コダラ
| コダラ | ||||||||||||||||||||||||
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| 保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
| VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Melanogrammus aeglefinus (Linnaeus, 1758) |
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| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| haddock, offshore hake |
コダラは北大西洋両岸に生息するタラ科の魚。ポピュラーな食用魚で、商業流通している。
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特徴 [編集]
体長は1.1m以上。白い体に黒い側線が走るのが特徴であり、よく似たポラックという魚は逆に黒い体に白い側線である。また、胸鰭の上に黒い斑があり、"thumbprint"(拇印)、"Devil's thumbprint"(悪魔の拇印)または"St. Peter's mark"(聖ペトロの印)と呼ばれる。
一般的には水深40~133mでよくみられるが、300mの深さにもいる。水温は2~10℃が適温。稚魚は浅い水深を好み、成長するに従い深くなる。通常、成熟したコダラは稚魚のような長い移動はしないが、全年齢で季節性の移動を行う。餌は主に小さな無脊椎動物だが大きな個体は魚も食べる。
繁殖 [編集]
産卵は1月から6月にかけて行われ、3月末から4月初めがピークである。最大の産卵場所はノルウェー中部沖南西アイスランド付近とジョージズ・バンクである。平均して85万個の卵を産み、大きな雌だと年300万の卵を作る能力がある。
食用魚として [編集]
引き網漁、トロール漁、延縄などで商業漁獲されている。非常に一般的な食用魚であり、生、燻製、冷凍、干物、缶詰の形で流通する。イギリスではタラとカレイに並んでフィッシュ・アンド・チップスの材料となっている。
新鮮なコダラの身は白みの半透明で、タラと同様に調理できる。古くなると身は青白くなる。 コダラなどのタラの幼魚の切り身はマサチューセッツ州ボストンではスクロッド(scrod)と呼ばれて売られる。ノルウェーではフィスケボッレル(fiskeboller)という魚団子の主な材料ともなる。
近縁のタラ属とは違い、コダラは塩漬けではなく干物や燻製で保存される。コダラの燻製の一種にフィナン・ハディ(Finnan Haddie)と呼ばれるものがあり、この名前はスコットランドの漁村 フィンドンに因み、元々泥炭の上で冷燻製したものである。よくフィナン・ハディはミルクで煮て朝食にされる[1]。また、コダラの燻製はケジャリーという英印折衷の料理の主材料でもある。スコットランド東海岸のアーブロースの町では熱燻製のアーブロース・スモーキー(Arbroath Smokie)が作られており、これは食べる前に更に調理する必要はない。
栄養としては、蛋白質に優れ、ビタミンB12、ピリドキシン、セレンも豊富で、ナトリウムとカリウムのバランスは健康的で脂肪は非常に少ない。
脚注 [編集]
参考文献 [編集]
- Alan Davidson, North Atlantic Seafood, 1979, ISBN 0-670-51524-8.
外部リンク [編集]
- Sobel (1996). Melanogrammus aeglefinus. 2006. IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2006. www.iucnredlist.org. Retrieved on 11 May 2006. Listed as Vulnerable (VU A1d+2d v2.3)
- “Melanogrammus aeglefinus”. ITIS. 2006年1月24日閲覧。
- Froese, Rainer, and Daniel Pauly, eds. (2005). "Melanogrammus aeglefinus" in FishBase. May 2005 version.