JSR

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JSR株式会社
JSR Corporation
JSRlogo
Shiodome Sumitomo Building 2007
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4185
大証1部(廃止) 4185 2013年7月15日上場廃止
略称 JSR
本社所在地 日本の旗 日本
104-8410
東京都港区東新橋一丁目9番2号汐留住友ビル
設立 1957年12月10日
業種 化学
事業内容 エラストマーエマルジョン合成樹脂、多角化(半導体材料、ディスプレイ材料、光学材料等)
代表者 代表取締役社長 小柴満信
資本金 233億2,016万円
発行済株式総数 237,973,205株
売上高 連結:3,943億円
営業利益 連結:360億6,100万円
純利益 連結:251億7,200万円
純資産 連結:3,372億5,900万円
総資産 連結:5,013億1,900万円
従業員数 単体:3,201名、連結:5,548名
決算期 3月末日
主要株主 ブリヂストン(15.59%)
関係する人物 石橋正二郎(初代社長)
外部リンク http://www.jsr.co.jp/
特記事項:各種経営指標は2014年3月期
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JSR株式会社(ジェイエスアール、: JSR Corporation)は、日本化学メーカーである。

1957年合成ゴムの国産化を目指して政府および関連民間企業の出資(出資比率は政府40%、民間企業60%)によって設立された国策会社・日本合成ゴム株式会社を前身とする。1969年に完全民営化し、事業の多角化を進める。創立40周年を迎えた1997年、現社名(日本合成ゴム株式会社の英文社名 Japan Synthetic Rubber Co.,Ltd.に由来)に商号変更した。高分子化学分野で培った研究開発力を活かして技術革新を進め、ファインケミカルを第二の収益柱としている。世界トップシェア商品をいくつも生み出しており、信越化学日東電工と並び、化学業界屈指の高収益企業である。 企業理念は"Materials Innovation"。

概要[編集]

合成ゴムで世界5位、国内首位(2004年の国内シェア31.5%。第2位は20.1%の日本ゼオン)。最近は石油化学系ではなく、半導体系材料や液晶表示系材料などの情報電子材料に注力し収益を伸ばしている。液晶ディスプレイ(LCD)用材料で世界トップシェアの製品が数種あるほか、半導体関連ではフォトリソグラフィ工程に用いるフォトレジストが世界トップ、シリコンウェハーを加工する CMP(化学機械研磨)工程に用いる CMPスラリー、CMPパッドも新たな収益源に成長しつつある。また、優れた光学特性を有する樹脂を開発し、光ファイバー用コーティング材や光学接着剤、透明樹脂などでも高いシェアを持つ。2006年1月には本田技研工業との燃料電池用材料共同開発の進展を発表、同年2月には米IBMとの半導体製造技術共同研究による最先端の成果を発表するなど、次代の材料開発を推進している。そして、今後更なる成長が見込める、環境・エネルギー分野、メディカル分野などにも力を入れており、新たな収益の柱になるよう、研究開発を進めている。

拠点[編集]

  • 本社 : 東京
  • ブランチ:名古屋
  • 工場:四日市、千葉、鹿島
  • 研究所:四日市研究センター(機能高分子研究所・ディスプレイ研究所・精密電子研究所・先端材料研究所)、筑波研究所
  • 海外:カリフォルニア(アメリカ)、ブタペスト(ハンガリー)、ルーバン(ベルギー)、ワリセレン(スイス)、ソウル・オーチャン(韓国)、台北・虎尾・新竹(台湾)、香港、上海・天津(中国)、バンコク(タイ)、シンガポールなど

沿革[編集]

             12月10日、創立50周年を迎える。

  • 2008年(平成20年)3月、インテルコーポレーションより「プリフォード・クオリティー・サプライヤー賞」を受賞。

             9月、シンガポール駐在員事務所開設。

  • 2009年(平成21年)3月、東京証券取引所「第14回ディスクロージャー表彰」受賞。
  • 2010年(平成22年)9月、JSR Micro Koreaに開発棟の新設発表。
  • 2011年(平成23年)3月、タイでの低燃費タイヤ向け高性能合成ゴムS-SBRの合弁会社設立及び製造プラントの新設を発表。
  • 2012年(平成24年)1月、JMエナジー、リチウムイオンキャパシタ「ULTIMO」が中部電力株式会社・株式会社明電舎共同開発の「リチウムイオンキャパシタ式短時間停電補償装置」に採用。

             2月、台湾でも液晶ディスプレイ用材料の研究開発センターが稼働開始。メディカル事業JSRライフサイエンス株式会社設立。              9月、社会的責任投資の国際指標「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・アジア・パシフィック・インデックス」に初選定。

  • 2013年(平成25年)1月、JSRグループ、米Capstone Metering(キャップストーン メータリング)に戦略的投資。

             2月、エラストミックスPT. Prospect Motorとの間で合弁会社のPT. ELASTOMIX INDONESIAを設立、スイスのバイオ医薬品精製プロセス技術企業に戦略投資。3月、株式会社 医学生物学研究所資本業務提携契約の締結。

                米国バイオ医薬品開発・製造受託会社KBI Biopharma Inc.と買収合意。

事業内容[編集]

エラストマー事業[編集]

  • 汎用合成ゴム(自動車タイヤ、ベルト、各種工業用ゴム製品など)
  • 特殊合成ゴム(耐油・耐摩耗・耐熱・耐候ゴムなどの各種機能性ゴム)
  • 熱可塑性エラストマー(自動車制振材、高機能靴底材、各種改質材など)、等

エマルジョン事業[編集]

機能化学品事業[編集]

  • 多機能・高性能分散剤(乳化安定剤、帯電防止剤、親水性付与コート剤、インクジェット材料など)
  • 高機能ゾルゲル材料(光触媒コート材、外壁コート材など)
  • 高機能・工業用粒子(各種添加剤、フィルム用ブロッキング剤、光拡散材など)
  • 電池材料(電池用バインダーなど)、等

合成樹脂事業[編集]

電子材料事業[編集]

ディスプレイ材料事業[編集]

光学材料事業[編集]

精密材料事業・加工事業[編集]

メディカル材料事業[編集]


関連企業[編集]

連結子会社[編集]

  • 株式会社エラストミックス - マスターバッチ国内首位
  • 株式会社イーテック
  • テクノポリマー株式会社 - ABS樹脂国内シェア1位
  • 日本カラリング株式会社
  • JSRマイクロ九州株式会社
  • 株式会社JSRマイクロテック
  • 株式会社ディーメック
  • JSRオプテック筑波株式会社
  • JSR物流株式会社
  • JSRエンジニアリング株式会社
  • 日合工業株式会社
  • JSRトレーディング株式会社
  • JSRビジネスサービス株式会社
  • JMエナジー株式会社
  • JSRライフサイエンス株式会社
  • JSR Trading, Inc.
  • Elastomix (Thailand) Co.,Ltd.
  • JSR BST Elastomer Co., Ltd.
  • 日密科偲橡膠(佛山)有限公司
  • Techno Polymer Hong Kong Co.,Ltd.
  • Techno Polymer (Thailand) Co.,Ltd.
  • Techno Polymer (Shanghai) Co.,Ltd.
  • Techno Polymer America, Inc.
  • 広州大科能樹脂有限公司
  • 上海虹彩塑料有限公司
  • JSR Micro N.V.
  • JSR Micro, Inc. - JSR Microグループは米・欧・韓・台のファイン系事業拠点
  • JSR Micro Korea Co.,Ltd.
  • JSR Micro Taiwan Co.,Ltd.

持分法適用関連会社[編集]

  • 日本ブチル株式会社 - エクソンモービルとのブチルゴム事業合弁会社(50%出資)
  • ジェイエスアール クレイトン エラストマー株式会社 - クレイトンポリマーズ(旧シェルグループ)との熱可塑性エラストマー事業合弁会社(50%出資)
  • 日本特殊コーティング株式会社 - 蘭DSMとの光ファイバー用コーティング材事業合弁会社(50%出資)
  • 錦湖ポリケム株式会社 - 韓国錦湖石油化学とのEPゴム事業合弁会社(50%出資)
  • 天津国成橡膠工業有限公司
  • 株式会社トリケミカル研究所

その他[編集]

外部リンク[編集]