スーパーボウル

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ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー

スーパーボウル (Super Bowl) は、NFC優勝チームとAFC優勝チームの間で争われる、NFLの優勝決定戦。アメリカンフットボールの最高の大会であり、アメリカ最大のスポーツイベントである。

目次

[編集] 概説

スーパーボウルは1967年、NFLの優勝チームと、当時別に存在していたプロアメリカンフットボールリーグであるアメリカン・フットボール・リーグ (AFL) の優勝チームによる対抗戦として始まった。その後NFLとAFLは合併し、1971年からは旧NFLチームが主に所属するNFCの代表と、旧AFLチームが主に所属するAFCの代表が対戦する形となって今に至っている。なお、スーパーボウルの名が正式に使われるようになったのは第3回からで、遡って第1回と第2回の大会もスーパーボウルと呼ばれるようになっている。この名称は、AFLの創始者でAFL所属のカンザスシティ・チーフスのオーナーでもあったラマー・ハントの命名で、児童用玩具のスーパーボールで子どもが遊んでいるのを見て思いついたといわれている。

スーパーボウルに優勝したチームには、ティファニー社製のヴィンス・ロンバルディ・トロフィーと呼ばれるトロフィーが与えられる。名を冠されているヴィンス・ロンバルディグリーンベイ・パッカーズの名コーチとして知られ、第1回と第2回のスーパーボウルを連覇している。また、優勝チームのメンバーにはスーパーボウル・リングという指輪が与えられる。この指輪をもつことはNFL選手にとって最高の名誉である。

その名にふさわしく、収容人員6万人以上のスタジアムしか使用しないという規定が存在する。しかし、レギュラーシーズンでもチームによってはチケットの入手が難しいNFLだけに、スーパーボウルのチケットは、さらに入手困難である。チケットは一般販売されず、出場チームそれぞれに20%程度、開催するスタジアムのある州を本拠とするチームにあわせて10%程度、全チームに1%程度分配する。残りをリーグが取引先、代理店、スポンサーに販売する形を取っている。分配を受けたチームもまず一般販売をせず、スポンサーやシーズン・チケット購入者に優先して販売する。このような入手困難性もあり、クルーザーや別荘使用権と交換を依頼する人がいたり、抽選当選の通知が指名手配犯をおびき出す為の囮に使われる事などもある。また、テレビ中継に流されるコマーシャル枠の価格は世界で最も高価で、大手企業の大金を惜しみなくつぎ込んだコマーシャルが見られることでも知られている。アップルコンピュータが1984年のスーパーボウルでマッキントッシュの発売告知のコマーシャル「1984」を放映したことにより、一躍名を知られるようになったことが契機である。また、前半と後半の間に行われるハーフタイムショーには毎回、有名歌手等によるミニコンサートが開催されている。

また、スーパーボウルは中継する各国のテレビクルーやマスコミ、観客にとどまらず、その雰囲気を味わおうとする観光客やアメリカンフットボール・ファンも訪れ、開催都市には莫大な経済効果をもたらすと言われて、多くの都市が開催を希望する。開催地はオーナー会議によって、数年前に決定する。スーパーボウル開催のスタジアムを本拠とするチームが、そのシーズンのスーパーボウルに出場したことがなく、このことは、スーパーボウルの有名なジンクスとなっている。カリフォルニア州パサデナにあるローズボウルで開催された1976-1977、1979-1980シーズンのスーパーボウルにオークランド・レイダーズ、ロサンゼルス・ラムズ(現セントルイス・ラムズ)がそれぞれ出場したが、いずれもオークランドロサンゼルス(当時)をフランチャイズとするチームではあるが、ローズボウルは本拠地ではない。1984-1985シーズンにはサンフランシスコ・フォーティナイナーズが、隣接市にあるスタンフォード・スタジアムでのスーパーボウルに出場したが、これも同様である。

開催立候補する都市には、前述のスタジアムの収容人数のほか、それだけの観光客を受け入れられる宿泊施設、交通網などの施設が整っていることが求められ、そのため観光地や大都市圏が選ばれることが多い(これまでの最小規模はジャクソンビル都市圏の人口約135万人)。そして、毎年2月の第1日曜日に開催するため、温暖な気候地帯であるか、風雪に耐えられるドーム球場があることが絶対条件になっている。そのため、フロリダ州カリフォルニア州アリゾナ州といったある程度温暖な地域やニューオーリンズアトランタミネアポリスデトロイトといったドーム球場を持つ都市などに開催地が偏ってしまうという事が難点として挙げられる。特に寒冷地が立候補した場合、ドーム球場がすでにあるか、開催までに建設されることが絶対条件となる。実際、2010年の第44回大会はニューヨークで開催予定だったが、ニューヨーク・ジェッツのドーム球場新設が白紙になったために撤回され、マイアミに変更される結果になった。現在、近郊のニュージャージー州イーストルーサーフォードニューヨーク・ジャイアンツおよびニューヨーク・ジェッツ共用の新スタジアムが建設中だが、屋外競技場であるため開催地となる可能性は低い。

日本国内ではかつて日本テレビ系列が独占生中継していたが、衛星放送の普及から現在は深夜枠で録画中継という形を取っている。生中継はNHKBS1で放送を行っている。

2008年シーズン終了時点での通算最多優勝回数は、ピッツバーグ・スティーラーズの6回である。

[編集] 歴代試合結果

AFL-NFLチャンピオンシップ
開催日 AFL スコア NFL 開催地 テレビ局
1 1967年 1月 15日 カンザスシティ・チーフス 10 - 35 グリーンベイ・パッカーズ ロサンゼルス CBSNBC
2 1968年 1月 14日 オークランド・レイダーズ 14 - 33 グリーンベイ・パッカーズ マイアミ CBS
3 1969年 1月 12日 ニューヨーク・ジェッツ 16 - 7 ボルチモア・コルツ マイアミ NBC
4 1970年 1月 11日 カンザスシティ・チーフス 23 - 7 ミネソタ・バイキングス ニューオーリンズ CBS
インターリーグ最終対戦成績 : NFL 2勝、AFL 2勝
NFLチャンピオンシップ
開催日 AFC スコア NFC 開催地 テレビ局
5 1971年 1月 17日 ボルチモア・コルツ 16 - 13 ダラス・カウボーイズ マイアミ NBC
6 1972年 1月 16日 マイアミ・ドルフィンズ 3 - 24 ダラス・カウボーイズ ニューオリンズ CBS
7 1973年 1月 14日 マイアミ・ドルフィンズ 14 - 7 ワシントン・レッドスキンズ ロサンゼルス NBC
8 1974年 1月 13日 マイアミ・ドルフィンズ 24 - 7 ミネソタ・バイキングス ヒューストン CBS
9 1975年 1月 12日 ピッツバーグ・スティーラーズ 16 - 6 ミネソタ・バイキングス ニューオリンズ NBC
10 1976年 1月 18日 ピッツバーグ・スティーラーズ 21 - 17 ダラス・カウボーイズ マイアミ CBS
11 1977年 1月 9日 オークランド・レイダーズ 32 - 14 ミネソタ・バイキングス パサデナ NBC
12 1978年 1月 15日 デンバー・ブロンコス 10 - 27 ダラス・カウボーイズ ニューオーリンズ CBS
13 1979年 1月 21日 ピッツバーグ・スティーラーズ 35 - 31 ダラス・カウボーイズ マイアミ NBC
14 1980年 1月 20日 ピッツバーグ・スティーラーズ 31 - 19 ロサンゼルス・ラムズ パサデナ CBS
15 1981年 1月 25日 オークランド・レイダーズ 27 - 10 フィラデルフィア・イーグルス ニューオーリンズ NBC
16 1982年 1月 24日 シンシナティ・ベンガルズ 21 - 26 サンフランシスコ・フォーティナイナーズ ポンティアック CBS
17 1983年 1月 30日 マイアミ・ドルフィンズ 17 - 27 ワシントン・レッドスキンズ パサデナ NBC
18 1984年 1月 22日 ロサンゼルス・レイダーズ 38 - 9 ワシントン・レッドスキンズ タンパ CBS
19 1985年 1月 20日 マイアミ・ドルフィンズ 16 - 38 サンフランシスコ・フォーティナイナーズ スタンフォード ABC
20 1986年 1月 26日 ニューイングランド・ペイトリオッツ 10 - 46 シカゴ・ベアーズ ニューオーリンズ NBC
21 1987年 1月 25日 デンバー・ブロンコス 20 - 39 ニューヨーク・ジャイアンツ パサデナ CBS
22 1988年 1月 31日 デンバー・ブロンコス 10 - 42 ワシントン・レッドスキンズ サンディエゴ ABC
23 1989年 1月 22日 シンシナティ・ベンガルズ 16 - 20 サンフランシスコ・フォーティナイナーズ マイアミ NBC
24 1990年 1月 28日 デンバー・ブロンコス 10 - 55 サンフランシスコ・フォーティナイナーズ ニューオーリンズ CBS
25 1991年 1月 27日 バッファロー・ビルズ 19 - 20 ニューヨーク・ジャイアンツ タンパ ABC
26 1992年 1月 26日 バッファロー・ビルズ 24 - 37 ワシントン・レッドスキンズ ミネアポリス CBS
27 1993年 1月 31日 バッファロー・ビルズ 17 - 52 ダラス・カウボーイズ パサデナ NBC
28 1994年 1月 30日 バッファロー・ビルズ 13 - 30 ダラス・カウボーイズ アトランタ NBC
29 1995年 1月 29日 サンディエゴ・チャージャーズ 26 - 49 サンフランシスコ・フォーティナイナーズ マイアミ ABC
30 1996年 1月 28日 ピッツバーグ・スティーラーズ 17 - 27 ダラス・カウボーイズ テンピ NBC
31 1997年 1月 26日 ニューイングランド・ペイトリオッツ 21 - 35 グリーンベイ・パッカーズ ニューオーリンズ FOX
32 1998年 1月 25日 デンバー・ブロンコス 31 - 24 グリーンベイ・パッカーズ サンディエゴ NBC
33 1999年 1月 31日 デンバー・ブロンコス 34 - 19 アトランタ・ファルコンズ マイアミ FOX
34 2000年 1月 30日 テネシー・タイタンズ 16 - 23 セントルイス・ラムズ アトランタ ABC
35 2001年 1月 28日 ボルチモア・レイブンズ 34 - 7 ニューヨーク・ジャイアンツ タンパ CBS
36 2002年 2月 3日 ニューイングランド・ペイトリオッツ 20 - 17 セントルイス・ラムズ ニューオーリンズ FOX
37 2003年 1月 26日 オークランド・レイダーズ 21 - 48 タンパベイ・バッカニアーズ サンディエゴ ABC
38 2004年 2月 1日 ニューイングランド・ペイトリオッツ 32 - 29 カロライナ・パンサーズ ヒューストン CBS
39 2005年 2月 6日 ニューイングランド・ペイトリオッツ 24 - 21 フィラデルフィア・イーグルス ジャクソンビル FOX
40 2006年 2月 5日 ピッツバーグ・スティーラーズ 21 - 10 シアトル・シーホークス デトロイト ABC
41 2007年 2月 4日 インディアナポリス・コルツ 29 - 17 シカゴ・ベアーズ マイアミ CBS
42 2008年 2月 3日 ニューイングランド・ペイトリオッツ 14 - 17 ニューヨーク・ジャイアンツ グレンデール FOX
43 2009年 2月 1日 ピッツバーグ・スティーラーズ 27 - 23 アリゾナ・カージナルス タンパ NBC
44 2010年 2月 7日     -     マイアミ CBS
45 2011年 2月 6日     -     アーリントン FOX
46 2012年 2月 5日     -     インディアナポリス NBC

太字側が優勝チーム

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク