人口

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人口(じんこう、: Population)は、ある人間集団の総体を指す概念であり、またその集団を構成する人間の総数を指す統計上の概念である。

一般的用法[編集]

一般的には、国家や特定の地域にいる集団について用いられる。(世界の人口、日本の人口、県の人口、など。)

  • 日本の人口として最も一般的に用いられているのは、国勢調査によるものである。住民基本台帳による人口は、日本人のみに関する統計であるが、国勢調査では外国人も含めた人口が把握されており、国籍別の集計結果もある。平成22年国勢調査(総務省統計局)を参照。
  • 20世紀に人類は人口爆発と呼ばれる人類史上最大の人口増加を経験した。過去6000年間に存在した全ての人口のおおよそ5分の1が現在の人口である。

その他の用法[編集]

など

各国の高齢化事情[編集]

21世紀の現在、先進国をはじめ世界の多くの国々で老年人口の相対的増加、すなわち社会の高齢化が進んでいる。

日本の総務省の2007年2月の月次推計では、総人口1億2774万人に対し、老年人口2694万人で、老年人口比が21.1%となり、超高齢社会である21%を超えた[1]。なお、日本の総務省の2007年の年次推計では、総人口127,771千人に対し、老年人口27,464千人で21.5%であった [2]

フランスでは、少子化対策制度をいくつも打ち出し、出生率も先進国中最高レベルである。

アメリカは先進国の中では出生率も比較的高く、移民も毎年入ってくるため、高齢化は緩やかなものになると見られている。

中華人民共和国では、一人っ子政策のため、今後日本よりも急速な高齢化社会を迎えると見られている。なお、中国の人口増加は2033年に約15億人でピークを迎えその後は減少に転じると予想されている。

干支と人口[編集]

日本

主に日本では丙午(ひのえうま)の年に生まれた子ども(とくに女の子)はよくないという迷信から、丙午の年の出生数は少なくなる傾向がある。丙午であった1966年は、出生数136万974人(合計特殊出生率1.58)であり、1965年の出生数182万3697人(合計特殊出生率2.14)、1967年の出生数193万5647人(合計特殊出生率2.23)と前後の年よりも出生数が少ない[3]。次の丙午は1966年から60年後の2026年である。

  • 十二支別人口では、酉年生まれは最も少ない。
中華文化圏

中華文化圏である中国、台湾、世界各地の華僑においては特に龍年(辰)は縁起が良いとされ12年周期でベビーブームになる傾向にある。蛇年(巳)は縁起が良くないとされ少子となる傾向がある。

  • 壬辰(みずのえ たつ)は女偏を付けることで”妊娠”となるため、さらに縁起が良いとされている。

人口に関する学問[編集]

日本の人口動態[編集]

2005年の「人口動態統計(確定数)[4]」(厚生労働省2006年9月発表)にて、2005年の出生数は1,062,530人、死亡数は1,083,796人で、国内に住む日本人の出生数が死亡数を21,266人下回り、人口は1899年に統計を取り始めて以来、初めての自然減へ。この年合計特殊出生率が過去最低の1.26となる。

2006年の「人口動態統計(確定数)」(厚生労働省2007年9月発表)では、2006年の出生数は1,092,674人、死亡数は1,084,450人で、人口は再び8224人の増加に転じるものの、2007年の「人口動態統計(確定数)」(厚生労働省2007年9月発表)では、2007年の出生数は1,089,818人、死亡数は1,108,334人と再び自然減に転じ、それ以降の「人口動態統計」では、年間出生数が年間死亡数を下回る状態が続いており、年間の自然増減数は減少し続けている。

近年の日本の自然増減数の推移[5]
出生数 死亡数 自然増減数 合計特殊出生率
2000 1,190,547 961,653 228,894 1.36
2001 1,170,662 970,331 200,331 1.33
2002 1,153,855 982,379 171,476 1.32
2003 1,123,610 1,014,951 108,659 1.29
2004 1,110,721 1,028,602 82,119 1.29
2005 1,062,530 1,083,796 -21,266 1.26
2006 1,092,674 1,084,450 8,224 1.32
2007 1,089,818 1,108,334 -18,516 1.34
2008 1,091,156 1,142,407 -51,251 1.37
2009 1,070,035 1,141,865 -71,830 1.37
2010 1,071,304 1,197,012 -125,708 1.39
2011 1,050,806 1,253,066 -202,260 1.39
2012 1,037,101 1,256,254 -219,153 1.41
2013 1,029,816 1,268,436 -238,620 1.43
日本の人口の推移[6]
数(単位:1000人) 率(単位:%)
年少人口
(0-14歳)
生産年齢人口
(15-64歳)
老年人口
(65歳以上)
後期老年人口
(75歳以上)
年少人口
(0-14歳)
生産年齢人口
(15-64歳)
老年人口
(65歳以上)
後期老年人口
(75歳以上)
1990 22,487 85,904 14,895 5,973 18.2 69.5 12.0 4.8
1995 20,014 87,163 18,261 7,170 15.9 69.4 14.5 5.7
2000 18,473 86,219 22,006 8,999 14.6 67.9 17.3 7.1
2005 17,521 84,093 25,671 11,601 13.7 65.8 20.1 9.1
2010 16,804 81,030 29,245 14,072 13.1 63.3 22.8 11.0
日本の人口の推移(単位:千人)資料出所:総務省統計局
年\歳 0-4 5-9 10-14 15-19 20-24 25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-79 80-84 85-89 90-
1989 6,735 7,609 8,856 10,026 8,813 7,943 7,919 9,538 10,071 9,221 8,055 7,585 6,574 4,899 3,664 2,949 1,730 798 269
1990 6,510 7,486 8,548 10,035 8,828 8,095 7,809 9,028 10,687 9,043 8,110 7,745 6,761 5,115 3,826 3,025 1,837 835 290
1991 6,340 7,329 8,235 9,898 9,392 7,983 7,749 8,609 11,257 8,602 8,267 7,877 6,923 5,429 3,911 3,102 1,959 858 323
1992 6,207 7,163 7,994 9,624 9,594 8,255 7,799 8,231 10,855 8,967 8,486 7,953 7,082 5,721 4,053 3,136 2,058 918 356
1993 6,093 6,956 7,792 9,265 9,835 8,466 7,852 7,995 10,238 9,497 8,695 7,952 7,228 5,992 4,230 3,161 2,152 976 390
1994 6,048 6,723 7,643 8,867 9,986 8,672 7,897 7,906 9,494 9,976 9,063 7,853 7,320 6,227 4,492 3,146 2,245 1,056 419
1995 6,001 6,547 7,485 8,567 9,907 8,799 8,136 7,830 9,015 10,630 8,932 7,962 7,483 6,402 4,699 3,292 2,303 1,138 443
1996 5,973 6,376 7,337 8,243 9,815 9,315 8,009 7,768 8,598 11,191 8,489 8,117 7,617 6,555 4,993 3,383 2,381 1,231 474
1997 5,956 6,234 7,176 8,005 9,583 9,499 8,266 7,810 8,218 10,789 8,846 8,327 7,699 6,712 5,261 3,521 2,426 1,311 526
1998 5,971 6,105 6,983 7,807 9,260 9,733 8,476 7,867 7,984 10,183 9,367 8,533 7,712 6,856 5,516 3,691 2,470 1,391 583
1999 5,951 6,030 6,761 7,655 8,890 9,895 8,678 7,916 7,897 9,444 9,856 8,897 7,630 6,951 5,737 3,926 2,468 1,465 639
2000 5,915 6,033 6,558 7,502 8,438 9,809 8,794 8,130 7,814 8,932 10,461 8,750 7,750 7,118 5,910 4,157 2,619 1,535 702
2001 5,901 6,000 6,382 7,350 8,201 9,703 9,328 8,011 7,756 8,527 11,018 8,327 7,918 7,277 6,059 4,431 2,720 1,606 774
2002 5,875 5,983 6,244 7,194 8,012 9,431 9,492 8,262 7,797 8,151 10,608 8,657 8,102 7,374 6,211 4,673 2,856 1,659 856
2003 5,801 5,985 6,119 6,997 7,859 9,106 9,701 8,468 7,859 7,929 10,013 9,170 8,304 7,405 6,359 4,897 3,021 1,699 931
2004 5,736 5,938 6,060 6,761 7,725 8,755 9,819 8,661 7,909 7,854 9,300 9,640 8,652 7,344 6,465 5,098 3,235 1,718 1,016
2005 5,578 5,928 6,015 6,568 7,351 8,280 9,755 8,736 8,081 7,726 8,796 10,255 8,545 7,433 6,637 5,263 3,412 1,849 1,077
2006 5,504 5,923 6,007 6,424 7,313 8,014 9,643 9,273 7,982 7,694 8,419 10,825 8,143 7,624 6,814 5,413 3,658 1,940 1,155
2007 5,434 5,875 5,983 6,282 7,238 7,795 9,363 9,426 8,220 7,733 8,051 10,433 8,473 7,838 6,922 5,565 3,866 2,051 1,222
凡例 (Legend):     総数 (TOTAL)、     男 (MALE)、     女 (FEMALE)

日本の人口の推移のグラフ(平成20年度人口動態調査特殊報告から生成)

脚注[編集]

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  1. ^ e-Stat 人口推計 各月1日現在人口 月次2007年2月 年齢(5歳階級)、男女別推計人口(平成18年9月確定値、平成19年2月概算値)
  2. ^ e-Stat 人口推計 各年10月1日現在人口 年次 2007年 3.年齢(5歳階級)、男女別人口及び割合-総人口(各年10月1日現在)
  3. ^ 平成21年(2009)人口動態統計(確定数)の概況”. 厚生労働省 (2010年9月2日). 2010年9月17日閲覧。
  4. ^ 人口動態調査”. 厚生労働省. 2010年9月17日閲覧。
  5. ^ 厚生労働省 人口動態調査
  6. ^ 第2章 人口・世帯 2-5 年齢5歳階級別人口(総務省統計局)

関連項目[編集]

概念[編集]

データ[編集]

学術研究[編集]

外部リンク[編集]