中央公論新社

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株式会社中央公論新社
略称 中公
本社所在地 〒104-8320
東京都中央区京橋2-8-7
電話番号 03-3563-1261
代表者 取締役会長 早川準一
代表取締役社長 浅海保
取締役総務局長 鳥山輝
取締役書籍編集局長 大和正隆
雑誌編集局長 関知良
従業員数 144人 (2008/06)
外部リンク http:// www.chuko.co.jp/
  

株式会社中央公論新社(ちゅうおうこうろんしんしゃ)は、日本の出版社である。読売新聞グループ本社の傘下企業。略称は中公(ちゅうこう)。俗称は読公(よみこう)。

本項では旧法人の株式会社中央公論社(ちゅうおうこうろんしゃ)についても述べる。

目次

[編集] 沿革

1886年(明治19年)に京都・西本願寺の有志が集まり「反省会」を設立(中央公論新社はこの年を創業としている)。翌1887年、反省会は「反省会雑誌」を創刊(後に「中央公論」と改題)。1896年、東京に移転し、1914年に「中央公論社」と改名、1926年に株式会社化した。

「中央公論」は大正デモクラシーを代表する総合雑誌として部数を伸ばした。1916年には「婦人公論」を創刊。両誌とも第二次世界大戦後、刊行を続けている。

中央公論社は1990年代に経営危機に陥ったため、読売新聞社(現読売新聞東京本社)が救済に乗り出し、1999年に読売の全額出資によって新社が設立され、営業を譲り受ける。2002年の読売グループ再編により新設されたグループ持ち株会社読売新聞グループ本社の事業子会社となって現在に至る。

旧中央公論社は1999年2月1日付で株式会社平成出版(へいせいしゅっぱん)に商号変更、同年8月23日に解散。同年12月27日特別清算開始。2001年9月1日に清算が終了し、完全消滅した。

[編集] 論調

中央公論社時代に比べると「論調が読売新聞社と同じく政府寄りに変わっている」として「現在の『中央公論』は『This is 読売』(廃刊)が事実上改題したものだ」との意見がある。
また読売新聞を知る人々からは「論調が旧This is 読売となる以上、“中央公論新社”ではなく“読売公論社”と堂々と名乗るべき」との意見も強い。

[編集] 雑誌

※なお、読売ウイークリー等は移籍することなく引き続き読売新聞社(読売新聞東京本社)から発行されたが、2008年12月1日発行分を以って休刊となった。

[編集] レーベル

中公新書
1962年に創刊。他の新書と比べて、学術書の性格が強い。
中公叢書(―そうしょ)
1967年1月に創刊。ソフトカバー。四六判。不定期刊行で絶版が多い。文庫化された書籍もある。内容は本家の中公新書と大差が無いが、書下ろしではなく、論文を集めた厚みのある書籍が多い。
中公文庫
1973年に創刊。初版・数版のみで品切絶版が相当数あるので、古書価の高い書籍も多いが、限定復刊もしている。また仏教関連書も相当数あるが、初版のみが多くある。
C★NOVELS(しいのべるす)
1982年11月に創刊した新書。ソフトカバー。大衆文学、架空戦記などを収録する。また「C★NOVELS Fantasia」では、女性向けファンタジー、ライトノベルズを収録する。茅田砂胡の一連の著作はドル箱である。
中公新書ラクレ
2001年3月に創刊した新書。ソフトカバー。「ラクレ」(La Clef)とはフランス語で「鍵」の意である。中公新書のやや軽めの姉妹本。
『読売新聞』に掲載された記事の新書化が多い。『読売』と『朝日新聞』の戦後の社説を比較して、後者の進歩主義、平和主義護憲主義を厳しく批判した『読売vs朝日――社説対決50年』は、その象徴と言える。しかし、それは朝日新聞社の出版部門が同社の論調を反映していることと同じであり、中央公論新社が読売新聞のグループ会社である以上、当たり前なことであることといえるだろう。だが、『若者はなぜ怒らなくなったのか』(荷宮和子)や『ぷちナショナリズム症候群』(香山リカ)など、読売新聞の論調とはそぐわない著作も多く出している。
中公文庫BIBLIO
2001年に創刊。価格は高い、詳細は中公文庫を参照。
中公クラシックス
2001年に創刊。名著の新書改訂版、当初は毎月刊行だったが現在は約2ヶ月に1冊である。

[編集] 漫画

1980年代から90年代にかけて名作漫画をまとめた「中公愛蔵版」を多数出版した。これは2~4cmほどの厚さで、一冊にまとまっているので買いやすいということで、支持を集めた。また、藤子不二雄の漫画の全集である藤子不二雄ランド石ノ森章太郎の「日本の歴史」シリーズ他を出版したのもこのころである。

1990年代後半になって、文庫の漫画が流行したことから、愛蔵版シリーズの作品の多くは中公文庫に移行した。また竹宮恵子安彦良和等を再版した。

[編集] 著名なシリーズ

  • 『世界の歴史』、『日本の歴史』― 1960年代に刊行した、各分野の専門家による本格的な概説書シリーズ。当初の創刊には宮脇俊三が関与していた。『日本の-』は現在でも新版文庫で読める。90年代に全30巻で新しい著者達の『世界の-』が出された。文庫化もされている。
  • 『世界の名著』、『日本の名著』―「世界の-」は1966年から1982年にかけ、「日本の-」は1969年から1982年に刊行、2001年より、新書版の<中公クラシックス>が刊行中である。
  • 『大乗仏典』インド編、中国・日本編― 1974年から1996年にかけて刊行、出発点が仏教系出版社なので、他にも仏教関連の書籍を多く刊行している。インド編は中公文庫で再刊、ただし1600~2000円と高価である。
  • 『日本絵巻大成』正・続-小松茂美等を中心に刊行。のち普及版が『日本の絵巻』正続である。ほかにも絵巻関連がある。
  • 他にも美術シリーズは『文人画粋編』、『日本の陶磁』など多数、普及版もある。

[編集] 関連人物・項目

   白井晟一(装幀/建築家)

[編集] 外部リンク

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