ゴビ砂漠

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衛星からの写真
モンゴル・ウムヌゴビ県での風景
中国での風景

ゴビ砂漠(戈壁,Gēbì)は、中国内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる砂漠。東西約1600km、南北約970km、総面積は約130万km2で、世界で4番目の大きさを誇る。古くから匈奴を始め、柔然突厥回鶻モンゴル帝国などの活躍の場であり、シルクロードの重要な拠点都市が幾つか存在した。また、黄砂(こうさ)とはこの地などから巻き上げられ気流に乗り運ばれる砂の事であり、春先には日本にも多く飛来する。

名称[編集]

ゴビ (Говь,Govi) とはモンゴル語で「沙漠、乾燥した土地、礫が広がる草原」などを意味する。

この様に、ゴビはある種の砂漠を意味する。「ゴビ砂漠」は「砂漠砂漠」という畳語表現だが、日本では「ゴビ砂漠」で定着している。中国においても瀚海沙漠、戈壁、戈壁沙漠とも表記され、古くは秦朝の頃から"大漠"と史書に記されている。

気候[編集]

ゴビ砂漠は、雨雲ヒマラヤ山脈に遮られる為非常に乾いた風が吹き付ける。ゴビ砂漠は内陸にあるため大陸性気候であり、他の砂漠と比べ非常に高緯度(北緯43度付近、日本の札幌市に相当)であるにもかかわらずである5月9月までの間の最高気温は45度を超えることもある。しかしである12月3月の間は、砂漠の年中灼熱といったイメージとはかけ離れた寒風吹きすさむ厳冬の地である。特に1月末から2月にかけては最低気温がマイナス40度を割り込むことも少なくない。他にも恐竜化石の世界的発掘地であることでも知られている。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • Cable, Mildred and French, Francesca (1943) The Gobi Desert London. Landsborough Publications, OCLC 411792
  • Man, John (1997) Gobi: Tracking the Desert Yale University Press, New Haven, ISBN 0-300-07609-6
  • Stewart, Stanley (2001) In the Empire of Genghis Khan: A Journey among Nomads HarperCollinsPublishers, London, ISBN 0-00-653027-3.
  • Thayer, Helen (2007) Walking the Gobi: 1,600 Mile-trek Across a Desert of Hope and Despair Mountaineer Books, Seattle, WA, ISBN 978-1-59485-064-6

関連項目[編集]

外部リンク[編集]