カルチュア・コンビニエンス・クラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 種類 | 株式会社 | |||
|---|---|---|---|---|
| 市場情報 |
|
|||
| 略称 | CCC | |||
| 本社所在地 | 530-0001 大阪府大阪市北区梅田二丁目5番25号(※1) |
|||
| 電話番号 | 06-6343-9500 | |||
| 設立 | 1980年(昭和55年)1月31日 (株式会社芙蓉経営科学研究所)(※2) |
|||
| 業種 | サービス業 | |||
| 事業内容 | フランチャイズ事業、商品事業、直営事業、インターネット関連事業、カード関連事業を統括する純粋持株会社 | |||
| 代表者 | 増田宗昭(代表取締役社長) | |||
| 資本金 | 124億58百万円 (2008年3月31日現在) |
|||
| 売上高 | 連結:2,377億30百万円 単独:40億11百万円 (2008年3月期) |
|||
| 総資産 | 連結:1,140億02百万円 単独:509億40百万円 (2008年3月31日現在) |
|||
| 従業員数 | 連結:3,567名 単独:62名 (2008年3月31日現在) |
|||
| 決算期 | 3月31日 | |||
| 主要株主 | 増田 宗昭 24.04% マスダアンドパートナーズ(株) 17.29% 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 7.99% |
|||
| 主要子会社 | (株)CCC 100% | |||
| 関係する人物 | 三木谷浩史(社外取締役) | |||
| 外部リンク | www.ccc.co.jp | |||
| 特記事項:※1 登記上の本店所在地。本社事務所は東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー21階にある。 ※2 1998年4月1日に株式額面変更のため、それまでのカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は吸収合併されて解散している。解散した同社の設立日は1985年9月20日。 |
||||
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(英文表記:Culture Convenience Club Co., Ltd.)は、日本の企業集団「CCCグループ(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社グループ)」を統括する持株会社である。
連結事業として、
などを行う複合量販店チェーン「TSUTAYA」を運営している。
略称として、CCCが用いられてきたが、2009年4月より子会社(旧株式会社TSUTAYA)の社名が株式会社CCCとなっているので、混同しないよう注意が必要である。
目次 |
[編集] 概要
かつては、カルチュア・コンビニエンス・クラブ自体が、TSUTAYAのフランチャイザー業務を行っていたが、2006年に設立した子会社「株式会社TSUTAYA」(現在の株式会社CCC)へ同業務を移し、カルチュア・コンビニエンス・クラブは純粋持株会社となった。
[編集] 音楽・映像ソフトレンタル
TSUTAYAは音楽・映像ソフトのレンタル店として日本最大手のチェーン(部門売上高、2005年度)である。さまざまな形態での店舗開発を進めてきたほか、業界5位(1999年度)であったアコムから店舗網を譲受し、3位(2004年度)であったサンレジャーをフランチャイジーとするなど、他チェーンの取り込みも行って規模を拡大してきた。2006年2月時点でのレンタル取扱店舗数は1,251店となっている。
特に渋谷駅北西にあるTSUTAYA渋谷店は、品揃えでは日本一とも言われており、陳列商品のジャンル分けも例えば
に細分されているといった充実ぶりである。ソフト化はされたがマイナー作品である故地元で見つからなかった事を理由に、遠い距離からわざわざ渋谷店まで来るマニアもいる(mixiの映像作品別コミュニティでは、作品のソフト化や設置店状況について、TSUTAYA渋谷店の情報が時々出る事がある)。
一部の店舗を除いて会員カードが共通化されており、1店舗の会員となるだけで複数店舗でのレンタルを利用できる。一部店舗では、音楽・映像ソフト以外にコミックのレンタルも取り扱っている。但し、新規レンタル登録をしてから14日以内は登録した店舗以外ではレンタルできない。また、レンタル保証料さえ払えば、ブックオフやファミリーマート発行のTカードでレンタルすることもできる。
オンラインDVDレンタルの分野では株式会社CCCが運営する「TSUTAYA DISCAS」が日本最大を自称している。
[編集] 音楽・映像ソフト販売
TSUTAYAは音楽・映像ソフトの販売店チェーンとしても日本最大手(部門売上高、2005年度)である。CCCグループは「ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン」、「すみや」を傘下に収めており、売上高が業界2位(2005年度)の「新星堂」とも提携している。これらの店舗に、TSUTAYAの音楽・映像ソフト販売店舗を合わせると、1,100店を超える(2006年2月)販売店網となっている。
[編集] グループ外企業との提携
CCCグループでは共通ポイントサービス「Tポイント」を展開しており、グループ外の異業種企業と積極的に提携を行っている。詳しくはティーポイントを参照のこと。
[編集] ポイント提携サービスと景表法
外部企業とのポイントサービスを展開する上で、景品表示法の対策が必須となる。 提携先には、高額商品から小額商品を扱う会社までがある為、景品表示法的な問題とクーポン施策などの効果は比例する関係になるのが、ポイントサービスの特徴である。
[編集] 沿革
- 1982年 - 大阪府枚方市の枚方駅前百貨店5Fに、喫茶店兼レンタルレコード店の「LOFT」を開店。
- 1983年3月 - 「LOFT」の姉妹店として、枚方市岡東町24-14大和ビル1F・2Fに1号店である「蔦屋書店 枚方駅前店」を開業(後に移転してTSUTAYA枚方駅前本店となる)。
- 1985年9月 - 大阪府吹田市垂水町にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を設立。
- 1986年6月 - 加盟店舗への商品供給のため、日本出版販売と業務提携。
- 1988年1月 - 中古商品を取り扱うユー・ファクトリー株式会社(後のカルチュア・パブリッシャーズ株式会社)を大阪府吹田市に設立。
- 1988年10月 - マーケティング部門として株式会社アダムス(後の株式会社Tカード&マーケティング)を大阪府吹田市に設立。
- 1993年7月 - CD販売事業「TSUTAYA RECORDS」のフランチャイズ展開を開始。
- 1994年7月 - 書籍販売事業「TSUTAYA BOOK NETWORK」のフランチャイズ展開を始める。
- 1994年10月 - 『ないビデオはない』をコンセプトに掲げた都市型大型店「TSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店」オープン。『マルチ・パッケージ・ストア』の原型ともいえる店舗「TSUTAYA山内店」オープン。
- 1995年9月 - タイ・バンコクに「TSUTAYAプレジデント・パーク店」オープン。
- 1995年12月 - 大阪府枚方市にマルチ・パッケージ・ストアのモデル店「TSUTAYA東香里店」オープン。
- 1996年9月 - 東京都世田谷区に加盟店および社員向け研修施設「蔦屋楽舎」を開校。
- 1997年5月 - ゲームソフト販売事業「GAME TSUTAYA」のフランチャイズ展開を開始。
- 1998年4月1日 - 50円額面株式へ変更のため、形式上の存続会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(旧・株式会社芙蓉経営科学研究所)と合併し、同日、実質の存続会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は解散。
- 1998年7月 - 韓国・城南市に株式会社シーシーシーコリアとのライセンス契約による1号店「C3 CLUB盆唐本店」オープン。
- 1998年10月 - プロサッカークラブ「FC東京」の運営会社「東京フットボールクラブ株式会社」設立に際し、東京ガス、富士銀行、テレビ東京などと共に出資者となる。
- 1999年7月 - インターネットを利用したサービス「TSUTAYA online」開始。
- 1999年12月 - 渋谷ハチ公交差点正面に商品位置検索システム、シネマコンシェルジュ、音楽ダウンロード端末など、新サービスを取り入れた未来型店舗「SHIBUYA TSUTAYA」オープン。
- 2003年3月 - ローソン(現在はファミリーマートに異動)及びENEOSとの間でポイントに関する業務提携を締結(「ティーポイント」を参照のこと)。
- 2003年4月 - 東京都港区に開設された商業施設「六本木ヒルズ」内に「TSUTAYA TOKYO ROPPONGI」をオープン。
- 2004年3月 - レントラックジャパンへのTOBを実施し、子会社化する。
- 2004年4月1日 - 会員証の全国共通化を開始する(一部店舗を除く)。
- 2005年3月31日 - TSUTAYA STORES ホールディングスが、丸井からヴァージン・グループの日本法人「ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン」の全株式を取得し子会社化する。
- 2005年11月 - 株式会社アイ・エム・ジェイ、株式会社デジタルスケープ、株式会社デジタルハリウッドを子会社化する。
- 2006年3月1日 - CCCがTSUTAYA事業を分割し株式会社TSUTAYAを新設、持株会社制へと移行。
- 2006年6月 - 株式会社TSUTAYAが新星堂の第三者割当増資を引き受け、新株予約権を取得する。
- 2006年7月 - 株式会社TSUTAYAがすみやの第三者割当増資を引き受け子会社化する。
- 2007年3月31日 - ローソンとのポイント提携が終了、東京ミッドタウンに本専門の「TSUTAYA BOOKS東京ミッドタウン店(KONAMI本社前店)」開業。
- 2007年11月20日 - ファミリーマートとのポイント提携開始。
- 2008年7月15日 - 株式会社TSUTAYAが7月19日から1,339店舗全店(2008年7月15日現在)で、Blu-ray Discレンタルサービスを開始すると発表[1]。
- 2008年10月1日 - 株式会社ツタヤオンラインが、「TSUTAYA DISCAS」を運営する株式会社ツタヤ・ディスカスと「TSUTAYA TV」を運営する株式会社TSUTAYA BBを吸収合併(事業統合)。
- 2009年4月1日 - 株式会社TSUTAYAが、株式会社TSUTAYA STORESホールディングス、株式会社TSUTAYA STORES、株式会社レントラックジャパン、株式会社ブロウアウトジャパン、ビーエムドットスリー株式会社、カルチュア・パブリッシャーズ株式会社、株式会社ツタヤオンライン、株式会社CCCキャスティングの7社を吸収合併するとともに、会社分割を行った株式会社Tカード&マーケティング(現・株式会社Tポイント)の事業のうち、ポイント金預かり事業以外の事業を吸収し、併せて株式会社TSUTAYAを株式会社CCCに社名変更。[2]
- 2009年6月23日 - 毎日新聞社と包括的な業務提携で合意した。[3]。
[編集] 株主優待(2007年3月末時点の株主)
単元株数は100である。
| 株数 | Tポイント |
| 300以上 | 2,000 |
| 3,000以上 | 5,000 |
| 10,000以上 | 10,000 |
[編集] グループ企業
一部を列挙する。
- 株式会社CCC
- TSUTAYAのフランチャイザー業務、「TSUTAYA」直営店舗の運営、Tポイントの運営、フランチャイジーとして「ブックオフ」、「スターバックス コーヒー」の店舗運営、レンタルビデオ店向けPPT(Pay Per Transaction)事業、音楽・映像コンテンツの版権事業、配給事業を行う。かつて同社に存在していたゲーム事業部については「D3パブリッシャー」を参照のこと。
- 株式会社すみや
- 株式会社CCCの子会社。
- 株式会社TSUTAYAワンダーグー
- 株式会社CCCとワンダーコーポレーションの合弁企業。
- 株式会社MPD
- 株式会社CCCと日本出版販売の合弁企業。音楽・映像ソフト、書籍などの卸売を行う。
- 株式会社ヴァージン・メガストアーズ・ジャパン
- 株式会社CCCの子会社。
- 株式会社トップ・パートナーズ
- メディアステーション(宇宙企画)、ケイ・エム・プロデュース(KMP)、レアル・ワークスなどのアダルトビデオメーカーや、ジャム・ティービー(ダイナマイトTV、AV王)、メディア・ノクス(Zap TV、Queen Bee)などの成人向けCS放送などを統括する持株会社。
- 株式会社エスクァイア マガジン ジャパン
- 雑誌『エスクァイア』日本版発行などの出版事業を行う。
- 株式会社アイ・エム・ジェイ
- コンテンツ制作、ウェブサイト構築、広告マーケティングなどを行う。
- 株式会社デジタルスケープ
- コンテンツ制作、ウェブサイト構築などの技術者派遣を行う。
- 株式会社デジタルハリウッド
- クリエイター育成の専門スクール並びにIT・コンテンツ分野の人材育成を行なう四年制大学、大学院を経営、経団連会員
[編集] 主なフランチャイジー
TSUTAYAフランチャイジーのうち、多店舗展開する企業の一部を列挙する。
- レオクラブインターナショナル
- 親会社であるスーパーマーケット 福島・新潟・栃木のリオン・ドールの店舗の一部に併設して展開(フランチャイズ展開初期 - 中期のころは「レオクラブ」と冠していた)。リオン・ドールコーポレーション系列。
- ウイル
- 四国地方にて店舗を展開。サニーマートグループ。
- オー・エンターテイメント
- 近畿地方、および三重県で「TSUTAYA WAY」を展開。オークワグループ。
- ゴトー
- 静岡県を基盤とし、東京都、神奈川県、愛知県、京都府にも店舗を展開。
- サンレジャー
- 業界3位(2004年度)のレンタル店チェーン「サンホームビデオ」を運営していたが、2005年にFC加盟した。小野グループ。
- すばる書店
- 千葉県、埼玉県にて店舗を展開。
- ブックエース
- 茨城県を基盤とし、福島県、千葉県、埼玉県にも店舗を展開。関東地方を中心に展開を行う。
- 精文館書店
- 愛知県を基盤とし、静岡県、神奈川県、千葉県、埼玉県にも店舗を展開。
- ダイレクトショップ
- 京滋地方を基盤とし、岐阜県、石川県、奈良県にも店舗を持つ。平和堂グループ。
- フォージィ・グループ
- 新大阪店・東三国店・吹田店とTSUTAYA RECORDSを展開。
- トップカルチャー
- 新潟県を中心に、信越地方、関東地方にて店舗を展開。
- ニューコ・ワン
- 熊本県を基盤とし、福岡県、宮崎県にも「蔦屋書店」や「TSUTAYA AVクラブ」を展開。
- ビコムキタムラ
- レンタル店チェーン「BOM」を運営していたが、2005年にFC加盟し、主に九州地方にて店舗を展開する。キタムラグループ。
- 明文堂書店
- 富山県、石川県、埼玉県などにて店舗を展開。
- 文苑堂書店
- 富山県、石川県にて店舗を展開。
- 新星堂
- 大手CD販売店。2006年6月にフランチャイズ契約。2008年12月31日をもって契約解除。
- 株式会社フジ
- 中四国地方で「メディアシティ バッハ」・「バッハ書店」を展開。2007年9月にフランチャイズ契約。
- 株式会社ミナトカルチャーコンビニエンス
- 株式会社デンコードー
- 宮城県名取市に本社(登記上は仙台市宮城野区)を置くケーズホールディングス傘下の家電量販店。「TSUTAYA by Denkodo」、「WonderGoo TSUTAYA」名で、東北各地に店舗を展開している。ただし、秋田県は、高桑書店が運営する「高桑書店TSUTAYA」と。宮城県においてはヤマト屋書店が運営する「ヤマト屋書店TSUTAYA」とそれぞれ重複しない地域にのみ展開している。
- エディオン
- 傘下のエイデンにより、愛知県、岐阜県にて店舗を展開。また、傘下のデオデオもかつてダイイチ時代に広島本店隣に「TSUTAYAダイイチソフトシティ」を経営していたことがあった。グループ企業のミドリ電化ではニノミヤから継承した独自のレンタルソフトサービスを一部の店舗で展開している。
- Misumi
- 鹿児島県、宮崎県、熊本県、大分県で書店「ブックスミスミ」と併設する形で展開。
- だいわ
- 鹿児島県、宮崎県に11店舗(2009年4月現在)
- タカダ
- 沖縄県にある自動車学校、スポーツクラブ、ホテル、不動産などを経営する企業で、沖縄県内の店舗を展開。
- 富士商
- 山口県にてレンタル店チェーン「アップルクラブ」を展開していたものをTSUTAYAのFC店に転換した。主業は昭和シェル石油特約店として石油製品販売及びガソリンスタンドを経営。
- JR貨物
- 遊休地活用策の一環として、神奈川県、山口県などにて店舗を展開。
[編集] その他
- 2007年7月5日〜2007年8月31日、プレイステーション3専用ソフト「ぼくのなつやすみ3 -北国編- 小さなボクの大草原」用に、PLAYSTATION Storeにて「TSUTAYA・ロゴ入りオリジナルT-シャツ」を無料配信。
[編集] 関連項目
- CDレンタル
- レンタルビデオ
- 蔦屋重三郎 - 江戸時代の浮世絵の版元。写楽や歌麿を送り出した。TSUTAYAという名前は、蔦屋重三郎にあやかり「現代の蔦屋になる」という意志を込めたことと、かつてCCC創業者の祖父が「蔦屋」の屋号を使っていたことに由来する。
- CCRE(旧:CCRエンタテインメント) - 元CCCのコンテンツ企画部門。親会社 (CCC) からのMBOによる資本独立等を経て、CCRエンタテインメント(現在のCCRE)となる。
- ディースリー/D3パブリッシャー - 嘗てのカルチュア・パブリッシャーのゲームソフト部門。後に同部門スタッフが独立・転籍、ゲームソフト会社のディースリー・パブリッシャー(現:D3パブリッシャー)が設立された。現在は遊技機(パチスロ)大手・フィールズの傘下である上場持株会社・ディースリーの事業子会社となっている。
[編集] 脚注
- ^ TSUTAYA、7月19日から全国1,339店舗でBlu-rayレンタル開始 - AV watch 2008年7月15日
- ^ "当社のグループ内組織再編(子会社間の吸収合併、会社分割、事業譲渡に伴う子会社の解散及び子会社の商号変更等)のお知らせPDF" (日本語). 2009-5-9 閲覧。
- ^ 読売新聞2009年6月23日

