キッズステーション

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株式会社キッズステーション
Kids Station Inc.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
郵便番号:150-0001
東京都渋谷区神宮前1-4-16
神宮前M-SQUARE 4F
設立 1993年4月12日
業種 情報・通信業
事業内容
  • こども向け専門チャンネルの運営
  • 映像ソフトの企画・制作・販売およびその著作権の管理
  • キャラクター商品の企画・制作及び商品化に関する業務
  • ゲームソフトウェアの企画・開発及び販売 等
代表者 代表取締役社長 宮内康行
資本金 5億1465万円
主要株主
外部リンク http://www.kids-station.com/
特記事項:設立時の社名は株式会社ネオサテライトビジョン。
2000年、現社名に変更
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キッズステーション
KIDS STATION
キッズステーションHD
KIDS STATION HD
〜夢・感動そして創造〜
基本情報
運営(番組供給)事業者 株式会社キッズステーション
本社(本部) 〒150-0001
東京都渋谷区
神宮前1-4-16
神宮前M-SQUARE 4F
旧チャンネル名 レモンチャンネル
( - 1993年3月31日)
放送(配信)開始 1991年4月1日
HD放送(配信)開始 2009年10月1日
ジャンル アニメ
放送内容 アニメ、子供向け番組
視聴料金 月額600(税別)円
視聴可能世帯数 8,241,843世帯(2010年6月末現在)
衛星基幹放送(東経110度CS放送)
プラットフォーム スカパー!
放送事業者 株式会社キッズステーション
チャンネル番号 Ch.CS330(HD)
物理チャンネル ND12(CS2)
放送開始 2002年6月1日
HD放送開始 2010年4月1日
スカパー!プレミアムサービス
放送事業者 株式会社スカパー・ブロードキャスティング
チャンネル番号 Ch.669(HD)
放送開始 2009年10月1日
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者 株式会社キッズステーション
チャンネル番号 Ch.276
放送開始 1996年10月1日
ディレクTV(放送終了)
放送事業者 ワンダーウェーブ株式会社
チャンネル番号 Ch.276
放送開始 1997年12月1日
放送終了 2000年9月30日
その他(再送信・配信)
ひかりTV 303,351(HD)
eo光テレビ 869(HD)
J:COM 601
JCN 401,451(HD)
その他 auひかり Ch.235
BBTV Ch.304
公式サイト

株式会社キッズステーション (Kids Station Inc.) は、日本衛星一般放送事業者こどもアニメ専門チャンネルキッズステーション」を運営している。

概要[編集]

1993年に配信を開始。スカパー!プレミアムサービスを初め、ケーブルテレビでもそのほとんどで別料金が不要なパックセットに含まれていることから知名度は高く、2007年に視聴可能世帯数が800万世帯を突破した[1]。そのうち、634万世帯はケーブルテレビを介して視聴している(直接受信の世帯は133万世帯)[2]。なお、世帯数はアニマックススペースシャワーTVに次いで3番目に多い。

また、テレビ放送の他にも通信販売や家庭用・パソコン用ゲームソフトの開発・販売も行っている。

衛星一般放送事業者としてスカパー!プレミアムサービス(SD)で、衛星基幹放送事業者としてスカパー!(旧・スカパー!e2)でそれぞれ放送を行っているほか、ケーブルテレビ局やひかりTVなどにも番組を提供している。

番組編成の特徴[編集]

1993年アナログCS放送で開局した当初は、『電人ザボーガー』や『マグマ大使』などのピープロが制作した特撮作品や、日本アニメーションなど老舗の制作会社が手がけたアニメ作品を多く放映し、イメージキャラクターもピープロ社長のうしおそうじ[3]がデザインした「キスゴン」を使用していた。

現在は子供向けファミリー向けの作品が編成の主体で、昭和期に制作されたものも数多い小学館集英社プロダクションバンダイビジュアルが製作に参加している作品[4]や、ぴえろの制作した作品も多く放映されている(『テガミバチシリーズ』など)。特にあだち充高橋留美子の作品は開局当時から多く初出を果たしている(但し『犬夜叉』のみ初出はアニマックス)。高橋留美子の作品は一時期放映されていない時期もあったが、2012年以降『うる星やつら』、『らんま1/2』がHDリマスター版で放映を再開している。

特に、平日午前から日中にかけての番組枠『ハピクラ♪タイム』では自社制作の幼児向け教育番組を集中的に編成していて、この時間帯に先述のキスゴンが登場する番組がある。過去には20時丁度にキスゴンが「おやすみなさい」と挨拶するイメージサインが流れていた。

一時期は、成人向けの作品(激しい性描写はなかったが)や美少女ゲームに関する情報番組を放映していた。その後も成人向けの美少女ゲームを原作としたアニメ作品(原作は18禁だがアニメは一般向け)や、地上波において同時期および過去に放映されている作品を深夜を中心に数多く放映していた[5]のもかつての番組編成の特徴の一つだった。また1970年代の比較的マイナーな作品を、『懐かしのアニメシアター』と題した番組枠を設けて放映していた時期もある。

しかし、2007年4月の改編深夜アニメUHFアニメを大幅に削減。それまでは平日の24時台に地上波と同時期の新作や旧作を日替わりで10本放映していたが、この枠を24時00分 - 24時30分までの5本に半減。その後も番組数の縮小は段階を追って進められ[6]、一時期は地上波と同時期に放映される作品はほぼ消滅していた。

ただし番組枠の再編を行なった2011年頃からは、再び深夜向けの作品は増加に転じている。現在は『エリア23』と題した放送枠を23時台から24時台にかけて設定し、読売テレビ(および関連会社のYTE)が制作に関与しているUHFアニメや、人気の旧作を日替わりで放送している。しかし2014年4月の改編より23時台のみになり、再び削減された。

なお専門チャンネルで特に多く放映されている通販番組は、当チャンネルでは少ない(主に月曜日の早朝に不定期に編成されている)[7]

放送形態[編集]

一部のケーブルテレビでは、番組開始の2分前より環境映像が入り、CMを経て定時から番組が始まる。このため、映画などの長時間放送の作品の場合は中断して挿入されることもある。

CM番宣が中心で、番組の途中でも挿入されるが、番組の中盤(アイキャッチの流れる部分)には原則として挿入されない[8]。一部の作品については、番宣CMのナレーションを作品に出演している声優が担当するものもある(『花咲くいろは』、一時期の『銀魂』など)。

2004年5月31日からは、海賊版防止のためウォーターマークが表示されている(当初は、番組の開始時と開始から15分後に5秒間のみ。2008年4月1日4時からはCM中を除く常時)。また、2008年4月1日より一部の作品で提供画面もカットされずに挿入されるようになっている(過去には『銀魂』や『スクールランブル』などで例外あり)。

沿革[編集]

  • 1991年4月 - 大倉商事株式会社において、当時、一財務部員だった添田弘幸のケーブルテレビ向け番組供給事業が新規事業として採用され、社内ベンチャーとしてスタートすることになり、『レモンチャンネル』の名称で1日2時間のテープ配信を始める[9]
  • 1993年4月 - 添田が大倉商事の100%子会社としてネオサテライトビジョンを設立。ケーブルテレビへの番組配信を、通信衛星をもちいた配信へ切り替え、チャンネル名を『キッズステーション』と命名した。当初、通信衛星はJC-SAT2号機を使用していたが、1994年8月にスーパーバードB号に切り替える[10]。しかし1996年に再びJC-SAT2号機に切り替える。パーフェクTV!(現在のスカパー!プレミアムサービス(標準画質))開始まではアナログCS放送のプラットホームには属さなかった。ただし、スーパーバードB号を使用していた時期はスカイポートTVの番組表に広告扱いとしてキッズステーションの番組表を掲載していた。ケーブルテレビへの配信を目的としていたため、アナログCSでの種別は「通信」であり、一般の「放送」用受信機器では視聴は不可能だった。ただし、ノンスクランブル通信のため、「通信」対応受信機器で無料の視聴ができた。
  • 1996年10月 - パーフェクTV!の開局と同時に同局での放映を開始して、月額視聴料315円(税込)で受信契約が可能となる。これに伴い、三井物産が資本参加して、出資比率は大倉商事60%、三井物産40%に。同時にアナログ通信による衛星配信は終了した。1996年末時点で配信しているケーブルテレビは139局で110万世帯、パーフェクTV!での受信契約世帯数は35万世帯だった[11]
  • 1997年12月1日 - この日に放送を開始したディレクTVでも放送を開始。チャンネル番号はパーフェクTV!と同じCh.276(そのため、当時のURLはチャンネル番号入りのhttp://www.kids276.co.jp/だった)。
  • 1998年 - 親会社の大倉商事が破産。三井物産の子会社となる。
  • 2000年
  • 2002年7月 - スカイパーフェクTV!2(現在のスカパー!)で放送開始(C-TBS放送事業を委託)。株式会社マイピックよりゲームソフト開発・販売部門(メディアクエスト)を譲り受ける。
  • 2004年 - 添田が退職。
  • 2005年5月 - チャンネルロゴを現在のものに変更。
  • 2007年12月末 - 視聴可能世帯数が800万世帯を突破した。2008年1月末の視聴可能世帯数は808万世帯(部分配信を含む)となる[1]
  • 2008年7月 - 視聴料金改定。月額600円(税込630円)に。
  • 2009年
  • 2010年
    • 3月23日 - 午前5時より字幕試験放送を実施。
    • 4月1日 - スカパー!e2でハイビジョン放送開始(チャンネル名はスカパー!HD、ひかりTVと同じく『キッズステーションHD』。衛星基幹放送事業者はキッズステーションに変更)。字幕放送の正式運用を実施。
  • 2012年
    • 7月1日 - スカパー!e2の帯域再編に伴い、スロット削減(24→16)、画質低下(横解像度1920→1440、ビットレート20Mbps→13Mbps)。
    • 7月24日 - スカパー!e2でのチャンネル番号を変更(Ch.335→Ch.330)。

製作に関与した作品[編集]

全番組の一覧は、公式サイト内のサイトマップを参照のこと。

  • 「二代目」には参加せず、放送もしない。
  • 第1シリーズは、アニマックス・MBSと共同で企画協力(第2シリーズ「二籠」では、これに加えCBCも参加)。
  • 第3シリーズ「三鼎」には参加せず、放送もしなかった。後にAT-Xでも放送。

事件[編集]

『電人ザボーガー』や『快傑ライオン丸』などの放映権をめぐる事件[13]
東北新社がキッズステーションとピープロを相手取り、ピープロの作品をキッズステーションで放送したことを不当だとして訴えた民事訴訟事件。
2002年東京地裁の判決、 2003年東京高裁控訴審判決のいずれも東北新社の訴えを退けて、キッズステーションとピープロの勝訴に終わっている。
東北新社は1976年にピープロ作品の権利を譲渡された契約を根拠としていたが、この契約が衛星放送での放映権まで含まれているとは認められなかった。契約時には想定していない新しく登場したメディアに関して起こった著作権トラブルとして、著作権の解説書でも取り上げられている事件である[14]
『ヘタリア』放送中止事件
2009年1月24日から放送される予定だった『ヘタリア』について、同作品が「韓国を侮辱している」「戦争の美化である」などとして、韓国のネチズンを中心に放映中止の主張や署名活動などが行われ、韓国の国会で取り上げられる騒ぎとなった。
キッズステーションは韓国の抗議活動とは無関係としながらも、1月16日に「諸般の事情」という名目で放送の中止が発表された[15]。これまでも放送番組について批判や要望が寄せられたことはあったが、直前での放送中止の例はこれ以外にはない。
なお、当初から行われる予定だった『アニメイトTV』でのネット配信は、予定通りに行われている。ちなみに、関連商品を独占販売しているアニメイトでは、放送中止が決定してからも引き続きキッズステーションの放送についての案内を含んだ宣伝VTRを流していた。
キッズステーションでは放送が中止されたが、その後BS11でテレビ放送されている。

ゲームソフト[編集]

メディアクエストと共同で、「KIDS STATION GAMES(K・S・G)」のブランドで展開していた>。

関連項目[編集]

イメージキャラクター[編集]

出典・脚注[編集]

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  1. ^ a b プレスリリース(PDF) キッズステーション公式サイト内
  2. ^ 「各局データ」 衛星テレビ広告協議会公式サイト内。キッズステーションに関しては2010年6月末更新のデータ。
  3. ^ うしおが死去した際にも、2000年に放映された『うしおそうじ物語』を緊急追悼特番として2004年4月11日に再放送した。
  4. ^ 前者は『NARUTO -ナルト-』や『BLEACH』、後者は『バスカッシュ!』など。
  5. ^ 2005年以降は、正午付近や19時頃から放映する例も少なくなかった。
  6. ^ これは、「良質なエンターテインメントを通して、家族のふれあいを活性化します」という編成コンセプトによるファミリー向け路線への転換が主な理由である。(出典
  7. ^ 大倉商事子会社時代はステーションブレイクで「大倉商事テレビショッピング」を流していた。
  8. ^ 1999年までは全ての番組で挿入されていた。2008年10月からは『CHAOS;HEAD』や『バスカッシュ!』などで、地上波での放映時に沿った形式でCMが組み込まれるようになった。
  9. ^ 会社概要 社長プロフィール 株式会社ベストフィールド公式サイト内 2013年3月21日閲覧
  10. ^ 通信22チャンネル。8:00~19:00迄の配信で前後の時間はバンダイキャラネットTVを配信していた。ケーブルテレビではキャラネットTVと同様の時間で配信していた囲碁・将棋チャンネルと組み合わせていた。
  11. ^ 西正、野村敦子『多チャンネル放送の衝撃 デジタルで変わる、ベンチャーが変える』中央経済社、1997年、pp.151-152
  12. ^ 「アニマックス」1位に CSチャンネル 約830万世帯が加入 読売新聞 2010年3月4日
  13. ^ 出典 - 日本ユニ著作権センター「電人ザボーガー」「快傑ライオン丸」等の放送権事件「電人ザボーガー」「快傑ライオン丸」等の放送権事件(2)
  14. ^ 久保利英明、内田晴康、横山経通『著作権ビジネス最前線』中央経済社、2005年新版第2版、pp.228-229
    内藤篤、升本善郎著『映画・ゲームビジネスの著作権』社団法人著作権情報センター、2007年、p.197
  15. ^ 「ヘタリア Axis Powers」の放送について|キッズステーションどっとこむ
    「アニメ『ヘタリア』放送中止 『諸般の事情』で」 IT media News 2009年1月16日
    日本マネるキャラ「韓国侮辱」? アニメ「ヘタリア」中止の真相 J-CAST 2009年1月20日
  16. ^ 「BSデジタル「トウェルビ」にキッズステーション枠が登場」 アニメ!アニメ! 2008年12月9日

外部リンク[編集]