デンバー

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デンバー市郡
City and County of Denver
2006-03-26 Denver Skyline I-25 Speer.jpg
Flag of Denver, Colorado.svg DenverCOseal.gif
市旗 市章
愛称 : The Mile-High City
位置
デンバー市の位置(コロラド州)の位置図
デンバー市の位置(コロラド州)
座標 : 北緯39度44分21秒 西経104度59分5秒 / 北緯39.73917度 西経104.98472度 / 39.73917; -104.98472
歴史
成立日 1858年11月22日
行政
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
  コロラド州
  デンバー市郡
 市 デンバー市郡
市長 マイケル・ハンコック
民主党
地理
面積  
  市域 401.3km2(154.9mi2
    陸上   397.2km2(153.3mi2
    水面   4.1km2(1.6mi2
      水面面積比率     1.03%
標高 1,564-1,731m(5,130-5,690ft
人口
人口 2012年7月1日現在)
  市域 634,265人
    人口密度   1,561人/km2(4,044人/mi2
  都市圏 2,900,000人
その他
等時帯 山岳部標準時UTC-7
夏時間 山岳部夏時間UTC-6
公式ウェブサイト : www.denvergov.org

デンバー英語: Denver)は、アメリカ合衆国コロラド州にある都市。同州最大の都市かつ州都であり、アメリカ西部有数の世界都市でもある。

概要[編集]

デンバー都市圏の中核都市、そしてアメリカ中部、内陸の金融経済における中枢として顕著な発展と人口増加が続いている。

標高が約1マイル(約1609.344メートル)に位置することから、「マイル・ハイ・シティー」(The Mile-High City)の愛称で呼ばれ、コロラド州会議事堂の階段やメジャーリーグコロラド・ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドのアッパーデッキの座席の列などに、1マイルを示す特別なカラーリングが施されている。歴史的には、農業において重要な平原に位置することから、「平原の女王都市」(Queen City of the Plains)と呼ばれる。

1999年4月20日、デンバーの南西のジェファーソン郡コロンバイン高校銃乱射事件が発生した。また、2005年11月には成人に限り、大麻(マリファナ)使用・所持を容認する条例が可決施行された(コロラド州法では違法であるため市外に出ると処罰される)。

歴史[編集]

デンバーは1858年カンザス準州の都市として設立されるが、カンザス州の成立に伴いコロラド準州の所属となり、コロラド州が設立されると、1861年11月7日にコロラド州に組み込まれた。当初は鉱山都市であった。デンバーという地名は、アメリカ陸軍からカリフォルニア州州務長官や連邦下院議員を務めたジェームズ・W・デンバーに因む。

1901年コロラド州議会アラパホ郡を3つに分割して、デンバー統合市郡などを創設することを決めた。実際にデンバー統合市郡ができたのは裁判所の裁定や住民投票を経た後の1902年11月15日だった[1]

1976年には冬季オリンピックが開催される予定であったが、決定後に住民の強い反対運動に直面して開催権返上に追い込まれた。このため、この年は急遽オーストリアインスブルックで開催された。

地理[編集]

デンバーのダウンタウンのパノラマ

デンバーはロッキー山脈の麓にあり、市街地はサウスプラット川とチェリークリーク川の合流地点から東側約8kmに位置する。

アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積401.3km²である。このうち397.2km²が陸地で4.1km²が水地域である。総面積の1.03%が水地域となっている。

気候[編集]

ケッペンの気候区分ではステップ気候(BSk)に属する。

内陸部の高原に位置するため、気温の日較差および年較差が大きい。例年10月から4月は降雪があり、まれに5月や9月でも降雪が見られることがある。しかし雪の日はそれほど多くなく、積雪が長く残ることは少ない。全般的には1年を通して晴れの日が多く、比較的穏やかな気候である。

デンバーの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 24
(76)
25
(77)
29
(84)
32
(90)
35
(95)
41
(105)
41
(105)
41
(105)
36
(97)
32
(90)
27
(80)
26
(79)
41
(105)
平均最高気温 °C (°F) 6.7
(44.1)
7.9
(46.2)
13
(55.4)
16.4
(61.5)
21.9
(71.5)
28
(82.4)
31.9
(89.4)
30.7
(87.2)
25.8
(78.5)
18.5
(65.3)
11.2
(52.1)
6
(42.8)
18.1
(64.6)
日平均気温 °C (°F) −0.7
(30.7)
0.3
(32.6)
4.7
(40.4)
8.6
(47.4)
13.9
(57.1)
19.7
(67.4)
23.4
(74.2)
22.6
(72.6)
17.4
(63.4)
10.6
(51.0)
3.5
(38.3)
−1.1
(30.0)
10.2
(50.4)
平均最低気温 °C (°F) −8.1
(17.4)
−7.3
(18.9)
−3.1
(26.4)
0.7
(33.3)
5.9
(42.7)
11.3
(52.3)
14.9
(58.9)
14.4
(57.9)
9.1
(48.3)
2.6
(36.6)
−4.2
(24.5)
−8.3
(17.1)
2.3
(36.2)
最低気温記録 °C (°F) −34
(−29)
−32
(−25)
−24
(−11)
−19
(−2)
−7
(19)
−1
(30)
6
(42)
4
(40)
−8
(17)
−19
(−2)
−28
(−18)
−32
(−25)
−34
(−29)
降水量 mm (inch) 10.2
(0.40)
10.4
(0.41)
29
(1.14)
43.7
(1.72)
55.6
(2.19)
47.2
(1.86)
55.9
(2.20)
43.9
(1.73)
24.9
(0.98)
27.9
(1.10)
19.3
(0.76)
12.7
(0.50)
380.7
(14.99)
降雪量 cm (inch) 17.8
(7.0)
15.5
(6.1)
24.4
(9.6)
14.2
(5.6)
1.8
(0.7)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
2.8
(1.1)
11.2
(4.4)
22.9
(9.0)
25.1
(9.9)
135.7
(53.4)
平均降水日数 (≥ 0.01 in) 4.7 5.7 7.1 8.6 10.5 8.5 8.8 9.1 6.6 5.6 5.6 5.1 85.9
平均降雪日数 (≥ 0.1 in) 4.5 5.7 5.6 3.3 0.5 0 0 0 0.4 1.8 4.3 5.2 31.3
平均月間日照時間 213.9 211.9 254.2 276.0 291.4 315.0 325.5 306.9 273.0 248.0 195.0 195.3 3,106.1
出典 1: NOAA(extremes 1872–present)[2]
出典 2: HKO(sun only, 1961–1990)[3]

人口動勢[編集]

2000年現在の国勢調査GR2で、この都市は人口554,636人(2009年の推計では610,345人)、239,235世帯および119,378家族が暮らしている。人口密度は1,396.5/km²である。633.1/km²の平均的な密度に251,435軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人65.30%、黒人11.12%、インディアン1.31%、アジア2.81%、太平洋諸島系0.12%、その他の人種15.59%および混血3.75%である。人口の31.68%はヒスパニックまたはラテン系である。

この都市内の住民は22.0%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が10.7%、25歳以上44歳以下が36.1%、45歳以上64歳以下が20.0%および65歳以上が11.3%にわたっている。中央値年齢は33歳である。女性100人ごとに対して男性は102.1人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は101.1人である。

この都市の世帯ごとの平均的な収入は39,500米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は48,195米ドルである。男性は34,232米ドルに対して女性は30,768米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入(per capita income)は24,101米ドルである。人口の14.3%および家族の10.6%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の20.3%および65歳以上の9.7%は貧困線以下の生活を送っている。

なお、2009年の推計では都市圏(MSA)の人口は2,552,195人、広域都市圏(CSA)の人口は2,998,878人となっている。

産業[編集]

コルファクス大通り

一帯の商業経済金融の中心地として発展する傍ら、古くは豊富な鉱産資源を生かした精錬所と農牧業の発展による食肉加工業が盛んであった。今日では優れた居住環境からエレクトロニクス半導体産業の進出が目立っており、「シリコンマウンテン」とも呼ばれるハイテク工業地域を形成している。また連邦政府の出先機関が多く存在し、関係職員も少なくない。

一方でロッキー山脈を近くに控え、近辺にはスキー場が多く、山岳リゾートの拠点としても発展しており、観光都市としても注目を浴びている。

名所・旧跡[編集]

大学[編集]

スポーツ[編集]

クアーズ・フィールド

アメリカンフットボール、バスケットボール、プロ野球、アイスホッケー、サッカー、ラグビーのチームがある。

空港[編集]

出身者およびゆかりのある人物[編集]

デンバーが登場する作品[編集]

姉妹都市[編集]

デンバーは以下の姉妹都市を有している。

脚注[編集]

  1. ^ Aera.net”. Aera.net. 2011年9月3日閲覧。
  2. ^ NowData – NOAA Online Weather Data”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2012年4月1日閲覧。
  3. ^ Climatological Normals of Denver”. Hong Kong Observatory. 2010年5月11日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

公式
日本政府
観光