ガウル

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ガウル
ガウル
ガウル Bos gaurus
保全状況評価[a 1][a 2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ウシ亜科 Bovinae
: ウシ属 Bos
: ガウル B. gaurus
学名
Bos gaurus Smith, 1827
和名
ガウル
英名
Gaur

ガウルBos gaurus)は、動物界脊索動物門哺乳綱ウシ目(偶蹄目)ウシ科ウシ属に分類される偶蹄類。別名インドヤギュウ

分布[編集]

インドカンボジアタイ中華人民共和国雲南省)、ネパールミャンマー[1][2]

形態[編集]

体長240-330センチメートル[2]。尾長70-105センチメートル[2]。肩高160-220センチメートル[2]体重580-1,000キログラム[2]。肩は隆起し[2]、胴体の中ほどで胸椎の突起が短くなるため段になる[2]。背面の毛衣は暗黄褐色[2]。加齢に伴い体色は黒みを帯びる[2]。四肢下部の体毛は白い[1][2]

基部から上方外側へ向かい、先端が内側に強く湾曲する角が生える[2]。角の断面は楕円形[2]。左右の角の間は隆起し、前方に突出する[2]

生態[編集]

標高1800メートル周辺にある森林に生息する[2]。8-11頭からなる群れを形成し生活する[2]

食性は植物食で、や木の葉などを食べる[2]。薄明薄暮時に採食を行い、昼間はそれらを反芻して消化する[2]

繁殖形態は胎生。妊娠期間は270-280日[2]。ミャンマーの個体群は周年、インドの個体群は8-9月に1回に1頭の幼獣を産む[2]。授乳期間は9か月[2]。生後2-3年で性成熟する[2]

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、狩猟、家畜からの伝染病などにより生息数は激減している[2]。現在では保護区などに小規模な個体群が点在するのみとなっている。生息地では法的に保護の対象とされている[2]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科4 大型草食獣』、平凡社1986年、107、112頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、47、153-154頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Duckworth, J.W., Steinmetz, R., Timmins, R.J., Pattanavibool, A., Than Zaw, Do Tuoc & Hedges, S. 2008. Bos gaurus. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.