アムール川

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アムール川
アムール川
アムール川鉄橋(ハバロフスク橋)
延長 4,444* km
水源の標高 -- m
平均流量 11,400 /s
流域面積 2,051,500 km²
水源 ヘンティ山脈ほか
河口(合流先) オホーツク海
流域 モンゴル
中国
ロシア ロシア
*:上流部の支流を含む。

アムール川(アムールがわ、Амурアムール、ラテン文字転写の例:Amur、黒竜江 Hēilóngjiāng こくりゅうこう)は、ユーラシア大陸の北東部を流れるである。中国では別に黒河黒水などとも呼ばれる。上流部の支流を含めた全長4,444Kmは世界8位、流域面積は205万1500Km²で世界10位である。

目次

[編集] 地理

アムール川はモンゴル高原東部のロシア中国との国境にあるシルカ川アルグン川合流点から生じ、中流部は中国黒竜江省ロシアシベリア地方との間の境界となっている。ロシアのハバロフスク付近で北東に流れを変えロシア領内に入り、オホーツク海のアムール湾に注ぐ。

オホーツク海の流氷は、アムール川からの流水により塩分が薄くなった海水が氷結して形成される。

[編集] 流域の都市

アムール川はロシア側のアムール州ハバロフスク地方ユダヤ自治州と中国側の黒竜江省吉林省との国境を成しており、川沿いの主要な都市としてはロシアのチタブラゴヴェシチェンスクハバロフスクコムソモルスク・ナ・アムーレニコラエフスク・ナ・アムーレ、中国側の黒河市同江市などがある。

[編集] 産業

このアムール川は栄養が豊富であり、サケ類をはじめ豊かな水産資源に恵まれ、これにより道北沖合はよい漁場になっている。一方で2005年11月13日に起きた中国吉林省吉林市にある石油化学工場の爆発事故により、支流の松花江に流れ込んだ有毒な大量のベンゼン化合物による大規模な汚染をはじめ、近年は中国側の経済発展及び環境保全の概念がない計画等による開発のため、河川の汚染が深刻になりつつある。ロシア側アムール川周辺住人は河川汚染を憂慮しておりオホーツク海等の環境汚染により日本も警戒している。

[編集] 歴史

黒河市付近のアムール川、対岸はロシア

古代の中国では「黒水」「弱水」「烏桓河」などと呼ばれていたが、13世紀の『史』においてはじめて「黒竜江」の名が出ている。満州語の音では「薩哈連烏拉(サハリアン・ウラ)」(薩哈連・サハリアンとは『黒い』、烏拉・ウラとは『水』)と呼ばれており、モンゴル語では「哈拉穆連(ハラムレン)」、ロシア語では「アムール」となりこれが世界的に共通する呼び名となっている。サハリン樺太)という島の名は「サハリアン・ウラの河口の対岸」にあることからつけられたとされる。

中国人や満州人はこの川を使い流域民族(ほか、アムール河口の対岸の樺太に住むアイヌ人など)と、毛皮などと中国産品を交換する取引を行っていたが、次第に東へ進出してきたロシア人と取引や領土をめぐり争いが起こった。17世紀から中国のと南下するロシア帝国との間の紛争が、1689年ネルチンスク条約において上流の西側以外の流域が清国領土と定められた。その後1858年アイグン条約(璦琿条約)、1860年北京条約で、清国領土の割譲を経て現在の国境線に定められた。

その後、川の中にある多くの島や中州の領有権を巡って中ソ国境紛争の発生地となり、1969年にはウスリー川で大規模な軍事衝突が発生したが、2004年に中露両国はすべての地域における東部国境の確定完了を宣言し、対立は鎮静化している。

[編集] 支流

アムール川流域と支流の経路

下流より記載

[編集] 関連項目