鄭州市

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中華人民共和国 河南省 鄭州市
上から鄭東新区CBD、炎黄二帝彫像、少林寺、二七記念塔
上から鄭東新区CBD、炎黄二帝彫像、少林寺、二七記念塔
簡称:


河南省中の鄭州市の位置
河南省中の鄭州市の位置
中心座標 北緯34度45分37秒 東経113度38分31秒 / 北緯34.76028度 東経113.64194度 / 34.76028; 113.64194
簡体字 郑州
繁体字 鄭州
拼音 Zhèngzhōu
カタカナ転記 ヂェンヂョウ
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
河南
行政級別 地級市
市委書記 连维良
市長 趙建才
面積
総面積 7,446.2 km²
市区 1,010.3 km²
人口
総人口(2009) 752.1 万人
市区人口(2010) 400 万人
経済
GDP(2009) 3300億元
一人あたりGDP 42,882元
電話番号 0371
郵便番号 450000
ナンバープレート 豫A
行政区画代碼 410100
市花 ロサ・キネンシス(月季花)
公式ウェブサイト http://www.zhengzhou.gov.cn/

鄭州市(ていしゅうし、中国語:郑州市、拼音(表音式表記):Zhengzhou)は、中華人民共和国河南省に位置する地級市。河南省の省都の所在地である。の時代より3,500年の歴史をもつ国家歴史文化名城である。

歴史[編集]

3500年前には商(殷)王朝の都邑があった。当時、青銅精練技術や陶器生産技術は相当発達していた。紀元前11世紀西周時代、周王は弟の管叔鮮をこの地に封じ、管国と言った。春秋時代にはの大夫・子産の封地となった。代になってこの地に鄭州が設置された。

黄河中流に位置する鄭州は歴史上たびたび黄河の水害を受けたため、経済の発展は緩慢だった。20世紀始めに隴海線京広線が建設され、鄭州は南北大動脈の交差点となったため、経済的地位はようやく上昇しはじめた。1948年人民解放軍が入城し、 1953年鄭州県を廃止して鄭州市となった。 1954年、河南省省都が開封から鄭州に移った。 2004年11月5日鄭州は中国八大古都に指定された。

2001年以降から旧市街の東部に面積約150平方キロで150万人規模の新都市(鄭東地区)を建設している。新たにCBD(中央商務区)を建設し、コンベンションセンター、アートセンター、高層住宅、高層オフィスが人工湖を囲むように建ち並ぶ。人工湖では毎晩噴水のショーが繰りひろげられる。CBD以外は、中、低層の住居地区となる。なお、この新都市建設の計画案は建築家の黒川紀章の立案である。

地理[編集]

中原を東流する黄河の南岸に位置し、東は開封市、西は洛陽市、北は新郷市、南は許昌市と接する。

気候[編集]

1月の平均気温は0.3度、7月の平均気温は30.1度、年平均気温は14.5度、年降水量は632.4mmである。

鄭州 (1971-2000)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 5.7
(42.3)
8.6
(47.5)
14.0
(57.2)
21.7
(71.1)
27.2
(81)
31.6
(88.9)
31.8
(89.2)
30.5
(86.9)
26.7
(80.1)
21.5
(70.7)
14.1
(57.4)
8.0
(46.4)
20.1
(68.2)
平均最低気温 °C (°F) −4.3
(24.3)
−1.9
(28.6)
2.9
(37.2)
9.5
(49.1)
14.7
(58.5)
19.8
(67.6)
22.8
(73)
21.7
(71.1)
16.2
(61.2)
9.9
(49.8)
3.1
(37.6)
−2.4
(27.7)
9.3
(48.7)
降水量 mm (inch) 8.8
(0.346)
12.0
(0.472)
28.5
(1.122)
39.6
(1.559)
58.0
(2.283)
62.8
(2.472)
155.5
(6.122)
112.5
(4.429)
77.4
(3.047)
45.1
(1.776)
22.3
(0.878)
9.8
(0.386)
632.4
(24.898)
 % 湿度 60 60 62 61 62 62 78 81 75 70 66 61 67
平均月間日照時間 144.3 139.0 164.8 202.8 234.0 229.5 199.9 199.6 179.2 182.4 158.3 148.1 2,182.1
出典: 中国气象局 国家气象信息中心 2009-03-17

行政区画[編集]

鄭州地級市は6市区、5県級市、1県及び郑東新区、国家級開発区2つ、国家級輸出加工区1つを管轄する。

  • 市区
    • 金水区 (省級党政機関所在地、金融、商業、娯楽集中区域)
    • 二七区 (商業、物資集散区域,鄭州鉄道局機関所在地)
    • 恵済区 (生態・観光区)
    • 管城回族区 (歴史文化保護区)
    • 中原区 (市級党政機関所在地、伝統工業区)
    • 上街区 (工業地帯)
    • 鄭東新区 (中枢業務地区 CBD)

年表[編集]

鄭州市[編集]

  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国河南省鄭州市が発足。一区から五区までの区が成立。(5区)
  • 1950年4月 - 五区が四区に編入。(4区)
  • 1951年4月1日 - 四区が一区・二区・三区に分割編入。(3区)
  • 1952年10月21日 - 鄭州専区鄭県の一部が一区・二区・三区に分割編入。(3区)
  • 1953年1月6日 (5区)
    • 二区・三区の各一部が合併し、回族区が発足。
    • 一区・二区・三区の各一部が合併し、郊区が発足。
  • 1955年9月23日 - 一区が隴海区に、二区が二七区に、三区が建設区にそれぞれ改称。(5区)
  • 1956年10月23日 - 回族区が金水回族区に改称。(5区)
  • 1958年4月2日 - 開封専区滎陽県鞏県の各一部が合併し、上街区が発足。(6区)
  • 1958年8月5日 - 金水回族区・隴海区が合併し、管城区が発足。(5区)
  • 1958年12月5日 - 開封専区鞏県滎陽県密県登封県新鄭県を編入。(5区5県)
  • 1958年12月22日 - 郊区が管城区・二七区・建設区に分割編入。(4区5県)
  • 1960年9月 - 管城区の一部が分立し、金水区が発足。(5区5県)
  • 1961年12月19日 - 鞏県・滎陽県・密県・登封県・新鄭県が開封専区に編入。(5区)
  • 1961年12月25日 - 建設区が中原区に改称。(5区)
  • 1963年8月21日 - 金水区・二七区・中原区・管城区の各一部が合併し、郊区が発足。(6区)
  • 1968年 - 管城区が向陽区に改称。(6区)
  • 1971年11月8日 - 開封地区滎陽県を編入。(6区1県)
  • 1980年11月27日 - 向陽区が向陽回族区に改称。(6区1県)
  • 1981年12月25日 - 郊区の一部が分立し、金海区が発足。(7区1県)
  • 1982年8月13日 - 開封地区密県の一部が分立し、新密区が発足。(8区1県)
  • 1983年4月28日 - 向陽回族区が管城回族区に改称。(8区1県)
  • 1983年9月1日 - 開封地区鞏県新鄭県密県登封県中牟県を編入。(8区6県)
  • 1987年2月16日 (6区6県)
    • 新密区が密県に編入。
    • 金水区・郊区・金海区の各一部が合併し、邙山区が発足。
    • 金海区の残部が金水区・二七区・中原区に分割編入。
    • 郊区の残部が金水区・二七区・管城回族区・中原区に分割編入。
  • 1991年6月12日 - 鞏県が市制施行し、鞏義市となる。(6区1市5県)
  • 1994年4月5日 (6区3市3県)
    • 密県が市制施行し、新密市となる。
    • 滎陽県が市制施行し、滎陽市となる。
  • 1994年5月16日 - 新鄭県が市制施行し、新鄭市となる。(6区4市2県)
  • 1994年5月30日 - 登封県が市制施行し、登封市となる。(6区5市1県)
  • 2003年12月25日 - 邙山区が恵済区に改称。(6区5市1県)

鄭州専区[編集]

観光[編集]

  • 少林寺 (千古名刹)
  • 嵩陽書院 (中国古代四大書院のひとつ)
  • 嵩山世界遺産公園)
  • 黄河游覧区
  • 二七記念塔(鄭州のランドマーク)
  • 鄭州商城遺跡
  • 中岳廟
  • 杜甫故里
  • 打虎亭台墓
  • 大河村遺跡
  • 黄帝故里
  • 観星台
  • 河南博物院 (国家級歴史博物館)
  • 鄭州文廟
  • 城隍廟
  • 大佛寺
  • 佛光寺
  • 胡公祠
  • 彭公祠
  • 北大清真寺
  • 綏靖公署
  • 湖北會館
  • 元日本領事館遺跡

教育[編集]

  • 鄭州大学
    • 工学院 (旧鄭州工業大学)
    • 医学院 (旧河南医科大学)
    • 西亜斯工商管理学院
    • 昇達経済貿易管理学院(旧昇達大学)
  • 華北水利水電大学
  • 中国人民解放軍情報工程大学
    • 工学院
    • 理学院
    • 測量学院
  • 河南工業大学 (元・鄭州工程学院)
  • 河南農業大学
  • 河南中医学院
  • 河南財経政法大学
  • 鄭州軽工業学院
    • イースタン国際美術学院
  • 鄭州防空兵学院
  • 黄河科学技術大学
  • 中州大学
  • 河南工程学院
  • 中原工業学院
  • 鄭州航空工業管理学院

交通[編集]

なお、鄭東新区にて建設中の新鄭州駅が2020年開業予定。北京‐広州を結ぶ高速鉄道の駅としても利用される。

  • 地下鉄

鄭州地下鉄では2012年12月に建設中の1号線が開通し、2020年までに全6路線で走行距離約202.35km以上の開通を予定している。

外部リンク[編集]