日本航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本航空
- 日本航空株式会社(初代) - 1951年設立の航空会社。1953年解散。
- 株式会社日本航空インターナショナル - 1. の権利義務を承継し、1953年に日本航空株式会社法に基づいて設立された航空会社(2代目・特殊会社)。45/47体制廃止後の1987年に民営化され、2002年に日本エアシステム(当時)との経営統合に伴い、グループ持株会社である日本航空システム(現・株式会社日本航空。後述)の完全子会社となる。2004年に現行社名へ変更。
- 株式会社日本航空 - 2. を初めとするグループ会社の統括を目的として2002年に株式会社日本航空システムとして新たに設立された純粋持株会社。2004年に現行社名へ変更。本項ではこちらについて解説する。
- 学校法人日本航空学園 - 日本航空高等学校等を運営する学校法人。上記とは全くの無関係。
| 種類 | 株式会社 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 市場情報 |
|
|||||||||
| 略称 | 日航、JAL、ジャル | |||||||||
| 本社所在地 | 〒140-8605 東京都品川区東品川二丁目4番11号 |
|||||||||
| 設立 | 2002年(平成14年)10月2日 (株式会社日本航空システム) |
|||||||||
| 業種 | 空運業 | |||||||||
| 事業内容 | 航空輸送事業およびこれに関連する事業等を営む会社の持株会社として、これら事業会社の経営管理ならびにこれに付帯または関連する業務 | |||||||||
| 代表者 | 西松遙(代表取締役社長) | |||||||||
| 資本金 | 2,510億円 | |||||||||
| 売上高 | 連結:2兆2,304億1,600万円 単独:165億9,500万円 (2008年3月期) |
|||||||||
| 総資産 | 連結:2兆1,227億8,400万円 単独:1兆1,013億8,900万円 (2008年3月期) |
|||||||||
| 従業員数 | 連結:51,631人 単独:10人 (2008年3月期現在) |
|||||||||
| 決算期 | 3月31日 | |||||||||
| 主要株主 | ステートストリートバンク&トラストカンパニー 3.74% 東京急行電鉄(株) 2.94% 東京海上日動火災保険(株) 2.76% (2008年3月31日現在) |
|||||||||
| 主要子会社 | (株)日本航空インターナショナル 100% | |||||||||
| 外部リンク | http://www.jal.com/ja/ | |||||||||
株式会社日本航空(正式には「にほんこうくう」、英語表記Japan Airlines Corporation)は、東京都品川区に所在する定期航空運送事業を中心とした企業グループの経営の統括を目的に設立された日本の持株会社である。略称は「日航(にっこう)」、「JAL(ジャル または ジェイエイエル)」。株式会社日本航空自身は、航空運送事業者ではないので航空会社コード、無線呼出名称等は無く、グループの各航空会社に航空会社コード、無線呼出名称が付与されている。
目次 |
[編集] 沿革
- 2002年(平成14)10月2日
- 日本航空株式会社(現・日本航空インターナショナル、以下同じ)及び株式会社日本エアシステム(その後の日本航空ジャパン)が株式移転し、株式会社日本航空システム (JALS) 設立。
- 2003年(平成15)4月1日
- 吸収分割により日本航空株式会社から株式会社ジャルセールス及び株式会社ジャルキャピタルの管理営業を承継し、両社を完全子会社化。
- 2004年(平成16)4月1日
- 2004年(平成16)6月26日
- JALSが株式会社日本航空に商号変更。
- 2004年(平成16年)12月1日
- 経営合理化で、JALグループ本社ビル「JALビルディング」を野村不動産グループ2社に不動産証券化の上売却。同社と日本航空インターナショナル名義で10年間解約禁止特約付きの賃貸契約を締結。
- 2005年(平成17)3月31日
- 傘下のハーレクィンエア (HLQ) の全航空運送事業を終了。
- 2005年(平成17)10月25日
- JALグループは国際的な航空連合(アライアンス)である『ワンワールド』への加盟方針を決定。
- JALグループは、『ワンワールド』とアライアンス参画に向けた覚え書きを締結。
- 2006年(平成18)4月1日
- 日本航空インターナショナルは、ジャルセールスが統括していた航空券予約・発券業務を同社から移管され、ジャルセールスは純粋な旅行代理店となる。
- 2006年(平成18)6月4日
- 日本航空が『ワンワールド』加盟の為の招請状を受理・調印。
- 2006年(平成18)10月1日
- 傘下の日本航空インターナショナルが同社を存続会社として日本航空ジャパンを吸収合併し、日本航空ジャパンは消滅した。
- 2007年(平成19)2月22日
- 2007年(平成19)4月1日
- JALグループが、『ワンワールド』に正式加盟・サービス開始。
- 2007年(平成19)11月26日
- 「JAL労働組合」(組合員約1万人)が個人情報の収集を無断で行い、「乳がん」「シングルマザー」などの記述で記録した。そこで、「日本航空キャビンクルーユニオン」らの190人が、同労組と組合幹部、日航に計約4200万円の損害賠償を求め提訴した。
- 2007年(平成19)12月
- 2008年(平成20)3月31日
- 2008年(平成20)4月
- デイヴィッド・フォスターがJALのために提供したオリジナル曲"I Will Be There With You"が機内放送でオンエア開始。当初インストゥルメンタルのみだったが、後にキャサリン・マクフィーのボーカルバージョンが加えられる。楽曲に対して利用者からの問い合わせが多く、同年11月にダウンロード配信が開始される。
- 2008年(平成20)5月30日
- 50年近く使用された鶴丸マーク(二代目)を付けた機体が最後のフライトを行った。
[編集] JALグループ企業
[編集] 航空事業者
JALグループは、グループ全体で売上高が航空業界世界第3位の、巨大航空グループ(メガキャリア)である。
なお、構成企業は、現在のところ、株式会社日本航空(持株会社)直接の連結子会社(JALを含む)、日本航空インターナショナルの連結子会社、旧日本航空ジャパンの連結子会社と大きく3グループに分かれており、実質旧会社(この「旧」は日本航空ジャパンが東亜国内航空であった時点まで遡る)の体制を引きずりながら「JALグループ」として事業を行っていたが、それが一連の安全に関わる事故の原因のひとつとされ、グループの組織改革により、主要企業は全て日本航空直接の連結子会社とする事でグループとして経営支配関係を明確化する作業を行っている。
◎JALグループは国際航空連合(アライアンス)「ワンワールド」に加盟しているが、※のある航空会社は経営施策上ワンワールドには加盟していない。
- 日本航空(持株会社)
- 日本航空インターナショナル (JAL)
- 日本トランスオーシャン航空 (JTA)
- JALエクスプレス (JEX)
- JALウェイズ (JAZ)
- ジェイエア (J-AIR)
- (「運送の共同引受」により全便をJAL便として運航。法人名として表記する以外は対外的には「ジェイ・エア」を使用)
- 日本エアコミューター (JAC) ※
- 北海道エアシステム (HAC) ※
- 琉球エアーコミューター (RAC) ※
日本航空システム発足当初は、貨物事業(国内・国際とも)を「日本航空カーゴ」として分社する計画だったが、航空協定上の問題があったため、日本航空インターナショナルの事業とした。
[編集] その他
- JALUX(商社)[1]
- JALブランドコミュニケーション(JAL WEBシステム開発、宣伝、広告、出版)[2]
- JALグランドサービス(機体整備や空港での地上業務。 旧社名AGS)[3]
- JALホテルズ(ホテル運営)
- ティエフケー[4](TFK、機内食)
- JALロイヤルケータリング(機内食)
- JALスカイサービス(空港カウンター業務)
- JALスカイ東京
- JALウェイブ(航務)[5]
- JAL航空機整備成田 (JALNAM)(航空機整備)
- JAL航空機整備東京 (JALTAM)(航空機整備)
- 日東航空整備 (NTM)(航空機整備)
- JALロジスティクス(自動車運送取扱事業・倉庫業・通関業)
- JALカード(クレジットカード事業)[6]
- JALビジネス(人材派遣・紹介)[7]
- ジャルパック(海外旅行の企画・運営)
- ジャルツアーズ(国内旅行の企画・運営)
- ジャルトラベル(JAL利用の個人・団体旅行および外国人旅行手配)
- ジャルセールス(旅行代理業、当初はJALグループの航空券予約・発券業務を含む総合的な商品販売が主な業務であったが、グループ再編で航空券の取扱は日本航空インターナショナルに移管され、ジャルセールスは純粋な旅行代理店となった)
- JALインフォテック(日本IBM子会社。ITシステム開発・運用)[8]
- JALテクノサービス(消防設備・環境管理)[9]
- ジェイ・エス・エス(警備業)[10]
- JALエービーシー(国内および海外向けの携帯電話のレンタルサービス、宅配業務)[11]
[編集] 主な株主
2006年3月末現在の主要株主は東京急行電鉄である。これは、旧・日本エアシステムの親会社であったことに由来する。個人筆頭株主は実業家で富豪としても知られる糸山英太郎で、日本航空のエグゼクティブ・アドバイザーでもある。他の大株主は東京海上日動火災など。
2006年6月末時点で、アメリカに拠点を置く外資金融グループであるモルガン・スタンレー証券グループが発行済み株式の5.78%を取得し筆頭株主となっている。同社は大量保有報告書に貸し株等の証券業務に関わる一時的な保有と記載。純投資分は0.05%としている。
[編集] 公募増資問題
日本航空の取締役会は2006年6月30日に、大規模な公募増資を行うことを発表した。この公募増資は発行済み株数の約37%にあたる7億株を新規発行しておよそ2000億円を調達するというものであり、調達された資金は機材購入や転換社債の償還に用いられると思われる。だが、2日前(6月28日)に行われた同社の株主総会ではこの公募増資に関して株主に対する明確な説明は為されておらず、総会のわずか2日後という時期での増資発表には株主軽視との批判がされた。その後、増資は実施されたが、1400億円程しか資金が集まらず目標を下回った上に、株価も一時的に大きく値を下げた。
[編集] 鶴丸
鶴丸とは、日本航空 (JAL) 所属の旅客機などに描かれていた、宮桐四郎原案、ヒサシ・タニ図による日の丸と鶴(タンチョウヅル)をモチーフにロゴのJALをあしらって作成された、日本航空のシンボルマーク。日本航空の商標として1959年登録。旧社章。
飛行機に描かれた初代鶴丸は、制定された翌年の1959年7月に日本航空のジェット旅客機時代の幕開けに4機のDC-8-32型機(JA8001「富士」JA8002「日光」JA8003「箱根」JA8005「宮島」)で塗装採用された。当初は尾翼ではなく、機体前方の操縦席ガラスと前部ドアの中間に客席の窓の帯塗装とほぼ同じ直径で描かれた(尾翼は小さな日章旗と紺のストライプ)。 この鶴丸が大きく尾翼に描かれたのは、1970年7月に「ジャンボジェット」の愛称でボーイング747-100型機が就役した時である。
その後1987年11月に、日本航空の完全民営化に伴い機体の塗装デザインを更新した時に「鶴丸」の廃止が検討されたが、最終的に尾翼に残されることになった。1989年5月の完全民営化後によりJALのロゴが新ロゴとなった後も、尾翼の「鶴丸」はロゴと色調を変更されて存置された。2002年に日本エアシステムと経営統合する際に、新ロゴマーク等が決定した結果、以後導入された機材では「鶴丸」は機体には描かれなくなり、既存の機材も新ロゴに塗装変更された結果、2008年5月の飛行を最後に営業に使用される機材から「鶴丸」は消滅した。
[編集] 関連項目
- 日本航空の組合問題
- 沈まぬ太陽
- ワンワールド
- 後藤忠政
- 西村正雄(旧興銀頭取、逝去まで長年監査役を務めてきた)
- 戸崎肇
- JMB KIPSカード
- JALカードTOP&ClubQ
- JALカード OPクレジット
[編集] 外部リンク
|
|||||||||||||||||

