延岡市
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延岡市(のべおかし)は、宮崎県北部に位置する市である。人口131,585人(2008年6月現在)。中心地域は宮崎県北部の中心都市としての性格を有する。戦前より宮崎県内屈指の工業都市の性格が強かったが、旧北方町、旧北浦町との2006年の合併前の延岡市地域は旭化成の創業地工場群があるいわゆる企業城下町であった。
目次 |
[編集] 地理
東は日向灘に面し、その他は山に囲まれている。五ヶ瀬川・大瀬川・祝子川・北川・沖田川・浜川など多くの河川が市内を流れ、豊かな水郷としての性格を持つ。
[編集] 隣接する自治体
[編集] 歴史
「延岡藩」も参照
平安時代より、臼杵郡英多(あがた)郷の行政区分。以後、室町期までには、縣(あがた)の記述が定着。
中世をつうじて縣土持氏が支配したが、1578年(天正6年)4月10日、豊後の大友宗麟によって、土持親成が松尾城に攻め滅ぼされ、700年の名門縣土持氏の命脈を絶たれた。
天正15年(1587年)、豊臣秀吉の九州征伐により高橋元種が日向縣藩(のちに延岡藩)に5万3千石を宛行われて入封。慶長6年(1601年) - 慶長8年(1603年)秋にかけて縣城(延岡城)を築城して以降、近世城下町としての町割りが整う。
この縣地域の呼称としての延岡地名の使用は、近世縣城(現在の城山)の修築完成を記念して、有馬康純が明暦2年(1656年)に今山八幡宮に寄進した梵鐘(若山牧水に詠われた「城山の鐘」)の銘文「…明暦二年丙申六月吉日…日州延岡城主有馬左衛門佐…藤原朝臣康純」を初見としており、さらには、江戸幕府の公文書で正式に延岡藩としての記述が見られるのは、有馬氏の次、三浦明敬支配の元禄期以降のことである。
明治期になり、宮崎県設置により県庁が宮崎市におかれたことから、延岡は県庁から最も離れた旧城下町となった。これを近代化の遅れの予兆として受け止めた危機感覚が、後の工業都市としての発展の一因となる。旧延岡藩主であった内藤氏は数々の特権を公共化させ、銅山や電源開発に関わることで近代延岡の礎を築いた。また、小林乾一郎など旧藩士の働きも、延岡の近代化に大きく寄与した。
1923年に野口遵が日本窒素肥料(現チッソ)の工場を建設したのを機に、延岡は県内屈指の工業都市として発展する。昭和8年(1933年)にかけての延岡町・恒富村・岡富村の合併・市制施行は延岡進出の条件であり、日豊本線も進出に伴って開通した。1930年代末までに日窒系の工場が次々と建設され、大正11年(1922年)に2万3千人ほどであった人口は、昭和14年(1939年)には9万1千万人を数え、宮崎県内最大の人口を有する都市となった。
第二次世界大戦後の財閥解体により日窒コンツェルンは解体され、延岡にある工場は旭化成として再出発した。1951年頃は人口の約半数・市税納入額の3分の2・市議会議員の3分の1が旭化成関係であり、文字通り「企業城下町」として栄えた。しかし、旭化成の経営戦略により延岡の比重は次第に小さくなったことや、大消費地から遠いこと、更には化学工業が石油中心となったことから以前ほどの経済力はなくなり、人口も1982年を境に減少している。
[編集] 年表
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い、東臼杵郡延岡町が発足。
- 1930年4月1日 - 東臼杵郡延岡町・恒富村・岡富村が合併し、新たに延岡町となる。
- 1933年2月11日 - 市制施行し、延岡市となる。
- 1936年10月25日 - 東臼杵郡伊形村・東海村を編入。
- 1955年4月1日 - 東臼杵郡南方村・南浦村を編入。
- 2006年2月20日 - 東臼杵郡北浦町・北方町を編入。
- 2007年3月31日 - 東臼杵郡北川町を編入。
[編集] 行政
[編集] 経済
[編集] 産業
2006年の合併前の延岡市地域(その前は恒富村、岡富村、東海村)は旭化成の発祥の地であり、現在も同社グループの工場を中心とした企業城下町である。また市内の多くの企業が同社となんらかの関係をもって成り立っている。バスの行き先なども、旧「レーヨン」、「雷管」、「ベンベルグ」となっており、タクシーに乗車の際も「○○工場」「旭化成○○」と付けなくても場所が一般に理解されている(例えば支社前といえば、旭化成の支社前まで行ってくれる)。 旭化成沿革
[編集] 商業
長年にわたり延岡駅周辺の大型店舗(アヅマヤ百貨店・ダイエー・寿屋)や山下新天街などが商業の中心として機能していたが、モータリゼーションの進行に伴いその主役を郊外のロードサイド店舗に譲りつつある。
郊外化による影響や企業自体の不振から、中心部の大型店舗は2002年までにすべて閉店し、空洞化が進行した。延岡市はこの対策として中心市街地活性化基本計画を策定。2007年3月にはその中核施設となるココレッタ延岡が開業し、山下新天街アーケードも建て替えられた。
[編集] 特産品
[編集] 上場企業
[編集] マスメディア
延岡市に拠点を置くローカルメディア。
[編集] ケーブルテレビ
- ケーブルメディアワイワイ - ローカルメディアにして、熊本県民テレビ(日本テレビ系列局)、熊本朝日放送(テレビ朝日系列局)を観るために利用される。ほか、CS系・有料チャンネルも視聴可能で、インターネットなどのサービスも行っており、宮崎県北地区でのメディア・ネット環境に寄与している。
[編集] 新聞
- 夕刊デイリー - 延岡発、夕刊紙は唯一の存在(かつては、夕刊ポケットというライバル紙もあったが廃刊)。
[編集] 姉妹都市・提携都市
[編集] 国内
[編集] 海外
[編集] 地域
[編集] 人口
| 延岡市と全国の年齢別人口分布図(比較) | 延岡市の年齢・男女別人口分布図 | ||||||||||||||||||
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■紫色は延岡市
■緑色は日本全国 |
■青色は男性
■赤色は女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
[編集] 教育
[編集] 大学・短期大学
[編集] 公立高等学校
[編集] 私立高等学校
[編集] 公立小中学校
- 延岡市立旭小学校
- 延岡市立伊形小学校
- 延岡市立浦城小学校
- 延岡市立岡富小学校
- 延岡市立上南方小学校
- 延岡市立川島小学校
- 延岡市立熊野江小学校
- 延岡市立黒岩小学校
- 延岡市立島野浦小学校
- 延岡市立須美江小学校
- 延岡市立恒富小学校
- 延岡市立東海東小学校
- 延岡市立東海小学校
- 延岡市立土々呂小学校
- 延岡市立西小学校
- 延岡市立延岡小学校
- 延岡市立東小学校
- 延岡市立一ヶ岡小学校
- 延岡市立方財小学校
- 延岡市立緑ヶ丘小学校
- 延岡市立港小学校
- 延岡市立南小学校
- 延岡市立南方小学校
- 延岡市立名水小学校
- 延岡市立北浦小学校
- 延岡市立三川内小学校
- 延岡市立三椪小学校
- 延岡市立城小学校
- 延岡市立美々地小学校
- 延岡市立北方小学校
- 延岡市立北川小学校
- 延岡市立下赤小学校
- 延岡市立瀬口小学校
- 延岡市立松葉小学校
[編集] 私立小中学校
[編集] 交通
[編集] 鉄道路線
[編集] 路線バス
[編集] 道路
[編集] 高規格幹線道路
[編集] 地域高規格道路
[編集] 一般国道
[編集] 都道府県道
[編集] アクセス
- 空路より
- JRでの所要時間
- 博多駅 - 延岡駅:約5時間 博多駅から特急「ソニック」号乗車。途中別府駅・同一ホームにて特急「にちりん」号に乗換か「ドリームにちりん」「にちりんシーガイア」で直通。
- 小倉駅〜延岡駅:約4時間 小倉駅から特急「ソニック」号乗車。途中別府駅・同一ホームにて特急「にちりん」号に乗換か「ドリームにちりん」「にちりんシーガイア」で直通。
- 大分駅 - 延岡駅:約2時間(最速1時間58分) 大分駅から特急「にちりん」号乗車。
- 宮崎駅 - 延岡駅:約1時間(最速57分) 宮崎駅から特急「にちりん」号「ひゅうが」号乗車。
- 高速バス・特急バス
- ごかせ号 福岡市〜松橋インターチェンジ〜高千穂バスセンター〜川水流〜延岡駅バスセンター 1日4往復
- あそ号・たかちほ号 熊本市〜熊本空港〜高森町〜高千穂バスセンター〜延岡駅バスセンター 1日3往復
- わかあゆ号 大分市~パークプレイス大分~道の駅うめりあ~レーヨン前~延岡バスセンター 土休日1往復
[編集] 観光
[編集] 名所・旧跡
- 今山大師
- 今山恵比寿神社
- 延岡城跡(城山公園、日本の歴史公園100選)
- 南方古墳群
- 和田越古戦場
- 行縢山・行縢の滝(日本の滝百選)
- 愛宕山(日本の夜景100選、日本夜景遺産、美しい日本の歩きたくなるみち500選)
- 祝子川渓谷(21世紀に残したい日本の自然100選)
- ホタルの館・川舟の館
- 森谷観音滝
- 香花谷観音滝
- 黒内滝
[編集] 文化施設
[編集] レジャー施設
- 西階運動公園
- 延岡市民体育館
- ヘルストピア延岡
- ビーチの森すみえ
- すみえファミリー水族館
- 須美江家族旅行村
- 須美江海水浴場
- ETOランド速日の峰
- 熊野江海水浴場
- 浦城海水浴場
- 下阿蘇海水浴場 - 九州で唯一快水浴場百選特選となる海水浴場。
- 湯の谷温泉
- 祝子川温泉
- 延岡植物園
[編集] 伝統行事
[編集] 伝統芸能
[編集] レジャー行事
- 五ヶ瀬川の秋の鮎梁
- 史料で確認されている限りでも有馬藩政時代以来の300年の伝統を誇る五ヶ瀬川流域一帯の秋の風物詩。河原で鮎を焼く香ばしい香りは環境省の日本のかおり風景100選にも選定された。
- まつり延岡(夏祭り 毎年7月下旬)[1]
- 延岡城址 天下一薪能[2]
- 延岡西日本マラソン(毎年2月第3日曜日)
- ゴールデンゲームズ in 延岡[3]
- 五ヶ瀬川イカダ下り[4]
[編集] 工芸品
[編集] 特産品
[編集] 百選
- かおり風景100選:五ヶ瀬川の鮎焼き
- 日本の歴史公園100選:城山公園
- 21世紀に残したい日本の自然100選:祝子川渓谷[5]
- ヘリテージング100選:綱ノ瀬橋梁
- 日本の重要な湿地500:家田(えだ)・川坂(かわざか)湿地
- 日本の夜景百選・日本夜景遺産・美しい日本の歩きたくなるみち500選:愛宕山公園[6]
- 水の郷百選:水とみどりと活力のある都市-のべおか-
- 快水浴場百選:下阿蘇ビーチ(海の部特選)、須美江海水浴場
- 日本の滝百選:むかばきの滝
- 日本清流百選:五ヶ瀬川[7]
[編集] スポーツ
[編集] 出身有名人
- 高橋巨典(テレビ宮崎アナウンサー)
- 福島瑞穂(社会民主党党首、参議院議員、弁護士)
- 後藤勇吉(日本初の民間パイロット)
- NOISY(ミュージシャン、DUSTAR-3)
- 黒木純司(元千葉ロッテマリーンズ投手)
- 柳田聖人(元ヤクルトスワローズ・福岡ダイエーホークス選手)
- 草野大輔(東北楽天ゴールデンイーグルス選手)
- ザ・グレート・カブキ(プロレスラー)
- 濱田隆士(古生物学者)
- 松田丈志(水泳選手)
- 金子裕則(シンガーソングライター)
- 谷克二(作家)
- 藤江監物(延岡藩家老、岩熊井堰工事)
- 江尻喜多右衛門(延岡藩郡奉行、岩熊井堰工事)
- 犬神千代吉(元電撃ネットワーク)
- 長野誠(SASUKEオールスターズ・漁師「第28金比羅丸」船長)※旧・北浦町出身
- 37代式守伊之助(大相撲立行司)
- 南克幸(バレーボール選手)
- 琴柏谷充隆(大相撲力士)
- 酒井瞳(アイドル)
- 天野里咲(アイドル・タレント)
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 水野勲 「近世城下町から企業城下町へ - 延岡市」『九州 地図で読む百年』 古今書院、平岡昭利編、1997年、131-136頁、ISBN 4-7722-1665-0
[編集] 外部リンク
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