シジュウカラ
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シジュウカラ Parus minor
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| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Parus minor (Temminck & Schlegel, 1848) |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| シジュウカラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Japanese Tit Eastern Great Tit [2] Oriental Tit |
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| 亜種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
シジュウカラ(四十雀、学名 Parus minor)は、鳥類スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属の1種である。
目次 |
分布 [編集]
近縁種の Parus major が、ユーラシア中部・西部・北アフリカに生息する。アムール川流域では2種が交雑なしに共存している[3]。
日本では4亜種が留鳥として周年生息する。
形態 [編集]
全長は約14.5cm[4][5] (13–16.5 cm) で、スズメぐらいの大きさ。翼開長は約22 cm[5][6]。体重は11-20g[2]。種小名 minor は「小さな」の意だが、シジュウカラ科の中では大型種である。
上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で覆われ、頬および後頸には白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。喉から下尾筒(尾羽基部の下面)にかけて黒い縦線が入る。翼の色彩は灰黒色。大雨覆の先端に白い斑紋が入り、静止時には左右1本ずつの白い筋模様の翼帯に見える。
嘴の色彩は黒い。足の色彩は淡褐色。
オスは喉から下尾筒にかけての黒い縦線が、メスと比較してより太い。幼鳥はこの黒い線縦が細く不明瞭であり、また頬および下面に黄色みがある[7]。
ユーラシア中部・西部の P. major は腹部が黄色いが、シジュウカラ P. minor の腹部は白い。また、イシガキシジュウカラなど日本の南部に生息する亜種では背の黄色みがなく、喉から胸部にかけての黒い斑紋は太いなど、他の亜種に比べて全体に黒っぽい。
生態 [編集]
市街地の公園や庭などを含む平地から山地の林、湿原などに生息する。通常は渡りを行わないが、寒冷地に分布する個体や食物が少ない時には渡りを行うこともある。非繁殖期の秋季から冬季には数羽から10数羽、ときに数十羽の群れとなり[7]、シジュウカラ科の他種も含めた小規模な混群も形成する。
和名は鳴き声(地鳴き)に由来する。さえずりは甲高いよく通る声で「ツィピーツィピーツィピー」などと繰り返す。
食性は雑食で、果実、種子、昆虫やクモなどを食べる。地表でも樹上でも採食を行う。
樹洞やキツツキ類の開けた穴の内側などに[8]、メスが、主にコケを組み合わせ[7]、覆うように獣毛やゼンマイの綿、毛糸などを敷いた椀状の巣を作り[9]、日本では4–7月におよそ7–10個の卵を年に1-2回に分けて産む。卵の大きさは1.55-1.85cm × 1.25-1.40cm で、色は白色に小さな赤褐色や灰色の斑点がまばらにつく[7]メスのみが抱卵し、抱卵期間は12–14日[7]。雛は孵化してから16-19日で巣立つ[7]。
分類 [編集]
本種は、以前にはParus major (en:Great tit) と同一種とみなされ、Parus major の30以上の亜種の一つに分類位置づけられ、Parus major minor とされていた。
2005年に発表された分類研究により、Parus major は、Parus major、Parus minor、Parus cinereus の独立した3種に分割された。 ただし、この新しい分類はまだ一般に普及しているとはいえず、鳥類図鑑などでは依然として、Parus major minor と表記されていることが多い。
Parus minor の亜種は以下の通り。日本には基亜種シジュウカラを含む4亜種が生息する。
- 中国北中部・北東部、ロシア極東、サハリン、千島列島、朝鮮および日本に分布する[2]。
- 日本では、北海道、本州、佐渡、隠岐、伊豆諸島、四国、九州、対馬、壱岐、五島列島に留鳥として生息し、石川県の舳倉島や山口県の見島では旅鳥として観察される[10]。
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- Parus minor kagoshimae として、九州南部および五島列島のものを別亜種に分類することもある[2]。
- Parus minor dageletensis
- Parus minor amamiensis (Kleinschmidt, 1848) - アマミシジュウカラ
- Parus minor okinawae (Hartert, 1905) - オキナワシジュウカラ
- Parus minor nigriloris (Hellmayr, 1900) - イシガキシジュウカラ
- Parus minor nubicolus
- Parus minor subtibetanus
- Parus minor tibetanus
人間との関係 [編集]
石垣や民家などの隙間といった建築物にも営巣し、樹洞に巣を作るため巣箱も利用する。伏せた植木鉢などに営巣することもある[7]。
イギリスでは、近縁種 P. major が、牛乳配達の車の後を追っていき、配られた牛乳のふたをこじ開けて牛乳を飲む行動が報告されている。
自治体指定の鳥 [編集]
日本で以下の自治体の指定の鳥である。
- 町の鳥
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- 山梨県:南都留郡西桂町
- 村の鳥
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- 福島県:耶麻郡北塩原村
- 行政区の鳥
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- 神奈川県:横浜市港南区
関連地名 [編集]
脚注 [編集]
- ^ “Parus major in IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2.” (英語). 国際自然保護連合(IUCN). 2012年7月26日閲覧。
- ^ a b c d e Brazil, Mark (2009). Birds of East Asia. Princeton University Press. p. 312. ISBN 978-0-691-13926-5.
- ^ Päckert, M.; Martens, J.; et al. (2006), “The great tit (Parus major) – a misclassified ring species”, Biological Journal of the Linnean Society 86 (2): 153–174
- ^ 『フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂版』 (2007)、262頁
- ^ a b 『鳥630図鑑』、増補改訂版、日本鳥類保護連盟、2002年、272頁。
- ^ 『ひと目でわかる野鳥』 中川雄三(監修)、成美堂出版、2010年1月、201頁。ISBN 978-4415305325。
- ^ a b c d e f g 高野伸二 『カラー写真による 日本産鳥類図鑑』 東海大学出版会、1981年、363-364頁。
- ^ 文一総合出版編集部編 『BIRDER 1994年1月号』 第8巻1号(通巻84号)、文一総合出版、1994年、4-27頁。
- ^ 小海途銀治郎・和田岳 『日本 鳥の巣図鑑 - 小海途銀次郎コレクション』 東海大学出版会〈大阪市立自然史博物館叢書5〉、2011年、260-261頁。ISBN 978-4-486-01911-4。
- ^ a b c d 『日本鳥類目録 改訂第7版』 日本鳥学会(目録編集委員会)編、日本鳥学会、2012年、264-266頁。ISBN 978-4-930975-00-3。
参考文献 [編集]
- 安部直哉 『溪谷名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年、180–181頁。
- 五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、文一総合出版、2004年、264–265頁。
- 環境庁 『日本産鳥類の繁殖分布』、大蔵省印刷局、1981年。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科9 鳥類III』、平凡社、1986年、90-91, 158頁。
- 高野伸二 『フィールドガイド日本の野鳥 増補改訂版』 日本野鳥の会、2007年、262-263頁。ISBN 978-4-931150-41-6。
- 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、27–29, 62, 72, 198頁。
- 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、536–537頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、98頁。
外部リンク [編集]
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