日豊汽船

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日豊汽船株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
882-0095
宮崎県延岡市浦城町5番地
北緯32度38分46.2秒 東経131度45分58.6秒 / 北緯32.646167度 東経131.766278度 / 32.646167; 131.766278座標: 北緯32度38分46.2秒 東経131度45分58.6秒 / 北緯32.646167度 東経131.766278度 / 32.646167; 131.766278
設立 1940年
業種 海運業
法人番号 2350001006901 ウィキデータを編集
事業内容 一般旅客定期航路事業
代表者 岸上照夫
支店舗数 1
特記事項:島浦営業所 宇治港
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日豊汽船株式会社(にっぽうきせん)は宮崎県延岡市海運会社。延岡市の離島である島浦島への航路を運航している。

概要[編集]

かつては延豊汽船として、延岡市の十貫港と蒲江港大分県佐伯市)を結ぶ日向灘沿岸航路[1]を中心に蒲江港と島浦港を結ぶ航路などを運航していた。その後、国道388号の整備により沿岸航路は廃止され、本社を浦城港に移転、現在は浦城 - 島浦航路のみを運航している。

航路[編集]

  • 通常 浦城港 - 島浦港(カーフェリー20分、高速艇10分)[2]
カーフェリー6往復、高速艇10往復を運航する。カーフェリー・高速艇の始発1往復は日・祝運休、カーフェリーの最終便1往復は土・日・祝運休となる。
高速艇ドック時・カーフェリーのみの運航 カーフェリー8往復、カーフェリーの運航時刻が通常と異なる。
  • 荒天時 阿蘇港(北浦町) - 島浦港(高速艇8分)[3]
高速艇7往復、高速艇の運航時刻が通常と異なる。
島浦港ではカーフェリーは宇治港、高速艇は中央港を発着する。浦城港では延岡駅方面への宮崎交通宮野浦線が接続している。阿蘇港航路の最寄りのバス停は、(バス停名)阿蘇港というバス停である。(徒歩数分)
宮崎県内では唯一、離島航路整備法に基づく国庫補助対象航路に指定されている。

船舶[編集]

就航中の船舶[編集]

「クィーンにっぽう2」
  • にっぽう3(カーフェリー)
196総トン、神原造船建造
  • クィーンにっぽう2(高速艇)
2005年3月竣工、ニシエフ建造、鉄道建設・運輸施設整備支援機構共有
19総トン、FRP、ディーゼル2基、機関出力423kW×2、航海速力22.0ノット、旅客定員76名

過去の船舶[編集]

  • にっぽう2(カーフェリー)
  • にっぽう(“にっぽう1”相当)(カーフェリー)
  • クィーンにっぽう(“クィーンにっぽう1”相当)(高速艇)
南海造船建造。2005年大昭汽船へ売却され「KOGANE V」として就航した後、豊島フェリーへ売却され「まりんなつ2号」として就航。
19総トン、全長15m、航海速力19ノット、旅客定員80名

脚注[編集]

  1. ^ 宮崎県北部港湾事務所『平成28年度 業務概要』(レポート)宮崎県、2016年https://www.pref.miyazaki.lg.jp/gijutsukikaku/doboku/dobokujimusho/hokubu/documents/1881_20160830135416-1.pdf2017年9月8日閲覧 
  2. ^ カーフェリーは、ほぼ20分であるが、高速艇は、実質11~12分程かかっている。荒天時(多少波が高い時)は、通常よりは速度を落として走行する為、規定時間より5分前後遅い
  3. ^ 荒天時(波が高い時等)に、カーフェリーは運休で、高速艇のみ北浦町阿蘇港航路となる場合があり、浦城 - 島浦間より、阿蘇 - 島浦間の方が距離が近い為、運航時間が短いとされているが、(荒天の為)通常よりは速度を落として走行する為、予定時間の8分ではなく10分程度かかる。

外部リンク[編集]