上海市

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中華人民共和国 上海市
浦東新区
浦東新区
簡称:
別称:
中華人民共和国中の上海市の位置
中華人民共和国中の上海市の位置
中心座標 31°10′00″N, 121°29′00″E
簡体字 上海
繁体字 上海
拼音 Shànghăi
カタカナ転記 シャンハイ
滬拼 zɑ̃ hɛ
国家 中華人民共和国
行政級別 直轄市
設立 1927年7月7日
市委書記 兪正声(党中央政治局委員、前湖北省委書記、元建設相、元青島市委書記)
市長 韓正(前上海市委代理書記)
面積
- 総面積 7,037 km²
- 市区 5,299 km²
海抜 4 m
人口
- 総人口(2007) 1,845 万人
- 人口密度 2,621.9 人/km²
経済
- GDP(2008) 12,257 億元
- 一人あたりGDP 81,772元
電話番号 021
郵便番号 200000 – 2021000
ナンバープレート 滬A, B, D, E, F,G
滬C (郊外)
行政区画代碼 310000
市樹 白木蓮
市花 白木蓮
2005年のHDIは 0.909。
官方ウェブサイト http://www.shanghai.gov.cn/

上海市(シャンハイし)は中華人民共和国にある直轄市の一つであり、人口重慶に次ぐ第二位の規模を誇る。 略称は簡体字: )だが、古称のも用いられる。

中華人民共和国最大の商業金融工業都市で、一人当たりGDPは13189米ドル(2008年推定)。香港以外では国内最高水準である。

目次

[編集] 地理

長江河口南岸に位置し、河口島である崇明島、長興島、横沙島などを含む。北部から東部は江蘇省・西南部は浙江省と接する。東は東シナ海(東海)に面する。市街地は長江の支流である黄浦江を遡ったところにある。黄浦江の河口は呉淞口と称して港があり、崇明島などの島や市外への航行に用いられている。

[編集] 歴史

中国の戦国時代、今の上海あたりは春申君の封地だったため、今もと称す。また(魚を捕る道具)とも呼ばれる。

上海の地は代には華亭県の一部だったが、蘇州河の南に上海浦という村ができ、代に上海鎮とよばれるようになった。これに対し黄浦江下流の現虹口区あたりには下海廟も存在した。1292年に上海県となったが、もともと江蘇省に属した。

アヘン戦争を終結させた1842年南京条約により上海は条約港として開港した。これを契機としてイギリスフランスなどの租界が形成された。1865年に香港上海銀行が設立されたことを先駆として、欧米の金融機関が本格的に上海進出を推進した。1871年には香港と上海を結ぶ海底通信ケーブルが開通し、日本の長崎にも延伸された。1920年代から1930年代にかけて上海は極東最大の都市として発展し、イギリス系金融機関の香港上海銀行を中心にアジア金融の中心となった。上海が魔都或いは東洋のパリとも呼ばれナイトクラブ・ショービジネスが繁栄した。こうした上海の繁栄は、民族資本家浙江財閥など)の台頭と労働者の困窮化をもたらし、労働運動が盛んになっていた。

1925年に上海から始まった五・三〇運動は、中国における大規模な民族運動とされるが、同時に労働者・社会主義運動の台頭を示した事態であった。こうした状況を懸念した浙江財閥は、蒋介石と提携し反共クーデタ(上海クーデター)を決行させた。なお、中華民国の下で1927年に上海特別市となり、1930年5月、上海直轄市が成立している。

1932年には上海事変が起こり、日本軍機の爆撃を受け、1937年に勃発した日中戦争で日本軍に占領された。1949年の中華人民共和国成立により、外国資本は香港に撤収したが、1950年代から1960年代にかけては工業都市として発展した。

1978年改革開放政策により、再び外国資本が流入して目覚しい発展を遂げた。現在も1992年以降本格的に開発された浦東新区が牽引役となって高度経済成長を続けている。また上海市指導部から江沢民朱鎔基呉邦国曽慶紅黄菊ら中華人民共和国の国家主席、総理などの指導部を輩出している。

1928年の外灘。この一帯は元々租界地区であったことから、「外国人の河岸」(外灘)が名前の由来となった。
1928年の外灘。この一帯は元々租界地区であったことから、「外国人の河岸」(外灘)が名前の由来となった。

[編集] 行政

[編集] 行政区画

上海市は18の区、1の県に区分されている。

上海黄浦区(浦西)
上海黄浦区(浦西)
黄浦区の南京東路は上海人民広場と外灘を結ぶ、上海で最も歴史ある繁華街。
黄浦区南京東路上海人民広場外灘を結ぶ、上海で最も歴史ある繁華街。
浦東新区に立ち並ぶ摩天楼の夜景。
浦東新区に立ち並ぶ摩天楼の夜景。

上海市の中心部は、蘇州河(呉淞江)と黄浦江によって三つの部分に分割されている。

  • 浦東 - 黄浦江の東側にあるため「浦東」と呼ばれる。1991年までは水田が広がる土地であったが、市街地から行くには交通の便も非常に悪く、上海人は「寧要浦西一張床、不要浦東一間房」(浦西のベッド一つの方が、浦東の一部屋よりまし)という俗語もあった。
  • 浦西 - 黄浦江の西側部分で、豫園を中心とした旧市街や、旧租界時代からの金融、商業の町が含まれる。旧イギリス租界、フランス租界の資本家、政治家、外国人によって建てられた洋館が沢山残るため、上海語で「上只角」と呼ばれる
  • 滬北 - 蘇州河の北側の部分。かつて労働者たちの密集地を含む。特に上海駅の周辺は、地方からの労働者が最初ここで小屋をつくって暮らすことが多く、教育や医療の水準、平均収入は市の平均以下で、犯罪の発生率も高い状態が続いている。上海語で「下只角」と呼ばれる。
上海市行政区画
区、県 地域 街道、鎮
黄浦区 浦西 外灘街道人民広場街道南京東路街道金陵東路街道半淞園路街道小東門街道老西門街道董家渡街道豫園街道
盧湾区 浦西 打浦橋街道淮海中路街道瑞金二路街道五里橋街道
徐匯区 浦西 湖南路街道天平路街道楓林路街道徐家匯街道斜土路街道長橋路街道漕河涇街道康健新村街道虹梅路街道田林路街道凌云路街道龍華街道
華涇鎮
長寧区 浦西 華陽路街道新華路街道江蘇路街道天山路街道周家橋街道虹橋街道仙霞新村街道程家橋街道北新涇街道新涇鎮
静安区 浦西 江寧路街道静安寺街道南京西路街道曹家渡街道石門二路街道
普陀区 滬北 長寿路街道曹楊新村街道長風新村街道宜川路街道甘泉路街道石泉路街道
真如鎮長征鎮桃浦鎮
閘北区 滬北 天目西路街道北站街道宝山路街道芷江西路街道共和新路街道大寧路街道彭浦新村街道臨汾路街道
彭浦鎮
虹口区 滬北 四川北路街道提籃橋街道新港路街道乍浦路街道鴎陽路街道広中路街道凉城新村街道嘉興路街道曲陽路街道
江湾鎮
楊浦区 滬北 定海路街道大橋街道平凉路街道江浦路街道控江路街道殷行街道長白新村街道延吉新村街道五角場街道四平路街道新江湾城街道
五角場鎮
浦東新区 浦東 濰坊新村街道梅園新村街道塘橋街道周家渡街道東明路街道洋涇街道上岡新村街道滬東新村街道金楊新村街道浦興路街道南碼頭路街道
川沙新鎮合慶鎮曹路鎮高東鎮高橋鎮高行鎮金橋鎮張江鎮唐鎮北蔡鎮三林鎮花木鎮
宝山区 郊区 呉淞街道友誼路街道張廟街道
月浦鎮羅店鎮大場鎮楊行鎮羅涇鎮顧村鎮高境鎮廟行鎮淞南鎮
閔行区 郊区 江川路街道龍柏街道古美街道
新庄鎮七宝鎮浦江鎮梅隴鎮虹橋鎮馬橋鎮吴涇鎮華漕鎮顓橋鎮
嘉定区 郊区 嘉定鎮街道新成路街道真新新村街道
馬陸鎮南翔鎮江橋鎮黄渡鎮安亭鎮外岡鎮徐行鎮華亭鎮
金山区 郊区 石化街道
楓涇鎮朱涇鎮亭林鎮漕涇鎮山陽鎮金山衛鎮張堰鎮廊下鎮呂巷鎮
松江区 郊区 岳陽街道中山街道永豊街道方松街道
九亭鎮泗涇鎮泖港鎮車墩鎮洞涇鎮葉榭鎮新橋鎮石湖蕩鎮新浜鎮佘山鎮
青浦区 郊区 夏陽街道盈浦街道香花橋街道
趙巷鎮徐涇鎮華新鎮重固鎮白鶴鎮朱家角鎮練塘鎮金沢鎮
奉賢区 郊区 南橋鎮庄行鎮金匯鎮柘林鎮青村鎮奉城鎮四団鎮海湾鎮
南匯区 郊区 惠南鎮新場鎮大団鎮周浦鎮航頭鎮芦潮港鎮康橋鎮宣橋鎮六灶鎮祝橋鎮泥城鎮書院鎮万祥鎮老港鎮
崇明県 郊県 城橋鎮堡鎮鎮新河鎮廟鎮鎮竪新鎮向化鎮三星鎮港沿鎮中興鎮陳家鎮緑華鎮港西鎮建設鎮
新村郷長興郷横沙郷

[編集] 経済

韓正市長の2005年政府工作報告が示す速報値によれば、2004年の全市生産総額(GDP)は対前年比13.5%増の7400億人民元、地方財政収入は24.5%増の119,7億元で、貿易輸出総額は対前年比39%増の2,800億米ドル、外資投資額は対前年比11%増の65億米ドルであった。

[編集] 交通

上海市の主要交通手段はバス、自転車、船であったが、バス、地下鉄網、高速道路網、タクシー、電動スクーター、自家用車が主な交通手段となる。

[編集] タクシー

  • 大手のタクシー会社は世界的な基準に照らしても良識的といえるものの、一部外国人観光客に対してわざと遠回りするタクシーが存在する。大手のタクシー会社は、スーツを着用していたり、一流ホテルで客待ちできたりするので識別するのは可能である。具体的には、赤いタクシーと青いタクシーに気をつける必要があるのに加えて、レシートを発行してもらうことが勧められる。因みに、わざと遠回りして標準価格より二倍以上請求した事実が発覚した場合、その運転手は永久にタクシーライセンスを剥奪される。

[編集] 鉄道

北京との間に北京・上海間高速鉄道計画が進行中。 上海トランスラピッドの杭州までの延伸計画が進行中。

2007年12月29日に三線二段(一号線延伸、四号線環状化、六号線開通、八号線一期、九号線一期の開通)が開通し、全長234kmに達した。2015年には530kmに達する予定で、未来計画は総長970kmに達する計画。

[編集] 空港

時速431kmものスピードを出すことが可能な上海トランスラピッド
時速431kmものスピードを出すことが可能な上海トランスラピッド

上海には、上海虹橋国際空港と、上海浦東国際空港と二つの空港があり、双方共に中国東方航空上海航空春秋航空ハブ空港の役目を担っている。他に軍用の大場空港祟明空港龍華空港(廃棄、飛行船専用)、江湾空港(廃棄)もある。

国際線は上海浦東国際空港に集約され、上海虹橋国際空港を発着する国際線の便は無かったが、2007年9月29日東京羽田空港との間で1日4往復の定期チャーター便が就航した。上海浦東国際空港に関しては、地下鉄二号線龍陽路駅より、バーミンガムピープルムーバ英国)、 長堀鶴見緑地線日本/鉄輪式)などに次ぐ世界6番目の実用型リニアモーターカー上海トランスラピッド(マグレブ(Maglev)式)が採用されている。

[編集] 高速道路

上海市内の高速道路・大型橋・トンネル等は、すべて無料であるが、時間帯によって上海以外のナンバープレートを付けた自動車の流入が規制される。

[編集] 港湾

洋山保税港区のゲート
洋山保税港区のゲート

上海は中国最大の港湾であるのみならず、コンテナ取扱量ではシンガポールや香港に迫る世界第3位でやがては世界1位になるとみられる。

黄浦江の河港として始まった上海は長江沿岸の外高橋地区に重点を移し、さらに取扱量の増加やコンテナ船の大型化を見越して、世界のハブ港湾となる埠頭とコンテナターミナルを外海に面した杭州湾上に建設した。この新港は2005年暮れに「洋山深水港」として開業した。洋山深水港は上海の南30㎞の沖合に浮かび、本土とは東海大橋で結ばれている。

[編集] 日本との接続

  • 海上航路
神戸港および大阪港と上海を結ぶフェリー新鑑真号」と大阪港と上海を結ぶ「蘇州号」が就航中。2005年には、山口県下関市と上海を結ぶフェリーが就航(2006年に中国側寄港地は蘇州太倉港に変更)。
  • 航空航路
2007年現在、下記航空会社が上海と日本各地を結んでいる。

[編集] 観光

上海のオペラハウス、上海大劇院は近代設備を整え、大劇場では1800もの席が並ぶ。
上海のオペラハウス、上海大劇院は近代設備を整え、大劇場では1800もの席が並ぶ。
徐家汇天主堂(St. Ignatius Cathedral)
徐家汇天主堂(St. Ignatius Cathedral)
佘山カトリック教会(St. Ignatius Cathedral)
佘山カトリック教会(St. Ignatius Cathedral)
静安寺は3世紀の三国時代、康僧会によって建てられた歴史ある仏教寺院。
静安寺3世紀三国時代、康僧会によって建てられた歴史ある仏教寺院。
明代に潘允端が両親のために18年の歳月を費やし造営した豫園。
明代に潘允端が両親のために18年の歳月を費やし造営した豫園

黄浦区

盧湾区

徐匯区

静安区

長寧区

浦東新区

虹口区

閘北区

楊浦区

普陀区

松江区

南匯区

青浦区

[編集] 文化