ)、1987年の『レモンエンジェル』(18禁OVAくりいむレモン』の流れを汲むライトアダルトアニメ。フジテレビ)、1989年の『小松左京アニメ劇場』(MBS)、『セイシュンの食卓』(よみうりテレビ、『11PM』枠内)、1992年の『スーパーヅガン』(麻雀漫画のアニメ化。フジテレビ)、1995年の『行け!稲中卓球部』(TBSワンダフル枠内)などが製作された[14]

これらの作品は話題とはなったものの、すべて単発の試みに留まっている。これらの番組は基本的に深夜番組として製作・放送されたものであった。

アニメ評論家藤津亮太は、元々OVAとして発売された『銀河英雄伝説』が1990年テレビ東京の深夜帯で放送された事や、再放送枠ではあるが1992年に開始された毎日放送(MBS)の『ヒーローは眠らない』枠の存在もテレビアニメにおける深夜枠開拓の先駆けの一つと言う見解を示している[14]

1990年代後半に入り、1995年テレビ東京系列水曜夕方枠で本放送され大人気を博した『新世紀エヴァンゲリオン』が、テレビ東京において数度実施された際の視聴率が深夜帯としては驚異的な数字を叩き出した事[14]や、その他系列局や系列外の地方局で再放送ないし遅れネットにおいても異例の高視聴率[15]や、人気漫画を原作とする『逮捕しちゃうぞ』の放送(製作局のTBSでは土曜夕方枠での放送だったが、一部地域では深夜帯に放送されていた[注釈 4])が大きな反響を呼んだ。テレビ東京でかつてアニメ部門のプロデューサーを務めた東不可止は、『新世紀エヴァンゲリオン』の1997年における再放送の反響が大きかったことを挙げている[15]

そんな中、テレビ東京は1996年に放送された『エルフを狩るモノたち』を皮切りに深夜アニメ枠の開拓を進めるようになった。当時、大量生産に有利なデジタルアニメの実用化や製作委員会方式の確立で資金調達が容易になったことも相まって新作テレビアニメの本数が急増しており、深夜アニメ枠はちょうどその受け皿として機能することとなった[14]

それを受けて他の在京キー局や、在阪局在名局などが次々と深夜アニメに参入するようになる[3]

1998年には当初から独立局での深夜帯放送を念頭に製作された『LEGEND OF BASARA』が放送されたのを皮切りに、独立局各局でも深夜アニメの展開が開始され、その後深夜アニメの有力な担い手となる[16]

更に2001年、前年に本放送を開始したTBSの子会社であるBSデジタル放送局・BS-i(現:BS-TBS)が『まほろまてぃっく』を独占放送。当時は普及率が低かったBSデジタルという媒体と深夜帯という条件を利用して、萌えとお色気を重視した作風を取った結果、アニメマニアの間でBSデジタル放送初期のキラータイトルとなった。この頃からTBS自身もほとんどの作品において「BS-iとの併映」と言う形で積極的に深夜アニメに関わるようになる。

2002年時点での深夜アニメは、その後に比べれば大きな盛り上がりではなかったともいわれ、本格的な活性化はその直後頃からとなる[17]

その一方で2000年代前半には、フジテレビやテレビ朝日を中心に放送トラブルが相次ぐなど、様々な事情から深夜アニメの総放送本数は一進一退を繰り返すようになっている[18]

その後、2007年末に開局した独立系BS放送局のうち、BS11が開局当初から積極的に深夜アニメを放送を始めたのを皮切りに、2010年代に入ると次第にBS放送局での深夜アニメ放送本数が増えている。MBSの竹田青滋プロデューサーはデジタルハリウッド大学の講演にて『アニメ番組が地上波からBSへシフトするのは間違いなくトレンドとなる』とこの現状に関して言及している[19]

また、2000年代半ばに入るとインターネット配信を行う作品が増加傾向にあり、特にドワンゴが運営するニコニコ動画2010年代に入るとニコニコチャンネルにおいて公式配信(ニコニコ公式アニメ)に力を入れている。

2010年代に入ると若者を中心にスマートフォンが普及し、twitterなどのSNSで深夜アニメの情報が容易に見られるようになった。ネットの普及により『魔法少女まどかマギカ』や『進撃の巨人』などの作品が深夜アニメであるにも関わらず話題となることが増えた。また、スマートフォン向けのアプリが普及し、『ラブライブ!』のアプリが人気になる場合もある。

現在の関東圏民放局の動向[編集]

深夜アニメ発信の重要な拠点地である関東圏における現在の状況は複雑にして多量な記述が必要なため、節を独立して解説する。

日本テレビ[編集]

2012年4月改編で水曜深夜枠へ移動し6月で放送終了の後、半年後に深夜アニメ枠復活の後は改編ごとに放送曜日の変動を経て、2013年10月期は新作は土曜深夜に集約のほか、日曜朝にローカルセールス枠で放送されていた『HUNTER×HUNTER(日本テレビ版)』の移動により1年半ぶりに火曜深夜枠が復活している。

過去の代表的事例[編集]

  • はじめの一歩』(第1期)・『MONSTER』で、深夜アニメでは稀な6クールに渡る放送を実施した[注釈 5]
  • 短編アニメ『デジタル所さん』では(ネット局の少ないテレビ東京系列を除いて)深夜アニメ史上、初めて全ての同系列局(この場合はNNN)で放送した。その後、2005年 - 2006年に放送した『NANA』で当時の深夜アニメとしては珍しい全系列局同時ネットをも実現した。
  • 『はじめの一歩』(第1期)・『DEATH NOTE』(アニメ版)ではテレビ本編終了後に『金曜ロードショー』(現・金曜ロードSHOW!)枠にて2時間スペシャル版が製作・放送されると言う、深夜アニメとしては例の少ない展開をみせた。

その他[編集]

  • CS放送では同局の関連チャンネルである日テレプラスで初出となる例が多い(それ以外ではアニマックスの事例が多い)。その一方、一部の他民放系BSデジタルで実施されている地上波とBSデジタルの同時期放送は、日テレ系のBS局・BS日テレでは2014年1月期までは希少だった[注釈 6]
  • 2007年10月開始作品以降はハイビジョン制作・放送となっている。字幕放送に関しては現在の所、ytv製作『結界師』が唯一の事例。
  • 近年では関東ローカル放送作品が多いが、日テレオンデマンドにて期間限定で有料あるいは無料配信を行なう事で未放送地域をフォローしている。
  • 日テレの深夜アニメ作品にはメッセージ性の強いものが多いと評されている[20]

参考・NNS系列局(ytv他)[編集]

ytvの現状概要
  • 子会社である読売テレビエンタープライズ(YTE)も参画している。
  • うち自社製作作品は関東圏では独立局でネットの事例が多い。しかし2011年4月期には『ドラゴンクライシス!』、同年7月期には『07-GHOST』を日テレが独立局より遅れて逆ネットする動きが見られた。
  • そのほか日テレに直接逆ネットした作品は『エンジェル・ハート』・『結界師』(2007年10月以降)・『犬夜叉 完結編』が挙げられる。
  • 日テレ系列で全国的にネットされる作品でも、ytvのみ放送されないパターンが比較的多い。関西圏では大幅に遅れて放送開始したり、そのまま未放送の状態に置かれる作品も多いが、『はじめの一歩』シリーズのように、独立局で放送[注釈 7]される場合がある。
その他系列局
  • 日テレ製作の深夜アニメ作品は基本的に番組販売によるネットの為、ytvや中京テレビ(CTV)などの主要基幹局などでも放送されない事例も少なくない。また、ネット局の放送の遅れの差も大きい傾向が強い。

変則的な放送パターン(NNS)[編集]

テレビ朝日[編集]

2007年以降は単発的に放送。

参考・ANN系列局[編集]

ABCの簡略的歴史
ABC単独で製作関与した深夜アニメ作品は、2006年の『ガラスの艦隊』、2013年の『幻影ヲ駆ケル太陽』・『Free!』・『サーバント×サービス』、2014年の『Free! -Eternal Summer-』のみである[注釈 8]。一時期はメ〜テレ同様にテレ朝より本数が多い時期があったが、2006年9月、『ガラスの艦隊』放送終了以降は深夜アニメの放送を縮小し、最終的には深夜アニメの放送そのものから一時撤退。
その後、2012年10月改編で先述の『〈水もん〉』枠を設定している(2013年7月期には先述の『サーバント×サービス』を臨時設置した木曜深夜枠に放送)。
メ~テレの簡略的歴史
メ〜テレ(名古屋テレビ)は先述の通り、短編帯番組ながらテレ朝(旧:NETテレビ)よりも約30年も早く『六法やぶれクン』を製作した(当時はクロスネット関係にあった日テレ系列で放送された)。これは在名局のみならず、在京キー局以外が手掛けた史上初の深夜アニメでもある。
2007年4月期、テレ朝からのネット作品消滅以降は「38年ぶりの同局単独製作」およびハイビジョン制作・放送作品となる『ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜』を放送開始し、関東圏ではTOKYO MXにネット供給するなど製作・放送意欲旺盛な姿勢を見せたかに思えたが、結果的にこの姿勢は一時的なものに終わった。
その他の局の放送事例
  • ABC・メ〜テレ以外のANN系列局での深夜アニメ放送本数は非常に少ないのが実情である。
  • かつてはABC・メ〜テレ以外でも少数ながら独立局系深夜アニメを放送するANN系列局も存在したが、2007年秋以降は激減している。

変則的な放送パターン(ANN)[編集]

TBS[編集]

その他、TBSでは金曜深夜にMBS製作『アニメイズム』枠2番組を、時期によってCBC製作作品を逆ネット。改編期には過去に放送した作品の特別編を放送する事がある。

※TBS・MBS製作作品は字幕放送を実施(一部作品・ネット局を除く)。

TBS深夜アニメの特徴[編集]

  • 自社製作・放送作品は一部の例外を除いてBS-TBSと連動して同時期に放送を実施している。よってBS視聴環境を揃えれば、放送は地上波最後発局から遅れてのネットにはなるものの、大抵のTBS製作作品は全国どこでも視聴することが可能である。
  • また、スカパー!でもTBS直営のTBSチャンネルにおいて一部作品が(実質)再放送されたり、近年ではBS-TBSとほぼ同時期に放送されている。かつてはTBSHD傘下のキッズステーションの深夜枠で(実質)再放送される事例が多かったが、現在ではテレビ東京ホールディングス傘下のAT-Xでの放送が多い。
  • ただしTBS製作・放送作品においては、インターネット期間限定無料配信は2013年1月期までは『THE IDOLM@STER』・『恋と選挙とチョコレート』・『僕は友達が少ない』・『ささみさん@がんばらない』しか実績が無かった(独立局系深夜アニメとしての放送作品は2012年10月期以降の作品全てで実施)が、同年4月期以降は2本とも実施している。
  • 2009年9月期作品までは、BS-TBSでも放送されるTBS製作作品について画面サイズ16:9マスターでも、地上波での放送時は画面の左右をカット(サイドカット)し、4:3サイズの画面に調整して放送していた(地上波デジタル放送では、画面の両端に黒帯が付いた状態で放送していた)[注釈 11]
    • 2009年10月期よりTBS製作作品でも地上波16:9フルサイズで放送されるようになった[注釈 12](MBS・CBC製作作品については後述)。
  • 2012年4月期から2013年1月期までのTBS製作作品に関しては、一部を除いてBS-TBSが製作協力として参加していた。
  • 2012年10月期の『武装神姫』においては、TBS製作アニメ初の番組連動型データ放送を実施。2013年1月期以降は2本ともデータ放送を実施(何れも関東圏のみ)。

参考・JNN系列局[編集]

MBSの簡略的歴史

MBSは『小松左京アニメ劇場』(1989年)で深夜アニメの製作に参入した。TBSが深夜アニメの製作に参入するのは1995年のことなので、MBSはTBSより先に参入したことになる。2012年より木曜深夜の自社製作枠に『アニメイズム』と言うブランドが付けられた。

MBSは現在でも在京局と同等の自社製作作品数および独立局系深夜アニメを含めた本数を誇る“西の雄”であり、キー局であるTBSでは現在は皆無のオリジナルアニメ作品にも非常に意欲的な姿勢である[21]

2003年以降は製作に関与しない独立局系深夜アニメも多数ネットしている。

CBCの簡略的歴史

CBCテレビは2002年の『最終兵器彼女』で参入している。

2006年4月開始の『ウィッチブレイド』は、JNN系列局製作深夜アニメ逆ネット作品第1号である。

現在は自社製作に関しては断続的に留まっており、ネット受け作品以外では主に1クールごとに1本独立局系深夜アニメを放送している。

MBS・CBCにおける放送形態・品質

かつてはTBS製作作品同様、画面サイズを16:9で製作していてもサイドカットして放送していたが、2007年4月以降、両局が製作に関る作品においては「16:9フルサイズ放送」が基本フォーマットとなっている。

番組連動型データ放送に関しては、2007年に放送されたCBC製作『ロミオ×ジュリエット』においてCBCとTBSで実施、これは深夜アニメ史上初の事例であった(その後、『ラストエグザイル-銀翼のファム-』において、CBCのみ実施)。またMBSでも『革命機ヴァルヴレイヴ』シリーズ、『鬼灯の冷徹』・『悪魔のリドル』で実施している。

なお、MBS製作作品においては2012年以降開始のTBS逆ネット作品(2012年4月期より『アニメイズム』枠作品)を対象にBS-TBSでの同時期放送を開始している[注釈 13]。インターネット期間限定無料配信に関してもMBS製作作品は2000年代後半以降の殆ど全ての作品で実施、CBC製作作品も概ね実施している。

その他の局の放送現況

系列局によってはTBS製作作品の放送実績が殆どない(『けいおん!』シリーズ、『ワンダフル』枠放送短編作品を除く)一方で、MBS・CBC製作作品に関しては放送実績がそこそこある局も存在する(山陽放送(RSK))。

MBS・CBC以外ではRKB毎日放送・北海道放送(HBC)・東北放送(TBC)・中国放送(RCC)がCBCとの共同製作という形で深夜アニメの製作参加の実績があるが、これらの作品は関東圏では全て独立局で放送された。

かつてはMBS・CBC以外でも独立局系深夜アニメを比較的多く放送する系列局が多かったが、アニメスピリッツ(旧アニメ魂)枠が廃止されるなどの影響により2008年秋以降は少なくなっている。ただしアニメスピリッツをネットしていた熊本放送(RKK)では、アニメスピリッツ廃止後も深夜アニメを番組販売によって放送を継続しているほか、アニメスピリッツの放送実績が無い北陸放送(MRO)でも2011年4月以降(ただし中断時期があるが)深夜アニメを独立局系深夜アニメを中心に放送している。さらに『けいおん!!』終了後にごく一部の地方系列局が、一時的に深夜アニメ枠を設定したことがあった。

変則的な放送パターン(JNN)[編集]

TBS系の深夜アニメは前述・後述する通り、系列局であるMBS・CBCが独自に深夜アニメを多数製作・放送しているため他系列に比べると非常に変則的かつバリエーション豊富な放送パターンが見られる。このため、特に項目を設けて解説する。

  • 関西圏のみ独立局へネット[注釈 14]
    • 現在最もポピュラーであり、歴史も長い放送パターン[注釈 15]
近年の例
  • 関東圏のみ独立局へネット
  • 関東・中京圏は独立局へネット
  • 関東・関西圏は独立局へネット
  • CBC製作『琴浦さん』(TOKYO MX・サンテレビへネット)
  • 独立局系深夜アニメの続編をキー局系列深夜アニメとして放送
  • TBSが製作委員会参加であるが、自局では放送せずに独立局系深夜アニメの形態で放送[注釈 19]
  • 関西・関東圏ではTBS系列、愛知県ではTVAで放送
  • 関西圏のみ夕刻帯放送(本放送当時)
  • 同枠は15分アニメ『びんちょうタン』と『REC』を2本立てで放送した(TBSとBS-TBSのみ)。TBSやBS-TBSでは編成の都合で途中打ち切りとなったが、MBSでは『びんちょうタン』は当時としては珍しく地上波16:9フルサイズ放送かつエンディング付き『完全版』を全話放送した[注釈 21]一方、『REC』はMBSでは未放送となった。
  • 関東圏では異系列キー局で放送
  • MBSが本格的に深夜アニメに参入するきっかけとなった『フォーチュン・クエストL』は関東圏ではTBSではなく、腸捻転時代にネット関係があった名残で現在も株主に加わっているテレビ東京にて8ヶ月余り遅れてネットされた。
  • 独立局系深夜アニメをTBS系列東名阪ネットで(実質)再放送
  • 2009年10月期には『魔法少女リリカルなのはA's』の放送を行った。本作は2005年に独立局系深夜アニメとして製作・本放送されたが、このように関東圏ではキー局で(実質)再放送する事例は初となった。
  • 全国各地でネット系列が異なるパターン

テレビ東京[編集]

変則的な放送パターン(TXN)[編集]

  • 全日枠作品の続編が深夜帯に放送されるパターン
ハヤテのごとく!』シリーズ(第2期以降)・『スレイヤーズREVOLUTION』・『スクールランブル二学期』・『ギャラクシーエンジェル』(第4期)など
  • 深夜アニメの続編が全日枠で放送されるパターン
マリア様がみてる〜春〜[注釈 23]・『ネギま!?
  • 内容を一部変更し、全日枠と深夜帯の両方で放送されるパターン
ソウルイーター』・『あにゃまる探偵 キルミンずぅ』・『ケロロ軍曹(7thシーズン)[注釈 24]
  • 深夜アニメを全日枠で再放送するパターン
夏目友人帳』・『神のみぞ知るセカイ』・『ケロロ軍曹乙』(『ケロロ軍曹アンコール!』)
  • 全日枠作品の再放送・傑作選を深夜に放送するパターン
しゅごキャラ!』(『みればいーじゃん!しゅごキャラ!ナイト』)・『毎日かあさん』(『夜の毎日かあさん』)など
  • 独立局系深夜アニメの続編をキー局系列深夜アニメとして放送するパターン
まりあ†ほりっく あらいぶ
  • 独立局系深夜アニメをTXN系列局で(実質)再放送
魔法少女リリカルなのはStrikerS
  • 関西圏では異系列局(MBS)で放送
貧乏神が!

その他[編集]

  • テレビ東京で放送された深夜アニメは、CS放送では一部の例外を除いて同局の関連会社であるAT-Xで初出となる。
  • AT-Xでの放送に力を注ぐ一方、子会社のBSデジタル放送局・BSジャパンではテレビ東京自ら製作に関わる作品の一部を放送する程度である[注釈 25]
    • 2010年代に入るとAT-X製作委員会参加の独立局系深夜アニメ作品がBSジャパンではなく、BS11で同時期に放送される事例が増えている。
  • 土曜夜23時台は全日枠ということもあり、深夜アニメとしては非常に珍しい「系列局同時ネット」での放送が行われた。また独立局以外では2013年現在「全日枠アニメ」と「深夜アニメ」の何れにも該当した唯一の事例となっている。
  • かつて一度だけ系列外であるMBS製作の深夜アニメを約半年以上遅れて放送したことがあった(『フォーチュン・クエストL』)[14]
  • かつてテレビ大阪(TVO)製作で、第2・3期は日曜朝9時30分枠で放送されていた『ギャラクシーエンジェル』の第4期を深夜アニメとして放送した事があった。TVOとしては現在に至るまで唯一の自社製作深夜アニメであり、テレビ東京以外のTXN系列局が手掛けた唯一の深夜アニメでもある。
  • インターネット配信に関しては2014年現在ではほぼ全ての作品で実施している。

参考・TXN系列局(TVO・TVAなど)[編集]

テレ東アニメネット放送の現況

かつては関東ローカルの作品も少なくなかった[注釈 26]が、現在では再放送を除いたほとんど全ての新規作品が少なくともTVOおよびTVAにネットされている。

東名阪以外の系列局(テレビ北海道(TVh)・テレビせとうち(TSC)・TVQ九州放送)の各局では、何れかの局で未放送の作品が多数ある。

その一方でTXN系列外の地方局で深夜アニメが放送されることもある[注釈 27]

独立局系深夜アニメ放送の現況

TXN各系列局ではソフトメーカー・アニメファンからのニーズに応える形で独立局系深夜アニメも放送している。

  • TVAは中京圏における実質的な独立局の代替的な存在となっており、特に2000年代半ばには相当数の作品を放送していた。テレビ東京系列作品も殆ど全て放送している事から、深夜アニメ放送本数は国内でトップクラスを誇る。
  • TVOでは2007年頃からTVA程ではないが放送作品が増えた時期もあった(現在は主に博報堂DYメディアパートナーズ広告代理店を担当する作品を断続的に放送するに留まる)。
  • TVh・TVQでも1クール中独立局深夜アニメが少数定期的に放送されている。
  • TSCは独立局深夜アニメを断続的にしか放送せず、その放送実績はTXN系列局中最少である。

フジテレビ[編集]

フジテレビでの特徴[編集]

2000年代前半に相次いだ放送トラブル(以下便宜的に“フジショック”と呼ぶ)[18][注釈 28]以降、現在では往時よりもかなり少ない枠数になってしまったが、この苦い経験を踏まえ全ての作品で局側も製作に積極的に関わり、うち『ノイタミナ』枠に関してはキー局系深夜アニメとしては比較的浅い時間帯の放送体制となっている(1クール当たりの放送本数もおよそ11話と少なめである)。2011年10月期以降は大幅に地上波レギュラーネット局が増えている。

その他[編集]

  • 『ノイタミナ』枠開始以降はハイビジョン制作にも積極的であり、それ以降の作品でハイビジョン制作でないものはわずか1作品のみ。字幕放送もほとんどの作品において実施されている。
  • “フジショック”以前、関西圏では独立局にネットする作品[注釈 29]が目立った。
  • 過去に一度だけ、関西テレビ(KTV)製作の『ギルガメッシュ』を逆ネットしたことがあった。30分の深夜アニメ作品としてはテレビ東京系列以外で全系列局へのネット放送を果たした初の作品であり、2013年現在、フジテレビを含む全てのFNS系列局でネットされた唯一の深夜アニメ作品でもある、後にBSフジでも放送された。なお、同局での『ノイタミナ』枠放送枠を一時期『アニメわ〜く!』と言うブランドで放送していた時期があった。
  • 中京ローカルとしては、東海テレビ(THK)の『かよえ!チュー学』がミニ番組かつ帯番組として放送されていた。
  • 独立局深夜アニメに関してはKTVとTHK以外のFNS系列局では散発的に放送される程度である。
  • 2010年1月より1年間・月1回放送された『刀語』は、関西圏では企画協力に加わったMBSで放送のフジとしては極めて珍しい異系列ネット放送形態が取られた[注釈 30]
  • ノイタミナのBSフジでのネットは2013年3月で打ち切りとなったが、2014年7月現在はインターネット有料配信(フジテレビ On Demanddアニメストアほか)で同時期配信を行っている。

独立局[編集]

特に南関東の独立局[注釈 31]TOKYO MX[注釈 32]tvkテレ玉チバテレビ[注釈 33]の4局)では、俗に“UHFアニメ ”と称する深夜アニメが多数放送されている。ただし作品によっては、2010年代に入ると一部ネット局でプライムタイム(主に22時台)を含む全日枠で放送されるケースが増加している傾向にある。

関西圏でも主な独立局(サンテレビ・KBS京都)でも深夜アニメが放送されているが、在阪局が放送しない在京キー局製作の非アニメ番組もネット受けしたり、阪神タイガース戦完全中継を売りにしている『サンテレビボックス席』(KBS京都では『KBS京都エキサイティングナイター』)が放送される期間は放送時間が不安定になりやすい。この関西圏特有の事情もあり、関東圏独立局放送の作品を在阪局がネットする事例も多い(特にMBSで顕著である)。近年では南関東の独立局同様にプライムタイム帯放送の作品が存在している。

中京圏では本来の独立局である三重テレビ(MTV)やぎふチャン(GBS)よりも、愛知県域放送局であるテレビ愛知(TVA)での放送本数が多い傾向が見られ、2000年代半ばには早朝に近い時間帯に放送された事例もあった。

これらの作品の多くは製作委員会方式で製作されており、独立局自身が製作に加わるのはつい最近までは極めて稀であった[注釈 34]。キー局と比べると表現規制が緩いなどの理由から、2000年代前半から放送本数が急増している(現在は時期によって放送本数の変動が激しい)。

なお、これらの作品のネット形態はキー局系作品と比べて非常に複雑なものとなっているが、ここでは詳細は割愛する。

BS放送での同時期ネットや、ネット配信の普及により、現在では殆どの作品が何らかの形で全国で視聴可能となっている。

民間BS放送における深夜アニメの状況[編集]

BSデジタル放送局開局以後、地上波放送と同時にBS民放局でも深夜アニメを放送する事が多くなっている。地上波とは異なる編成が組まれているため、深夜枠以外にプライムタイム(主に20~22時台)を中心とした全日枠で放送されるケースも多い。

またBS放送の普及と共に2012年には深夜アニメの放送が増加傾向にあり、主に土日に各局が相次いで放送している。この影響で、同時間帯でアニメ作品が競合することがあり、競合同士で一部のスポンサーが共通になることがある。

BS民放局ではデジタル開局前からWOWOWが上記のような商品販売促進の目的のため、あえて無料で視聴可能なノンスクランブル放送であることが多かった。かつては平日夕方枠での放送が多かったが、次第に深夜帯へとシフトしていった。しかし後述のBS11の開局の影響などで、2008年以降の新作は2012年にスクランブル枠で放送された『カイバ』のみである。

BS日テレは、かつては日テレもしくは系列局製作作品の放送実績は少なかったが、2014年4月期以降は日テレ製作の深夜アニメを同時期ネットしている。なお、独立局系深夜アニメは以前より断続的に放送していたが、2013年4月期からは継続的に放送している。

BS朝日はテレビ朝日もしくはANN系列局関連の深夜アニメを放送した実績が全くない(テレビ朝日で関東ローカル放送された『ZOMBIE-LOAN』はBS日テレで本放送時は未放送だった回と合わせて遅れネットされた)。一方で独立局系深夜アニメに関しては『アニメ魂(アニメスピリッツ)』枠を2008年4月まで持っていた(後にBS日テレに移籍)ほか、それ以外の作品を少数ながら放送した実績がある。2012年12月 - 2013年3月の間は同局製作委員会参加にして独占放送の短編アニメ『僕の妹は「大阪おかん」』を放送。

BS-TBSでは2000年代前半にはBS-i独占放送の作品も存在した(現在では特別編を断続的に独占放送する程度である)。また2000年代以降、先述のようにTBS製作作品のほとんどを遅れネットしているほか、2012年1月期からは系列準キー局であるMBS製作作品の同時期遅れネットを開始している(2014年7月現在ではMBS『アニメイズム』枠は同局より2日遅れ、TBS製作作品は同局より9日遅れとなっている)。

BSジャパンではテレビ東京で放送の深夜アニメを放送する事例は非常に少なく(近年では全日枠作品ですら放送しない事例がある)、大半はCS放送のAT-Xを優先して放送している現状である。独立局系深夜アニメでは2008年10月期の『かんなぎ』および2009年7月期の『化物語』の2作品(何れもアニプレックス製作)のみである[注釈 35]

BSフジは土曜深夜枠NOISE枠→ノイタミナ枠をレギュラーネットしていたが、2013年3月をもって打ち切りとなった。これ以降、フジテレビ製作の深夜アニメの放送はない。独立局系深夜アニメに関しては断続的に放送しており、2014年1月期および7月期には自ら製作委員会に参加した『スペース☆ダンディ』シリーズを放送。

BS11は無料の民放BS放送局では唯一、開局当初から深夜アニメの放送を年々強化している。2011年末頃より新作アニメの放送が徐々に増加傾向を見せ、2014年4月期には合計27枠の大台になった結果、現在では独立局系深夜アニメの大半を放送するに至っている。また『迷い猫オーバーラン!』や『ぬらりひょんの孫』シリーズ、『黒子のバスケ』、『メカクシティアクターズ』、『ALDNOAH.ZERO』、『アオハライド』では製作委員会にも参加しているほか、一時期無料テレビ放送において独占放送する事例があった。

TwellVは同時に開局したBS11とは対照的に長らく深夜アニメの放送実績は無かったが、2013年1月期から4月期まで独立局系深夜アニメ『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』と『デート・ア・ライブ』の2作品を放送した。

Dlifeは2012年の開局以来深夜アニメの放送実績は無かったが、2014年7月期から独立局系深夜アニメ『東京喰種トーキョーグール』を放送。

2011年秋からBS放送を開始したスカパー!アニマックスは、2012年7月期より毎週土曜22時台にて新作深夜アニメの遅れネットをノンスクランブルで放送している。

2012年10月期から、BS11とBSアニマックスのノンスクランブル枠で放送した一部の作品で同時期にネットすることがあり、どちらかの放送局が遅れ日数次第で、実質再放送になる事がある。

NHKにおける深夜アニメの状況[編集]

NHKの深夜アニメは基本的に衛星系チャンネルで初回放送している。

2008年4月からBS2の深夜帯アニメ枠「衛星アニメ劇場」で新作テレビアニメを放送した(第1弾は『今日からマ王!(第3シリーズ)』と『アリソンとリリア』)[注釈 36]。2011年3月にBS2が閉局後、BSプレミアムにて1年間BS深夜アニメ館枠で過去作を再放送。2012年4月以降は別の時間帯に本放送する作品の再放送などを実施。2013年6月からは約2年半ぶりに新作の深夜アニメ『キングダム(第2シリーズ)』を放送。

なお上記の事例の他、過去には主に教育テレビ(Eテレ)やBS2で本放送した作品が再放送されることがあった[注釈 37]。また、総合テレビでは2011年4月に『もしドラ』を(冒頭5分間はプライム帯からフライングスタート)、2014年8月にはFLASHアニメ目玉焼きの黄身 いつつぶす?』を深夜帯で放送している。

表現規制[編集]

テレビアニメでの全体的な傾向に関しては、テレビアニメの表現規制を参照。

一般的に深夜番組は性的描写や暴力描写などへの表現規制規制が緩い傾向が見られるが、1990年代後半以降、深夜アニメに関しては日本国内の放送局は厳しい自主規制を行っているのが実情である。

日本国内においては欧米諸国や豪州とは違って放送番組に対して明確なレイティング認定を行う公的機関が未だ創設されていないことが大きな原因であるが、自主規制を実施している局はその明確な理由や基準を公表していない。容易に予約録画が可能な機器が家庭で普及し、深夜番組が簡単に視聴できるようになった為ともいわれている。

一方、オンエア時には隠していた表現をBD/DVDソフト化時に「無修正」化する事で、逆にソフトの販売促進の手段として活用するケースも多く見られる。

在京キー局における現状

特にテレビ東京は1997年暮れの「ポケモンショック」を起こした局ということもあって各種規制の始祖的存在であり、特に規制が厳格であるともされる。1990年代以降の一連の規制強化後同局で放送された深夜アニメで女性キャラのいわゆる「パンチラ」や下着表現が見られた作品は、現時点で『格闘美神 武龍』・『史上最強の弟子ケンイチ』・『魔法先生ネギま!』・『テガミバチ』・『めだかボックス』・『君のいる町』程度に留まっており、同局の規制基準の厳格さが伺える。一方で他のジャンル(深夜ドラマ映画バラエティー番組など)ではそのような規制がかけられている例は(表層的に見る限りでは)ほとんどない。

TBSは流血描写に関してはテレビ東京以上に厳格な規制を敷いているとされ、同局製作のアニメではその描写をほとんど削除する傾向が見られる(ただし系列局のMBSではその限りではない。なお時間帯を問わずMBS製作アニメがTBSで放送される場合、TBS独自の規制が入るということは(基本的には)ない)。

その他

重大な事件や事故災害等が発生した場合、時期柄不謹慎と思われる場面が含まれる回の放送見送りや自主規制なども発生する事がある。

代表的な例[編集]

本作放送までは比較的この種の表現に寛容と考えられていたフジテレビ系で放送することを念頭において製作され、本来は入浴シーンを始め、各種お色気描写がかなり満載となっている。
しかしフジはこの作品の本放送開始と時を同じくして規制を厳格に転じ、その影響で放送版では大幅な修正を余儀なくされ、肝心の入浴シーンは濛々たる湯気で真っ白となった。性的描写の問題が最も先鋭化した問題の一つとして知られている。(この件に関してはGIRLSブラボー#アニメを参照)。なお、本作の続編『GIRLSブラボー second season』はWOWOWへ移籍の上で「R-15指定相当(年齢制限という訳ではない)」で放送された[注釈 38]
本来AT-Xでの放送を念頭においた作品だったこともあるが、地上波の放送において女子小学生(相当)キャラクターの裸体および入浴シーン(エロティックなものではなく、作劇上必要かつ自然なもの)に対して修正が入り、物議を醸した(詳細は別項を参照)。
原作では流血シーンやパンチラなどお色気描写が多々存在するが、アニメ版ではその類の描写がほとんど削除され流血絡みの作品設定も変更を余儀なくされた(後にOVA化された際にはこの種の表現規制は無くなっている)。
通行人やクラスメイトなどが惨殺される場面において、流血表現が光や影の挿入で規制されている[23][24]。一方でヒロインが裸身を晒す場面ではほとんど規制が行われなかった[24]。全般的に規制が緩いMBS製作作品でこのような規制が入るのは珍しい。
最終回放送直前に発生した京田辺警察官殺害事件の影響からか、地上波局では突如全て打ち切りとなった。
シリーズ途中で発生した上記事件の影響からか、一部ネット局(テレ玉・THK)で突如打ち切りとなった。
開始直前に起こった児童買春事件の影響で、一部ネット予定局(テレ玉・三重テレビ・AT-X)での放送が見送られた。
登場する女性キャラは全員下半身が下着・水着の露出したスタイルだが、そうした世界観設定であるため無規制で放送されている。一方で入浴シーンなどでは放送時は入射光表現やタオルによって裸体が隠されていたのに対し、BD/DVDでは露出している。
プライムタイムに女子高生が自慰行為をするなどの性的描写を放送したことについて、BPOへ苦情が寄せられた。このため、当作品を放送しているTOKYO MXとサンテレビでは第5話から深夜帯で放送されることになった[25]

放送版とパッケージ版の差異[編集]

テレビアニメの項を参照されたい。

深夜アニメの一覧[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 過去にネットワークセールス枠で22時台に放送されたアニメは通常「全日帯アニメ」に区分され、深夜アニメからは除外される。
  2. ^ 2006年においては、全日帯が68,794分、深夜帯が66,736分。なお、全日帯と全日帯以外を区分する時間帯の境界線は24時であるが、本項の集計における時間帯の境界線は23時としている[4]
  3. ^ 日テレ広告ガイド テレビCM検討編 占拠率によると、平日の標準的な全局合計視聴率は24時の時点で約35%(プライムタイムの約半分)、26時では約12.5%となる。
  4. ^ 製作局では全日枠放送の作品が一部ネット局では深夜帯放送のパターンは、この『逮捕しちゃうぞ(第1期)』や『HUNTER×HUNTER(日本テレビ版)』が代表的な事例として挙げられる。ただし後者は2013年10月改編で日テレでも深夜枠に降格。
  5. ^ 3クール以上継続しての放送話数の深夜アニメ作品は、他系列では2007年9月で終了となったテレビ東京の土曜深夜小学館原作作品枠の一部作品に、同じくテレビ東京系列で放送された『ガラスの仮面(テレビ東京版)』、『グラップラー刃牙』シリーズおよび『ゴルゴ13』に留まっている。
  6. ^ 独立局系アニメは以前から断続的に放送されているが、2013年頃から継続的に放送されている。この逆にBS日テレで放送し、地上波では未放送となった作品もある(『NIGHT HEAD GENESIS』)。
  7. ^ 2010年11月からサンテレビの平日朝7時枠(月曜 - 金曜、1週辺り5話放送)にて、1期2期通算8クール分を放送。日テレでの本放送から10年1ヶ月遅れでの放送開始となった。
  8. ^ 銀色のオリンシス』・『がんばれ!おでんくん』はABCとメ〜テレ、『ALDNOAH.ZERO』はABC・TOKYO MX・BS11の共同製作である。
  9. ^ ただしHTBとtvk以外は全日枠放送だった。
  10. ^ 但し『ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜』の第2期『第二幕』と『CODE-E』の続編『Mission-E』に関してはメ~テレは製作に関与せず、放送も行っていない。
  11. ^ 他のネット局やキッズステーションなどのアニメ専門チャンネル放送分で放送する際も、ごく一部の例外(『びんちょうタン』MBS放送時、アニマックスやAT-Xで放送された際の一部作品など)を除き、おおむね同様の措置が取られていた。
  12. ^ これに先立ち、2009年6月から関東ローカルのバラエティ番組カード学園』枠内で放送された短編深夜アニメ『ヴァイス サヴァイヴ』シリーズを16:9フルサイズで放送していた。
  13. ^ それ以前の一部の作品はBS-TBSもしくはBS11で放送。また、木曜深夜以外での放送作品もBS11かBSアニマックスノンスクランブル枠で放送するケースが出ている。
  14. ^ MBSの深夜枠全体が逼迫している状態の中、独立局系深夜アニメを多く放送しているために、このような事例が多発している傾向が見られる。
  15. ^ 古くは1999年の作品『Blue Gender』で既に存在している(KBS京都へネット)。
  16. ^ 元々MBSはCBC製作深夜アニメの放送を後回しにする傾向が見られ、『ウィッチブレイド』・『のらみみ』シリーズに至っては関西圏では未だ放送されていない。
  17. ^ 独立局系深夜アニメでは「(MBSほか)在阪広域局 - TVA - 関東圏独立局」と言うネットパターンも多い。
  18. ^ 第1期『灼眼のシャナ』および第3期『灼眼のシャナIII(Final)』はMBSでも放送の独立局系深夜アニメであったが、第2期となる本作ではMBSが製作参加の上、放送局がTBS系列に統一された結果、史上初となるこの事例が誕生した(逆のパターンは過去に幾つか見られた)。
  19. ^ 『中二病でも恋がしたい!』(第1期)・『To LOVEる -とらぶる- ダークネス』以降の作品はBS放送ではBS11で放送。
  20. ^ 関西圏では1975年3月まで腸捻転ネット関係にあったABCで放送。
  21. ^ 自社関与作品を優遇する姿勢が強いMBSとしては極めて珍しい例でもある。これは同局の放送対象地域内に『びんちょうタン』のお膝元、和歌山県日高郡みなべ町があるためとされている。
  22. ^ 関東圏はTOKYO MX、中京圏はTVA、北海道はHTB、福岡県福岡放送(FBS)、大分県テレビ大分(TOS。日テレ/フジ系列)と、クロスネットを入れると地上波全系列局で本放送された。なお本放送終了後に遅れネット局が相次いでいる。
  23. ^ 第3期『マリア様がみてる 4thシーズン』は独立局系深夜アニメとして放送された。
  24. ^ それぞれ『ソウルイーター レイトショー』・『あにゃまる探偵 キルミンずぅ+』・『ケロロ軍曹乙』のタイトルで全日枠とは別に深夜での放送実績もある。
  25. ^ テレビ東京が製作に関与しなかった作品では『バカとテストと召喚獣』および『侵略!イカ娘』が第2期放送前に遅れネットされた程度である。
  26. ^ となりの関くん』・『ミス・モノクローム -The Animation-』などの短編アニメ作品や、『エル・カザド』は近年において数少ない関東ローカル作品。また、『ケロロ軍曹乙』も本放送時はTXNでは関東ローカルだった。
  27. ^ ぎふチャン(GBS)や三重テレビ(MTV)などでも一部番組販売で放送されるケースがある。また、2000年代末期前後にはテレビ東京が株主に加わっている独立局のびわ湖放送(BBC)で遅れネットされる深夜アニメがそれなりに存在したが、現在は皆無に近い。
  28. ^ GAD GUARD』に至っては、納期に間に合わなかった回を局側の判断で急遽前回の再放送に差し替える事例まで出たほどの混乱状態となった挙句に、地上波ではシリーズ途中で打ち切られた。読売新聞(2003年5月30日)は納期トラブルの一件を当初は5月28日午後4時に納品予定だったが、製作が遅れるなどしたため、放送局に完成作が届いたのは翌日深夜0時35分になった。このため、局の判断で前週分の再放送に踏み切ったと報道した[22]
  29. ^ 『頭文字D』シリーズ(本放送時。後にMBS「アニメシャワー」枠でも放送)、『HELLSING』、『ラーゼフォン』など。
  30. ^ 2013年4月期より『ノイタミナ』枠にて再放送。この再放送においては関西圏ではKTVで放送。
  31. ^ 一方で北関東の独立局(群馬テレビとちぎテレビ)での放送本数は、南関東各局と比べると大きく水を空けられている(ただし2011年頃からTOKYO MXの「E!TV」枠で放送される作品の同時ネットを行うなど、以前よりは放送本数は増えている)。茨城県に至っては未だ県域放送の民放テレビ局自体が存在しない。
  32. ^ 東京スカイツリーへ送信所が移転した事もあり、2012年10月期以降は関東圏ではTOKYO MX単独放送の独立局系深夜アニメ作品が急増している。
  33. ^ TOKYO MXとは対照的に、これら首都圏トライアングル3局における独立局系深夜アニメ作品は以前と比べると激減している。
  34. ^ 近年では『東京レイヴンズ』(2013年)などにTOKYO MXが製作委員会に参加している。その他、先述のように在阪もしくは在名局製作の深夜アニメが関東圏では系列キー局ではなく独立局での放送となる事例もある。また、近年ではBSデジタル局もしくはアニメ専門チャンネルが製作委員会に加わる作品もある。
  35. ^ 前者に関しては当初はBS11での放送予定が急遽変更になった事によるものであり、後者に関しては続編の『偽物語』はBS11がネットした。なお、前者に関しては2012年4月期に改めてBS11で放送。
  36. ^ 木曜23時から24時と深夜にしては比較的浅い時間帯に放送。
  37. ^ 例:定時枠では今日からマ王!(第1・第2シリーズ、教育)、SAMURAI 7(総合)など
  38. ^ ただしDVDソフトでは映像倫理協議会によってR指定を受けているため中学生以下は視聴出来ない。

出典[編集]

  1. ^ “ただし書き”の少ない3番組録画、ソニー「BDZ-AX2700T」を試す (1/3) ITmedia +D LifeStyle 2012年6月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e “アニメ産業(2) TVで年約200本放送”. asahi.com (朝日新聞社). (2011年7月7日). オリジナル2011年7月11日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/20110711085850/www.asahi.com/business/topics/keizainavi/TKY201107060328.html 2011年8月9日閲覧。 
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関連項目[編集]