横河電機
本社入口付近から撮影 |
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本社
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| 種類 | 株式会社 | ||
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| 市場情報 |
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| 本社所在地 | 〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32 |
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| 設立 | 1920年12月1日 | ||
| 業種 | 電気機器 | ||
| 事業内容 | 工業計器製造他 | ||
| 代表者 | 西島剛志(代表取締役社長) | ||
| 資本金 | 434億1百万円 | ||
| 売上高 | 連結:3,346億6,800万円 単体:1,510億7,000万円 |
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| 純資産 | 連結:1,495億7,400万円 単体:1,080億7,800万円 |
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| 総資産 | 連結:3,595億円 単体:2,469億6,600万円 |
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| 従業員数 | 連結:19,437名 単体:4,211名 |
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| 主要株主 | 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 8.25% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 7.09% 第一生命保険 5.84% 日本生命保険 5.32% (2012年9月30日現在) |
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| 主要子会社 | 関連会社参照 | ||
| 外部リンク | www.yokogawa.co.jp/ | ||
| 特記事項:各種経営指標は2012年3月期のもの | |||
横河電機株式会社(よこがわでんき - Yokogawa Electric Corporation)は、東京都武蔵野市に本社を置く、工業計器・プロセス制御専業メーカーである。計測・制御器メーカーとしては最大手にして老舗企業である。東京証券取引所一部上場。横河電機グループの事業持株会社としての機能も有する。芙蓉グループに所属。
目次 |
概要 [編集]
大正期に創業した株式会社横河電機製作所を母体とする。創業者横河民輔は、建築家として知られ、日本工業倶楽部や日本橋三越等の著名な建築物を設計している。1983年に合併し、もう一つの母体である株式会社北辰電機製作所は、1912年に科学者長岡半太郎の助手をつとめた清水荘平を創業者としており、現在の横河電機は、日本の計測・制御分野のパイオニアの双璧である旧横河・旧北辰の伝統を引き継いでいる。
戦時中、軍需産業の一端を担い急成長するも、敗戦で規模を縮小。しかし、ヒューレット・パッカード社との合弁による横河ヒューレット・パッカード株式会社(現:日本ヒューレット・パッカード、アジレントテクノロジー)の設立、ゼネラル・エレクトリック社との合弁によるGE横河メディカルシステム(現:GEヘルスケア・ジャパン)の設立など、積極的な経営戦略で業界首位を不動のものにした。1983年には業界3位で住友グループの株式会社北辰電機製作所と合併、横河北辰電機株式会社と改称。1986年にCIを実施し、現在の横河電機株式会社となった。
みずほフィナンシャルグループ(旧富士銀行)をメインバンクとしているが、旧北辰が住友グループであったことからサブメインは三井住友銀行(旧住友銀行)で合併時、一時的に住友銀行が横河北辰への融資額の首位行になっている。
近年まで良好な財務体質のもと、安定経営を行ってきた。バブル期には、北辰との合併により増加した人的資源の有効活用、本業以外の収益源の拡大を企図して、子会社を多数設立し、社業の多角化を図ったが、バブル崩壊後の縮小経済のもとでは、子会社の統廃合、清算を順次進めて経営改革を行った。その流れで、外資のヒューレット・パッカード社(日本ヒューレット・パッカード)・アジレントテクノロジー社(横河アナリティカルシステムズ)やジョンソンコントロールズ社(横河ジョンソンコントロールズ)との合弁解消、国内資本であるトヨタ自動車(トヨタマックス)、早稲田大学(早稲田大学ラーニングスクエア)とも合弁解消するなどの事業構造の再構築を図った。しかし、近年は光通信分野をはじめとする新規投資の失敗や、半導体関連事業の採算の悪化などがたたり、2008年度・2009年度・2010年度の当期利益が赤字になるなど、経営環境の変化に見舞われている。
特筆すべきこととして、他社に先駆けて[要出典]、グループを挙げて障害者雇用に積極的に取り組み、さらには知的障害者の特例子会社である横河ファウンドリーを設立。民間企業による知的障害者の人的資源としての活用のモデル企業として位置づけられている。また、横河電機をはじめグループ会社の本社が集中する武蔵野市では、地域との協調・共存共栄を目指した活動を重視し、横河電機のグラウンドで毎年開催される「横河まつり」は、グループ従業員とその家族、さらに近隣住民が参加し、地元での名物行事になっている。「横河まつり」では、横河電機の社長以下役員、グループ会社の社長・役員が模擬店を開いてみずから来場者のホスト役を演じている。しかし、2012年に甲府事業所で開かれた横河まつりでは252人の食中毒者を出す不祥事も起きた。
2000年に出版された『今こそ終身雇用だ!〜横河電機の挑戦〜』[1]では、新終身雇用宣言を掲げるなど、リストラを行わないことがこれまでの横河電機の大きな特徴であったが、近年は業績の悪化にともない早期退職を募集[2]するなど経営方針を転換させつつある。収益の大半を占める分散制御システム分野は安定しているものの大きな市場の伸びを期待できないことから、余剰人員の削減は投資家から強い要求のある経営課題となっている。また、バブル期の大量採用や買収・合併などの要因により、社員の年齢構成が年配層に偏りはじめていることも懸念材料である。ユニオン・ショップ制のもと労働組合が強い影響力をもっており、組合幹部を経験した社員を役員にするなど厚遇してきた流れもあって、今後の労使関係がどう変化していくか不透明である。日経新聞が発表した企業ランキングNICES 2011年度版[3][4]では、300社中299位(前回順位221位。ワタミは294位)に低迷している。これまで雇用が安定していたこともあり、(200点中)152点と従業員評価はそれほど悪くない一方で、それ以外の項目、特に投資家からの評価が75点と低く、「不公平」「ぬるま湯」の体質にあるという指摘[5]もある。
中期経営計画 [編集]
横河電機株式会社の内田勲と海堀周造は、長期経営構想 Vision-21 & Action-21を、 2001年1月(第1のマイルストーン)と2006年4月(第2のマイルストーン)に発表した。 しかし、横河電機は、純資産を大きく減らして、この長期経営構想で計画された新規事業から撤退した。
長期経営構想 Vision-21 & Action-21 第1のマイルストーン
2005年度の目標を、連結売上高5000億円、連結営業利益500億円とした。
2005年度の業績は、連結売上高3888億円、連結営業利益253億円、当期純利益215億円だった。
長期経営構想 Vision-21 & Action-21 第2のマイルストーン
2010年度の目標を、連結売上高6000億円、連結営業利益750億円とした。
2010年度の業績は、連結売上高3256億円、連結営業利益111億円、当期純利益-67億円だった。
歴代経営陣 [編集]
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 初 | 横河一郎 | |||
| 2 | 東郷安 | 男爵 | ||
| 3 | 横河時介 | 米国コーネル大学 | ||
| 4 | 山崎巌 | |||
| 5 | 友田三八二 | 広島高等工業学校電気科 | 工学博士・日置電機顧問 | |
| 6 | 松井憲紀 | |||
| 7 | 横河正三 | 慶應義塾大学経済学部 | ||
| 8 | 山中卓 | 京都大学工学部 | ||
| 9 | 美川英二 | 慶應義塾大学法学部 | ||
| 10 | 内田勲 | 慶應義塾大学工学部 | 前社長在任中死去による自動昇格 | |
| 11 | 海堀周造 | 慶應義塾大学大学院工学研究科 | ||
| 12 | 西島剛志 | 東京都立大学理学部 |
横河グループ [編集]
横河民輔が直接設立した横河グループの源流の横河建築設計・横河ブリッジ・横河電機・横河商事・横河東亜工業は横河五社と呼ばれ持株会社である横河商事の元に運営されていたが戦時中、軍需の受注増大に伴い各社が急拡大する過程で、資本的関係が薄れ、戦後、自主独立の経営を行った。
近年ではもっとも規模が大きい横河電機が、横河商事、横河東亜工業、横河ブリッジに資本参加。横河商事は横河電機の系列会社となる。横河ブリッジについては、筆頭株主として監査役1名(横河電機元副社長)を派遣し、関係が再び強まりつつある。横河建築設計については、横河電機が本社ビル建設の際に設計を委託しており、関係を有する。現在、創業家である横河家からは、中興の祖といわれる横河正三名誉会長以来、横河電機の経営者は出ていない。ただ、関係会社に社長1名、監査役1名に横河家出身者がいる。
また、企業スポーツが盛んで、なかでもラグビーには特に力を入れており、ラグビーを精神的な支柱とする企業風土に特徴がある。横河グループの歴代の社長や重役にはラグビーの経験者が多く、ラグビー出身者は優遇される傾向にある。それだけに、横河武蔵野アトラスターズ所属のラグビー部員による被災地選手への暴言[8][9]が報じられたことは、取引関係だけでなく社内の士気に影響を及ぼした。
詳細は「横河グループ」を参照
主な代理店
沿革 [編集]
- 1915年(大正4年) - 建築家・工学博士/横河民輔が、横河一郎・青木晋の参加を得て、東京・渋谷に電気計測の研究所を設立。初代社長は横河一郎。
- 1920年(大正9年) - 株式会社横河電機製作所と改称。
- 1930年(昭和5年) - ベルギー万国博覧会に電気計測器を出展し、名誉賞を受賞。
- 1938年(昭和13年) - 第二代社長に東郷安就任。
- 1940年(昭和15年) - 第三代社長に横河時介就任。
- 1955年(昭和30年) - (米)フォックスボロー社と工業計器に関する技術援助契約を締結。
- 1960年(昭和35年) - 第四代社長に山崎巌就任。
- 1963年(昭和38年) - (米)ヒューレット・パッカード(HP)社と合弁で、横河ヒューレット・パッカード(YHP、現・日本ヒューレット・パッカード)株式会社を設立。
- 1982年(昭和57年) - (米)ゼネラルエレクトリック(GE)社と合弁で、横河メディカルシステム(現:GEヘルスケア・ジャパン)株式会社を設立。
- 1983年(昭和58年) - 株式会社横河電機製作所と株式会社北辰電機製作所が合併。横河北辰電機株式会社が発足。
- 1986年(昭和61年) - CIを実施し、横河電機株式会社と改称。
- 1989年(平成元年) - (米)ジョンソンコントロールズ(JCI)社と合弁で、横河ジョンソンコントロールズ(現・ジョンソンコントロールズ)株式会社を設立。
- 1992年(平成4年) - (米)ヒューレット・パッカード(HP)社と合弁で、横河アナリティカルシステムズ株式会社を設立。
- 2002年(平成14年) - 横河ジョンソンコントロールズ株式会社の保有全株式を米国ジョンソンコントロールズ社に譲渡。当時NECグループだった、安藤電気株式会社を完全子会社化。
- 2004年(平成16年) - 安藤電気株式会社より全事業を譲受
- 2006年(平成18年) - 横河アナリティカルシステムズ株式会社の保有全株式をアジレント・テクノロジーズ・インクに譲渡。
- 2012年(平成24年) - 横河オーガニゼーション・リソース・カウンセラーズ株式会社(横河ORC)がマーサージャパン株式会社に合併される。
- 2013年(平成25年) - 制御・計測機器等の国内販売・保守事業等を吸収分割により子会社の横河フィールドエンジニアリングサービス株式会社に承継させるとともに、同社が横河ソリューションズ株式会社を吸収合併し、横河ソリューションサービス株式会社に商号変更。
不祥事 [編集]
- 山形県朝日村の庄内広域水道南部浄水場の計装設備工事
- 受注の口利きの見返りに4200万円を、加藤紘一代議士事務所の佐藤三郎前代表に提供したことが、2002年3月11日の朝日新聞の一面[10]に報じられた。
- 横河まつり(2012年7月20日、甲府事業所)で252人の食中毒
- 2012年7月20日の夏祭りで提供された食品を食べた社員や家族ら、男女252人が腹痛や下痢などの症状を訴え、食中毒の原因となるウェルシュ菌を検出したことが、2012年8月4日付けの山梨日日新聞で報じられた。社員や取引先の関係者、地元住民ら1200人が参加した結果、6歳の男児から95歳の男性まで252人が発症しており、過去十年で起きた食中毒のなかで、2006年に起きた甲府市立3中学校の585人についで2番目に大きいとされている。[11]
- 7月24日午後甲府市の横河電機甲府事業所から「7月20日に開かれた事業所の夏祭りで社員や家族など約165人が腹痛などを訴えている」と保健所に連絡があったことが2012年8月4日、NHK甲府放送局によって報じられた。[12]
関連会社 [編集]
- YOKOGAWAグループ
- 横河ソリューションサービス株式会社(制御・計測機器等の販売・保守、計装工事、情報エンジニアリング等)
- 横河マニュファクチャリング株式会社(電子機器生産会社)
- 横河電子機器株式会社(航空宇宙機器、舶用関連機器の開発・製造)
- 横河メータ&インスツルメンツ株式会社(汎用測定機器の開発、製造、販売)
- 横河医療ソリューションズ株式会社(コンピュータ・ソフトウェアの開発、製作、エンジニアリング及び販売)
- 横河パイオニックス株式会社(不動産・レジャー・サービス業)
- 横河ファウンドリー株式会社(知的障害者雇用の特例子会社)
- 横河商事株式会社(保険代理業、電子機器販売)
- 株式会社ワイ・ディ・シー(基幹系業務システム、EDI/EC、EAI、CAD/ePDM、データベース、ネットワーク関連事業):横河ユーシステムとディジタルコンピュータの合併で誕生した横河ディジタルコンピュータの後身[13]
- 横河ディジタルコンピュータ株式会社(電子機器用開発支援ツールの開発・製造・販売、トレーニング):ワイ・ディ・シーから分社[14]。ワイ・ディ・シーの前身である横河ディジタルコンピュータとは別会社。
- 株式会社オメガシミュレーション(プロセス訓練用シミュレータの製作・販売、エンジニアリング)
- キューアンドエー株式会社(マルチメディア機器のサービス、サポート)
- 合弁会社 - (共同出資社名)
- GEヘルスケア・ジャパン株式会社(医療機器の開発・輸入・販売) - GE社
- 横河レンタ・リース株式会社(計測器・IT関連機器のレンタル・リース) - 芙蓉総合リース
- その他
- 横河武蔵野フットボールクラブ(JFL所属チーム)
脚注 [編集]
- ^ 大谷昭宏&サンデープロジェクト取材班『今こそ終身雇用だ!〜横河電機の挑戦〜』テレビ朝日事業局出版部、2000年
- ^ 横河電機の早期退職に261名が応募、特損39億円計上へ - 不景気ドットコム 2011年3月22日
- ^ 「企業ランキングNICES」『日経新聞』2011年11月30日付け朝刊、第12版、第15面
- ^ NICES総合ランキング/就職活動の日経就職ナビ2012<就活支援+就職情報>
- ^ 「良い会社ランキング」の最下位グループ ワタミ、横河電機、日立金属…。
- ^ 横河電機 アニュアル・レポート2006[1]
- ^ 横河電機 アニュアル・レポート2011[2]
- ^ 社会人ラグビー:釜石戦で震災絡め暴言…横河電機選手処分 - 毎日新聞 [リンク切れ]
- ^ 釜石の選手に暴言=「震災で頭おかしくなった」-ラグビー - 時事ドットコム 2011年10月12日
- ^ 「佐藤前代表口利き横河電機も4200万提供」『朝日新聞』2002年3月11日付け朝刊、第12版、第1面
- ^ 『山梨日日新聞』2012年8月4日付け朝刊、第2版、第27面
- ^ 事業所の祭りで集団食中毒 - NHK山梨県のニュース
- ^ ワイ・ディ・シー 沿革
- ^ 横河ディジタルコンピュータ株式会社 沿革
関連項目 [編集]
- 横河武蔵野アトラスターズ - ラグビー部
- 横河電機ワイルドブルー - バスケットボール部
- 横河武蔵野フットボールクラブ - サッカー部
- FC東京(横河電機が上位株主になっているJリーグチーム)
- 横河民輔(創業者)
- 横河正三(名誉会長)
- 山中卓(元会長)
- 美川英二(元社長)
- 内田勲(元会長)
- 海堀周造
参考文献 [編集]
- ISBN 4881312405 今こそ終身雇用だ!―横河電機の挑戦 ,大谷 昭宏 , サンデープロジェクト取材班
- ISBN 4478320381 エクセレント・グローバリゼーション―横河正三が実践する信義の経営 ,上之郷 利昭