NFL
NFL (National Football League) は、アメリカ合衆国の国技の1つであるアメリカンフットボール最大のプロリーグ。
| NFL | |
|---|---|
NFL
|
|
| 分類 | アメリカンフットボール |
| 開始年 | 1920年 |
| コミッショナー | ロジャー・グッデル |
| 参加チーム | 32 |
| 加盟国 | |
| 前回優勝チーム | ニューヨーク・ジャイアンツ |
| 公式サイト | NFL.com |
1920年、APFA (American Professional Football Association) として4チームにより発足。2年後の1922年、正式にNFLに改名。 現在ではMLBや、NBA、NHLを凌ぎ、アメリカで最も人気のあるプロスポーツリーグとしての地位を確立している[1]。NFL決勝戦のスーパーボウルはアメリカ最大のスポーツイベントである。
目次 |
[編集] 加盟チーム
[編集] 地区編成
全米各地の32チームから成り、参加チームはアメリカン・フットボール・カンファレンス (American Football Conference , AFC)と、ナショナル・フットボール・カンファレンス (National Football Conference , NFC) の2つのカンファレンスに16チームずつに分かれる。
カンファレンスごとに、さらに北、東、西、南の4つの地区(ディビジョン)の4チームずつが所属している。
1970年にAFLとNFLが統合し、AFLの2地区とNFLの4地区を合わせてAFC東中西、NFC東中西の6地区で発足し、2002年に現行の2カンファレンス各4地区制に移行した。
AFCはAFL10チームにNFLから移籍3チームを加えて13チームで発足し、NFCはAFLとの合併前の旧NFL16チームから移籍3チームを除いた13チームで発足した。
[編集] アメリカン・フットボール・カンファレンス
「アメリカン・フットボール・カンファレンス」も参照
[編集] ナショナル・フットボール・カンファレンス
「ナショナル・フットボール・カンファレンス」も参照
[編集] シーズン
[編集] プレシーズン
[編集] レギュラーシーズン
[編集] フォーマット
レギュラーシーズンでは、各チームがこの16試合を9月第2週〜翌年1月第1週にかける17週にわたって(1週は休み)戦う。16試合の内訳について、現在のフォーマットは、以下のとおり。
- 同一カンファレンスの同一地区内のチーム(3チーム)と、ホーム・アンド・アウェーによる2試合ずつ(計6試合)。
- 同一カンファレンスの異なる1つの地区(4チーム)と、1試合ずつ(計4試合)。
- 対戦する地区は1シーズンごとにローテーションする。3シーズンで1周期。
- 別カンファレンスの1つの地区(4チーム)と、1試合ずつ(計4試合)。
- 対戦する地区は1シーズンごとにローテーションする。4シーズンで1周期。
- 同一カンファレンス内で対戦のない2地区における、前シーズン地区順位が同じ2チーム(計2試合)。
フォーマットが変更されない限り、12シーズン周期に対戦相手がローテーションすることになる。
[編集] 開催日
原則として毎週日曜アメリカ東部時間午後に開催するが、テレビ放送の拡充に伴い、それ以外の日時にも試合を行うようになっている(テレビ放映権#経緯の項も参照)。
- 試合開始は通常日曜13時、もしくは16時5分(テレビ局がダブルヘッダーを組む場合は16時15分)。
- 日曜夜のプライムタイムには1試合がサンデーナイトフットボール(SNF)として開催(20時20分開始)。
- 月曜には原則1試合がマンデーナイトフットボール(MNF)として開催(20時30分開始)。
- 開幕週は2試合、それ以外にも何らかの理由で2試合開催されることがある。
- 1997年Week9のシカゴ・ベアーズ対マイアミ・ドルフィンズ戦は、元々日曜開催であったが、ドルフィンズのホームスタジアムであるプロプレーヤー・スタジアム(現サンライフ・スタジアム)がMLB・フロリダ・マーリンズとの兼用であり、同日に行われたワールドシリーズ第2戦の開催を優先したため月曜開催に変更された。
- 2010年Week14のニューヨーク・ジャイアンツ対ミネソタ・バイキングス戦は元々日曜開催であったが、バイキングスのホームスタジアムであるメトロドームが屋根の破損により、会場をデトロイト・ライオンズのホーム・フォード・フィールドに変更し、月曜に開催された[2]。
- 最終週はMNFの放映権が地上波のABCからスポーツ専門局のESPNに移行した2006年シーズン以降開催されていない。
- 開幕週は2試合、それ以外にも何らかの理由で2試合開催されることがある。
- 開幕週、シーズン後半(2010年シーズンはWeek8からWeek16)には、1-3試合を前週の木曜に開催する(金曜はハイスクール、土曜はカレッジの試合が行われるため)。
- 開幕週は、通常、前シーズンのチャンピオンチームの1試合(ただしホームゲームとは限らない)が開幕週の前週木曜夜に開催される。
- サンクスギビング・デーには、長年の慣習としてダラス・カウボーイズとデトロイト・ライオンズのホームゲームが行われていたが、2006年からはさらにもう1試合が追加され、計3試合が時間帯をずらして開催されている。
- さらにカレッジフットボールのゲームが少なくなる11月後半から、数試合を土曜夜に開催する。
- ただし、2010年シーズンは土曜夜に行われたのはWeek16の1試合のみだった(これは現行の放映権契約では木曜と土曜の試合を担当するNFLネットワークはシーズン通して8試合の放送が可能だが、そのうち木曜の試合が7試合組まれたため)。
[編集] スケジュール
スケジュールは、レギュラーシーズンの数ヶ月前に決定される。
- 前シーズンに好成績だったチーム(プレイオフ出場チーム)は、3試合程度、ナイトゲーム(曜日は問わず)が設定されるのが通例。
- ナイトゲームは、全米中継され、注目カードを設定する傾向がある。
- ただし、シーズン終盤のサンデーナイトフットボールは、日曜午後の試合と差し替えが可能となっており、特に最終節については対戦カードを予め決めず、直前になって決定する(NBCサンデーナイトフットボール#フレキシブル・スケジューリングの項参照)。
- 近年、前シーズン好調だったチームの成績が振るわないことが多く、シーズン終盤に注目対象になり得ない対戦が増えたため、放送局に配慮した措置。
- 2010年シーズンには最終週は全ての試合が同地区対決とするなどシーズン終盤に多くの同地区対決試合が編成された[3]。
[編集] ポストシーズン
レギュラーシーズンの成績で、各カンファレンスの地区優勝4チームとそれ以外の勝率上位2チーム(ワイルドカードという)の計6チームずつ(両カンファレンスあわせて12チーム)がプレーオフに進出する。
プレーオフはトーナメントで行い、スーパーボウルを含む11試合を「ポストシーズン」と称される。
- 各カンファレンスのプレーオフ進出6チームは、レギュラーシーズンの成績に応じてシード順位が決められる。
地区優勝チームはシード1位~4位、ワイルドカードチームはシード5位または6位とする。 - トーナメント1回戦(ワイルドカード・プレーオフ)
- シード3位とシード6位
- シード4位とシード5位
- トーナメント2回戦(ディビジョナル・プレーオフ)
- シード1位チームと「ワイルドカード・プレーオフ勝者でシード下位のチーム」
- シード2位チームと「ワイルドカード・プレーオフ勝者でシード上位のチーム」
- シード6位チームがワイルドカードプレーオフに勝利した場合は公正を期するため必然的にシード1位のチームと対戦する。
- トーナメント3回戦(カンファレンス・チャンピオンシップ・ゲーム)
- ディビジョナル・プレーオフ勝者同士が対戦し、勝者がカンファレンス内の優勝チームとなる。
- プレーオフすべての試合は、シード上位のチームのフランチャイズ(ホームスタジアム)で1試合ずつ行われる。
アメリカンフットボールでは、観客の声援が、相手チームのコール(オフェンスの司令塔であるQBが作戦をチームメイトに伝えること)を遮るなど、ホームで戦う有利性が非常に高い為、プレーオフをより優位に戦う為にも、レギュラーシーズンの成績が非常に重要となる。- ワイルドカード・チームが、地区優勝チームより勝率で上回ることがあるが、地区優勝チームが常に上位扱いである。
[編集] スーパーボウル
両カンファレンスの優勝チーム同士がスーパーボウルで対戦し、全米王者が決定する。スーパーボウルは毎年2月の第1日曜日に行われる。 この試合は全米はもとより世界各地で中継放送され、アメリカンフットボールのシーズンを締めくくるにふさわしい一大祭典といわれ、全米視聴率は毎年年間最高である。 詳細は、スーパーボウル
[編集] プロボウル
カンファレンス・チャンピオンシップ・ゲーム と スーパーボウルとは2週空けており、間の1週に「プロボウル」と呼ばれるオールスターゲームが開催される。
2008年シーズン(試合開催は翌2009年)までの30年近く、プロボウルは、スーパーボウルの翌週に、ハワイ州ホノルルのアロハ・スタジアムに開催されていた。
2009年シーズンより、スーパーボウル前週に開催することとなった。これは「スーパーボウルでシーズンチャンピオンを決めることで、シーズン最後に最大に盛り上がる」というコミッショナーの意向に基づくものである。
また2008年シーズンにハワイ州との契約が切れたこともあり、リーグから開催週の変更とスタジアム改修を申し入れたところ、ハワイ州から断られたため、スーパーボウルと同じスタジアム(2009年シーズンはマイアミ)で開催することを決めた。
スーパーボウルの前週に開催するため、スーパーボウル進出チーム所属の選手が出場しない。このことでプロボウルの価値は下がり、ハワイ州が断った要因とされている。
選出された選手にとっては、ハワイというリゾート地で家族と一緒に1週程度滞在できるなど慰安・ご褒美の意味もあり、選手からもハワイに戻すことを熱望されていた。 それらを踏まえてNFLとハワイ州は、2010年、2011年シーズン(開催は翌2011年、2012年)の2シーズンについて、アロハスタジアムで開催することで契約した。 スーパーボウルの前週開催であること、スーパーボウル進出チーム所属の選手はプレーしないことは変わらないが、それらの選手がサイドラインに立つなど、プロボウル・チームに帯同することになっている。
[編集] タイブレーク
32チームそれぞれが、1レギュラーシーズンに16試合ずつしか行わないため、同じ勝敗数となるチームが複数存在する。
プレイオフ進出チーム、次シーズンの対戦フォーマット、およびドラフトの指名順決定のために、順位を確定する必要がある。その手続きを「タイブレーク」と呼ぶ。
[編集] 地区内順位決定のためのタイブレーク
- 直接対決の試合(計2試合)の勝率
- 同地区チームと対戦した試合(計6試合)での勝率
- 共通のチームと対戦した試合(計12試合)での勝率
- 同じカンファレンスのチームと対戦した試合(計12試合)での勝率
- 勝利した試合の対戦相手の合計勝率
- レギュラーシーズンの対戦相手の合計勝率
- 同じカンファレンス内での総得失点差順位
- リーグ内での総得失点差順位
- 共通のチームと対戦した試合(計12試合)での総得失点差
- レギュラーシーズン16試合での総得失点差
- レギュラーシーズン16試合での総得失TD差
- コイントス
以上の手順で確認し、2チームが同順位のまま残った場合、その2チームだけでもう一度最初からやり直す。
[編集] カンファレンス内順位決定のためのタイブレーク
- 地区内順位を決定する
- 地区内上位扱いのチーム同士で順位を決定する(決定方法は、後述)
- 上位扱いとするチームが決定したら、そのチームと同地区の次位のチームを繰り上げて、残ったチームと比較する。
たとえば、3チームA、B、Cが同じ成績で、チームAとチームBが地区X、チームCが地区Yに所属する場合:
- まず、同地区のチームA、Bの間で順位を決める。仮にチームBが上位とする。
- 上位扱いのチームBとチームCで順位を決定する。
- もし、チームCがチームBより上位と判断すれば、チームBはチームAより上位なので、3チーム全体として上位からC、B、Aの順。
- もし、チームBがチームCより上位と判断すれば、チームBと同地区のチームAが繰り上がり、チームCとチームAであらためて判断する。
- チームCがチームAより上位と判断すれば、3チーム全体として上位からB、C、Aの順。
- チームAがチームCより上位と判断すれば、3チーム全体として上位からB、A、Cの順。
[編集] 2チーム間のタイブレーク
- 直接対決があれば、その試合の勝率
- 同じカンファレンスのチームと対戦した試合での勝率
- 共通のチームと対戦した試合での勝率(2試合以下の場合、適用しない)
- 勝利した試合の対戦相手の合計勝率
- レギュラーシーズンの対戦相手の合計勝率
- 同じカンファレンス内での総得失点差順位
- リーグ内での総得失点差順位
- 共通のチームと対戦した試合での総得失点差
- レギュラーシーズン16試合での総得失点差
- レギュラーシーズン16試合での総得失TD差
- コイントス
[編集] 3チーム以上のタイブレーク
以下の手順で確認し、2チームが同順位のまま残った場合、その2チームだけで「2チーム間のタイブレーク」の手順を最初からやり直す。
- 直接対決の試合の勝率(1チームが他のチームにすべて勝利しているか、すべて敗戦している場合のみ適用)
- 同じカンファレンスのチームと対戦した試合での勝率
- 共通のチームと対戦した試合での勝率(3試合以下の場合、適用しない)
- 勝利した試合の対戦相手の合計勝率
- レギュラーシーズンの対戦相手の合計勝率
- 同じカンファレンス内での総得失点差順位
- リーグ内での総得失点差順位
- 共通のチームと対戦した試合での総得失点差
- レギュラーシーズン16試合での総得失点差
- レギュラーシーズン16試合での総得失TD差
- コイントス
[編集] プレイオフ進出チーム内の順位
- 地区優勝チームが上位
- 地区優勝チーム同士で「カンファレンス内順位決定のためのタイブレーク」で順位を判定
- ワイルドカードチーム同士で、同地区のチームが存在する場合「地区内順位決定のためのタイブレーク」で順位を決定し、その上で「カンファレンス内順位決定のためのタイブレーク」で順位を決定。
[編集] ドラフト会議の指名順位
- スーパーボウル勝利チームが32番目(最下位)
- スーパーボウル敗退チームが31番目
- レギュラーシーズンの勝率
(同じ勝率の場合、同一セグメントに含まれるとして、以下の順位を設定する)- プレイオフに進出していないチーム
- ワイルドカード・プレイオフで敗退したチーム
- ディビジョナル・プレイオフで敗退したチーム
- カンファレンス・チャンピオンシップ・ゲームで敗退したチーム
- レギュラーシーズンの対戦相手の合計勝率
- コイントス
同一セグメント内の順位は、1巡目で最上位だったチームを2巡目で同セグメント内で最下位に移動し、他のチームを1つずつ繰り上げる。3巡目以降も同様。
[編集] 試合運営
[編集] 概要
基本的なルールは、NCAAや日本で行われるそれと同じである。
- 15分4クオーター(全体の競技時間60分)で行う。
- 第4クオーター終了して、より得点の多いチームが勝利する。
- 各チームには、前後半それぞれでタイムアウトが3回ずつ与える。
ただし、細かい点で、興業面やテレビ中継、選手の怪我防止を意識したルールの差異がある。
[編集] プレー一般
[編集] デッドとライブ
- 相手の接触なしで、ボールキャリアが足の裏、手のひら以外の部位を地面に付けても、プレーは続行する。
- 接触を伴うダウンを、「ダウン・バイ・コンタクト」と呼ばれる。
- 地面に付いている状態で、相手選手が接触すれば、デッド。
- パスレシーバーは、両足をフィールドに着く必要がある。
- 相手の押し出しによる認定キャッチはない。
[編集] トライ
- トライのスナップ位置はゴール前2ヤード。
- 守備側がボールを奪った場合、デッド。守備側が反対エンドゾーンまで持ち込んで2点を得ることはない。
[編集] 出場選手
- 各チームは、試合ごとに53人の選手を登録することができる。
- 各チームは、53人中45人をアクティブ、残る8人をイナクティブとして、各試合前に事前に登録する必要がある。
- プレーできるのは、アクティブ登録した選手のみ。イナクティブ登録の選手は、サイドラインにいることはできる。
- イナクティブ登録選手のうち、1名までエマージェンシーQBとすることができる。
- エマージェンシーQBはプレーすることができる。ただし、その名の通り、非常の場合に限られる。
- 3QまでにエマージェンシーQBがプレーした場合、アクティブ登録したQBは、それ以降、プレーすることができない。
- 4Q以降からエマージェンシーQBがプレーした場合は、アクティブ登録したQBは、それ以降でもプレーできる。
- アクティブQBが怪我退場に伴ってエマージェンシーQBが出場した場合であれば、アクティブ登録したQBは、それ以降でもプレーできる。
[編集] 時間の計時
- 前後半、それぞれ残り2分となったとき、自動的にタイムアウトがとられる。(ツーミニッツ・ウォーニング)
- ファーストダウンを獲得しても、フィールド上でデッドの場合、ゲーム計時が止まらない。
- QBがサックを受けると、ゲーム計時が15秒停止する。
[編集] 選手の番号
選手はポジションごとに以下の番号を着用することを求められている。
| QB | 1~19 |
|---|---|
| RB | 20~49 |
| C | 50~79 |
| OG、OT | 60~79 |
| WR | 10~19、80~89 |
| TE | 80~89 |
| DL | 60~79、90~99 |
| LB | 50~59、90~99 |
| DB | 20~49 |
| P、PK | 1~19 |
- NFL選手を始めたときからポジションを変更した場合には、番号を変更する必要はない。
例、シカゴベアーズ所属デビン・ヘスター。リーグ入りしたときはDB。現在はWR。23番を着用。- ただし、無資格レシーバーポジション(50~79、90~99)と有資格レシーバーポジション(1~49、80~89)との間での変更の場合、番号を変更する必要がある。
[編集] フォーメーション
- 番号とポジション
- 有資格レシーバーの番号(1~49、80~89)の攻撃選手は、無資格レシーバーのポジションについてはならない。
すなわち、ライン上で内側にいてはならない。 - 無資格レシーバーの番号(50~79、90~99)の攻撃選手は、有資格レシーバーのポジションについてはならない。
すなわち、ライン上の両端やラインから1ヤード後方の位置にいてはならない。 - ただし、プレーする前に、レフリーに申告して、レフリーから守備チームに伝えていれば、それぞれつくことができる。
- 申告して、無資格レシーバーのポジションについた有資格レシーバーの番号についた選手は、レシーブする資格がない。
- 申告して、有資格レシーバーのポジションについた無資格レシーバーの番号についた選手は、レシーブする資格がある。
- 有資格レシーバーの番号(1~49、80~89)の攻撃選手は、無資格レシーバーのポジションについてはならない。
- パント、フィールドゴール、トライ(キック)のとき、ラインから1ヤード以内にいる守備選手はヘルメットがスナッパーの肩より外側になるような位置にいなければならない。
- パント、フィールドゴール、トライ(キック)のフェイクプレー(ランやパス)の場合、反則ではない。
[編集] 装備
- 攻撃、守備それぞれには1名だけヘルメット内に無線レシーバーを装備することができる。
これは自チームのコーチからの指示を受信するためである。- 攻撃は、QBとして登録されている選手に装備する。
- 控えQBがプレーに参加する場合、レフリーに申告しなければならない。
- 守備は、チーム全体で2名まで装備して、1人目をプライマリー、2人目をバックアップとして扱われる。
- バックアップの守備選手が、プレーに参加する場合、アンパイアに申告しなければならない。
- 1つのプレーで、1つのチームからレシーバーを装備した選手が2人参加することはできない。
- 攻撃は、QBとして登録されている選手に装備する。
[編集] ユニフォーム
- 各チームは、カラージャージ、ホワイトジャージいずれか着用する。
- カラー、ホワイトいずれかを着用するかは、ホームチームが選択する。
多くのチームは、チームカラーを基調としたカラージャージを選択する。
ダラスカウボーイズは、勝率の良さのジンクスからホワイトジャージを選択している。
マイアミドルフィンズは、日差しの強いホームで熱がこもらないようにホワイトジャージを選択する。
(逆に言えば相手チームに熱がこもるようにカラージャージを着用させるため)- この選択はシーズンを通して固定ではなく、試合ごとに選択する。
ホームでカウボーイズと対戦するチームがホワイトジャージを着用する場合がある。
ホワイトジャージを着用するドルフィンズも、日差しの弱いナイトゲームではカラージャージを着用することが多い。
- この選択はシーズンを通して固定ではなく、試合ごとに選択する。
- 近年、各チームは、サードジャージ(3rd jersey, alternate jersey)と呼ばれるジャージを着用することがある。
元来は、1995-96シーズンにリーグ創設75周年を記念し、“スローバックジャージ”と称して昔のユニフォームを着用した。
これが好評であり、グッズ売り上げにも貢献したこともあり、それ以降も着用するチームが多くなった。
その中から新しいデザインのジャージを着用するチームが増えて、サードジャージとして定着した。
サードジャージは、チームによって、スローバックジャージであったり、セカンドカラーを基調としたカラージャージであったり、カラージャージのレイアウトで色の位置の組み替えたジャージであったり様々である。
主にホームのナイトゲームで着用することが多い。 - ジャージの色がカラー、ホワイトの区別がつけば良く、パンツの色についてはカラーでも、ホワイトでもどちらでも良い。
そのため、カラージャージ、ホワイトジャージの2種類に、カラーパンツ、ホワイトパンツの2種類の組み合わせで4種類のユニフォームを、サードジャージさらにサードジャージ仕様のパンツも組み合わせれば9種類のユニフォームを着用するチームも存在する。
[編集] パスプレー
- パスキャッチは、両足がフィールド内につかなければ認められない。
- 相手選手による押し出しがなければ、キャッチしていたであろうという「認定キャッチ」は認められない。
[編集] フリーキック
- キックオフは、自陣35ヤード(NCAAルールは30ヤード)。
- フリーキック・プレーのキッキングチームは、キッカーを除いて、5ヤード以上後方からの助走は禁止。
[編集] オフィシャル(審判)
- 2010年シーズンより、スナップ時のアンパイアの位置は、オフェンス後方12~13ヤードに変更された。
レフリーと併せて2人がオフェンス側の両サイドに付く形である。
目的はアンパイアの怪我防止である。- 前後半、残り2分以降については、従来のディフェンス後方7~8ヤード後方に位置する。
審判がルールで定めた位置につくまでオフェンスのスナップが認められない。ボールをフィールドに設定する役目のアンパイアが、従来よりも距離が長くかつオフェンス後方の位置に変わったため、ノーハドル・オフェンスを多用するチームには不利になったことが、プレシーズン中に露見した。
その妥協策として、残り2分だけ従来の位置に戻すことになった。
- 前後半、残り2分以降については、従来のディフェンス後方7~8ヤード後方に位置する。
[編集] 延長
- 第4クオーター終了時点で同点となった場合、延長戦(オーバータイム)を行う。
- 延長戦を前に、コイントスを行い、勝者がレシーブ、キックオフを選択する。
- 延長戦はレギュラーシーズンは15分1クオーターのみで行い、先に得点を挙げたチームが勝利とするサドンデス。
- ただし、2010年よりポストシーズンでは、コイントス勝者が最初のポゼッションでFGを決めた場合、そのチームのキックオフを行い、対戦相手にレシーブさせ攻撃する機会を与える。
- 対戦相手もFGを決めた場合、さらに試合を続行する。
- 対戦相手のFGが失敗した場合、最初にFGを決めたチームが勝利する。
- そのほかの場合(最初のポゼッション以外で最初にFGを決めた場合、最初の得点がTDまたはセーフティである場合)、得点したチームが勝利する。
- 15分延長で決着しなかった場合は引き分けとなる。
- ポストシーズンでは、決着が付かなければ更に1Qを再延長する。
- タイムアウトは両チームに2回ずつ与えられる。
- ポストシーズンでは、延長2Qごとに3回ずつ与えられる。
[編集] インスタントリプレイ(チャレンジ)
NFLにはプレーの判定が疑わしい場合、ビデオ判定することがあり、これを「インスタントリプレイ」と呼ぶ。
- 両チームのヘッドコーチは、審判にインスタントリプレイを要求する「チャレンジ」ができる。
- チャレンジする権利は各チームに1試合に2回まで。
ただし2回とも判定が覆った場合のみ、さらにもう1回権利が与えられる。
この回数を超えてチャレンジすると、15ヤード罰退。 - チャレンジする場合、ヘッドコーチはあらかじめ提供された「赤いフラッグ」をフィールドに投げ込む。
- 投げ込むと行っても、審判が視認できればよく、審判の目の前で「赤いフラッグ」を落とすだけでも良い。逆に言えば審判が気づかれなければ無効である。
- チャレンジを受けた場合、レフリーは、ビデオリプレイを確認し、フィールド上の判定が正しいか判断する。
- ビデオリプレイは60秒以内で終了し、速やかに判断を下すことがレフリーに求められている。
- 判定を覆すには、覆すだけの証拠が必要とされ、疑わしい場合は、フィールド上の判定が優先される。
- 判定が覆らなかった場合、チャレンジしたチームからタイムアウト1回が没収される。
- タイムアウトがないチームには、チャレンジする権利はない。
タイムアウトなしにチャレンジすると15ヤード罰退。 - 判定が覆っても、覆られなくても、チャレンジ回数はカウントされる。
- タイムアウトがないチームには、チャレンジする権利はない。
- 前後半の残り2分以降、オーバータイム、すべての得点プレーの直後ではチーム・チャレンジはできない。
- チーム・チャレンジを求めると、15ヤード罰退。
- 得点ではないと判断されたプレーについて、「得点ではないかという疑義」についてはチーム・チャレンジ可能。
- これらのタイミングで疑わしい場合は、ビデオリプレイ担当の審判の発議によるインスタントリプレイ(オフィシャル・レビュー)を行う。
- オフィシャル・レビューの場合でも、判定を覆すか否かは、フィールドにいるレフリーが判断する。
- チーム・チャレンジを求めると、15ヤード罰退。
- プレーすべてについてチャレンジできるわけではなく、以下のようなことに限定されている。
- プレーでサイドライン、ゴールライン、エンドゾーン、エンドラインの各ラインに対してどうであったか。
- 得点プレーでラインを超えていたか(アウト・オブ・バウンズであったか否か)。
ボールキャリアがゴールラインを超えたか否か。 - パスが成功、失敗、インターセプトの成立の判断材料として、サイドライン、ゴールライン、エンドゾーン、エンドラインに対してどうだったか。
- ランナーがフィールドの中か外か。
- ルースボールのリカバリーがフィールドの中か否か。
- 得点プレーでラインを超えていたか(アウト・オブ・バウンズであったか否か)。
- パスプレー
- パスが成功したのか、不成功となったのか、インターセプトが成立したか。
- 有資格レシーバーや守備選手によるボールのタッチがあったのか。
(タッチしていないことはパスキャッチ妨害の成立要因) - パッサー(QB)がパスを投げたのか、ファンブルしたのか。
(フォワード・プログレッション(前方へのパスが投げられる過程)の有無) - スクリメージ・ラインを超えてからの不正な前方へのパスであったか。
- ターンオーバー後に不正な前方へのパスであったか。
- スクリメージ・ライン後方での、前方へのパスだったか、後方へのパスだったか。
- その他
- ランナーが守備選手の接触でダウンしなかったとする判定に対する判断。
ダウン・バイ・コンタクトがあったのでないかという疑義。 - ファンブルが発生したプレーで、ダウン・バイ・コンタクトとする判定に対する判断。
ファンブルであったのではないかという疑義。 - パッサーのファンブルと思われるプレーで、パス不成功であったとする判定に対する判断。
ファンブルであったのではないかという疑義。 - ルース・ボールがアウト・オブ・バウンズであったとする判定に対する判断。
リカバーがあったのでないかという疑義。 - フォワードプログレスによってファースト・ダウンを獲得したか。
- キックにタッチしたか。
- フィールドゴール、トライのキックが成功したか。
- スナップしたときの選手の人数。
- 不正な前方への手渡し。
- ランナーが守備選手の接触でダウンしなかったとする判定に対する判断。
- プレーでサイドライン、ゴールライン、エンドゾーン、エンドラインの各ラインに対してどうであったか。
- 以下の項目は、リプレイの対象外。
- 計時の状態。
- ダウン数。
- 反則の有無。
- 他のインスタントリプレーの判断の過程で露呈した反則は採用する。
たとえば、タッチダウン・パスと認定したプレーをレビューした結果、レシーブした選手が自らアウト・オブ・バウンスに出ていたことが判明した場合、「無資格レシーバーのタッチ」の反則と判断する。 - 逆に他のインスタントリプレーの判断の過程で、反則の立脚根拠がなくなった場合、反則を取り消す。
たとえば、パス・インターフェアレンスの反則と判断したプレーで、他の理由でレビューしたとき、インターフェアレンス発生前に、ボールへの正当なタッチがあったと判明した場合、インターフェアレンスの反則が成立しないため、反則を取り消す。 - レビューしたプレーで反則があり、反則の施行の有無を宣告した後に、レビューして判断が変わった場合、あらためて罰則の施行をすべきか否かを判断する。
オフェンスのタッチダウンと判断されたプレーでディフェンスのオフサイドがあったとき、いったん罰則辞退を宣告した後に、レビューした結果タッチダウンを取り消した場合、オフサイドの罰則を採用して、ディフェンス側の5ヤード罰則を適用する。
- 他のインスタントリプレーの判断の過程で露呈した反則は採用する。
- ランナーが守備選手の接触でダウンしたとする判定に対する判断。
- タッチダウンやファーストダウン獲得とは関係のない前進位置。
- 不用意なホイッスル。
[編集] 経営
|
チーム平均の経済規模 (単位:100万ドル)
|
||||
| リーグ | 資産価値 | 収入 | 営業利益 | |
| NFL | 1,022 | 250 | 33.4 | |
| MLB | 522 | 204 | 16.4 | |
| NBA | 368 | 126 | 6.0 | |
| NHL | 228 | 97 | 5.3 | |
| 出典: フォーブス(2011年3月現在)[4][5][6][7] | ||||
レギュラーシーズンの試合数自体が少なく、チケットの入手が容易ではないこともあって、観客動員は1試合の平均収容可能人員の90%以上に相当する動員を記録している。チケットはすぐに売り切れるため、テレビ中継の視聴率もきわめて高い。NFLの場合は年間たった16試合。一方、MLBは年間162試合、NBAとNHLは共に82試合にも上る。それでありながら収益力においてはNFLが他を圧倒的に凌駕している。
NFLはアメリカの4大スポーツリーグで最も健全な運営を行うリーグであり、アメリカの経済誌フォーブスが2010年に発表したアメリカメジャースポーツの各チームの資産価値の格付けランキングでは、ダラス・カウボーイズが18億500万ドル(約1550億円)であり、MLBのニューヨーク・ヤンキース(16億ドル)を凌ぎ、4大リーグ全チームで首位である。資産価値のチーム平均では、NFLでは10億2200万ドル(約920億円)なのに対し、MLBは4億9100万ドル(約440億円)、NBAが3億6800万ドル(約330億円)、NHLが2億2800万ドル(約210億円)となっている(2010年度)[8]。
また、NFLは、全チームが黒字経営である。ただし、年によっては赤字経営となったチームもあり、2005年度はニューオーリンズ・セインツが唯一の赤字経営球団となったが、これはハリケーン・カトリーナの影響でホームスタジアムが使えず、サンアントニオなどで公式戦を行ったからである。
[編集] 戦力均衡の追求
NFLのリーグ運営は設立当初から「スポーツの魅力とは最高のレベルで戦力の均衡したチームが繰り広げる競争状態である」という理念のもとに行われている。そのため、戦力や資金力が特定のチームにだけ片寄ってしまうことのないように様々な戦力均衡のための制度が導入されている。
レベニュー・シェアリング (Revenue sharing) 、サラリーキャップ、ウェーバー制ドラフトなどにより戦力や資金力を均衡させ、ニューヨークのような大都市にあるチームも、グリーンベイのような地方の小都市にあるチームも、可能な限り対等な条件で戦う仕組みを作っている。レベニュー・シェアリングは40年以上前にその仕組みの原型は完成している。NFLの年俸総額上位3チームと下位3チームの格差は1.47倍である。これはMLBの4.55倍の3分の1以下である。
試合日程の編成も前年度の成績のよいチームがより厳しい日程になるように組まれる(移動距離、対戦相手の強さ)。
対戦チーム分析のカギとなるスカウティング映像(対戦相手の戦術分析用の映像)についても、リーグ機構がこれを撮影・管理しており、これを全チームが同条件で共有している。また、ドラフトで指名される可能性のある大学選手の情報についても、同様である。 例えば、あるチームが知名度の低い大学に知られざる逸材を発見したとしても、その選手に関する調査を開始する前にリーグに通知しなければならない。リーグは直ちにその選手のスカウティング映像を得るため撮影チームを送り込み、その映像は全チームで共有されることになる。また、その選手を見つけたチームが、他チームより前にその映像を見ることは許されない。
さまざまな戦力均衡策が実を結び、過去20年間でスーパーボウル連覇を達成したチームはわずか4チーム(5回)しかなく、3連覇を達成したチームはスーパーボウル史上1チームも出ていない(2008年現在)。
[編集] テレビ放映権
詳細は「:en:NFL on television」を参照
NFLのテレビ放映権は、レギュラーシーズン・ポストシーズンともに、全試合がNFLと放送局との間で契約が結ばれる。ただし、「試合開始72時間(3日)前までにチケットが完売できない場合、スタジアムから75マイル(120km)以内のエリアでは試合が放送されない」という特別なルール(ブラックアウトルール)が設けられている[9]。放映権料は各チームにほぼ均等に配分され、レベニュー・シェアリングの源泉となっている。
なお、他のメジャースポーツ (MLB , NBA , NHL) では、リーグが放映権を管理するのは全国放送やポストシーズンなど一部であり、それ以外のローカル放送はチームが放送局と直接契約することから、チームによって収入に大きな差が出ている。
現行の放映権料は次の通り(金額は推定)。
- FOX (NFL on FOX , NFC) 42.7億ドル(2006年 - 2011年)
- CBS (NFL on CBS , AFC) 37.3億ドル(2006年 - 2011年)
- NBC (Sunday Night Football) 36億ドル(2006年 - 2011年)
- ESPN (Monday Night Football) 44億ドル(2006年 - 2013年)
- NFL Network (Thursday/Saturday Night Football) 不明
- DirecTV (NFL SUNDAY TICKET) 35億ドル(2006年 - 2010年)、40億ドル(2011年 - 2014年)
2006年からの新放映権契約で、NFLの放映権料収入は従来の50%増となる年間約31億ドルとなった。
[編集] 経緯
1956年、CBSにより、NFLのレギュラーシーズンの中継が始まる(それ以前はチャンピオンシップゲームなど一部の試合のみ中継されていた)。
1960年に発足したAFLは、ABCと5年間にわたる放映権契約を結び、その放映権収入を各チームに分配することにより、NFLに対抗して誕生し、すぐに消滅したほとんどの競合リーグと異なり、AFLの運営を軌道に乗せることを可能とした。
1961年、プロスポーツリーグが一つのTVネットワークとの独占契約を可能とする法律が可決されたことを受け、1962年シーズンよりNFLがCBSとの独占契約を結び、AFLに追随する形で放映権収入を各チームに分配した。AFLは1965年よりNBCと独占契約を結んでいる。
1966年、NFLとAFLの合併が合意に達し、翌1967年に行われた第1回のNFL-AFLワールドチャンピオンシップゲーム(のちのスーパーボウル)をCBSとNBCが共に放送した。第2回以降はCBSとNBCが交互に放送した。
1970年の旧NFLとAFL合併による新NFL発足後は、CBSが旧NFLの流れを汲むNFC、NBCがAFLの流れを汲むAFCの放映権を保有することになった。NFC所属チームとAFC所属チームが対戦する際には、アウェイチームが所属するカンファレンスの放映権を保有する局が放送を担当する。また、同年より、ABCによりマンデーナイトフットボールが新設された。
1982年以降、スーパーボウルの放送はマンデーナイトを放送するABCも加わり3社による持ち回りになった(ABCによる初の中継は1985年の第19回大会)。放映権の変動があった現在では、CBS(2007年、2010年)、FOX(2008年、2011年)、NBC(2009年、2012年)の順に担当することになっている。
1987年、ESPNによりサンデーナイトフットボールの放送を開始。野球中継との兼ね合いからシーズン後半のみの放送だったが、1990年にはTNTによって、シーズン前半にも編成されるようになる。
1993年末、1956年以来CBSが放映権を保有していたNFCの放映権を当時新興であったFOXが破格の放映権料(4年間15.8億ドル、その前の4年間にCBSが払った放映権料は2.9億ドル)で獲得。4大ネットワークの仲間入りを果たすきっかけになった。一方、CBSは放映権とともにいくつかの有力な加盟局もFOXに奪われ、経営的に打撃を受けた。
1998年には、4シーズン前FOXに放映権を奪われたCBSがNBCの保有していたAFCの放映権を獲得。また、同年よりサンデーナイトの放送がESPNに統一された。
2006年、ABCがマンデーナイトから撤退、同じディズニー傘下であるESPNが引き継ぐことになる。サンデーナイトは新たにNBCが獲得、「NBCサンデーナイトフットボール」として放送される。また、サンクスギビングデーのゲームのうち新設された1試合(従来、ダラス・カウボーイズ、デトロイト・ライオンズのホームゲームが行われてきた)とシーズン終盤に行われる木曜日・土曜日のゲームの計8試合はNFL自ら所有するNFLネットワークが放送することになった。
この他、1994年より衛星放送のディレクTVが日曜午後に行われる全試合(最大14試合。地上波では地元チーム中心に3(通常NFC・AFC担当局のいずれかダブルヘッダーを組む)-4試合(Week17は両担当局ともダブルヘッダー)しか視聴できない)を放送する「NFL SUNDAY TICKET」を開始している。2009年3月、NFLと2014年までの契約延長に合意した。
[編集] 日本での放送
スーパーボウルについては、テレビ朝日やTBS(「月曜ロードショー」枠)で放送していた時期もあったが、シーズン通じての放送は、地上波では1970年代に東京12チャンネル(アメリカン・プロフットボールアワー)で放送した後、1988年から日本テレビが放送を始め(1994年から1996年までは放送せず)、衛星放送では1986年頃から試験放送がされ[10]、1989年にNHK BS1によって開始された。その後、1990年より、CS放送のスペースビジョンネットワーク(現GAORA)が参入。
1998年にはスカパー!のパーフェクト チョイスで週4~5試合生中継を含むパッケージ「NFLシーズンチケット」を開始したが採算がとれず、放送4年目の2001年シーズンをもって放送終了した。2002年よりGAORAで生中継(週1~2試合)を開始した。
また、日本テレビ系のBS日テレでは開局から2006シーズンまで、日テレG+でも開局より現在までNFL中継を放送している。詳細はNFL倶楽部参照。
2006年シーズン以降の放送概要は以下の通り。
- NHK BS1(NFL中継 (NHK)参照)
- レギュラーシーズン 原則週3試合(マンデーナイトフットボールはダブルヘッダー以外全試合放送)。シーズン開幕戦生中継(2007年)
- ポストシーズン AFCチャンピオンシップ(2006年)・スーパーボウル(2006年まではBShiとのサイマル放送)生中継。それ以外も全試合放送
- GAORA(NFL (GAORA))
- レギュラーシーズン 週2〜6試合(うち生中継1〜4試合)
- ポストシーズン ワイルドカード~チャンピオンシップ(1日1試合)生中継。それ以外も全試合放送
- 日テレG+(NFL on 日テレG+)
- レギュラーシーズン 週3〜4試合(うち生中継0〜2試合)
- ポストシーズン ワイルドカード〜チャンピオンシップ(1日1試合)・プロボウル生中継。それ以外も全試合放送
- BS日テレ(2006年のみ)
- レギュラーシーズン 週1試合(ポストシーズンは放送なし)
- 日本テレビ
[編集] NFLとロサンゼルス
アメリカ国内で圧倒的な人気を誇るNFLであるが、ロサンゼルスは全米を代表する大都市にも関わらず、NFLに対するフランチャイズを持っていない(2008年10月現在)。
かつてラムズ、レイダースと2チームを持っていたにも関わらず、1994年を以って両チームとも他都市に本拠地を移転した。
ラムズの場合、チームは弱小だったゆえに興行収入も冴えず、また、アナハイム地区を本拠としながらロサンゼルスと名乗っていたことから、市民がスタジアムの改修費用を拒否したためである。そこでかねがね、NFLの誘致に力を入れていたセントルイスに白羽の矢が立ち、同チームは移転するや、すぐさま市民に受け入れられ、NFL屈指の観客数を誇るチームへ成長した。
レイダースは元々、オークランドにフランチャイズを持っていたが、さらなる顧客獲得を目指してより人口の多いロサンゼルスへ引っ越した。しかし、チームが低迷すると途端に市民は応援しなくなり、興行収入が激減したため、数年でオークランドに戻ったわけである。
2002年に行われたエクスパンションでも新チーム誘致に名乗りを上げた。一旦は、ロサンゼルスに決まったが、スタジアム建設・改修の遅延、オーナー・サポートの脆弱性を指摘され、ヒューストンに変更された。その時でさえ、市議会の熱気とは裏腹に、市民の関心は薄かったといわれている。実際住民の多くは、フットボールに関しては、南カリフォルニア大学などNCAAの強豪校があることから、大学フットボールには興味があるものの、NFLに対する興味は他の大都市でのそれに比べて低いことが同結果につながっている。
NFL側もさらなる興行収入アップのためにロサンゼルスに再びフランチャイズを持って行きたいと考えているようである。一方、ロサンゼルスの郊外都市であり、かつてラムズの本拠地、アナハイムスタジアム(現エンジェル・スタジアム)があったアナハイム市も誘致運動を行っている。
しかし、2006年シーズンのスーパーボウル直前恒例の会見で、グッデル・コミッショナーは、ロサンゼルスにチームを設立する意思や調査は認めつつ、エキスパンションがしばらくない旨を発言している。一方、既存チームについては、現在のホームを維持することに注力する旨を発言しており、チーム移動による設立も、困難な見通しを明らかにしている。
[編集] NFL設立のエピソード
1920年8月20日、オハイオ州カントンにあるジョーダン&ハップモービル社という小さな自動車ショールームの一角で、当時アメリカ・オハイオ州に存在したアメリカン・フットボールリーグ「オハイオ・リーグ」に所属するアクロン・プロス、カントン・ブルドッグス、クリーブランド・タイガース、デイトン・トライアングルスの4チームからなる、アメリカン・フットボールの将来を決める会議が行なわれた。
9月17日には第2回目の会議が同じくオハイオ州カントンで開かれたが、この時には上記4チームに加えて、インディアナ州からハモンド・プロスとマンシー・フライヤーズ、ニューヨーク・プロフットボール・リーグからロックアイランド・インディペンデンツ、イリノイ州からディケーター・ステーリーズ(現シカゴ・ベアーズ)とランシー・カーディナルス(現アリゾナ・カーディナルス)が参加し、APFA(American Professional Football Association)の設立が決められた。
このAPFAが現在、アメリカ合衆国におけるメジャースポーツのひとつNFL(National Football League)の前身となった。
更にバッファロー・オールアメリカンズ(ニューヨーク・プロフットボール・リーグ)、シカゴ・タイガーズ、コロンバス・パンハンドルス、デトロイト・ヘラルズが加わり、そしてカントン・ブルドッグスのジム・ソープがAPFAの初代プレジデントに任命された。
しかし、対戦スケジュールなどは各チーム毎の任意となり、よって試合数や対戦相手もバラバラで正式な(平等な)記録はないに等しいシーズンとなったが、唯一の無敗チームだったアクロン・プロスが、翌1921年4月30日にカントンで開かれた会議で栄光ある初代王者であると認定され、Brunswick-Balke Collender Cupが授与された。 この対戦は非公式に「NFL 1920シーズン」と呼ばれている。
[編集] 関連項目
- NFLネットワーク
- NFLフィルムズ
- NFLヨーロッパ - NFLがアメフト普及を目的に、主に欧州で開催していたリーグ。NFLはアメリカ国内ではいわゆるマイナーリーグはもとより、独立リーグ(セミプロ)的なリーグもないため、NFLヨーロッパが事実上のマイナーリーグと見なされていたが、2007年をもってその活動を停止した。
- CFL(カナディアン・フットボール・リーグ) - カナダのカナディアンフットボールのプロリーグ。カナディアンフットボールはアメリカンフットボールと非常によく似たスポーツだが、プレイ人数やフィールドの大きさ、いくつかのルールが異なっている。カナダではアイスホッケーに次いで最も人気のあるスポーツであると言われており、シーズンチャンピオンを決めるグレイ・カップはカナダで最も大きなスポーツイベントである。
- AFL(アリーナフットボールリーグ) - 1987年にアメリカで創設された、室内で行うアメフト(アリーナフットボール)のプロリーグ。AFLのマイナーリーグとしてaf2 (arenafootball2) がある。近年人気を伸ばしており、現在では1試合平均で1万人を超える観客を集めるようになっている。
- 他のアメリカの団体プロスポーツ
- メジャーリーグベースボール (MLB)
- NBA
- NHL
- メジャーリーグサッカー (MLS)
- フランチャイズ・タグ
- NFLの一覧記事
[編集] 参考文献
- ^ ギャラップ社の世論調査 好きなスポーツ 1位アメリカンフットボール(41%) 2位野球(10%) 3位バスケットボール(9%) 4位アイスホッケー(4%)
- ^ メトロドーム崩壊! バイキングス戦はデトロイトで代替開催 NFL JAPAN.com 2010年12月13日
- ^ 近藤祐司 (2010年12月10日). “さあラストスパート!12月を制するものがNFLを制す!!”. NFL JAPAN. 2010年12月30日閲覧。
- ^ Forbes: The Business of Football (2010年8月)
- ^ Forbes: The Business of Baseball (2011年3月)
- ^ Forbes: The Business of Basketball (2011年1月)
- ^ Forbes: The Business of Hockey (2010年12月)
- ^ フォーブス算定のNFLチームの資産価値 (2010年8月)
- ^ チケット売れないNFL 地元はテレビ放送なし? - スポニチ Sponichi Annex ニュース 2009年9月3日
- ^ 大塚範一. “大塚範一が語るNFLの魅力”. NFL JAPAN. 2012年2月7日閲覧。
[編集] 外部リンク