近畿大学

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近畿大学
近畿大学本部キャンパス(東正門・Eキャンパス)
近畿大学本部キャンパス(東正門・Eキャンパス)
大学設置 1943年
創立 1925年
学校種別 私立
設置者 学校法人近畿大学
本部所在地 大阪府東大阪市小若江3-4-1
キャンパス 本部(大阪府東大阪市)
農学部(奈良県奈良市)
医学部(大阪府大阪狭山市)
生物理工学部(和歌山県紀の川市)
工学部(広島県東広島市)
産業理工学部(福岡県飯塚市)
学部 法学部
経済学部
経営学部
文芸学部
総合社会学部
理工学部
建築学部
薬学部
農学部
医学部
生物理工学部
工学部
産業理工学部
研究科 法学研究科
経済学研究科
商学研究科
文芸学研究科
総合理工学研究科
薬学研究科
農学研究科
医学研究科
生物理工学研究科
システム工学研究科
産業技術研究科
法務研究科
ウェブサイト 近畿大学公式サイト
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近畿大学(きんきだいがく、英語: Kinki University[1])は、大阪府東大阪市小若江3-4-1に本部を置く日本私立大学である。1943年に設置された。大学の略称近大(きんだい・キンダイ)・近畿大(きんきだい)・近畿(きんき)。

本部キャンパス西門

目次

概観[編集]

大学全体[編集]

昭和24年頃 正門から本館をのぞむ

近畿大学は、衆議院議員であった世耕弘一が、学長・校長を務めていた日本大学大阪専門学校大阪理工科大学を合併して設立された。2005年6月に格付投資情報センターから「AA-(安定的)」の財務格付けを取得して以来、2012年9月までその財務体質を維持している[2][3]

日本国内の私立大学において、有数の学部・学科数、並びに在学生・卒業生数を有する伝統や歴史のある大学として知られておりマンモス大学としても知られる。尚、朝日新聞出版発行「大学ランキング・2012年度版」の「大学別同窓会員数ランキング」で同学は、日本大学(約100万人)・早稲田大学(約60万人)・明治大学(約50万人)に次ぐ第4位(約45万人:西日本の大学では第1位)となっている。

2014年3月6日に近畿大学は、2014年(平成26年)度の一般入試志願者数が過去最高の10万5890人に、総志願者数も14万人を超えたと発表した[4]。これは早稲田大学・明治大学を上回り、首都圏以外の大学では初めての「志願者数日本一」となるものであった[5]。要因として同学では、(1)メディアへの露出増加 ~養殖魚専門料理店「近畿大学水産研究所」オープン~、(2)「近大エコ出願」による広報効果 ~全国初の出願完全インターネット化~、(3)女子志願者数の増加 ~女子学生を意識したキャンパス整備の推進~、の3点を挙げている。

建学・教育の理念[編集]

建学の精神[編集]

「実学教育」と「人格の陶冶(とうや)」

教育の目的[編集]

創立者である世耕弘一が唱えていた、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人の育成」を、そのまま教育の目的としている。

展示施設「不倒館」[編集]

2009年9月17日には、東大阪市の本部キャンパス内の中央図書館に、創立者の世耕弘一の掲げた同学の建学精神を継承しつつ、形あるものとして後世に残し伝えていくことを目的とした展示施設「不倒館(ふとうかん)」が設置された。


沿革[編集]

略歴[編集]

1925年に日本大学は大阪府中河内郡弥刀村(現・東大阪市)にて日本大学専門学校を設置。1939年に日本大学大阪専門学校に改組し日本大学から独立。1949年には新学制に伴い、1943年設立の大阪理工科大学と合併、近畿大学として設立された。

年表[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 近畿大学本部キャンパス(大阪府東大阪市小若江3丁目4番1号)通称:東大阪キャンパス
  • 農学部キャンパス(奈良県奈良市中町3327番204号)通称:奈良キャンパス
  • 医学部キャンパス(大阪府大阪狭山市大野東377番2号)通称:大阪狭山キャンパス
  • 生物理工学部キャンパス(和歌山県紀の川市西三谷930番地)通称:和歌山キャンパス
  • 工学部キャンパス(広島県東広島市高屋うめの辺1番地)通称:広島キャンパス
  • 産業理工学部キャンパス(福岡県飯塚市柏の森11番6号)通称:福岡キャンパス

象徴[編集]

校章・学園章は、学園花であるの花をモチーフとしたものである。これは「梅花霜雪を経て開く」=自然の厳しさをへて、春いちばんに品格高き花が咲きひらく、という思いを梅の花弁で象徴したものである。また、五つの花弁と中心の花芯によって、大学の「大」と言う文字と、「人」そのものを表現したものとしている。これは大学の現在、及び未来に向かっての存在と位置をかたどる、という意味が込められている。そして、花弁の一部がやや離れているのは、未来志向に基づく内面の未完、さらに充溢、完熟をめざし向かう形姿を表しており、それらの思いが一本の強い線で貫かれているものを表現している。

校歌は世耕弘一作詞樋口昌道作曲。その他応援歌として「近大節」「勝利の歌」などがある。

組織[編集]

学部[編集]

東大阪・本部キャンパス[編集]


奈良キャンパス[編集]

大阪狭山キャンパス[編集]

和歌山キャンパス[編集]

広島キャンパス[編集]

福岡キャンパス[編集]

関連大学[編集]

大学院[編集]

東大阪・本部キャンパス[編集]

専門職大学院[編集]

奈良キャンパス[編集]

  • 農学研究科
    • 農業生産科学専攻
    • 水産学専攻
    • 応用生命化学専攻
    • 環境管理学専攻
    • バイオサイエンス専攻

大阪狭山キャンパス[編集]

和歌山キャンパス[編集]

  • 生物理工学研究科
    • 生物工学専攻
    • 生体システム工学専攻(平成26年4月開設)
    • 電子システム情報工学専攻

広島キャンパス[編集]

福岡キャンパス[編集]

短期大学部[編集]

東大阪・本部キャンパス[編集]

  • 短期大学部
    • 商経科
      • 情報管理コース
      • 秘書(ビジネス)コース
      • 起業家コース
    • 通信教育部
      財団法人私立大学通信教育協会に加盟している短大通信教育部の一つであり、大阪府東大阪市の近畿大学本部と、大阪市中央区日本橋の近畿大学会館に通信教育部の事務局がある。

関連の短期大学[編集]

附属機関[編集]

医学部附属病院
  • 研究所
    • 水産研究所
    • 附属農場
    • 原子力研究所
      1960年(昭和35年)に、原子力に関する研究・教育を目的とする全学共同利用研究所として設立。近畿大学原子炉 (UTR-KINKI) は、同年8月に設置が認可され、翌年1961年(昭和36年)11月11日に臨界に到達し(熱出力0.1W→後に1Wに増強)、日本初の民間原子炉・大学原子炉として運転を開始した。1959年(昭和34年)の東京国際見本市で出展されていた、改良アルゴノート炉を購入したものである。
      2012年6月現在、日本国内の私立大学で自前の原子炉を所有・稼動しているのは、近畿大学だけである(かつては立教大学と武蔵工業大学(現:東京都市大学)でも、自前の原子炉を所有・稼動していた)。
    • 分子工学研究所
    • 理工学総合研究所
    • バイオコークス研究所(旧資源再生研究所)
    • 先端技術総合研究所
    • 次世代基盤技術研究所(旧工業技術研究所)
    • 産業・法律情報研究所
    • 人権問題研究所
    • 国際人文科学研究所
    • 民俗学研究所
    • 日本文化研究所
    • 世界経済研究所
    • 経営イノベーション研究所
    • 幼児教育研究所
    • 薬学総合研究所
    • ライフサイエンス研究所
    • 東洋医学研究所
    • 腫瘍免疫等研究所
  • 図書館
    • 中央図書館
    • 農学部図書館
    • 医学部図書館
    • 生物理工学部図書館
    • 工学部図書館
    • 産業理工学部図書館
  • 医学部附属機関

関連会社[編集]

近畿大学の各学部・研究所の研究成果を社会に還元・提供する目的で、下記の大学発ベンチャー各社が設立・運営されている。

  • ジーンコントロール:2002年11月、飼料大手でバイオ部門を持つ日本農産工業と共同で設立。同学にとって、企業と共同設立した大学発ベンチャー企業の第一号。同学先端技術総合研究所と日本農産工業の共同事業として、再生医療遺伝子治療、新薬開発に利用される、“特定の遺伝子操作を施したマウス”の受託生産・開発・販売を行っている。
  • アーマリン近大:2003年2月、同学水産研究所が研究・養殖した魚を「近大ブランド魚」として販売する目的で設立。同研究所が展開してきた養殖の生産技術や販売事業を礎に、世界で初めて完全養殖に成功したクロマグロ(「近大マグロ」)をはじめ、マダイシマアジカンパチ、トラフグなどの成魚や、「クエ鍋セット」などの加工食品を販売している。
  • ア・ファーマ近大:2004年、同学薬学部・農学部・生物理工学部・附属農場・東洋医学研究所が連携して進めている「かんきつ類薬用研究開発プロジェクトチーム」を母体として、食品などの製造・販売を行う大学発ベンチャーとして設立。薬学部を中心とするグループが、早摘みの青みかんポリフェノールの一種「ヘスペリジン」が多量に含まれることを発見し、サプリメント(商品名「ブルーヘスペロン・キンダイ」)として、製造・販売している。
  • ア・アトムテクノル近大:2005年、同学原子力研究所を中心に、放射線計測機器や医療機器等の開発と販売を行う千代田テクノルと共同で設立。原子力・放射能の平和利用の推進を旨とし、各種サンプル試料の放射能、化学成分、細菌等の測定・分析業務や、医療、健康、環境、エネルギー関連分野の調査やコンサルティング業務を行っている。

研究[編集]

農学部・水産研究所関連[編集]

近大マグロ:クロマグロの完全養殖化[編集]

水産研究所は世界初となるマグロ完全養殖に成功しており、『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』をはじめ多くのマスコミに取り上げられている。2007年12月より、人工孵化したクロマグロの稚魚を、養殖業者に販売する事業も行われている。また、関連の大学ベンチャー企業「アーマリン近大」を通じて、クロマグロの成魚を大学ブランドの「近大マグロ」としても販売している。

水産研究所ならびに大学院農学研究科は、2002〜2007年度まで文部科学省「21世紀COEプログラム」クロマグロなどの魚類養殖産業支援型研究拠点に採択されていた。また、水産研究所を中核として、2008年度からは文部科学省「グローバルCOEプログラム」クロマグロ等の養殖科学の国際教育研究拠点に採択されている。

2009年7月29日に水産研究所は、オーストラリアの養殖関連企業「クリーン・シーズ・ツナ」社との共同研究で、世界で初めてミナミマグロの人工孵化から稚魚サイズまでの飼育(種苗生産)に成功したと発表した。これは、グリーン・シーズ・ツナ社単独では実現できなかったミナミマグロの飼育を、クロマグロの完全養殖に成功した水産研究所との共同研究により成し遂げたものである。

2010年9月10日に同学は、クロマグロの完全養殖の事業化において、総合商社の豊田通商との間で技術提携を締結したことを発表した。同社は今回の事業化への取り組みに際し、長崎県五島市漁業施設「ツナドリーム五島」を設け、同学の技術支援を受けながら、クロマグロの商業生産を先行させたい考えとしている。

2014年7月16日、同学は豊田通商との提携関係を拡大し、完全養殖マグロの大量生産を始めると発表[12][13][14]。近代の技術を使い産卵や稚魚育成を行う種苗センターを豊田通商が長崎県五島市に建設し、2015年5月に稼働させ、2020年に日本国内の養殖需要の半分に相当する年間30万尾の「近大マグロ」を生産する計画[12][13][14]

近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所[編集]

2013年4月26日、大阪駅北側の再開発地区・うめきた内:グランフロント大阪の北館「ナレッジキャピタル」6階に、同学と関連会社・アーマリン近大、およびサントリーグループと和歌山県との連携による養殖魚専門の料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」(大阪店)[15]が開店した。同店では、水産研究所が育てた「近大マグロ」などの養殖魚を中心とした魚料理をはじめ、水産研究所が所在する和歌山県の協力を得て、和歌山県産の食材にこだわった料理を提供している。店舗開発、運営等については飲食ビジネスに精通したサントリーグループがパートナーとなった。大学が研究の成果として自ら生産したものを、産官学が連携して専門料理店にて消費者に直接提供するケースは、日本の大学では初の試みとのことである[16]。2013年12月4日には第2号店として、東京都中央区銀座6丁目の銀座コリドー街に、銀座店が開業した[17]

その他[編集]

水産研究所の新宮験場(和歌山県新宮市)では2008年度より、チョウザメの稚魚を養殖し、アーマリン近大を通じ「近大キャビア」(チョウザメの卵の塩漬け)として、試験的に生産・販売している。同年度は、生後14年目の雌3匹(全長105~123センチ、重さ10.7~13キロ)から計5.5キロ採卵し、100個限定で販売、味も好評ということで完売となった。これまでに生後12年から14年の成魚約120匹を養殖してきたが、2009年6月下旬からは、新たに300匹の稚魚を追加購入して飼育を始めた。関係者は「このまま販売を続けると、現在飼育している個体では足りなくなるため、10年先を見越して補充することにした。餌と飼育方法を研究して10年ほどで採卵できるようにしたい」と話している。

2009年11月20日より、富山県射水市にある水産研究所・富山実験場が人工孵化し、稚魚へ育てたトラフグを、堀岡養殖漁業協同組合が成魚まで育て、同組合により製品化した「近大堀岡とらふぐ 薄造り&鍋セット」の販売を開始した。

また、2010年1月13日には富山実験場にて、水温調整によりトラフグの稚魚の80%をオスへ育てることに成功し、その技術を確立した上で、特許申請したことを発表した。この技術により、高級食材として珍重される白子をより多く生産できるものと期待されている。同年秋からは、白子を加えた「とらふぐセット」も販売された。

2010年2月10日、農学部キャンパス内にて、環境管理学科水圏生態学研究室を中心とする研究グループが、同キャンパス内の里山にあるため池などで系統保存を進めている、絶滅危惧種であるニッポンバラタナゴを放流させ、危険分散を目的として、さまざまな個人や機関に預け、保存・繁殖してもらう“里親プロジェクト”を開始した。 同年2月25日には里親第一号として、奈良市立鼓阪小学校で、校内の池にタナゴの繁殖に必要な淡水性の二枚貝と、ハゼの仲間であるヨシノボリとともに放流された。

その他の学部・学科[編集]

2005年、『受容体型細胞表面タンパク質と、そのシグナル伝達系を標的とした医薬品開発(研究代表者:薬学研究科・益子高)』が文部科学省平成17年度私学学術研究高度化推進事業(17文科高第404号)に採択された[18]。益子高細胞生物学研究室ウェブサイト上で活動状況に概要・学術フロンティア構想調書・共同研究プロジェクト調書を公開した。

2005年7月より、大学院の総合理工学研究科・理学専攻「遺伝カウンセラー養成課程」が、文部科学省科学技術振興調整費「新興分野人材養成プログラム」として、京都大学大学院の「遺伝カウンセラー・コーディネータユニット」との合同プログラムの形で、5か年受託事業に採択された。

理工学部では、飲料工場から大量に廃棄処分されるコーヒー茶葉のかすや、間伐材などを原料として、製鉄鋳造の工程に使用できる植物由来固形燃料バイオコークス)を量産するための装置を、三菱重工業とともに開発。近年ではナニワ炉機研究所とともに従来装置の4倍の生産能力をもつ連続自動運転装置が新たに開発された。

  • 2008年4月22日には、北海道恵庭市の近畿大学資源再生研究所内に、実証実験などを行う研究施設「近畿大学バイオコークス量産実証実験センター」が新設された。このプロジェクトは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) の助成事業にも採択されている。
  • また、このプロジェクトを北海道内でも告知するため、2008年3月20日より札幌ドームのバックネット下1塁側寄りフェンスに設置された回転式広告に、「環境にやさしい新エネルギー、バイオコークス:近畿大学」の広告を掲示している。
  • 2008年7月16日には、日本コカコーラグループより提供された茶かすより生産されたバイオコークスを、豊田自動織機東知多工場内の自動車部品鋳造用大型炉の燃料の一部に試験的に使用し、石炭コークスの使用を約11.4%削減させる効果を確認した。
  • 2010年3月には、大阪府森林組合との協力により、バイオコークスの事業化のための工場を、大阪府高槻市に開設すると発表した。そして翌年2011年4月22日に工場が開設、同年6月より本格的に生産を開始した。

2008年6月18日より、文芸学部の学生が缶をデザインしたキリンビール発泡酒麒麟淡麗〈生〉」の大阪府下限定品「おおきに大阪!キリンで元気!デザイン缶」(350ミリリットル・約2万ケース)が販売された。これは発売10周年を迎えた同商品が、全国都道府県の中で大阪の出荷量が一番多い(2007年同社内県別実績)ことから、「大阪の皆さまへの感謝の気持ちを込めて発売する」という同社の企画に、産学連携活動の一環として、同学が協力したものである。地元・大阪の大学の中でもデザイナーや画家などを目指す学生が多く在籍するとされる、同学の文芸学部芸術学科の学生たちから、大阪の食を代表するたこ焼きをテーマにしたデザインを募集したものである。寄せられた作品の中から、今年4月に同社サイト上でデザインコンテストを実施した結果、最多票を獲得した「大阪城通天閣HEP FIVE観覧車を背景に、大阪名物のたこ焼きを大胆に配置した元気あふれるデザイン」(同社)が採用された。また同日には、同学と地域交流の面で協定を結んでいる、八尾市のショッピングセンターアリオ八尾で、発売記念イベントも行われた。

2009年2月25日には医学部において、変死体の死因究明に役立てる「死亡時画像診断」(オートプシー・イメージング、Ai)システムを導入したと発表した。大学医学部の法医学教室への導入としては日本初となる。同システムは、死亡者専用のCT(コンピュータ断層撮影)装置の画像を立体化処理してモニターに映し、メスで遺体を傷つけない非破壊検査が解剖の前段階で可能で、全身を3ミリ間隔で輪切りにした画像を約3分間で600枚撮影し、体の奥深くの出血なども発見できるという。医学部の巽信二主任教授は「将来はすべての変死体にAiを実施し、より公正で客観的な死因究明を可能にしたい。同年5月に始まることになった裁判員制度でも、視覚効果を活用したわかりやすい判断材料を法廷に提供できるだろう」と話している。

さらに2010年10月7日には、同じ医学部・法医学教室に、DNA鑑定の精度とスピードを従来と比べて大幅に向上させることができる「ゲノム定量解析システム」が導入され、本格的な稼働を開始した。このシステムは現在、世界でも250台程度しか稼働していない最先端のものであり、そのほとんどががんや難病などの治療を目的とする疫学的研究に用いられているが、法医学分野での活用を主目的とする導入例としては、国内で初と言うことである。

2008年11月には生物理工学部の泉井桂教授が、京都大学と共同で、シックハウス症候群の原因とされる、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収する働きを持つ細菌遺伝子を組み込んだ植物の開発に成功した。将来的には観賞植物などへの応用も期待されている。

生物理工学部と先端技術総合研究所はマンモス復活プロジェクトロシアおよび岐阜県と共同で進めている。2009年1月8日には、同学と岐阜県畜産研究所の研究チームが、このプロジェクトで活用されたクローン技術を応用して、1993年に亡くなった飛騨牛の元祖といわれる「安福号」の冷蔵保存された精巣から、生き残った細胞を培養・増殖させて、同じ遺伝子を持つクローン牛を誕生させることに成功したと発表した。

2010年9月28日に生物理工学部は、大阪歯科大学とともに、の主成分であるハイドロキシアパタイトを極薄のシートに成形したものを、歯科治療に応用する共同研究を始めたと発表した。これは、生体親和性に優れる同シートをばんそうこうの様に、歯の表面にはりつけ、歯質の修復や保護、審美、知覚過敏症の治療にも役立てることを狙ったものであり、今回の治療に関する特許(「硬組織の再生材料および再生方法」)についても、両大学での出願が行われた。

2012年5月23日には、同学の工学部・薬学部・原子力研究所を中心とする研究グループが、に溶けたセシウムをろ過して99%以上取り除くことができ、建築物の壁や床材として使える強度を備える漆喰(しっくい)「ゼオCa(カルシウム)漆喰」の開発に成功したと発表した。セシウムを吸着する性質をもつ鉱物ゼオライトを高濃度かつ特殊な方法で漆喰に混合することで、セシウム吸着能力と建材としての強度確保を両立させたものである。今後は東日本大震災に伴う原子力発電所事故によるさまざまなセシウム汚染に対し、セシウムの除去や封じ込めに活用できる可能性があるとして、活用方法について調査研究を進めるとしている。

2012年7月には、同学および近畿日本鉄道(近鉄)・丸紅の3者連携により、近鉄吉野線福神駅前の遊休地に農業施設「近鉄ふぁーむ花吉野」が開設された。施設内の植物工場では、レタスなどの葉物類ラディッシュなどのミニ根菜類が、農業用ハウスではトマトが生産されており、「花吉野からやさい。」シリーズとして、近鉄グループ近商ストアでの販売や、ホテル・レストラン向け食材として供給されている。

21世紀COEプログラム[編集]

  • 採択2件
  • 2002年
生命科学
食資源動物分子工学研究拠点
  • 2003年
学際・複合・新領域
クロマグロ等の魚類養殖産業支援型研究拠点

グローバルCOEプログラム[編集]

  • 2008年
学際・複合・新領域
クロマグロ等の養殖科学の国際教育研究拠点

外部との関係[編集]

包括的連携協定[編集]

2012年6月11日に近畿大学は、和歌山県との間で「包括的連携に関する協定」を締結した。同県紀の川市生物理工学部を設置してから、翌2013年に20周年となるのを目前として、改めて連携を強化し、地域の特性を生かした豊かで活力ある地域社会の形成と発展に寄与するため、包括協定が締結された[19]

2012年12月25日に近畿大学は、次世代自動車産業の強力な技術基盤を築くため、広島県に本社を置くマツダとの間で「包括的研究協力協定」を締結した[20]。同学では、平成21年度文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択された、広島キャンパス内の「次世代基盤技術研究所」を拠点とする「地域連携による次世代自動車技術に関する研究」が行われており、今回の包括協定に基づき、マツダを中心とする広島地区の自動車関連産業において、産学連携による最先端の共同研究開発・教育を通じての人材育成を進めるとしている。なお、マツダが大学との間で包括協定を締結するのは、広島大学・九州大学に次ぐ3例目で、私立大学との締結は初めてとなった。

国内交流協定校[編集]

2010年12月3日に近畿大学は、広島大学との間で「大学間交流に関する包括協定」を締結した。広島県東広島市にある同学の工学部と広島大学との間では、これまでも研究交流や人材交流を行ってきたが、互いに総合大学であるという利点を生かし、連携協力活動の範囲を全学に広げ、両大学間の交流を一層推進するため本協定を締結するに至った。

国際交流協定校[編集]

学生生活[編集]

学園祭[編集]

本部キャンパスでは毎年11月に「生駒祭」と呼ばれる学園祭が行われる。なお、近年から生駒祭の期間を利用して、近畿大学数学コンテストも開催されており[21]、全国から数学好きが集って腕を競う。その他のキャンパスで行われている学園祭は以下の通り。

  • 奈良キャンパス(農学部)
    • 農学部祭(飛鳥祭)
  • 大阪狭山キャンパス(医学部)
    • 金剛祭
  • 和歌山キャンパス(生物理工学部)
    • きのくに祭
  • 広島キャンパス(工学部)
    • うめの辺祭 - 工学部のキャンパスが完全統合した2001年より。(2000年までは九嶺祭)
  • 福岡キャンパス(産業理工学部)
    • 柏の森祭

体育会・文化会[編集]

同学の公式団体は、自治会、学生部会を除いて体育会か文化会に所属している。どちらにも所属しない独立団体として認められているのは、応援部、吹奏楽部、英字新聞会、新聞会、赤十字奉仕団中央執行委員会である。これらは同学の規範となるよう活動を目指し、学生に還元できる特殊な団体である。また放送局 (K.B.S) は附属施設として位置づけられている。

近畿大学体育会[編集]

本部の体育会硬式野球部は、関西学生野球連盟に加盟しており、同連盟において最多である44回の優勝(春・秋のリーグ戦を通じて:直近は2013年春季(8期ぶり))を成し遂げた。また全日本大学野球選手権大会においては、優勝4回と準優勝5回、さらに明治神宮野球大会においても、2度の優勝を成し遂げた。特に1997年には、春・秋のリーグ戦と、全日本大学野球選手権大会、明治神宮野球大会に加え、全日本アマチュア野球王座決定戦(現在は廃止)にも優勝すると言う、史上初のアマチュア・大学野球の五冠を達成することになった。2013年8月、7月に窃盗で一年生部員が逮捕されたこともあり、三ヶ月の活動停止とリーグ戦辞退を発表した。[22]

広島の工学部体育会硬式野球部は、広島六大学野球連盟に加盟しており、全日本大学選手権の出場経験もある。広島六大学野球連盟では2008年10月現在最多優勝記録を持っている。また、福岡の産業理工学部は九州地区大学野球連盟に加盟している。

なお、本部および広島・福岡の各野球部とも、卒業後プロ野球選手となった者が数多くいる。ちなみに朝日新聞出版発行「大学ランキング・2012年度版」の「スポーツ選手出身大学・プロ野球部門」で同学は、青山学院大学早稲田大学に次ぐ第3位(西日本の大学では第1位)となっている。

空手道部は、本部と広島の工学部にそれぞれ設置されている。本部は近畿大学体育会空手道部として関西学生空手道連盟に、工学部は近畿大学工学部体育会空手道部として中四国学生空手道連盟に所属している。2005年度の第49回全日本大学空手道選手権大会では、本部と工学部の間で決勝戦が争われ、本部が2年ぶり8度目の優勝を果たした。また学生連盟所属としては、福岡の産業理工学部学友会空手道部があり、全九州学生空手道連盟に所属している。

ラグビー部は、関西大学ラグビーフットボールリーグAグループ(1部リーグ)に所属している。2012年度は、秋季リーグで4位となったことで、全国大学ラグビーフットボール選手権大会へ2年ぶりに出場した。

近畿大学デビルスは、アメリカンフットボール部の愛称である。2012年度は、関西学生アメリカンフットボール連盟のDIV.1(1部リーグ)に1年ぶりの復帰を果たし(2011年度の入れ替え戦で甲南大学に勝利)、その後の秋季リーグでは、2勝(龍谷大学同志社大学の両校)5敗で6位の結果となった。

相撲部は学生横綱になった学生・卒業生がおり、大相撲親方になった者もいる。

水上競技部は有力な競泳選手を多く抱え、オリンピック世界選手権の代表となった者もいる。

洋弓部は日本では強豪チームとして名を馳せており、多数のオリンピック選手を輩出している。

バスケットボール部は関西学生バスケットボールリーグ1部所属の関西の強豪として有名であり、プロ選手も多く輩出している。

バレーボール部も関西の強豪として有名であり、Vリーグへも数多くの選手を輩出している。ちなみに朝日新聞出版発行「大学ランキング・2012年度版」の「スポーツ選手出身大学・男子Vリーグ部門」で、同部が第1位となっている。

ボクシング部は、かつて全日本学生王座決定戦を11度制するなどの記録を持ち、森岡栄治名城信男赤井英和などの名選手を輩出した強豪として知られていた。だが、2009年6月に部員2名が強盗容疑により大阪府警に逮捕されたことを受け、同学は社会的責任を明確にするため、同部を廃部した。しかし、同部OB会などからの復活の嘆願の声を受け、3年後の2012年10月27日より、正式に同部は復活した。総監督には赤井が就任し、同部の再開と復興をすすめることになった[23]

近畿大学文化会[編集]

その他[編集]

近畿大学ラグビー同好会ドルフィンズは、2007年と2008年の2年連続で、東西学生クラブ対抗試合に、西日本代表として出場した。

学費[編集]

初年度(平成24年(2012年)度)

法126万7300円、経済136万7400円、経営126万7400円、文芸・理工・建築162万1500円、総合社会131万6500円、農・生物理工161万9500円、工156万9500円、産業理工143万4500円、薬217万1500円、医680万4500円(学部同窓会費:1000円~4000円別途)

※ 同じ学部で差がある場合、金額の高い方を記載。

※ 文部科学省の平成23年(2011年)度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果についてによれば、文科系学部の平均は115万5405円、理科系学部の平均は149万7747円である。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

近畿大学本部キャンパス[編集]

  • 使用学部:法学部、経済学部、経営学部、文芸学部、総合社会学部、理工学部、建築学部、薬学部
  • 使用研究科:大学院法学研究科、商学研究科 、経済学研究科、文芸学研究科、総合理工学研究科、薬学研究科、法務研究科(法科大学院)
  • 使用附属施設:大学本部など。
  • 最寄り各駅(大学西門)

近畿大学の公式サイト・大学案内などでは「本部キャンパス」あるいは「東大阪キャンパス」と呼称している。本部キャンパスは赤煉瓦風タイルを外装とする校舎が多く、多くの樹木に囲まれている。また、情報処理教育棟(愛称KUDOS)、B館(法科大学院・経済学部)、A館(文芸学部)などの校舎・施設群は、東門から旧大阪中央環状線を挟んで向かい側に立地する。これらの校舎・施設群を「Eキャンパス」と呼称する。Eキャンパスは本部キャンパスを構成する一部といえる。

このEキャンパスを利用する学生の大半は経済学部生と文芸学部生と総合社会学部生、そして情報処理教育棟を利用するこれら以外の学生であるが、旧大阪中央環状線は比較的、終日交通量が多い道路であるのにもかかわらず横断歩道のみしかなく、授業の合間は両キャンパスを往来する学生で付近は混雑する。

また本部キャンパス内には、大学生協の店舗や学生食堂などが設けられているが、Eキャンパス内には、小規模な売店があるほかには、本格的な施設が長年設けられていなかった。しかし2010年4月に、Eキャンパス内では初の本格的な施設として、セブンイレブンすき家モスバーガーなどが出店する「BLOSSOM CAFE(ブロッサムカフェ)」が開設された。

赤煉瓦風タイルの凱旋門(西門:法学部校舎)がキャンパスのシンボルであり、クリスマスシーズンのイルミネーションも恒例となっている。

2014年7月18日に近畿大学は、東大阪・本部キャンパスの大規模整備計画「超近大プロジェクト」(2020年完成予定)構想を発表した[24]。同計画では、同学の新たなシンボルとなるタワー棟(地上11階・高さ57m)、3学部(法学部、文芸学部、外国語・国際系学部<名称未定>)の新校舎及び従来の機能を一新した図書館などの建設を予定している。

近畿大学英語村E3[e-cube][編集]

2006年11月、東大阪・本部キャンパスに英語教育と交流のための施設として、近畿大学英語村E3[e-cube](イーキューブ)が開設された。「遊びながら英語を学ぶ」ことを目的に、「笑顔で英語とふれあう空間」として学生・教職員に利用されている。本施設では、すべての会話は英語のみで行うことで、自然に楽しみながら英語を身につけるられることが特徴である。また大学の休暇中は、附属学校・幼稚園向けや、一般市民向けのプログラムも実施されている。 施設の名称は、"English"・"Enjoyment"・"Education"、の3つの"E"を組み合わせたもので、学内公募により決定した。

農学部キャンパス[編集]

  • 使用学部:農学部
  • 使用研究科:大学院農学研究科
  • 使用附属施設:Stub
  • 最寄り駅:近鉄奈良線富雄駅下車、バス約10分

キャンパス名称は正式には学部名称を使用しているが、学内では「奈良キャンパス」と通称される。

医学部キャンパス[編集]

  • 使用学部:医学部
  • 使用研究科:大学院医学研究科
  • 使用附属施設:附属病院、救命救急センター、関西国際空港クリニック、日本橋診療所、近畿大学医学部附属堺病院、近畿大学医学部附属奈良病院
  • 最寄り駅:南海高野線金剛駅下車、バス約15分

キャンパス名称は正式には学部名称を使用しているが、学内では「大阪狭山キャンパス」と通称される。

生物理工学部キャンパス[編集]

  • 使用学部:生物理工学部
  • 使用研究科:大学院生物理工学研究科
  • 使用附属施設:Stub
  • 最寄り駅:JR西日本阪和線紀伊駅下車、バス約20分

キャンパス名称は正式には学部名称を使用しているが、学内では「和歌山キャンパス」と通称される。

工学部キャンパス[編集]

工学部キャンパス
  • 使用学部:工学部
  • 使用研究科:大学院システム工学研究科
  • 使用附属施設:Stub
  • 最寄り駅:JR西日本山陽本線西高屋駅下車、徒歩20分、バス5~15分

キャンパス名称は正式には学部名称を使用しているが、学内では「広島キャンパス」と通称される。なお、工学部のキャンパスが2団地に分かれていた1991年2001年の間は、通称として「東広島キャンパス」を使用していた。

産業理工学部キャンパス[編集]

  • 使用学部:産業理工学部
  • 使用研究科:大学院産業技術研究科
  • 使用附属施設:Stub
  • 最寄り駅:JR九州筑豊本線新飯塚駅下車、バス約5分

キャンパス名称は正式には学部名称を使用しているが、学内では「福岡キャンパス」と通称される。

関連施設[編集]

  • 近畿大学会館(大阪市中央区日本橋):国際人文科学研究所:大阪コミュニティカレッジ、通信教育部事務局、医学部日本橋診療所を併設。
  • 近畿大学東京センター(東京都中央区八重洲):2014年4月1日に新設。
    • 2014年3月までは、東京都新宿区四谷に、「近畿大学東京事務所」が設けられていた。

系列校・附属学校[編集]

提供番組[編集]

その他[編集]

近大エコ出願[編集]

2012年10月1日に近畿大学は、地球環境保護の観点から出願時における将来的な紙の願書の廃止を視野に置いた、地球環境に優しく(エコロジー)、受験生の経済的な負担も減らす(エコノミー)、「近大エコ出願」を2013年度の入学試験より実施すると発表した[25]

同学は2012年度の入試の際、13万部の願書セットを用意したが、これを積み上げると東京スカイツリー約3本分の高さに匹敵し[26]、重量にすると約100トンになると言う。しかし、そのうち約3万部が使用されず、廃棄されることになった。同学では紙の出願の件数を減少させるべく、2008年よりインターネットを利用した出願方式を導入してきたが、受験生の「出願は紙の願書で」という意識の強さからか、2012年度までのインターネット出願の利用率はわずか数パーセントとなっていた。そのため、2013年度の入試よりインターネットを利用して出願した受験生に対して検定料を割り引き、受験生の経済的な負担を軽減することで、インターネット出願の利用率を一気に70%まで引き上げることを目標にし、本出願制度を実施することとした。この目標が達成されれば、次年度の入試より紙の願書を廃止し、完全ネット化を果たしたいとしていた。そして完全ネット出願化が実現することになれば、国内の大学として初の試みとなり、また全国の大学に波及すれば、地球環境保護へ多大なる貢献が出来る、とも表明した。

なお、この出願制度の宣伝においては、"宣伝からエコを実現"するとして、2012年度の志願票の実物をポスター用紙として再利用した交通広告が制作され、天王寺駅大阪駅大阪難波駅などで掲示された。

その結果、同学でのネット出願件数は、2012年度の3,767件から82,030件まで大幅に増加し(21.8倍)、ネット出願率は全体で64.4%、後期入試では目標としていた70.0%(医学部のC方式を除く)となり、同学ではネット出願が十分に浸透してきたものと判断した。これを受けて2013年4月16日に同学は、翌年の2014年度入試より紙の願書を廃止し、完全にインターネットによる出願に移行することを決定した。出願の完全ネット化は全国の各大学で初の試みとなった(一部対象外の入試制度あり)[27]

なおネット環境がない志願者に対しては、コールセンターによる電話受付などの代替出願方法なども行うことで、すべての受験生に対し、入試におけるバリアフリーを目指して引き続き努力するとしている。

その後、同学の動きを受けて、東洋大学中京大学など全国の各大学でも、2014年度入試からのネット出願制度への完全移行が進むことになった[28]。加えて同学では、「エコ出願」の名称・ロゴを他大学へ無償で貸与するとしており、第1弾として桃山学院大学が「エコ出願」の使用承諾を得ることになった[29]

“オール近大”川俣町除染支援プロジェクト[編集]

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)、ならびにそれに伴い発生した東京電力福島第一原子力発電所事故による甚大な被害を受けた福島県伊達郡川俣町に対し、近畿大学では継続的な支援活動を行ってきた。そして2013年5月31日に同学は、震災復興アドバイザー委嘱状交付式および食品モニタステーション贈呈式を同町で行い、それとともに「“オール近大”川俣町除染支援プロジェクト 」が本格始動することになった[30]。同プロジェクトにおいては、総合大学としての研究力を活かし、①「農業・産町づくり振興支援」②「除染推進支援」③「健康・心身ケア支援」④「放射線・能測定支援」の 4グループに分けた上で、同町民の意見を反映させながら、復興支援策が実施されている[31]

脚注[編集]

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  1. ^ a b “14番目の新学部「外国語・国際系学部」開設構想 ベルリッツコーポレーションと連携協力”. 近畿大学. (2014年5月20日). http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/05/14-1118.html 
  2. ^ 大学評価(近畿大学、2012年9月13日)
  3. ^ 近畿大学の発行体格付AA-(安定的)を維持(格付投資情報センター、2012年9月19日)
  4. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/03/26-105890.html
  5. ^ http://mainichi.jp/life/edu/news/20140306k0000m040039000c.html
  6. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/assets_c/2013/03/press_130328.pdf
  7. ^ 同様の例で、同じく「近畿」を名称に含む近畿日本ツーリストも、旧来より英語圏での社名には"Kinki"を用いず、元々の親会社だった近鉄の名称を使用している(Kintetsu International Express"など)。
  8. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/07/post-617.html
  9. ^ [1]
  10. ^ 2009年7月9日に近畿大学は、総合社会学部のシンボルキャラクターとして、アメリカで人気のドールキャラ「ブライス」を起用したと発表した。同学によると、ブライスの特徴である「瞳」を通じて、「複雑化する社会を総合的に理解し、対処できる人材の育成を目指し、そのための基礎力として、たくましく、正しく社会を見つめる視点を重視する」と言う同学部の理念を重ねたものである、としている。また同日には、同学部の客員教授として、イーデス・ハンソン浜美枝などが就任することも発表した。
  11. ^ 2011年4月1日に、旧理工学部の建築学科を改組・再編する形で新設。これにより工学院大学東日本の大学で初、ならびに単科大学では初)とともに、「単独の学部としては、日本国内の大学で初」となる「建築学部」の開設となった。なお同学の場合は「西日本の大学で初、ならびに総合大学では初」と言うことにもなった。
  12. ^ a b “完全養殖マグロ 量産へ 近大と豊田通商 提携拡大”. 東京新聞. (2014年7月17日). http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014071702000176.html 2017年7月20日閲覧。 
  13. ^ a b “「近大マグロ」量産化計画…長崎に稚魚養殖施設”. 読売新聞. (2014年7月17日). http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20140717-OYO1T50004.html 2017年7月20日閲覧。 
  14. ^ a b “豊田通商、マグロ「完全養殖」に参入 近大と連携”. 日本経済新聞. (2014年7月16日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ1607K_W4A710C1TJ1000/ 2017年7月20日閲覧。 
  15. ^ http://kindaifish.com/
  16. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/04/426.html
  17. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/12/124.html
  18. ^ 近畿大学 薬学部 -School of Pharmacy, Kinki University-”. 2013年1月16日閲覧。
  19. ^ 和歌山県と近畿大学との包括的連携に関する協定の締結について:近畿大学 プレスリリース 2012年6月11日
  20. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/01/post-412.html
  21. ^ 近畿大学理工学部 理学科 数学コース”. 2013年1月16日閲覧。
  22. ^ http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp3-20130803-1167314.html
  23. ^ http://www.asahi.com/sports/update/1027/OSK201210270068.html
  24. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/07/post-617.html
  25. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2012/10/70.html
  26. ^ 願書セット1部の厚さを1.5㎝とし、総数13万部で掛けた数値。
  27. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/04/26.html
  28. ^ http://resemom.jp/article/2013/04/25/13244.html
  29. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/09/post-484.html
  30. ^ http://www.kindai.ac.jp/topics/assets_c/2013/06/130531%E3%80%80%E5%BE%A9%E8%88%88%E6%94%AF%E6%8F%B4%E5%A7%94%E5%98%B1%E7%8A%B6%E4%BA%A4%E4%BB%98%E5%BC%8F.pdf
  31. ^ http://www.kindai.ac.jp/rd/social-activity/earthquake-east-japan/all-kindai/index.html

外部リンク[編集]




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