琉球諸島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
世界 > アジア > 東アジア > 日本 > 南日本 > 南西諸島 > 琉球諸島

琉球諸島(りゅうきゅうしょとう)は、南西諸島の中の沖縄県に属する部分の総称。これを現在の沖縄県と同範囲にするかどうかは諸説あり、奄美群島を含めたり、大東諸島を含めない場合もある。

琉球諸島に含まれうる諸島[編集]

大東諸島については、サンフランシスコ平和条約第三条で「北緯二十九度以南の南西諸島(琉球諸島及び大東諸島を含む)」と規定され、また、沖縄返還に関する日米間の条約の名称が「琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定」とされるなど、琉球諸島に含まない場合がある。

尖閣諸島については、先島諸島に含めない場合と含める場合とが有り、琉球諸島にも含めない場合[1]と含める場合[2]とが有る。

琉球列島・琉球弧[編集]

同様な用語として琉球列島琉球弧があり、この定義は分野や対象、研究者によっても異なる。

例えば、『広辞苑 第6版』[3]では琉球弧を大隅諸島から台湾までとしており、『地理用語集』[4]では琉球列島と南西諸島を同義としている。

生物学では、生物地理の観点から九州から台湾間の弧状列島、つまり大隅諸島から八重山諸島まで島々を琉球列島と定義し、この場合も大東諸島及び尖閣諸島を含めない[5]。一方植物相などでは、大東諸島及び尖閣諸島も含める場合もある[6][7]。大隅諸島とトカラ列島の間に分布境界線が設置されており、これを渡瀬線という。この境界線は、本土の生物相と琉球列島の生物相を区分するものと考えられる。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ デジタル大辞泉 小学館
  2. ^ 百科事典マイペディア
  3. ^ 新村出/編 『広辞苑 第6版』 岩波書店、2008年、ISBN 978-4-00-080121-8
  4. ^ 地理用語研究会編 『地理用語集』 山川出版社、2007年、ISBN 978-4634-054-165
  5. ^ 琉球大学21世紀COEプログラム編集委員会編 『美ら島の自然史-サンゴ礁島嶼系の生物多様性』 東海大学出版会、2006年、ISBN 4-486-01731-5
  6. ^ 初島住彦・天野鉄夫 『増補訂正 琉球植物目録』 沖縄生物学会、1994年、ISBN 4-900804-02-9。ただし、最北は奄美群島としている
  7. ^ 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧【改訂版】』 九州大学出版会、1997年、ISBN 4-87378-522-7

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]