九州産交バス

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九州産交バス株式会社
Kyushu Sanko Bus Co., Ltd.
Kyusyusanko-mainoffice.jpg
九州産交バス・産交バス 本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 産交バス
本社所在地 日本の旗 日本
860-0068
熊本県熊本市西区上代四丁目13番34号
設立 2006年4月1日
業種 陸運業
事業内容 乗合バス事業
代表者 森敬輔(代表取締役社長)
資本金 90百万円
従業員数 536人
主要株主 九州産業交通ホールディングス 100%
主要子会社 産交バス 100%
九州産交観光 100%
九州産交整備 100%
外部リンク www.kyusanko.co.jp
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産交バス株式会社
Sanko Bus Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 ※九州産交バス本社に同じ
設立 1991年2月6日2005年4月1日天草産交熊北産交熊南産交産交観光バスが合併)
業種 陸運業
事業内容 乗合バス事業
代表者 岩崎司晃(代表取締役社長)
資本金 50百万円
従業員数 422人
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九州産交バス株式会社(きゅうしゅうさんこうバス、英称:Kyushu Sanko Bus Co., Ltd.)とは、熊本県熊本市近郊の路線バスと熊本県内から各都市への高速バス等を中心に運営するバス事業者。九州産業交通ホールディングス傘下。ここでは、九州産業交通の頃に地域毎にて分社化され、後に合併して設立された「産交バス株式会社」についても記載する。

両社とも略称は産交バス(さんこうバス)。本社は熊本県熊本市西区熊本営業所内に所在。資本金9,000万円。

沿革[編集]

夜行高速車(サンライズ号)
高速路線車(ひのくに号)
高速路線車(きりしま号)
一般路線車
一般路線車(ノンステップバス)
一般路線車(中型車)
一般路線車(小型車・リエッセのBDG-RX6JFBA型)
一般路線車(小型車・エルガmioのKK-LR233E1型)
熊本空港リムジンバス
九州横断バス
  • 1942年8月17日 - 九州産業交通株式会社設立。
  • 1991年3月 - 九州産業交通から「天草産交」・「熊北産交」・「熊南産交」を地域毎に分社化し、本体は主に熊本市近郊の路線バスと高速バスの事業に専念する。
  • 2005年4月1日 - 分離子会社の天草産交・熊北産交・熊南産交が合併して産交バス株式会社となり、産交観光バスから路線バス事業を合併会社に営業譲渡。
  • 2006年4月1日 - 九州産業交通が「九州産業交通ホールディングス株式会社」に商号変更して事業持株会社へ移行すると同時に、同社が直轄して運行していた路線バス・高速バス等の事業を分割して「九州産交バス株式会社」を設立。同時に組織改正がおこなわれ、前年に発足した産交バス株式会社と貸切専業部門の九州産交観光株式会社ならびに整備部門の九州産交整備株式会社は九州産交バスの100%子会社として、新体制の下で事業を再スタートする。
  • 2007年10月1日 - 熊本市上代4丁目に新社屋落成。これまで同市桜町の九州産業交通ホールディングス本社内に同居していた九州産交バス・産交バス本社を新社屋に移転。同時にこれまで同市春日にあった中央営業所(田崎車庫、現在はヤマダ電機テックランド熊本春日本店)と同市小島下町にあった小島営業所(小島産交、現在は子会社の九州産交観光本社)が統合して熊本営業所(西部車庫)として新社屋敷地に移転し営業開始。

営業所一覧[編集]

九州産交バスおよび産交バスの営業所はバスの行き先案内などで○○産交と呼ばれることがある。たとえば、松橋営業所へ向かうバスは松橋産交行きと案内される。ただし、熊本営業所に向かうバスは西部車庫行き、天草営業所は産交車庫前と案内される。また一般の路線バス車両のリアガラスの左下には、「熊本」「八代」「木山」「大津」「松橋」といったステッカーが貼り付けてあり、所属営業所がひと目で分かるようになっている。

なお、本社・熊本営業部においては2007年10月1日開設時より熊本営業所とした1つの営業所としてすべての路線を運営していたが、2012年4月1日の組織改正において業務ごとに分割された。また、子会社の産交バスにおいても一部営業所においては地区ごとに営業部を設けている。

九州産交バス直轄[編集]

産交バス[編集]

現在、路線バスの分離子会社は同社のみ。

主なバスターミナル[編集]

※上記営業所とは別。

廃止された営業所[編集]

  • 中央営業所: 熊本市西区春日
    • 2007年9月30日で廃止。熊本営業所へ移転。
  • 小島営業所: 熊本市西区小島下町
    • 2007年9月30日で廃止。熊本営業所へ移転。ただし、跡地は系列の九州産交観光本社として引き続き入居しているため、バス停としての小島産交は現在もある。
  • 荒尾営業所: 荒尾市荒尾・南用尺区
    • 2006年12月1日廃止。玉名営業所と統合。 2005年4月1日に解散した荒尾市交通局(荒尾市営バス)の一部が移管されたものである。荒尾市交通局は解散時に車両・路線を産交バスに譲渡した。
  • 菊池営業所菊池市隈府

一般路線バス[編集]

同社直轄路線および子会社である産交バスの路線を合わせると、ほぼ県下全域にネットワークを持つ。路線バスを運営する分離子会社として、天草産交(天草・牛深)、熊北産交(荒尾・玉名、高森)、熊南産交(八代・水俣・人吉)、産交観光バス(菊池・阿蘇・小国・三角)の4社があったが、2005年4月1日付けで合併し、産交バスとして統合された。

路線バスの車両は、熊本都心部などでは大型車がほとんどで、それ以外の地域では中型車が比較的多い。また、乗客の極端に少ない路線や、山間部のローカル線では小型車を使用することがほとんどで、小型車は主にレインボーリエッセポンチョエルガミオの四種類が存在するが、最も保有台数の多いリエッセのBDG-RX6JFBA型を使うことが多い(右上の写真の車両)。最近では自家用マイクロタイプのローザも導入している。また、近年一部地域において新規に開設した路線(これまで路線バス空白地域だった区間など)においては一般乗用車タイプのワンボックスカートヨタ・ハイエースコミューター〈12人乗り〉)が使用されている。

路線の詳細については各営業所の記事を参照のこと。

都市間バス[編集]

熊本県内の主要都市間を結ぶ快速バスと、主に他県の主要都市へ向かう特急バスからなる。高速道路を経由する特急バスは、とくに高速特急と呼ばれる。また、本渡線においては2011年3月12日より超快速バスも運行開始した。

このほか過去においては急行バス(福岡、杖立、高森、三角、日奈久線等)、準急バス(杖立、高森、山鹿、本渡線等)も存在したが、現在は上記四種だけである。

下記の路線のほか、九州国際観光バスから引き継いだ九州横断バスも運行している。

快速バス[編集]

特急バス・高速バス[編集]

高速バスにおいては、熊本交通センターを発着する路線の他、同センターを経由しない八代(新八代駅)発着便と福岡発着便がある。

カッコ内は共同運行会社。

熊本発着[編集]

九州産交バス側の担当ならびに共同運行会社の熊本側運行支援業務は全て本社・熊本営業部高速バス営業所。★は夜行便。

八代発着[編集]

運行ならびに八代における共同運行会社への運行支援業務(待機・休憩・折返し整備等)は産交バス八代営業所が担当。

福岡発着[編集]

いずれも運行は本社・熊本営業部高速バス営業所が担当。車両は、フェニックスにおいては宮崎へなんぷう号として、黒川線においては福岡へひのくに号としてそれぞれ熊本から送り込みをおこなう。

空港線[編集]

熊本市内 - 熊本空港間リムジンバス
西部車庫 - 熊本駅前 - 熊本交通センター - 熊本県庁前 - グランメッセ熊本前 - 熊本空港(阿蘇くまもと空港)
  • このほか、高森線(たかもり号)も、熊本市内は空港リムジンバスと同じバス停において停車する。

熊本港線[編集]

熊本港 - 熊本交通センター間(高速フェリー『オーシャンアロー』)シャトルバス
  • 以前においては、熊本港 - 熊本空港線として運行されていたが、2006年9月を以って現在は全て熊本交通センター止めとなっている(過去にはアクアドームにも停車していたが、現在は熊本駅前を除き全区間ノンストップ)。
  • 近年はネオプラン・セントロライナーが専属で運用されている。
  • この他にも、木山方面から熊本交通センター経由の一般路線バス(西7系統)も運行されている。

定期観光バス[編集]

  • 九州横断バス(1号-10号): 熊本 - 阿蘇 - 黒川温泉・由布院・別府 
    • 九州国際観光バスが担当していたが、同社の解散に伴い2000年より当社に継承された。以前は長崎 - 雲仙・島原 - 熊本を経て別府まで運行されていたが、2004年に同区間の運行が廃止され現在の運行ルートとなる。

周遊バス[編集]

貸切バス[編集]

子会社である九州産交観光によって運行されている。かつては子会社統合前において旧産交観光バスでは小型貸切事業のほか、廃止代替バスも運行していた。

  • 廃止代替バスは、事実上においては一般路線バスであるが、沿線自治体等の補助・委託を受けて運行されているので、法令上は貸切バスとなる(21条バスとも言われる)。このため、山間地域など一部旧産交観光バスが運行していた一般路線バスの車両には『貸切』と書かれてあった。現在は法改正などにより貸切の表記は消去されている。

なお、イベント等で主催者などにより依頼があり、近距離で多くの利用者が見込まれる場合などにおいては手続きを経て、路線車両を貸切として用いる場合もある。

コミュニティバス[編集]

上記の貸切バス・廃止代替バスの他にも一部の自治体において下記のコミュニティバスの運行を受託している。

過去に運行していた路線[編集]

この項では、運行撤退・廃止・休止・運行終了した路線について記す。高速・特急・快速バスのみ述べる(一般路線バスについては省略)。

高速バス[編集]

特急・快速バス[編集]

原則、県外路線は特急、県内路線は快速となっていた。おゝあそ号さつま号が例外。1980年代ころまで運賃とは別に特急または快速料金の設定があった。1970年代の特急快速料金は30円。ひのくに号ありあけ号は座席指定だった。他の路線は、乗車券購入時に番号が書かれた乗車整理券が配られ、その順番で乗車していた。

  • ビジネス特急 ひのくに号: 熊本 - 山鹿 - 久留米 - 福岡(西日本鉄道と共同運行・国道3号線経由)
  • ビジネス特急 ありあけ号: 熊本駅 - 玉名 - 諫早 - 長崎(長崎県営バス島原鉄道と共同運行・長洲港 - 多比良港間有明フェリーを利用)
  • 観光特急 おゝあそ号: 熊本駅 - 阿蘇山西駅、熊本駅 - 阿蘇山東駅
  • 特急: 本渡 - 阿蘇山西駅 -本渡 - 熊本駅 - 阿蘇山西駅
  • 特急: 荒尾 - 阿蘇山東駅 -荒尾 - 玉名 - 熊本駅 - 阿蘇山東駅
  • 快速 かじか号: 熊本駅 - 大津 - 阿蘇 - 杖立温泉
  • 快速 たかちほ号: 熊本駅 - 大津 - 高森(高森で宮崎交通の延岡行きと接続していた。)
  • 快速 みいけ号: 熊本 - 荒尾・大牟田(本村経由と長洲港経由があった。)
  • 快速 なぎさ号: 熊本 - 八代 - 水俣、水俣百間港(開設当初、熊本 - 八代駅間ノンストップ、夏場は季節運行で湯の児温泉まで一部運行していた。)
  • 快速 ひなぐ号: 熊本 - 宮原 - 八代 - 日奈久(君ヶ渕駐車場)(なぎさ号廃止後新設された。)
  • 快速 しらぬい号: 熊本 - 松橋 - 八代・八代港(宮原経由と鏡経由があった。)
  • 快速 第2しらぬい号: 山鹿 - 熊本 - 宮原 - 八代港
  • 快速 やつしろ号: 熊本 - 宮原 - 八代 (1978年(昭和53年)しらぬい号廃止の後、1985年(昭和60年)頃に復活した八代快速)
  • 快速 さつま号: 八代 - 水俣 - 川内(南国交通との共同運行)
  • 快速 みなと号: 熊本 - 三角港(三角港から大浦港、本渡港、島原港行きの航路便と接続)
  • 快速 おおうら号: 大浦港 - 本渡(開設当初、大浦港 - 本渡間ノンストップ)
  • 特急 熊本空港 - 高千穂線: 熊本空港 - 五ヶ瀬/河内・上野 - 高千穂(宮崎交通と共同運行)
  • 快速 うしお号: 本渡 - 宮地岳 - 一町田 - 久玉 - 牛深港
  • 快速 光の森号、山鹿・平山温泉号: 阿蘇くまもと空港 - 光の森駅 - 山鹿温泉 - 平山温泉

急行、準急バス[編集]

準急バスは区間急行のものも存在した。

  • 急行: 熊本 - 山鹿 - 久留米 - 福岡(西日本鉄道との共同運行、ビジネス特急ひのくに号の急行版)
  • 準急: 熊本駅 - 日置 - 山鹿線
  • 急行: 熊本駅 - 阿蘇 - 杖立線( 快速かじか号の急行版、大観峰経由と瀬の本経由とがあった。大観峰経由は準急もあった。1往復であるが産山行き急行もあった。)
  • 急行: 熊本駅 - 大津 - 高森線( 快速たかちほ号の急行版、1往復であるが馬見原行きもあった。)
  • 急行: 杖立 - 阿蘇登山急行(内牧、阿蘇駅経由で阿蘇山西駅行きと瀬の本、宮地駅経由で阿蘇山東駅行きがあった。)
  • 急行: 内牧 - 阿蘇駅 - 阿蘇登山急行(阿蘇山西駅行きと東駅行きがあった。)
  • 急行: 高森 - 南阿蘇登山道 - 阿蘇山西駅(南阿蘇登山道が開通するまでは立野経由で運行)
  • 急行: 熊本 - 大牟田線( 快速みいけ号の急行版、本村経由と長洲港経由とがあった。)
  • 急行: 熊本 - 八代駅 - 日奈久線(八代市役所経由)
  • 急行/準急: 熊本 - 赤瀬 - 三角港線( 快速みなと号の急行、準急版、宇土市役所経由、準急は宇土市役所まで急行、宇土市役所から普通)
  • 急行: 三角港 - 松島 - 本渡線
  • 準急: 熊本 - 松島 - 本渡線( 快速あまくさ号の準急版、岩谷入口まで急行、岩谷入口から普通)
  • 急行: 本渡 - 牛深線( 快速うしお号の急行版、ただし、快速ができたのは、急行がなくなった後)
  • 急行: 本渡 - 下田温泉線
  • 急行: 人吉 - 小林線( 宮崎交通との共同運行)

空港線[編集]

その他の休・廃止路線[編集]

※ 詳細はこちらを参照

車両[編集]

日本国内の4メーカーの車種は全て導入しているが、いすゞ車と日野車の比率が高い。ネオプラン製バス(路線車)やヒュンダイ製バス(観光用)といった輸入車も保有。地域柄、西日本車体工業製の車体架装車も多い。

路線車[編集]

路線車は1970年代までは地元車体メーカーの松本車体や永田ボデーなどが架装を行なうケースも多く、純正車体も導入していたため、大変バラエティに富んでいた。また、1990年頃までは貸切車からの格下げ車が多く、中扉増設や前面方向幕取付けなどイズミ車体による大規模な転用改造を行なった車両が大変多く見られた。この他、阿蘇山の観光路線用に、マウントカーという特殊な仕様のバスを導入していたり、トヨタ自動車がかつて製造していた大型バスを、同社の撤退まで山形交通と共に多数購入していた事でも知られる。

その後、貸切車からの格下げはエンジン出力の差が大きくなってきたことやハイデッカー化の進行から行なわれなくなってきており、現在の路線車は新車または移籍車での導入である。近年はノンステップバスも導入されているが、その中でも特筆すべきものとしては、1998年に導入されたネオプラン・セントロライナーN4011で、日本の路線バス車両としては数少ない輸入車であったが、2014年2月に運用離脱・廃車された。

熊本都市圏では系統番号の導入に即し、後面の行先表示も大型化した(熊本市営や熊本電鉄バスも同様)。1999年以降の新車及び、近年の移籍車にはLED方向幕が採用されている。

かつては新車での導入を推進してきた当社であったが、近年においてはコスト削減の面からか、ノンステップバス(2004年以降の新車は全てノンステップバス)やコミュニティバスなどで用いる小型バス(日野リエッセ日野ポンチョ)などの特殊なものを除き、子会社を含め大半の営業所において本州大都市において使用されていた中古車での導入が盛んにおこなわれている。

主な中古車の移籍元

車両は基本的に熊本都市圏を運行する路線では一般路線向け大型車(中扉仕様)、道幅が狭い道路等を走行する路線をはじめ熊本都市圏に乗り入れない県内各地のローカル路線においてはいすゞ・ジャーニーKを中心とした中型車や日野・リエッセなどの小型車において幅広く用いられている。

2012年5月頃より、熊本都市圏を運行する路線車の多くはドライブレコーダーを導入しており、走行時には車内外における全ての状況が映像データとして記録されるようになっている。また、2013年4月からは熊本都市圏を運行する九州産交バス所属車(山鹿営業所を除く)においてau Wi-Fi SPOTサービスを開始した(auIDを持つすべてのスマートフォンタブレット端末・ノートPC等の接続が可能。au以外のユーザーが利用する場合は事前に契約が必要)。 

一般路線バスのカラー
1950年代のカラーは白をベースに赤のラインが入ったもの(映画「空の大怪獣ラドン」に写っている)
1960年代に入り車体の下半分が前から後ろにかけて藤色のカラーとなる(これも、映画「三大怪獣地球最大の決戦」に写っている)
1970年代は肌色を基調に横に青や赤のラインが入ったものとなる(球磨郡山江村のボンネットバス「マロン号」のカラー)。
現在の車体色は青色と白色のツートンカラー。熊本空港移転の際に、空港専用バスのカラーを一般公募したもので、その後一般車にも用いている。子会社は発足当時より車両の塗装は産交本体と同一の塗装とし、視覚的に産交本体と同一の印象を持たせる施策を行っている。一般路線車は、車体の社名表記も本体か子会社か問わず「産交バス」「産交」になっている(高速バスや観光バスは「九州産交」)。
ノンステップバス、リフト付きバス(現存せず)は青系のラッピング塗装で、熊本の自然をイメージしたイラストとなっている。

長距離路線車[編集]

ここで言う長距離路線車とは、空港リムジンバスを除く、一般道のみで主要都市間を結ぶ路線(あまくさ号など)や九州横断バスで使用される車両のことを指す。

長距離路線車において、かつては一般路線車をベースにした大型標準床仕様だが、前乗り前降りのトップドア(1扉)車で側窓も大型の引き違い窓、車内はリクライニング機構で背面には灰皿・小物入れが付いた4列(横2+2列)配置で中央通路側に補助席を設けたハイバックシートを備えるなど、長距離乗車に適した一般観光タイプ仕様であった。このタイプの車両は過去に数多く導入され、その多くは県内完結の快速バスや一部の特急バス(ありあけ号など)に使用されていた。大半は新車での導入であったが、貸切車にワンマン機器を取り付けた改造転用車もあった。

だが、このタイプの車両は1990年の購入を最後に導入されなくなり、その後は県内完結の快速路線が次々と廃止されたのに伴ってその大半が中扉増設などの改造が施され一般路線車に格下げられた。やがてこれらを含む車両も経年化により2010年頃までには離脱している。

現在では、すべて高速用路線車や観光バスなどから転用されたハイデッカー車が使用されている。そのほとんどは当社ならびに系列貸切事業者からの転用または県外他事業者からの移籍車両であるが、この他に新車として韓国からの輸入車であるヒュンダイ・ユニバースも2台導入されている。

長距離路線用車両のカラー 
かつては上述の一般路線用カラーと同じものであった。過去には各路線ごとのオリジナルの絵柄が描かれたヘッドマークを取り付けるサボ受けが設置されていたが、後年では愛称名のみの表示となっていた。現在は後述の高速用路線車と同じデザインであるが、「あまくさ号」・「たかもり号」には専用車として分かりやすくするため愛称名が書かれたステッカーが貼られている。

空港線[編集]

空港リムジンバスは、窓に「空港線」「空港専用」の表示がされた車両。ベース車は前述の長距離用路線車と同じ観光バスタイプ車で、一般路線シャーシのトップドア車のほか、高速バス・観光バスなどから転用されたハイデッカー車もある。過去においては前から7列目より最後列までコの字型にロングシートが採用されていた(別称:サロンバスとも呼ばれていた)が後に廃止され、現在では当初からの車内左前方に荷物置き場が設置されている以外は一般観光車両と同じ全席リクライニングシートとなっている。また、2008年より空港リムジンバスとしては珍しいノンステップバス(日野PKG-KV234N2、西日本車体工業ボディ、一般路線用のノンステップバスと同じ中乗り前降り)も投入されている。

空港線車両のカラー
かつては上述の通り、現在の一般路線塗装が採用され、尚且つ車体には飛行機のイラストが描かれたステッカー(1985年頃からは飛行機のデザイン+「空港専用」の文字を大きく表示)が貼られていたが、1989年導入車より白を基調に裾部をグレー、境目にオレンジのラインを通し、矢の模様が入ったデザインで、車体の前・後面と側面に『AIRPORT LIMOUSINE』と表記された専用カラーリングとなっている。かつては「あまくさ号」の一部便が阿蘇くまもと空港まで乗り入れていた関係上、同路線の一部車両にもこのカラーリングが適用されていたが、現在は空港への乗り入れが廃止された事もあって、このカラーリング自体は残されつつも『AIRPORT LIMOUSINE』のロゴは消去されている。

高速車[編集]

ここで言う高速車とは、サンライズ号やひのくに号など高速道路を経由して県外主要都市間とを結ぶ路線に使用される車両を指す。長距離用路線車と同様、ベース車は観光タイプ車であるが、車内にはトイレが設置されている事や、路線によっては3列シート(昼行便は2+1列・夜行便は3列独立)であるのが特徴で、全車ともETCを搭載している。

高速車については基本的に国産4メーカーでの導入とはなっているが、現在は日野車の割合が大半を占め、次いで三菱車となっている。いすゞ車も少数ながら在籍している。過去には日デ(現:UD)車もあったが、現存していない。因みに車体シャーシについては、メーカー純正車体(ジェイバス車体も純正扱いとする)と西工車体のどちらも導入しているが、現在は純正車体がほとんどである。また、かつては夜行高速バスと「フェニックス号」はスーパーハイデッカー車、それ以外の路線は基本的にハイデッカー車での導入であったが、2008年以降の新車は昼行・夜行用ともハイデッカー車で購入されている。

かつて1990年代における高速バス開設ブーム時期においては、全車に車内公衆電話・テレビ(ビデオ映画)・マルチステレオ(音楽サービス)などの設備やおしぼり・飲み物(コーヒー・お茶)・情報誌(Full Fullくまもと)サービスなども備えられていたが、現在は飲み物・ビデオ(DVD映画)サービスが一部の路線で残っている以外はすべて廃止されている。その反面、最近では一部車両において新たに携帯電話スマートフォン等の携帯端末充電用コンセントを各座席に設置したり、除菌設備やWi-Fi無線LAN)などを備えるなど、時代のニーズに合わせた設備は今後においても順次導入されつつある。

高速車のカラー
  • 夜行車両は、サンライズ号運行開始時に採用されたデザイン(共同運行の近鉄バスも当初は同じデザインだった)を、他の路線にも流用した。このカラーリングは当初夜行路線のみであったが、のちに昼行高速車をはじめ九州横断バスや県内快速バスなど幅広く流用されており、当社における第二のシンボルマークとなっている。かつて夜行路線専用カラーだった頃は各路線毎の愛称を車体に大きく表記されていたが、現在は他路線との汎用を意識してか、愛称に代わり全車「Kyu San Ko」のロゴをレタリングした上で一般路線車と同様に側面・後面方向幕を設置している。
  • 昼行車両は、かつては各路線別でバラエティに富んでいた。現在導入されている車両は前述の通り夜行車両と同じデザインであるが、旧年式車ではかつての路線別デザイン(ひのくに号など)が残る。

その他[編集]

一般路線バス停の例(玉名市・市役所前バス停))

回数券[編集]

  • 一般路線バスにおいては、回数券を古くから導入していた。かつては当社専用とされていたが、1990年頃からは共通回数券とし、熊本県内の他社(熊本市交通局熊本電気鉄道熊本バス)と共通使用できるようになった。熊本都市圏を運行する当社ならびに前出3社のバス事業者においては、1997年から1999年にかけて、共通回数券に代わるものとして熊本県内4事業者共通のTO熊カードが導入されて以降(後述)は九州産交バス各営業所での販売を徐々に中止し、完全導入後において廃止された。現在においては、TO熊カードが使えない地域(熊本都市圏に乗り入れない路線)を運行する産交バス車内ならびに県内各営業所(熊本営業所を除く)において当社専用回数券として販売され使用できる。券種としては、1000円券(100円×11枚、120円×8枚+40円… 他)・2000円券(200円×11枚)・3000円券(300円×11枚)・10円単位を集めたミックス券、このほか学生を対象とした通学回数券などがある。
  • 都市間バスにおいては、福岡線のひのくに号回数券(1,600円×4枚綴り)をはじめ、各路線ごとにスーパー回数券(4枚綴り)として販売されている。
※ただし、福岡 - 宮崎線(フェニックス号)の「フェニックスきっぷ」については、当社ならびに熊本県内では販売していない。

バスカード[編集]

前述のとおり、熊本都市圏を運行する路線においては1997年から1999年にかけて上記の共通回数券に代わるものとして、磁気式のバスカードTO熊カード)が導入され、九州産交バスの全営業所ならびに産交バスの一部営業所のカードリーダーが設置された車両において使用できる。一般路線バス以外にも熊本空港専用リムジンバスや天草線(あまくさ号)・高森線(たかもり号)でも使用できるほか、福岡線(ひのくに号)・延岡線(たかちほ号)といった一部都市間バスでも使用可能(いずれも産交便のみ。また、予約制の都市間バスや定期観光バスなどでは使用できない)。

定期券・その他各乗車券[編集]

定期券[編集]

定期券は、一般の通勤定期券・通学定期券のほか、熊本市内において昼間専用(9:30 - 17:00)のフリー定期券『ゆうing(自分専用)』・『Bフリーパス(無記名式の持参人式定期券)』や、熊本駅新水前寺駅からの乗継ぎに便利な『駅からパス』も使用できる。また、熊本電鉄バス路線と乗継が可能な『他社間乗継ぎ定期券』も販売されている。これ以外にも、都市間バスの中では唯一福岡線に『ひのくに号定期券』がある(産交便・西鉄便共通)。

各種乗車券[編集]

その他、下記の乗車券等が使用できる。

各社共通1日乗車券「わくわく1dayパス」・各社共通2日乗車券「わくわく2dayパス」
過去においては当社専用の1日フリー乗車券(熊本市内版・熊本県内版)が販売されていたが、上述の各社共通の1日乗車券「わくわく1dayパス」と2日乗車券「わくわく2dayパス」の発売開始に伴い販売が終了し、同年8月31日を以って使用出来なくなった。 
サンコーパス65
新天草乗り放題きっぷ
  • 天草諸島全域(上天草市天草市苓北町)において2日間または3日間乗り放題のフリー乗車券
    • あまくさ号での熊本 - 三角西港<三角駅・三角産交>区間から往復での利用も可。
金峰山1日フリー乗車券
  • 河内線(交通センター - 岩戸観音入口間)において1日に何度も自由乗降可能
SUNQパス全九州版・北部九州版
期間限定キッズパス

運賃表示機[編集]

運賃表示機は過去においては全て幕式のものが用いられていたが、1989年頃において熊本都市圏を運行する路線車ならびに高速車などにはデジタル方式に変更され、1995年までには残る子会社の車両など全車においてデジタル方式に切り替えられた。メーカーは小田原機器製である。尚、当初においては主要区間(運賃切り替わり停留所名)を表示していたが、1992年からは全ての停留所名(車内案内と同時に次の停車停留所名に自動で切り替わる)が表示される方式に変更されている。また、2009年以降に導入(移籍車を含む)された高速車や空港リムジンバスなどにおいては液晶2画面式の運賃表示機が導入されている(こちらは指月電機製が使用されている)。

運賃箱[編集]

運賃箱は、いずれも小田原機器製である。

通常型(RX-FA-I型)
基本的に子会社を含む全車に設置されているが、熊本都市圏を運行する車両においては前述のバスカード導入と同時に後述の運賃自動読み取り式(RX-FA2型)に変更されている。自動両替機能(千円札ならびに500円100円50円硬貨のみ)が付いている。筐体水色
運賃自動読み取り方式(RX-FA2型、RX-FAN型)
熊本都市圏を運行する車両においては、バスカード導入に合わせて変更された。九州のバス事業者では長崎バスに次ぐ2番目の導入である。整理券には、感熱紙バーコードが印字されていて、バーコード式整理券を運賃箱に投入すると運賃が表示され、硬貨や回数券等を運賃箱に挿入すると、投入額が表示される。運賃と投入額が合わなければ警告音が鳴り、不正防止に役立っている(運賃と投入額が合えば精算完了音が鳴る)。なお熊本都市圏を運行しない一部車両にも導入されている。筐体色は茶色。近年はRX-FAN型の導入も見られる。

バス以外の事業[編集]

以前は本体1社直営体制であったためロープウェイ事業もおこなっていたが、2006年4月1日持株会社に移行ならびに分社化により、現在は九州産業交通ホールディングス傘下の「九州産交ツーリズム株式会社」によって阿蘇山上の阿蘇山西駅-火口西駅間で、阿蘇山ロープウェーを運営している。

過去には、阿蘇山東駅-火口東駅間の仙酔峡ロープウェイ及び本渡市(現:天草市)において天草海上ロープウェイも運営していた。天草海上ロープウェイは系列の天草海洋レジャーランド(現在は系列を離れ天草アレグリアガーデンズ)内のホテル・水族館側と対岸の展望台・自然動物公園側との間を結ぶ本渡海水浴場上空を跨ぐ形で設置されていた。

出身人物[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]