プロボウル

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プロボウル (Pro Bowl) はNFLオールスターゲーム

目次

概要 [編集]

2006年のプロボウル

第1回プロボウルは、1938年シーズン終了後、その年のチャンピオンチームとNFL選抜チームが対戦するオールスターゲームとしてロサンゼルスリグレー・フィールドで開催された。1943年以降は戦争のため開催されなかったが、1951年にアメリカン・カンファレンスとナショナル・カンファレンスの対抗戦として再開された。1973年から1979年まで持ち回り開催だったが、1980年からハワイ州ホノルルアロハ・スタジアムで行われるようになり、30年にわたり同スタジアムで開催された。

2009年まで、毎年スーパーボウルの直後(通常翌週)の日曜(稀に土曜)に開催され、シーズンを締めくくる試合となっていた。かつてはスーパーボウルが1月最終週に行われる事が多かったため、2月第1週の開催が多かったが、21世紀に入りスーパーボウルが2月第1日曜に開催される機会が増えたため、2002年、および2004年以降は毎年、2月第2週の開催となっていた。

2010年は、史上初めてスーパーボウルの前週に開催された。これは、スーパーボウルの翌週に開催されるNBAオールスターゲームおよびバンクーバーオリンピックに配慮したことと、「もっとも盛り上がり、優勝チームを決定するスーパーボウルがシーズン最後にあるべき」というロジャー・グッデルコミッショナーの意志にもとづく。なお、2010年は開催スタジアムもスーパーボウルと同じ場所となった(2010年はマイアミのサンライフ・スタジアム)。スーパーボウルと同一スタジアムでの開催は1967年以来43年ぶり、また1月に開催されるのも1989年以来21年ぶりである。

2011年-2013年の開催地は再びハワイのアロハ・スタジアムに戻ったが、2010年に倣いスーパーボウルの前週に行われている。

プロボウル出場選手は各チームのコーチ、選手(ただしコーチ及び選手は自チームの選手には投票できない)、ファンの投票によって両カンファレンス各42名ずつが選出され、それぞれが票全体の3分の1ずつの比重を占める。両軍のコーチ陣は、それぞれプレーオフのカンファレンス・チャンピオンシップで敗れたチームのコーチ陣が担当する。両カンファレンスのヘッドコーチは投票で選ばれた42名のほかに「ニード・プレイヤー」として選手1名を選出する(投票枠のないロングスナッパーが選出されることが多い)。

プロボウルの選出は選手のキャリアに直接関わり、プロボウルに選出された回数は殿堂入りの選考要素の大きなひとつである。 そしてプロボウルの辞退(怪我や納得に十分至る事由が無いときを除く)は逆にキャリアにおいてマイナスとして残すことでオールスターゲームとしての権威を保っているが、先述の通り2010年のスケジュールが史上初めてスーパーボウルの前とされたため、2010年に選出された選手のうち、スーパーボウル出場を果たした2チームの選手は試合出場は免除されたがチーム練習から離れイベントのため、現地入りを義務付けられた。

2012年1月のプロボウルでは真剣さに欠ける選手について、アーロン・ロジャースが苦言を呈した他、59-41と大味な試合に対してファンからも不満の声が聞かれた。日本でテレビ解説を務めた河口正史も試合序盤のゆるさ加減が過去に記憶にないほどであったと感想を述べている[1]。こうしたことについて、ロジャー・グッデルコミッショナーは廃止も選択肢に入れた改善を検討すると述べている[2]。それにもかかわらず、2013年1月に開催されたプロボウルの全米視聴率は4大プロスポーツリーグのオールスターゲームで最も高く[3]ワールドシリーズの平均視聴率を凌ぐ数字を獲得している[4]

歴代試合結果 [編集]

NFLオールスターゲーム
開催日 勝利チーム スコア 敗戦チーム 開催地
1939年1月15日 ニューヨーク・ジャイアンツ 13 - 10 プロ・オールスターズ ロサンゼルス
1940年1月14日 グリーンベイ・パッカーズ 16 - 7 NFLオールスターズ ロサンゼルス
1940年12月29日 シカゴ・ベアーズ 28 - 14 NFLオールスターズ ロサンゼルス
1942年1月4日 シカゴ・ベアーズ 35 - 24 NFLオールスターズ ニューヨーク
1942年12月27日 NFLオールスターズ 17 - 14 ワシントン・レッドスキンズ フィラデルフィア
NFLプロボウル
開催日 勝利チーム スコア 敗戦チーム 開催地
1951年1月14日 アメリカン・カンファレンス 28 - 27 ナショナル・カンファレンス ロサンゼルス
1952年1月12日 ナショナル・カンファレンス 30 - 13 アメリカン・カンファレンス ロサンゼルス
1953年1月10日 ナショナル・カンファレンス 27 - 7 アメリカン・カンファレンス ロサンゼルス
1954年1月17日 イースト 20 - 9 ウエスト ロサンゼルス
1955年1月16日 ウエスト 26 - 19 イースト ロサンゼルス
1956年1月15日 イースト 31 - 30 ウエスト ロサンゼルス
1957年1月13日 ウエスト 19 - 10 イースト ロサンゼルス
1958年1月12日 ウエスト 26 - 7 イースト ロサンゼルス
1959年1月11日 イースト 28 - 21 ウエスト ロサンゼルス
1960年1月17日 ウエスト 38 - 21 イースト ロサンゼルス
1961年1月15日 ウエスト 35 - 31 イースト ロサンゼルス
1962年1月14日 ウエスト 31 - 30 イースト ロサンゼルス
1963年1月13日 イースト 30 - 20 ウエスト ロサンゼルス
1964年1月12日 ウエスト 31 - 17 イースト ロサンゼルス
1965年1月10日 ウエスト 34 - 14 イースト ロサンゼルス
1966年1月15日 イースト 36 - 7 ウエスト ロサンゼルス
1967年1月22日 イースト 20 - 10 ウエスト ロサンゼルス
1968年1月21日 ウエスト 38 - 20 イースト ロサンゼルス
1969年1月19日 ウエスト 10 - 7 イースト ロサンゼルス
1970年1月18日 ウエスト 16 - 13 イースト ロサンゼルス
AFC-NFCプロボウル
開催日 勝利チーム スコア 敗戦チーム 開催地
1971年1月24日 NFC 27 - 6 AFC ロサンゼルス
1972年1月23日 AFC 26 - 13 NFC ロサンゼルス
1973年1月21日 AFC 33 - 28 NFC アーヴィン
1974年1月20日 AFC 15 - 13 NFC カンザスシティ
1975年1月20日 NFC 17 - 10 AFC マイアミ
1976年1月26日 NFC 23 - 20 AFC ニューオーリンズ
1977年1月17日 AFC 24 - 14 NFC シアトル
1978年1月23日 NFC 14 - 13 AFC タンパ
1979年1月29日 NFC 13 - 7 AFC ロサンゼルス
1980年1月27日 NFC 37 - 27 AFC ハワイ
1981年2月1日 NFC 21 - 7 AFC ハワイ
1982年1月31日 AFC 16 - 13 NFC ハワイ
1983年2月6日 NFC 20 - 19 AFC ハワイ
1984年1月29日 NFC 45 - 3 AFC ハワイ
1985年1月27日 AFC 22 - 14 NFC ハワイ
1986年2月2日 NFC 28 - 24 AFC ハワイ
1987年2月1日 AFC 10 - 6 NFC ハワイ
1988年2月7日 AFC 15 - 6 NFC ハワイ
1989年1月29日 NFC 34 - 3 AFC ハワイ
1990年2月4日 NFC 27 - 21 AFC ハワイ
1991年2月3日 AFC 23 - 21 NFC ハワイ
1992年2月2日 NFC 21 - 15 AFC ハワイ
1993年2月7日 AFC 23 - 20 NFC ハワイ
1994年2月6日 NFC 17 - 3 AFC ハワイ
1995年2月5日 AFC 41 - 13 NFC ハワイ
1996年2月4日 NFC 20 - 13 AFC ハワイ
1997年2月2日 AFC 26 - 23 NFC ハワイ
1998年2月1日 AFC 29 - 24 NFC ハワイ
1999年2月7日 AFC 23 - 10 NFC ハワイ
2000年2月6日 NFC 51 - 31 AFC ハワイ
2001年2月4日 AFC 38 - 17 NFC ハワイ
2002年2月10日 AFC 38 - 30 NFC ハワイ
2003年2月2日 AFC 45 - 20 NFC ハワイ
2004年2月8日 NFC 55 - 52 AFC ハワイ
2005年2月13日 AFC 38 - 27 NFC ハワイ
2006年2月12日 NFC 23 - 17 AFC ハワイ
2007年2月10日 AFC 31 - 28 NFC ハワイ
2008年2月10日 NFC 42 - 30 AFC ハワイ
2009年2月8日 NFC 30 - 21 AFC ハワイ
2010年1月31日 AFC 41 - 34 NFC マイアミ
2011年1月30日 NFC 55 - 41 AFC ハワイ
2012年1月29日 AFC 59 - 41 NFC ハワイ
2013年1月27日 NFC 62 - 35 AFC ハワイ
通算対戦成績 : NFC 22勝、AFC 21勝

プロボウルの特別ルール [編集]

プロボウルは1プレー毎次のようなルールが設けられている。

オフェンス
  • TEを常に1人以上出場させる。
  • 1つのサイドにWRを3人以上配置できない。
ディフェンス
  • 基本4-3-4のフォーメーションを使用する。DBを5人以上にした「ニッケル」などは禁止。
  • LB及びDBのブリッツは禁止。
共通
  • チーム混合によって発生した背番号の重複は可(ただし一時期、背番号が重複していた際は該当選手のいずれかが違う番号を着用していたことがあった)。
  • スーパーボウル出場選手は出場免除。

その他、不文律としてフィールドゴール・プレイの際、ディフェンスはラッシュを行わない、などのルールがある。

親子での出場 [編集]

これまで5組の親子がプロボウルに選ばれている[5]

脚注 [編集]

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  1. ^ 河口正史 (2012年1月30日). “プロボウル”. 2012年2月6日閲覧。
  2. ^ コミッショナー、プロボウルの廃止も検討”. NFL JAPAN (2012年2月6日). 2012年2月6日閲覧。
  3. ^ Pro Bowl 2013: Ratings down slightly from previous year
  4. ^ Pro Bowl beats World Series in TV viewership
  5. ^ CHRISTOPHER PRICE (2011年12月28日). “Like father, like son: Jackie Slater ecstatic for Matthew's Pro Bowl berth”. weei.com. 2012年2月6日閲覧。

外部リンク [編集]