スズメ

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スズメ
Tree Sparrow August 2007 Osaka Japan.jpg
スズメ Passer montanus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: スズメ科 Passeridae
: スズメ属 Passer
: スズメ P. montanus
学名
Passer montanus
Linnaeus, 1758
和名
スズメ
英名
Tree Sparrow
Eurasian Tree Sparrow
亜種
  • P. m. montanus
  • P. m. transcaucasicus
  • P. m. dilutus
  • P. m. dybowskii
  • P. m. kansuensis
  • P. m. iubilaeus
  • P. m. obscuratus
  • P. m. saturatus スズメ[2]
  • P. m. malaccensis

スズメ、すずめ、学名 Passer montanus )は、スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の1種。人家の近くに生息する小である。

分布[編集]

世界[編集]

     繁殖地      周年生息地      越冬地

西はポルトガルから東は日本までユーラシア大陸の広い範囲に分布する[1]。ただし北はあまり寒い地方にはおらず、北緯で言えば60数度が北限である。またインドにはほとんどいない。ボルネオ島スマトラ島ジャワ島などの熱帯または亜熱帯の地域にも分布域がある。

アメリカ合衆国では、19世紀半ばにミズーリ州セントルイス市に移入された。広範囲に分布するイエスズメとは対照的に、現在では同市と隣接するイリノイ州の一部にのみ生息し、スズメの分布域は広がっていない。

ヨーロッパでは英名の Tree sparrow からも分かるように、主に農耕地帯でみられ都市部にはほとんどいない。都市部にはイエスズメなど別のスズメがいる。一方、東アジアでは農耕地から都市部などのヒトの生活の傍で見られる。

日本[編集]

北海道から沖縄まで見られる。北海道、南千島、本州、粟島佐渡隠岐見島、四国、九州、対馬五島列島屋久島伊豆諸島奄美大島琉球諸島大東諸島では留鳥であり、舳倉島男女群島種子島には旅鳥として、またトカラ列島にもまれに認められる[2]。ただし、いくつかの離島には分布していない。例えば、本州から1,000 kmほどある小笠原諸島には生息していないが[3]、これは分散の機会がないからだと思われる。本州から最も距離があるのに分布しているのは、沖縄本島から400 kmほどの南大東島北大東島である。一方で、舳倉島など能登半島から50 kmほどだが留鳥として分布していない所もあるので、分布は単純に本州からの距離だけで決まるわけではないようである。

生息地は、都市、農村、里などの人の居住域付近であり、一年中見られる留鳥または漂鳥である[3][4]。典型的なシナントロープで、人間が住み始めた集落にはスズメも居着き、逆に人間が離れ集落が無人になるとスズメも見られなくなるという傾向がある。

亜種[編集]

形態[編集]

スズメの喉元の黒い部分。
巣立ったばかりの雛の喉元はまだ黒くない。

全長は約14-15cmで、体重は18-27g[6]ホオジロより小さく、シジュウカラぐらいの大きさ[7]。日本では鳥の大きさ等を比較する場合の基準となる「ものさし鳥」と呼ばれる基本種となる(他に ムクドリキジバトハシブトガラスなど)。翼長6.7-7.4cm、尾長4.3-4.9cm[8]

雌雄同色[4]。成鳥は頭部が赤茶色、背中は褐色で縦に黒斑があり、翼に2本の細い白帯がある。から後頸、にかけては白色をしている。耳羽および目先から喉は黒い。くちばしの色は黒色であるが、幼鳥の時は淡黄色。ただし成鳥でも、繁殖期の終わりごろにはくちばしの根元が黄色になる個体が観察される[9]。全ての成鳥のくちばしの根元が黄色くなるかどうかは分からないが、若い個体と区別が付きにくいので注意が必要である。成鳥の頬にある大きな黒い斑は遠くからも目立ち、これが他の類似種との区別点でもある。幼鳥は全体に色が淡く、頬の黒斑やの黒斑がはっきりしない。

くちばしは短くて太い円錐形で、小さな餌をついばむために都合がよい構造となっている。嘴峰長は0.9-1.2cm[8]。足は淡褐色で、跗蹠長は1.65-1.8cm[8]

ヨーロッパなどユーラシアに広く分布し、アメリカ大陸オセアニアなどにも移入種として生息する別種イエスズメは、やや大きくて、雄の頭部に灰色の太いラインが入る[10]

生態[編集]

地上では両足で飛び跳ねて(ホッピング、: hopping)素早く移動する。飛翔は直線的であるが、急に飛ぶ方向を変えたりすることもできる。

鳴き声は一般的に「ちゅんちゅん」と表される。「チュン」という声を基調に、変化のある鳴き声を続けて発したりするが、ときに「ジュクジュクジュク」と胸を反らせながら尾を上げて激しく鳴くことがある。それは、縄張りを守る威嚇行動と考えられる[11]。また、交尾の際に下の雌が、少し広げた翼を小刻みに震わせながら「ヒヨヒヨヒヨ」と細い声を発する[11]

背中の模様。草の若葉を啄ばんでいる。

一般に留鳥とされているが、日本で1920年代から1940年代に行われた移動性を調べる調査[12]によれば、移動距離が25km以内(特に5km以内)の真の留鳥集団と100km以上を移動する移動性の高い集団が存在していることが明らかとなった。この調査に於いて、新潟県で標識放鳥された約5700個体のうち7個体が岡山県で、3個体が高知県で標識回収された事が記録されている[12]

食性[編集]

食性雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子を食べる。また、都市部に生息するスズメはサクラの花の蜜、パン屑・菓子屑や生ゴミまで、何でも食料にする。このような雑食性が、都市部での繁殖を可能にした理由の1つと考えられている。繁殖期には子育てのために虫を好んで捕獲する。からにかけてはに対する食害も起こすが、稲の害虫も食べることでも知られる。

親鳥の死亡など緊急な保護を目的などとして飼育する場合、ヒナ鳥は、和鳥用の練り餌のみならず、パンをぬるま湯で柔らかくしたものや植物性の練り餌[13]でも育雛が可能であるが、充分な知識がないと成長せずに死亡するケースも多い。

ヒナ鳥は通常充分に飛べない状態で巣立ちをするため、親鳥は近隣で見守っているもので、持ち帰って飼育していると親鳥が餌を運んでくる事例も確認されている。ヒナ鳥は拾い上げて持ち帰らず、そばの植え込み等に放っておけば親鳥が声で見付け出し育雛を続ける。

繁殖[編集]

繁殖は春から夏頃(主に3-8月[14])にかけて行われる。1年に2回程度繁殖すると考えられている。人に対する警戒心は強いが、人の生活の傍で繁殖を行う。そうすることで天敵などから身を守る効果があると推測されている。一方、集団で繁殖する習性があり、20つがい以上がいないと繁殖しないという報告もある[11]

の材料として、イネ科の植物などの繊維状のものを用いるので、営巣時期にはそれらをくわえて飛ぶ様が見られる。巣の大きさや形状は営巣場所の穴の形や隙間によって変わる[15]。巣に人間などの外敵が近付くと「ヂヂヂヂヂヂ」と短く高い声で警告されるが、この場合、卵の有無は問わず、ある程度完成した巣であると警告を行うとされる。毎日1個の卵を産み[14]、1つの巣に産む卵の数は4-8個とされ[8]、5-6卵が75%を占める[16]。2010年には、秋田県大潟村で、9卵が産みこまれていた例が報告されている[17]。卵は灰白色で、紫褐色や灰色、黒褐色の斑があり鈍端側に多い[8]。卵の大きさは1.7-2.25cm × 1.3-1.55cm[8]。雌雄が抱卵し10-12日で孵化する(抱卵日数は10-14日)。ヒナは晩成性で14-18日で巣立つ。

営巣場所[編集]

犬や猫などの毛も巣材として利用する。

巣は地面近くには作らず、人の身長よりも高い位置に作ることが多い。見た目には無理と思われるような隙間でも擦り抜けられるので、スズメの巣そのものは普段目に付かないが、巣の真下付近には枯草などの巣材の残骸が散らかっていることが多いので、それを頼りに見付け出すことができる。また、雛が餌をねだる高い周波数のチリチリという鳴き声で巣の存在に気付くこともある。

日本では人間の生活に密着しているので、多くはの下や雨樋屋根の隙間などの屋根の軒の隙間や、この他にも人の住んでいない家や集合住宅の換気扇カバーの中や煙突、プレハブの鉄骨の隙間や穴など直径 3センチメートル または 2.5 cm × 4 cm ほどの隙間さえあれば入り込んで営巣することがある。人間が設置した巣箱も利用するが、この際は出入口の位置まで巣材を積み上げる習性がある。他に、電話線の分配ボックス、電柱トランス下のスペース、交通標識の横に伸びたパイプ等でも営巣する。

自然にあるもので営巣する場合、木の洞(きのうろ)や、さらに樹木の枝の茂みに球形の巣を作ることもある[15]ツバメなど他の鳥の古巣を利用することもあり、造巣中のコシアカツバメの巣を奪って使った観察記録もある[15]。まれにスズメバチの古巣を利用した例も報告されている[18]。また、トビクマタカなど猛禽類の巣の下部裏側に営巣することもあり[15]、これは猛禽類の近くに外敵が来ないことを利用していると考えられる。

群れ[編集]

群れで採餌中のスズメ

夏から秋にかけて、街路樹などに数十から数百羽が集まってねぐらを形成する。その年生まれの若鳥が多いとされるが[19]、若い個体だけでなく成鳥もまざっている。集まることで、体温の維持、翌日の餌場の探しやすさ、睡眠時の安全性の向上などの効果があると考えられている[20]。一方で、群れのねぐらに入らず個々の場所に定住する個体は成鳥が多いとされる[19]

近縁で主にヨーロッパに分布するイエスズメでは、喉元の黒い部分の大きさが、その個体のコンディションの良さを表しており、黒い部分が大きいほど、または黒さが強いほど群れの中で優位な個体であるという研究がある[21]。一方、スズメの頬および喉の黒い部分と社会的なランクについては、それほどはっきりした関係がないことが示されている[22]。ただし、イエスズメについても否定的な研究もあり、スズメについてもまだ十分調べられているわけではない。

寿命[編集]

スズメの寿命はよく分かっていない。理由は、そのための調査があまり行われていないせいもあるが、巣立ち後に分散するので個体の寿命を把握しづらいためである。ヨーロッパの標識調査からのある推定[23]では、秋頃に捕獲された雛が、翌年の春を迎えるまでの生存率は0.49、その後の生存率は年あたり0.32となっている。これらの値が日本でも成り立つとすると、秋頃の当年生まれの個体の期待余命は1.4カ月ほど、1年目の春を迎えた個体の期待余命は1年ほどということになる。卵の段階から巣立つまで、そして巣立った直後から秋にかけては、かなり高い死亡率を持つと思われるので、産卵された直後のスズメの期待余命、つまり寿命は半年以下になるかもしれない[要出典]

日本における自然条件下の最長寿命は、2,293日である[24]。これは初めて捕獲されて標識されてから、次に捕獲されたまでの日数なので、少なくともこれ以上生きたことは間違いがない。飼育下では、一般に自然条件下よりも長く生き(生理的寿命)、最長15年という記録がある[25]

捕食者[編集]

都市部では、、カラスおよび小型の猛禽類(例えばチョウゲンボウ[26])などが捕食者になっている。農村部ではこれらに加え、中型以上の猛禽類(例えばノスリオオタカハヤブサフクロウ)も捕食者になる。かつては、ヒトも影響力の大きな捕食者であった。

日本における個体数の変化[編集]

2008年における日本本土のスズメの成鳥個体数は、約1800万羽と推定されている。ただしこの推定には誤差があるため、数千万羽の桁と考えるのが妥当と思われる[27]。この数千万羽は成鳥個体数の推定値なので、秋冬にはこの数倍になると思われる。

日本におけるスズメの個体数は減少傾向にあると言われている。鳥類の行動や生態を研究している三上修らの推定によると、2007年のスズメの個体数は1990年ごろに比べて少なくとも半減、減少率を高く見積もると5分の1になったと考えられている[28]。50年前の10分の1とも推定されている[29]。しかし減少原因についてはよくわかっていないが、気密性の高い住宅の普及によって営巣場所が減少したこと[30][31]、農村部でコンバインの普及によって落ち(もみ)が減少しそれによる冬季の餌が不足したこと[32]などが可能性として挙げられている。また農村部と比べて都市部において巣立っているヒナの数が少ない傾向が見られており、都市化に伴う餌不足も、減少原因の候補として挙げられている[33]。このように減少はしているが絶対的な個体数はまだ多く、現在の減少スピードであれば数十年後に絶滅してしまうことはないと言われている[34]

分類体系上の位置の変化[編集]

シブリー・アールキスト鳥類分類では、スズメ目・スズメ科・スズメ亜科に分類されていた。 日本鳥類目録では以下のように変わってきた。

  • 改訂3版(1942年) スズメ科(現在のアトリ科)
  • 改訂4版(1958年) キンパラ科
  • 改訂第5版(1975年) ハタオリドリ科
  • 改訂第6版(2000年) ハタオリドリ科
  • 改訂第7版(2012年) スズメ科

近縁種[編集]

関連画像[編集]

日本人との関係[編集]

稲の食害[編集]

夏から秋にかけては稲に対する食害も起こす。しかし、農村地帯で繁殖するスズメは、稲にとっての害虫も食べるため、コメ農家にとっては総合的に益鳥の面が大きいともされる[35]。スズメを駆除したことで害虫が大量発生したという記録もいくつかあり、それを根拠にスズメの有益性が主張されることもある。ただし、害虫の大量発生はそれ以外の要因でもしばしば起こるため、因果関係については十分に示されたわけではない。

一方ニュウナイスズメという別種のスズメは、繁殖期には森林または北方で繁殖し、夏の終わりから秋にかけて農村地帯に現れる。益鳥としての働きをしないので害鳥としての面が強いといわれている。この稲を食害するニュウナイスズメとスズメが、スズメとして一緒にくくられることで、スズメが必要以上に害鳥扱いされた可能性もある(ただし、理由はわかっていないが、ニュウナイスズメが大規模に農村地帯に出現することは現在ではほとんどなくなった)。

狩猟[編集]

スズメは鳥獣保護法狩猟鳥に指定されており[29]焼き鳥等に食用もされてきた。特に京都伏見稲荷では門前の名物になっている。しかし、現在は需要の低下、狩猟者の高齢化により、およびスズメの個体数減少により捕獲されるスズメの数は減ってきている[36]。一時、中国、韓国から食用のスズメが日本に輸入されていたが、鳥インフルエンザ対策のために現在ではほとんど輸入されていない。

スズメの捕獲法はいくつかあるが、古くはねぐらになっている藪の周囲に大型の網(袋網という)を張り、勢子とよばれる役割のものが、音を立てたり藪を棒などで叩いて網に追い込む猟法も行われていた。この猟法は大量捕獲が可能なので地獄網とも呼ばれる。現在ではこのような猟法は禁止されており、スズメの捕獲は、スズメが集まるところに網を立てておいてスズメが来たら網を倒して採るむそう網という方法で行われている。

中国においては1955年当時、大躍進政策の一環として行われた「四害追放運動」において、ネズミハエとともにスズメを撲滅させるという計画が実施され、大規模な人海戦術で、年に11億羽以上も捕獲したと言われている。1960年にはスズメは対象から外され、代わってナンキンムシが加えられた[37]。スズメが外された理由は中国側が発表していないので良く分かっていないが、一説には、スズメを駆除したことで農作物の害虫が増え、全国的に凶作となったためとも言われている。

親しみ[編集]

春先は苗の害虫を食べる益鳥として扱われ、秋には稲の籾米(もみごめ)を食害する害鳥となり[29]、古来からスズメを追い払うため、「スズメ追い」「鳥追い」などという風習が各地にあり、それに関する民謡民話なども伝えられている。かかしもスズメ追いの道具として作られたものである。害鳥としてスズメを追い払う行為が行われる一方、スズメの恩返しなどの報恩譚では親しみを持って描かれてきた。

雀はチュンチュンとよく囀るため、噂話を好む人を雀に例えることがある。

神聖視[編集]

日本においては、神聖視されてきた歴史もある。

その他[編集]

  • 和文通話表で、「」を送る際には「スズメのス」という。
  • 古くから身近な鳥なのに他の鳥のようにペット化されない理由としては、飛翔力が強くカゴ内で激突して傷付き易いことや、餌を大量に食べるので糞も他の飼い鳥と比べ量が多いこと、砂浴び好きな習性のためカゴ内で餌や新聞紙に身体を激しくこすりつけ周囲に大量の餌や糞を跳ね飛ばすことが挙げられる。
  • しかし飼ったことのある人の証言では、非常に人懐こく賢いことがしばしば言及される。芸に使われることのある鳥の種類として、タカ、スズメ、ジュウシマツ、ヤマガラを挙げている資料[38]があり、同資料においてこの中でスズメはもっとも利口だが飼育が困難、ヤマガラの方が飼育に適し、また調教が楽なので非常に流行ったとの記述がある。

日本文化[編集]

俳句[編集]

  • 雀の子そこのけそこのけ御馬が通る(一茶
  • 子雀や遠く遊ばぬ庭の隅(尾崎紅葉

物語[編集]

民話
映画

童謡[編集]

芸能[編集]

家紋[編集]

雀紋(すずめもん)は、雀を図案化した家紋である。勧修寺家などが用いた。

雀の添えられた笹・竹紋から派生した家紋で、図案には、「ふくら雀」「丸に対い雀」「三羽追い雀」などがある。

勧修寺家は「雀の丸」を用いていたが、後に竹輪で囲った。こちらは「勧修寺笹」という笹・竹紋である。その派生には、上杉氏の「上杉笹」、その派生である伊達氏の「仙台笹」「宇和島笹」などがある。これらは、まとめて「竹に雀」と呼ばれる。柳生氏の定紋である「地楡に雀(われもこうにすずめ)」は地楡紋である。

日本語彙・日本語句[編集]

語源・表記・意味[編集]

スズメの語源については、「スズ」は鳴き声を、「メ」はカモやツバのように群れをなすことを指している[37]

  • 日本語ではスズメを漢字で「」と書き、雀色という色がある。少ない金額を「雀の涙ほど」や小さい弓を「雀小弓」といって、雀程度という意味で少ないことや小さいことを形容する。
  • 中文(中国語)では「麻雀」と表記する。麻雀(スズメ)は中国の古典では小さな鳥の総称のように用いられた。
  • 英語では「 Sparrow 」となる。ただし、Sparrow はスズメ科に分類される鳥の総称として用いられる。

スズメという名のつく別種[編集]

日本語の慣用句[編集]

  • 雀の涙 - 「小さい」「ごくわずか」などの形容として用いられる。
  • 雀百まで踊り忘れず - 幼い頃からの習慣は容易に変わらないことの例え。
  • 欣喜雀躍 - ヒトが喜びのあまり小躍りする様を、両足を揃えてぴょんぴょんと跳ね歩くスズメに例えたもの。
  • 雀の踊り足 - 筆跡の拙さの形容。
  • 雀の巣も構うに溜まる - 量が僅かでも積もり積もれば大きくなることの例え(「塵も積もれば山となる」と同義)。
  • 雀の千声鶴の一声 - 雀のようにつまらない千の声よりも、鶴のような優れた物の一声が勝っていることの例え。
  • すずめ焼き - 同じ具材を幾つも並べて串焼きにした料理を、電線に多数並ぶ雀の姿になぞらえた呼び名。
  • 雀刺し - 将棋の戦法。詳細はリンク先を参照。

脚注[編集]

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  1. ^ a b IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2. (Passer montanus)” (英語). IUCN. 2012年1月2日閲覧。
  2. ^ a b 『日本鳥類目録 改訂第7版』 日本鳥学会(目録編集委員会)編、日本鳥学会2012年、343頁。ISBN 978-4-930975-00-3
  3. ^ a b 庭で楽しむ野鳥の本 (2007)、13-14頁
  4. ^ a b 野山の鳥 (2000)、149頁
  5. ^ a b c d e f g h i Clements, James (2007). The Clements Checklist of the Birds of the World (6th ed.). Ithaca, NY: Cornell University Press. p. 603. ISBN 978-0-8014-4501-9. 
  6. ^ Brazil, Mark (2009). Birds of East Asia. Princeton University Press. p. 446. ISBN 978-0-691-13926-5. 
  7. ^ 日本の鳥550 山野の鳥 (2004)、264頁、325頁
  8. ^ a b c d e f 高野伸二 『カラー写真による 日本産鳥類図鑑』、東海大学出版会、1981年、382頁。
  9. ^ 橋本太郎「農村地帯に於けるスズメ群の生態 第一報 野外個体群の年令及び性の識別について」、『鳥』第17巻第79号、日本鳥学会、1962年12月、 163-171頁、 NAID 40018168848
  10. ^ 日本の鳥550 山野の鳥 (2004)、323-325頁
  11. ^ a b c 蒲谷鶴彦、松田道夫 『日本野鳥大鑑 鳴き声333 (下)』、小学館、1996年、136-137頁。
  12. ^ a b スズメの標識回収の検討(1924~'43) 山階鳥類研究所研究報告 Vol.4 (1964-1966) No.5 P397-402
  13. ^ 釣具店で売っているフナ釣り用の練り餌でもよい。
  14. ^ a b 三省堂編修所・吉井正 『三省堂 世界鳥名事典』、三省堂、2005年、290頁。ISBN 4-385-15378-7
  15. ^ a b c d 小海途銀治郎、和田岳 『日本 鳥の巣図鑑 - 小海途銀次郎コレクション』、東海大学出版会、2011年、294-295頁。ISBN 978-4-486-01911-4
  16. ^ 農商務省農務局「雀類ニ関スル調査成績」『鳥獣調査報告 第一號』農商務省、1923年
  17. ^ 松井晋・笠原里恵・三上かつら・森本元・三上修「秋田県大潟村でみつかったスズメの9卵巣」『Strix』27巻、日本野鳥の会、2011年、83-88頁
  18. ^ 広島県にて発見された事例
  19. ^ a b 唐沢孝一 「ねぐら観察の愉しみ」 『BIRDER』 第17巻10号(通巻201号)、文一総合出版、2003年、34-35頁。
  20. ^ 越川重治 「ねぐらを知る愉しみ」 『BIRDER』 第17巻10号(通巻201号)、文一総合出版、2003年、30頁。
  21. ^ Anderson, Ted R. (2006). Biology of the Ubiquitous House Sparrow: from Genes to Populations. Oxford: Oxford University Press.
  22. ^ Torda, G.; Liker, A.; Barta, Z. (2004) Dominance hierarchy and status signalling in captive tree sparrow (Passer montanus) flocks. Acta Zoologica Academiae Scientiarum Hungaricae 50(1): 35–44
  23. ^ Siriwardena, G.M., Baillie, S.R. & Wilson, J.D. 1998. Variation in the survival rates of some British passerines with respect to their population trends on farmland. Bird Study 45: 276-292.
  24. ^ [1]鳥類アトラス
  25. ^ 小林清之介 「スズメの四季」、文藝春秋新社、1963年。
  26. ^ 今井絢子ほか 「都市近郊で繁殖するチョウゲンボウによるスズメの捕食」、『群馬県立自然史博物館研究報告』第14号、群馬県立自然史博物館、2010年、 45-50頁。
  27. ^ 三上修「日本にスズメは何羽いるのか?」、『Bird Research』第4巻、バードリサーチ2008年、 A19-A29。
  28. ^ 三上修「日本におけるスズメの個体数減少の実態」、『日本鳥学会誌』第58巻第2号、日本鳥学会、2009年10月24日、 161-170頁、 NAID 10029858868
  29. ^ a b c ひと目でわかる野鳥 (2010)、223頁
  30. ^ 日本におけるスズメ個体数の減少要因の解明:近年建てられた住宅地におけるスズメの巣の密度の低さ Bird Research Vol.9 (2013) p.A13-A22
  31. ^ 三上修. “スズメの個体数推定、およびスズメの個体数減少に関する情報”. 2012年9月2日閲覧。
  32. ^ 飯田繁「九州における狩猟鳥獣の変化に関する研究」、『九州森林研究』第57号、九州森林学会、2004年3月、 34–38。
  33. ^ 三上修「「原著論文」スズメはなぜ減少しているのか? 都市部における幼鳥個体数の少なさからの考察」、『Bird Research』第5巻、バードリサーチ、2009年、 A1-A8、 NAID 130000119945
  34. ^ 三上修「スズメを日本版レッドリストに掲載すべきか否か」、『生物科学』第61巻2、日本生物科学者協会、2010年2月、 108-116頁、 NAID 40016974373
  35. ^ 池田(1961)日本の野鳥。鳥の生態とハンター・ガイド
  36. ^ 50年前の1/10ってホント?スズメ激減のナゾ
  37. ^ a b 唐沢孝一 『スズメのお宿は街のなか』 中央公論社〈中公文庫〉、1989年、234頁。
  38. ^ 演劇博物館編 『国劇要覧』 梓書房(1932)

参考文献[編集]

関連項目[編集]


外部リンク[編集]


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