セロニアス・モンク

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セロニアス・モンク (1967年 モントリオール)
セロニアス・モンク (1967年 モントリオール)

セロニアス・スフィア・モンク (Thelonious Sphere Monk1917年10月10日 - 1982年2月17日) は、アメリカジャズピアニストであり、即興演奏における独特のスタイルと、数多くのスタンダード・ナンバーの作曲で知られる。

目次

[編集] 略歴

彼の人生の初期については、殆ど知られていない。ノースカロライナ州 ロッキーマウントに生まれ、その後間もなく、彼の家族はニューヨークへ移り住んだ。6歳の時にピアノの演奏を始め、多少の正式なレッスンを受けてはいたが、本質的には独学と思われる。10代の頃にはある福音派の伝道者とともにしばらく各地を回り、教会のオルガンを弾いていた。10代の末頃に、彼はジャズ演奏の仕事が見付かり始めた。1941年頃の ジェリー・ニューマン(Jerry Newman) の録音に登場している。この録音は、ニューヨークのクラブ、「ミントンズ」(Minton's) で行われ、彼は此処でこのクラブのバンドのピアニストとして雇われていた。40年代初頭より、ジャズ・ピアニストとしての活動を始める。彼の演奏スタイルは、この頃は「ハード・スウィンギング」と呼ばれる類いのもので、 アート・テイタム(Art Tatum) のスタイルに近かった。1944年にモンクは、自身の最初のスタジオ録音を コールマン・ホーキンス・カルテット(Coleman Hawkins Quartet) と共に行っている。1947年にネリー・スミス(Nellie Smith) と結婚し、同じ年に彼のバンド・リーダーとしての初めての録音がなされた。1950年代1960年代を通して、モンクは巡業と録音とをこなした。1970年代の始めからは、舞台から姿を消した。1971年11月に彼の最後の録音が行われ、彼の生涯の最後の10年間はごく数回の演奏が行われたのみである。幾つかの情報源によれば、モンクは双極性障害(躁鬱病)に苦しんでいたという。1982年脳梗塞で亡くなり、ニューヨーク州 ハーツデイル(Hartsdale) にある、ファーンクリフ墓地(Ferncliff Cemetery)に埋葬された。

[編集] 評価

彼の死後、彼の音楽は幅広い聴衆によって再発見され、彼は今日では、マイルス・デイヴィスジョン・コルトレーンなどと並び、ジャズの歴史に於ける偉大な人物の一人に数えられている。1989年クリント・イーストウッドは、彼の生涯と音楽についてのドキュメンタリー、 『ストレート・ノー・チェイサー』(Straight, No Chaser ) を制作している。

[編集] その他

  • 独特の不協和音で有名。「ストレート・ノー・チェイサー」、「ラウンド・ミッドナイト」などの名曲を作曲。ブルーノート・レコードプレスティッジ・レコードリバーサイド・レコードコロムビア・レコードなどのレーベルに演奏を残す。アルバムの代表作に『ブリリアント・コーナーズ』『セロニアス・ヒムセルフ』『モンクス・ミュージック』『ミステリオーソ』など。
  • 1954年12月24日、プレスティッジ・レコードからの要請でマイルス・デイヴィスのレコーディングに参加するが、音楽性の違いからマイルスと対立し、この共演は後に「喧嘩セッション」と呼ばれた。アルバム『マイルス・デイヴィス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ』収録の「ザ・マン・アイ・ラヴ(テイク2)」では、モンクがピアノ・ソロを途中で止め、怒ったマイルスが、自分の出番でもないのにトランペットを鳴らすという、緊張感のあるやり取りが録音されている。誰と共演しようが自分を曲げない、モンクらしいエピソードと言える。当然のことながら、マイルスとモンクは二度と一緒にレコーディングしていない(ライブでの単発的な共演はあり)。ただし、マイルスはモンクの作曲能力は認めており、アルバム『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』『マイルストーンズ』でモンクの曲を取り上げた。

[編集] ディスコグラフィ

[編集] アルバム

  • "After Hours at Minton's" (1943)
  • "Genius Of Modern Music: Volume 1" (1947-1948)
  • "Genius Of Modern Music: Volume 2" (1947-1952)
  • "Thelonious Monk Trio" (1952)
  • "Monk" (1953)
  • "Thelonious Monk and Sonny Rollins" (1953)
  • "Thelonious Monk plays the Music of Duke Ellington" (1955)
  • "The Unique Thelonious Monk" (1956)
  • "Brilliant Corners" (1957)
  • "Thelonious Himself" (1957)
  • "Thelonious Monk with John Coltrane" (1957)
  • "Art Blakey's Jazz Messengers with Thelonious Monk" (1957)
  • "Monk's Music" (1957)
  • "Mulligan Meets Monk" (1957, with Gerry Mulligan)
  • "Blues Five Spot" (1958)
  • "Thelonious in Action" (1958)
  • "Misterioso" (1958)
  • "The Thelonious Monk Orchestra at Town Hall" (1959)
  • "5 by Monk by 5" (1958)
  • "Thelonious Alone in San Francisco" (1958)
  • "Thelonious Monk at the Blackhawk" (1960)
  • "Monk in France" (1961)
  • "Monk's Dream" (1962)
  • "Criss Cross" (1962)
  • "Monk in Tokyo" (1963)
  • "Miles and Monk at Newport" (1963, with unrelated Miles Davis performance)
  • "Big Band and Quartet in Concert" (1963)
  • "It's Monk's Time" (1964)
  • "Monk." (1964)
  • "Solo Monk" (1964)
  • "Live at the It Club" (1964)
  • "Live at the Jazz Workshop" (1964)
  • "Straight, No Chaser" (1966)
  • "Underground" (1967)
  • "Monk's Blues" (1968)
  • "The London Collection" (1971, three volumes)
  • "Thelonious Monk Quartet with John Coltrane at Carnegie Hall" (2005)

[編集] ビデオ・DVD

  • "Straight, No Chaser"

[編集] 外部リンク