バーベキュー

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バーベキューにしたスペアリブ

バーベキュー: barbecue)とは、ガスなどの直火によって肉や野菜、魚貝類などを焼く料理、もしくはその調理法や行為を指す。

語源は「丸焼き」を意味するスペイン語のbarbacoa。英語圏ではBBQ(cueがQに置き換わる)やB.B.Q.Bar-B-CueBar-B-Qと略されることがある。

目次

[編集] 概要

バーベキューとは、豚や牛のリブや牛のブリスケットなどの柔らかくない肉を、蓋を閉めるなどして115℃程度の比較的低温で数時間から1日かけ蒸し焼きにし、骨から簡単にとれるほど柔らかくなるまで調理した物をいう。南部を長時間かけ丸焼きにして食べる習慣から始まった。この時、家族だけで食べきれずに野外に多くの人が集まって飲食をともにしたことが、野外での調理、飲食をバーベキューとよぶようになった由来である。

調理時には煙や匂いが大量に出るため、専用の設備や換気煙突などがない場合はたいてい野外で行なわれる。自宅の庭、ベランダバルコニー以外に、キャンプ場海岸、川辺、公園などで行うのが一般的で、またそういった調理と食事を野外で楽しむ行事自体もバーベキューと呼ばれる。アメリカでは年間数百ものバーベキューコンテストがある。調理には時間がかかるので、開催期間は2日間も催される。自宅の庭や、河川の傍やキャンプ場の付近などのレジャーへの外出先で調理を行うことが多い。

バーベキューを料理する人のことを「ピットマスター」と言う。

バーベキューにはいくつかのタイプがある。

  • 直火焼き

網焼き

  • 間接焼き

食材に火を直接あてない

  • 燻製

煙を出す木材を(場合によっては併用して)燃やす

  • ロースト

あぶって焼く

  • 遠火焼き

川魚など、赤外線によって焼く

[編集] 調理器具

Bar-b-que-vent.jpgGrilling on the Beach in February.jpg
オーソドックスなタイプのグリル
着火材。木材の繊維を成形しワックスを染込ませたもので、強い炎と匂いが出る。

器具としては、火格子式のグリルや焼き網など、火(熱気)が素通りするタイプと、鉄板式に大別され、食材を固定するものとして金串などがある。

バーベキュー専門店や個人でも、オリジナルの道具にこだわる人がいる。それらの人は、普通のグリルではなく、金属製グリルやレンガなどで作られたバーベキュー・ピットという(かまど)や暖炉に近い造りの物を使う。ドラム缶を加工する場合や、海外ではマンホール用の金属蓋を利用する場合もある。また珪藻土製の角形七輪も増えている。

卓上式のグリルに多いが、底面の断熱用に、コンロに水張りするタイプの方が、水蒸気の作用で、油の多い豚バラや鶏皮、サバやサンマなどの青魚を焼いても炎が上がりにくい。また、焼き上がりにこびり付きや、焦げ付きが少なく、野菜などは特にふっくらと美味であり、また器具自体の汚れも少ない。

自然の中でのバーベキューは、焚き火で地面を傷めたりしないよう適切な調理器具を使うこと、また、器具の汚れを地面や水(河川や湖沼)に流すことなくゴミを持ち帰るなど、環境に配慮することが望まれている(ゴミの持ち帰り、直火の禁止)。大阪の公園や神奈川の川においては、ゴミの投棄・カラオケの騒音・喧嘩・アルコール中毒など問題・事件が発生している。

[編集] 燃料

燃料は木炭、あるいはバーベキュー専用の固形燃料が主流である。炭の中にヒッコリーオークなど樹木のチップを混ぜ、燻煙を出すことにより燻製風味を付ける手法もある。

日本国内産の黒炭は、煙臭や爆跳も少なく、じっくりとした火力が持続し、バーベキューに向いている。外国産より多少高価だが、品質が安定しておりバーベキューに適している。備長炭をはじめとした白炭は、より上質な焼きもの料理ができるが、着火が難しく、調理が開始出来るまでの燃焼温度への到達に時間を要し、さらに高価なため、バーベキュー用途には一般的ではない。格安で販売している欧米産のバーベキュー炭は、日本の炭とは異なり、炭焼き時に木酢液を抜く工程がないため、木酢成分が多く残っており、熾き火になるまで、かなりきつい燻煙がでる。バーベキュー用と称した格安のマングローブ炭や東南アジア産炭などは煙臭や爆跳が多く、燃焼時に木酢液のような異臭を伴い、食味や口内に違和感や嘔吐感、頭痛を伴わせ、場合によっては数週間もそれが続くこともある[1]。また再生紙で覆い固めた木炭粉のバーベキュー用ブロックなども低質炭が多い。食品用ではなく建築用の木材を使用した安価なものには、燃焼時に有毒ガスを発生させるものもある。木炭を着火するのはコツが必要であるが、ジェル状着火剤など着火を安易にする商品が木炭に添付されていたり、販売されている。イワタニなどからは木炭着火専用のカセットガスボンベ式トーチバーナーが発売されている。また、火熾し器である「チャコールスターター」を使うと火熾しが安易である。いずれにしても木炭で調理が行なえるようになるのは着火後10〜20分、場合によっては1時間ほど必要で、それを見越したスケジュールが必要となってくる。木炭の火熾し方法を参照

アメリカやオーストラリアでは、ガス火式のバーベキューグリルも多く、日本でも近年は、火点けや火力調節の容易さ、掃除や後片付けの手軽さなどから、プロパンガスカセットボンベを使うバーベキュー・グリルも増えつつある。

[編集] 味付け

肉類の味付けとして用いられるソースはバーベキューソースBBQソース)と呼ばれ、トマトケチャップウスターソース、果汁類、ニンニクショウガなどの様々な材料を混ぜ合わせて作られる。市販のバーベキューソースが多数売られているが、自前のレシピでソースを工夫するところからバーベキューの楽しみは始まっているとして、自作にこだわる者も多い。 

BBQ Food.jpg

日本でいわゆる「バーベキュー」と称される野外での焼肉風グリルでは、醤油主体のソースや市販の焼肉のたれなどが使われることが多い。

[編集] 文化的側面

北米では、バーベキューは文化の一つであり、地域や家庭などによってそれぞれ独特の伝統やこだわりを持っている場合がある。道具としては円形ふた付きのバーベキュー・グリルが一般的に普及しているが、頻繁にイベントなどにも参加する人も多いため、大型のバーベキュー・ピットやトレーラーけん引型のバーベキュー・グリルを個人で所有している人や、庭に本格的なものを設けている人も多い。

また南アフリカにも、ブラーイbraai) と呼ばれる、独特のバーベキューの伝統がある。

北海道旅客鉄道(JR北海道)では、バーベキュー用の専用車両のナハ29000形を製作し、北海道内の各路線でバーベキュー専用列車を運転している。

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目

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