ノースカロライナ州

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ノースカロライナ州
State of North Carolina
ノースカロライナ州の旗 ノースカロライナ州の印
州旗 (州章)
州の愛称: タールのついた踵の州
Tar Heel State
ノースカロライナ州の位置
州都 ローリー
最大の都市 シャーロット
州知事 ベブ・パーデュー
公用語 英語
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全米第28位
139,391 km²
126,161 km²
13,230 km² (9.5%)
人口2003年
 - 総計
 - 人口密度
全米第11位
8,407,248
60.31人/km²
合衆国加入
 - 順番
 - 加入年月日

12番目
1789年11月21日
時間帯 UTC -5
DST -4
緯度 北緯34° - 36°21'
経度 西経75°30' - 84°15'
東西の幅 805 km
南北の長さ 240 km
標高
 -最高標高
 -平均標高
 -最低標高

2,037 m
215 m
0 m
略称 (ISO 3166-2:US) US-NC
ウェブサイト ノースカロライナ州政府

ノースカロライナ州(ノースカロライナしゅう、North Carolina、略号NC)は、アメリカ合衆国東南部にある州都ローリー市で、最大都市シャーロット市

州の北はバージニア州に、西はテネシー州に、南はジョージア州サウスカロライナ州に接している。州の東側は大西洋に面している。タバコの生産地として知られる。

目次

[編集] 歴史

イギリスから独立したアメリカ合衆国当初13州のうちの1つ。南北戦争では南部連合側に最後に参入した。南部連合に属した州の中で最も多くの兵士を失い、苦しい再建時代を送った。現代ではシャーロット都市圏や、ローリーダーラムチャペルヒルリサーチ・トライアングル地区を中心に経済的に大躍進を示し、州人口も急速に伸びている。

主要記事:ノースカロライナ州の歴史

[編集] 地理

関連項目:Geography of the United Statesアメリカ東海岸ノースカロライナ州の郡一覧

ノースカロライナ州は、南部でサウスカロライナ州、南西部でジョージア州、西部でテネシー州、北部でバージニア州、東部で大西洋と接している。アメリカ合衆国統計局は、ノースカロライナ州を南部の州に分類しているほか、さらに下位区分として南部大西洋岸の州の1つに区分している。

ノースカロライナ州は、大きく3つの地理的区域に分けられる。1つは、沿岸の平野部で州の東部を中心に45%を占めている。次に、中央部などの35%で構成されるピードモント地域があり、さらには西部などの20%を占めるアパラチア山脈等の一帯がある。

この州の西側の境界は、メキシコ湾からセントローレンス川の河口まで達している巨大なアパラチア山脈の一部を形成するブルーリッジ山脈と共に、グレート・スモーキー山脈国立公園の峰によって画されている。

また、東部は大西洋である。北から南への幅は約100マイル(約160キロメートル)ある。

東から西へこの州の一番長い箇所は500マイル(800キロメートル)である。この境界内部を囲んだ地域は42,286平方マイル(135,000平方キロメートル)である。

ノースカロライナ州 - 地勢地図

国立公園局National Park Service)の管理下にある地域は:

ブルーリッジ山脈はアメリカ合衆国南東部に位置する最も景色がいい地域の1つである。

[編集] 人口動勢

関連項目:Demographics of the United States
人口推移
人口 変動率
1790年 393,751
1800年 478,103 21.4%
1810年 556,526 16.4%
1820年 638,829 14.8%
1830年 737,987 15.5%
1840年 753,419 2.1%
1850年 869,039 15.3%
1860年 992,622 14.2%
1870年 1,071,361 7.9%
1880年 1,399,750 30.7%
1890年 1,617,949 15.6%
1900年 1,893,810 17.1%
1910年 2,206,287 16.5%
1920年 2,559,123 16.0%
1930年 3,170,276 23.9%
1940年 3,571,623 12.7%
1950年 4,061,929 13.7%
1960年 4,556,155 12.2%
1970年 5,082,059 11.5%
1980年 5,881,766 15.7%
1990年 6,628,637 12.7%
2000年 8,049,313 21.4%
2006年概算 8,856,505 10.0%

アメリカ合衆国統計局によると、2006年現在、ノースカロライナ州は前年より184,046人、または2.1%増加し、2000年より810,014人、または10.0%増加した、人口8,856,505人と概算された。これはアメリカ合衆国全体の成長率を超えるものである。これは293,761人(出生749,959人、死亡456,198人)と前回の国勢調査からの自然増並びに州内への移住者527,991人の増加が含まれている。アメリカ合衆国外からの移住は180,986人増加することとなり、合衆国内部の移住者は347,005人増加することになる。2005年及び2006年の間、ノースカロライナ州はニュージャージー州を超えて10番目に人口の多い州となった[1]

ノースカロライナ州は歴史的に多くの住民が農場及び小さな町に暮らしている、田園州である。

ノースカロライナ州の人口重心Seagroveがある、ランドルフ郡となっている[2]

ノースカロライナ州の人口の6.7%は5歳以下、24.4%が18歳以下と報告され12.0%が65歳以上である。女性は人口のおおよそ51%である。

この州の人種的な構成は:

ノースカロライナ州内で5つの最大な祖先グループは:アフリカ系 (21.6%)、アメリカ系 (13.9%)、イギリス系 (9.5%)、ドイツ系 (9.5%)、アイルランド系 (7.4%)。

[編集] 宗教

ノースカロライナ州は、他の南部州と同じく、最大なプロテスタント宗派がバプテストであり、圧倒的にプロテスタントである。ノースカロライナ州の住民の現在の宗教的関係は以下に示される:

[編集] インディアン部族

1539年から翌年にかけて、スペイン人エルナンド・デ・ソトは軍勢を率いてこの地に遠征し、多数のインディアン集落を襲った

ベア川のインディアン、ケープ・フェアインディアン、カタウバ族チェロー族チェロキー族チョワノク族コリー族エノ族ハッテラス族ケヤウィー族マチャプンガ族メヘリン族モラトク族ナッチェス族ニューシオク族オッカネーチ族パムリコ族サポニ族シャコリ族シッシパハウ族サギリー族タスカローラ族ツテロ族ワッカマウ族ワテリー族ウェアペメオク族ウォッコン族ヤドキン族などの農耕民族がこの州に先住した。タスカローラ族の大部分は「タスカローラ戦争」で虐殺され、18世紀ごろに白人を嫌って北上し、イロコイ連邦に合流した。

多数のインディアン部族が先住しているにもかかわらず、アメリカ連邦政府が公式認定し、保留地(Reservation)を領有している部族はひとつだけである。ほとんどの部族は19世紀末からの「絶滅部族」指定によって公式認定を取り消されて保留地を没収され、インディアン部族として存在しないことになっている。 現在、総計4つの部族が州政府から公認を受けている。

2009年10月22日、ノースカロライナ州のインディアン部族「ラムビー族」に対し、アメリカ連邦政府の上院インディアン事務委員会は連邦公認のための手続きに入った。公認申請書は既に下院を通過し、オバマ大統領もラムビー族に対する援助を誓約した模様である。ラムビー族は100年以上にわたり、連邦公認を要求し続けてきており、ついに悲願が叶うこととなった。一方で、今回の手続きには「インディアン・カジノ」の開設権は認められておらず、他州の既に連邦公認されたインディアン部族の間で、その影響が懸念されている。

同州キンストンに本拠を置く、プロ野球のマイナーリーグ・チーム、「キンストン・インディアンス」は、同州のインディアンに関連性の無いステレオタイプな平原インディアンの姿をし、赤い肌をし、歯を剥きだして笑う「トム・E・ホーク」という名の「インディアン・マスコット」をチーム意匠に用いており、全米のインディアン団体から「インディアンをおもちゃ扱いした人種差別である」との抗議を浴び続けている。現在、試合の応援に繰り出すマスコットキャラクターは廃止(犬のキャラクターに変更)されたが、チームマークとしての使用は強い抗議運動の中、なおも続けられている。

「チェロキー族東部バンド」の部族国旗
「チェロキー族東部バンド」の保留地は、スワン郡(赤い部分)と南隣のジャクソン群を挟んでいる

≪アメリカ連邦政府が公式認定している部族≫

≪ノースカロライナ州政府が公式認定した部族・団体≫

「ハリワ・サポニ族」
「オッカネーチ・バンド」

≪アメリカ連邦政府も州政府も公式認定していない部族・団体≫

同州スノーヒルの「ヌーヘルーカ砦の記念碑」。「タスカローラ戦争」では、1000人近いタスカローラ族が白人に殺戮された。
「南東チェロキー連邦」
「南東チェロキー連邦・銀の雲の氏族」
「自由チェロキー族」
「ホケ・チェロキー族」
「ローベソン&アジョイニング・バンド」
「チェロキー・ポウハタン・インディアン協会」
「リッジ・バンド」
「ツァラギ初期移民バンド」
クリーク・チェロキー族・松の木の氏族」

[編集] インディアンと「ラムビー法」

19世紀後半に黒人奴隷を解放したノースカロライナ州では、同州のインディアンたちを「解放奴隷黒人枠」に入れるかどうかが懸案となった。扱いの違いで「黒人用」と「色つき用」の二種ある学校への、彼らの子供の通学先が変わるなどするからである。(全米で、インディアンの部族学校は20世紀後半まで存在しなかった)

1885年に、ノースカロライナ州のハロルド・マクミラン民主党議員は同州のインディアンを「黒人とは別の人種」として、「自由身分の色つき(free people of color)」枠に含まれる「クロアタン・インディアン」である、とした。「クロアタン」はハッテラス族の「木の洞に住んでいる」という意味の別名である。この決定までは、同州のインディアンは「色つき(colored)」、「自由身分の色つき(free colored)」、「その他大勢(other free)」、「ムラート」、「マスティー(mustie)」などと呼ばれていた。こうして「クロアタン・インディアン」の子供たちは「黒人」用の学校ではなく、「色つき」用の学校に通うことになった。20世紀に入ると、彼らインディアン児童は親元から引き離され、私立の「インディアン寄宿学校」へひとまとめに送り込まれ、さらなる同化教育を強制されることとなった。

1934年に「インディアン再編成法」が制定されると、内務省BIA(インディアン管理局)はラムビー・インディアンからの連邦認定要求に基づき、血統証明手続きに入った。しかしラムビー族内で、先祖を「チェロー族」とするものと「チェロキー族」とする二派に分かれてしまい、結局公認は見送られてしまった。

1956年6月7日、ロブソン郡、ホーク郡、スコットランド郡、カンバーランド郡の「クロアタン・インディアン」は、アイゼンハワー大統領の署名した「ラムビー法」によって、ひとまとめに「ノースカロライナ州のラムビー族インディアン」としての公認を受け、「復活」した。連邦認定部族のような強い権限は保証されていない州公認だったが、それでも「ラムビー族」は「望みはただアメリカ・インディアンと認定されることだ」とその喜びを表明したのである。

[編集] インディアンとクー・クラックス・クラン

白人至上主義人種差別団体の「クー・クラックス・クラン(KKK団)」は、1950年代から南部で「公民権運動」の恐怖弾圧行動を始めた。KKK団の大首領だったナマズのジェームズ・コールは、「ラムビー法」が制定され、「インディアン身分」となったノースカロライナ州のラムビー族を標的と決めた。コールは「ノースカロライナ州のインディアンは、黒人から分かれた混血雑種である」と主張、1957年から、十字架を燃やす常套の脅迫行為を繰り返し、ノースカロライナのインディアン共同体を脅し始めた。

1958年1月18日、武装した500人のラムビー族戦士団がロブソン郡で、彼らの襲撃計画を練っていた50人(計画では5000人集まる予定だった)のKKK団を一斉包囲し、銃撃して追い散らした。これは「ヘイズ池の戦い」と呼ばれている。 KKK団のコール首領は沼に飛び込んで逃げたが逮捕され、暴動を計画した罪で懲役二年の有罪となった。この裁決を受けたインディアンたちはKKK団の団員章を燃やしてその周りで勝利の踊りを舞い、インディアンの鬨の声を上げてこれを祝った。

[編集] インディアン・カジノ

同州で「インディアン・カジノ」を営業するインディアン部族は、連邦公認を受けているチェロキー族東部バンドの2軒のみである。どちらのカジノもグレート・スモーキー山脈国立公園のスモーキー山麓にあり、うち1軒の「ハラーのチェロキーカジノ&ホテル」は、大手賭博業者の「ハラーズ・エンターテインメント」に運営委託されており、カジノ敷地は13940㎡あり、周辺に民俗村の「オコナルフティー・インディアン村」、チェロキー族の美術品を収蔵した「クアラ美術・工芸品館」、「Unto These Hills山麓劇場」などを併設する24時間営業の一大娯楽施設である。2009年9月にはこれに併設して、世界的ゴルフ場設計家ロバート・トレント・ジョーンズ二世の設計による「シクウォイア国際ゴルフクラブ」を開業させた。

2009年7月13日、チェロキー族東部バンドは、テネシー州との州境の建設敷地で、新しい「ハラーのチェロキーカジノ&ホテル」の起工式を行った。2012年完成予定のこの施設は、3000席のイベントセンター、1486㎡の温泉、最先端デジタルポーカー室、アジア式賭博場、レストラン、売店、ホテル、およびカジノ駐車場を備える、東部チェロキー族、ハラーズ、州、地元政財界が一致して行う一大事業である。

インディアン・カジノ開設は連邦との交渉事となるため、州認定のインディアン部族は部族カジノ開設がほぼ不可能となっている。また、連邦公認される見込みとなったラムビー族は、その条件にカジノが禁じられており、同じく部族カジノの開設はほぼ不可能とみられる。

≪ノースカロライナ州のインディアン・カジノ≫

  • 「チェロキー部族カジノ」
  • 「ハラーのチェロキーカジノ&ホテル」
    • 「シクウォイア国際ゴルフクラブ」2009年9月に開業。シクウォイアはチェロキー族の抵抗戦の英雄。

[編集] 主要な都市及び町


特徴的な名前を持つ町や地域:

[編集] 経済

関連項目:アメリカ合衆国の経済アメリカ合衆国の経済史

アメリカ合衆国経済分析局によると、ノースカロライナ州の2004年の総州生産高は3,360米ドルである[3]。2003年の一人当たりの収入はアメリカ合衆国内で38番目になる、28,071米ドルであった。ノースカロライナ州の農業生産品は家禽及び鶏卵タバコ、豚、牛乳、苗床、、並びに大豆が含まれる。しかし、ノースカロライナ州は外部によって大変影響を受けている:5つあるノースカロライナ州の製造業雇用の1つは海外との競争で減少している。

1世紀以上、ノースカロライナ州は農業金融サービス、及び産業で国家的なリーダーになるよう成長してきた。この州の産業製品、主に織物化学工業electrical equipment及び紙製品は1990年代前半にアメリカ合衆国内で8番目に位置していた。ノースカロライナ州の初期の収入元であるタバコは地元経済にとって活力がある形で存続している。現在、科学技術、研究調査、及び銀行業は特にアメリカ合衆国で2番目に大きな金融センターとして地位を見いだされたシャーロット(ニューヨークに続き)に加え、1950年代にローリー並びにダーラム間にあるResearch Triangle Parkを作り出し、繁栄した。また、ノースカロライナ州は多くのNASCARレーシングチーム及び関連産業がシャーロット近郊に本拠地を設けている、アメリカのモータースポーツの中心地となっている。この NASCAR はNASCAR Hall of Fameをシャーロットに建設すると発表した。

ノースカロライナ州はカリフォルニア州以外で最大な映画制作を行っている州の1つである。映画撮影所はシェルビーローリーダーラムシャーロットアシュビル、及びウィルミントンに位置している。ノースカロライナ州内で撮影された映画及びテレビジョン番組のいくつかは『ドーソンズ・クリークDawson's Creek)』、One Tree HillCape Fear、『地獄のデビルトラックMaximum Overdrive)』、The CrowCabin Fever 並びに『愛しのローズマリーShallow Hal)』が含まれる。

[編集] 主な会社など

ノースカロライナ州に本拠地のある企業には以下のようなものがある。

[編集] 教育

[編集] 単科及び総合大学

関連項目:List of colleges and universities in North Carolina 及び North Carolina Community College System

ノースカロライナ州はデューク大学ウェイクフォレスト大学Appalachian 州立大学ノースカロライナ州立大学Western Carolina University、及びノースカロライナ大学チャペルヒル校がたいへんよく知られた大学として、同じくらいよく知られたHistorically black colleges and universitiesを含む私立41校並びに公立74校の単科及び総合大学がある。

[編集] 芸術・文化

[編集] スポーツチーム

主要記事:Sports in North Carolina
チーム スポーツ リーグ
カロライナ・ハリケーンズ アイスホッケー NHL
カロライナ・パンサーズ フットボール NFL
シャーロット・ボブキャッツ バスケットボール NBA
Charlotte Sting バスケットボール WNBA
Fayetteville Patriots バスケットボール NBA Development League
Asheville Tourists 野球 マイナーリーグSouth Atlantic League
Burlington Indians 野球 マイナーリーグ:Appalachian League
カロライナ・マッドキャッツ 野球 マイナーリーグ:Southern League
シャーロット・ナイツ 野球 マイナーリーグ:インターナショナルリーグ
ダーラム・ブルズ 野球 マイナーリーグ:インターナショナルリーグ
グリーンズボロ・グラスホッパーズ 野球 マイナーリーグ:South Atlantic League
ヒッコリー・クロウダッズ 野球 マイナーリーグ:South Atlantic League
Kannapolis Intimidators 野球 マイナーリーグ:South Atlantic League
Kinston Indians 野球 マイナーリーグ:カロライナリーグ
Winston-Salem Warthogs 野球 マイナーリーグ:カロライナリーグ
Carolina Dynamo サッカー USL Premier Development League
Carolina Dynamo Women サッカー USL Wリーグ
Charlotte Lady Eagles サッカー USL Wリーグ
Wilmington Hammerheads サッカー USL Second Division
Raleigh CASL Elite サッカー USL Premier Development League

[編集] その他

[編集] 交通

  • 主要な州間高速道路はI-40、I-85、I-95
  • ローリー・ダーラム国際空港(RDU)
  • シャーロット・ダグラス国際空港(CLT)
  • ピードモント・トライアド国際空港(GSO)
  • アムトラック

[編集] 州の象徴など

  • 州の鳥 - カーディナル
  • 州の木 - 松
  • 州の花 - ハナミズキ
  • 州のモットー -

[編集] 日本の姉妹都市

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ