松江市

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まつえし
松江市
Matsue montage.jpg
左上上:熊野大社、左上下:八重垣神社、右上:美保神社
左中:松江城、右中上:宍道湖嫁ヶ島、右中下:玉造温泉
左下:美保関灯台、右下:松江市中心部の夜景
松江市旗 松江市章
松江市旗 松江市章
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
中国・四国地方
都道府県 島根県
団体コード 32201-6
面積 573.01km²
総人口 206,891
推計人口、2014年2月1日)
人口密度 361人/km²
隣接自治体 雲南市出雲市安来市
鳥取県境港市
市の木 マツ
市の花 ツバキ[1]
松江市役所
所在地 690-8540
島根県松江市末次町86番地
北緯35度28分5.2秒東経133度2分54.7秒
松江市役所
外部リンク 松江市

松江市位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

北緯35度27分54秒東経133度03分04秒
特記事項 市章は2005年平成17年)3月31日制定
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松江市(まつえし)は、島根県東部(出雲地方)に位置するで、同県の県庁所在地である。2012年(平成24年)4月1日に特例市に移行した。

地理[編集]

松江市郊外から望んだ松江市の中心部
宍道湖から望んだ松江市西部の街並み


北は日本海に接する島根半島宍道湖中海に挟まれた地域に広がる都市。松江藩城下町を中心に発展してきた山陰の中心都市であり、鳥取県米子市とともに中海・宍道湖経済圏の中核を担う。宍道湖から中海に注ぐ大橋川によって市街地は南北に二分され、北側が橋北(きょうほく)、南側が橋南(きょうなん)と呼ばれる。

1914年大正3年)まで大橋川には松江大橋が架橋されていただけであったが、現在は西から順に宍道湖大橋松江大橋・松江新大橋・くにびき大橋の4大橋が市街地に架橋されており、くにびき大橋の東側に松江だんだん道路の縁結び大橋(2012年3月24日開通)が、河口付近に中海大橋が架橋されている。

宍道湖畔、大橋川の両岸に築かれた町であることや、松江城下の堀川の保存状態も良いことから「水の都」とされ、水郷水都全国会議の第1回会議は松江市で開催された。

隣接している自治体[編集]

人口[編集]

Demography32201.svg
松江市と全国の年齢別人口分布(2005年) 松江市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 松江市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
松江市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 175,399人
1975年 184,157人
1980年 194,173人
1985年 201,026人
1990年 203,298人
1995年 206,718人
2000年 211,564人
2005年 210,796人
2010年 207,682人
総務省統計局 国勢調査より

気候[編集]

積雪時の松江市の中心部

日本海側気候であり、冬は曇りや雨、雪の日が多い。ただし、大陸からの距離が比較的近いために、雪雲がそれほど発達せず、また、宍道湖中海に囲まれる海洋性の影響から気温は比較的高く、年間降雪量は89㎝と同じ山陰の鳥取市が214㎝であることと比べると降雪量は少ない(松江市をはじめ島根県日本海沿岸部は、豪雪地帯には指定されていない)。過去最深積雪は1971年2月4日の100cmで唯一の積雪1m超えである。近年では2011年1月1日に積雪56 cmを記録し久々に大雪となった。春から秋にかけては比較的好天の日が多い。夏は蒸し暑い。

松江地方気象台(1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 8.0
(46.4)
8.9
(48)
12.6
(54.7)
18.5
(65.3)
22.7
(72.9)
25.9
(78.6)
29.3
(84.7)
31.3
(88.3)
26.8
(80.2)
21.7
(71.1)
16.2
(61.2)
11.0
(51.8)
19.4
(66.9)
平均最低気温 °C (°F) 1.1
(34)
1.0
(33.8)
3.2
(37.8)
8.0
(46.4)
13.0
(55.4)
17.8
(64)
22.3
(72.1)
23.4
(74.1)
19.2
(66.6)
12.7
(54.9)
7.6
(45.7)
3.4
(38.1)
11.1
(52)
降水量 mm (inch) 147.2
(5.795)
121.9
(4.799)
132.6
(5.22)
109.4
(4.307)
134.6
(5.299)
189.8
(7.472)
252.4
(9.937)
113.7
(4.476)
197.9
(7.791)
119.5
(4.705)
130.6
(5.142)
137.6
(5.417)
1,787.2
(70.362)
降雪量 cm (inch) 37
(14.6)
28
(11)
8
(3.1)
0
(0)
16
(6.3)
89
(35)
平均月間日照時間 68.2 84.7 132.8 180.6 202.2 161.3 166.7 202.1 142.9 158.0 112.7 84.0 1,696.2
出典: 気象庁[2]
松江市
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
147
 
8
1
 
 
122
 
9
1
 
 
133
 
13
3
 
 
109
 
19
8
 
 
135
 
23
13
 
 
190
 
26
18
 
 
252
 
29
22
 
 
114
 
31
23
 
 
200
 
27
19
 
 
120
 
22
13
 
 
131
 
16
8
 
 
138
 
11
3
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁

歴史[編集]

乃白町の田和山遺跡、大庭町の茶臼山周辺に点在する古墳群、大草町の出雲国庁跡、竹矢町の国分寺跡など、古代から奈良時代の多くの遺跡が松江市南部の意宇川下流域、中海周辺で発見されている。縄文時代からの遺跡も中海、宍道湖周辺には多い。国宝の神魂神社は出雲大社の元の地である。最古の埴輪も発見され、風土記以前からの朝酌の市など、中海圏域が古くからアジアとの玄関口として栄えただろうことを窺い知ることができる。また黄泉平坂など神話に出てくる地も多く残る。中海から来て大橋川にいたるところの「矢田の渡し」は風土記の時代からいまだ現存し動いている。出雲王朝ー大国主命や事代主神から大和王朝に権力が譲られたという「国ゆずり」の神話による「青柴垣神事」「諸手船神事」は今も美保関町で行われている。

室町時代は出雲守護を代々継承した京極家の守護所が置かれた。戦国時代には京極家分家の尼子家(安来市)が台頭したため支配下におかれる。

本格的に開発が進んだのは、堀尾吉晴が1607年 - 1611年の足かけ5年をかけて松江城及びその城下町の建設を行って以降のことである。

1634年(寛永11年)京極忠高が若狭小浜藩より転封となり松江藩主となる。城下は近世都市として整備され山陰の都として栄えた。

江戸時代中期以降は親藩松平家松江藩)の城下町として盛える。中でも有名な藩主が、「松平不昧公」の異名を持つ松平治郷である。

明治時代になると、松江は島根県の県庁所在地となった。小泉八雲が訪れたのもこの時代である。

沿革[編集]

行政[編集]

市長[編集]

  • 市長職務執行者 - 門脇康雄(かどわき・やすお、旧八束町町長、合併から設置選挙まで)
  • 市長 - 松浦正敬(前・旧松江市長)(任期:2009年4月24日から2013年4月23日まで)旧市長を2期務め、新市長2期目。

行政機関[編集]

市の機関[編集]

主な県の機関・公共施設[編集]

  • 島根県教育センター
  • 島根県埋蔵文化財調査センター
  • 島根県宍道湖流域下水道管理事務所
  • 島根県松江保健所
  • 島根県中央児童相談所
  • 島根県立わかたけ学園(児童福祉施設)
  • 島根県立心と体の相談センター
  • 島根県女性相談センター
  • 島根県自治研修所

主な国の機関等[編集]

司法[編集]

経済[編集]

山陰合同銀行本社(魚町)

山陰地方の拠点都市の1つであり、米子市と共に鳥取・島根両県を統括する支店が多く置かれているほか、山陰地域で展開する企業の本社も多い。

産業人口[編集]

データは2005年。

  • 就業人口 95,728人[3]
    • 第1次産業 5,499人
    • 第2次産業 18,323人
    • 第3次産業 70,855人

農業[編集]

商業[編集]

金融業[編集]

銀行

政策金融機関

協同組織金融機関

日本郵政

なお、三菱東京UFJ銀行山陰支社は法人向け融資の相談業務の窓口のみで、店舗・ATMは設置されていない。

証券会社[編集]

生活協同組合[編集]

市内に本社を置く主な企業[編集]

市内に主要拠点を置く主な企業[編集]

メディア[編集]

新聞[編集]

通信社[編集]

テレビ[編集]

取材拠点
ケーブルテレビ

ラジオ[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

教育[編集]

松江市立の小中学校については こちら を参照のこと。

太字の小学校は標準服の着用が求められる(但し平常時に限り私服登校を認めているところもある)。

小学校[編集]

中学校[編集]

国公立[編集]

私立[編集]

高等学校[編集]

大学・短期大学・高等専門学校[編集]

専門学校[編集]

  • 専門学校松江総合ビジネスカレッジ
  • 専門学校島根自動車工学専門大学校
  • 松江総合医療専門学校
  • 松江調理製菓製パン専門学校
  • 松江理容美容専門学校
  • 島根県歯科技術専門学校

特別支援学校[編集]

医療[編集]

主な医療機関[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

路線バス[編集]

高速バス[編集]

道路[編集]

高速道路[編集]

一般国道[編集]

県道[編集]

道の駅[編集]

航路[編集]

  • 七類港 - 隠岐諸島と本土を結ぶ隠岐航路に、1隻の高速旅客船と3隻のフェリーが就航中。

観光[編集]

名所[編集]

温泉[編集]

寺社[編集]

博物館・図書館[編集]

コンサート・コンベンション施設[編集]

  • 島根県民会館
  • 松江市総合文化センター・プラバホール
  • くにびきメッセ

体育施設[編集]

遊覧船[編集]

  • 堀川遊覧船「ぐるっと松江 堀川めぐり」 - 堀川遊覧船管理事務所が管理している松江城を囲む堀川を一周する遊覧船。所要時間約50分。左右にビルが並ぶ商業地、生活感あふれる住宅地、木々が茂る城山沿いなど、次々と変化する風景を楽しむことができる。冬期はこたつ船が運航。
  • レイクライン(松江観光地バス巡り)
  • 宍道湖遊覧船
  • 矢田の渡し 大橋川周遊

祭り[編集]

  • 天神祭り(7月24日・7月25日) - 白潟天満宮にて
  • 水郷祭(8月初旬) - 花火が有名。
  • 鼕(どう)行列(10月第3日曜日)
  • 日本三大船神事「ホーランエンヤ」(12年に一度の5月) - 城山稲荷神社の神事
  • 穂掛祭(毎年8月)
  • ざいごフェスティバル
  • 国際水鉄砲大会

名物・特産品[編集]

その他[編集]

  • 松江テルサ
  • 中国電力島根原子力発電所 - 平成の大合併で島根原子力発電所がある鹿島町と合併した為、日本で唯一の原子力発電所がある県庁所在地となった。

出身人物[編集]

政治家[編集]

実業家[編集]

学者[編集]

文化人[編集]

スポーツ[編集]

芸能[編集]

その他[編集]

ゆかりある人物 [編集]

居住者
その他

その他[編集]

住所表記[編集]

2005年3月31日の合併により、新制による松江市が発足した。このため、住所表記が以下の通り変更された。また、大字は表示しない。 2011年8月1日に東出雲町も合併したが、同様に住所表記が以下の通り変更された。

  • 旧松江市は従前のとおり(元々「大字」は付かない)。
  • 旧6町は「八束郡××町△△」→「松江市××町△△」とする(ただし「大字」は付けない)。
  • 旧八雲村は「八束郡八雲村△△」→「松江市八雲町△△」とする(ただし「大字」は付けない)。
- 例 -
  • 島根県松江市△△ → 島根県松江市△△
  • 島根県八束郡鹿島町大字△△ → 島根県松江市鹿島町△△
  • 島根県八束郡島根町大字△△ → 島根県松江市島根町△△
  • 島根県八束郡美保関町大字△△ → 島根県松江市美保関町△△
  • 島根県八束郡八雲村大字△△ → 島根県松江市八雲△△
  • 島根県八束郡玉湯町大字△△ → 島根県松江市玉湯町△△
  • 島根県八束郡宍道町大字△△ → 島根県松江市宍道町△△
  • 島根県八束郡八束町大字△△ → 島根県松江市八束町△△
  • 島根県八束郡東出雲町大字△△ → 島根県松江市東出雲町△△
- 例外 -
  • 島根県八束郡鹿島町大字恵曇 → 島根県松江市鹿島町恵曇
  • 島根県八束郡玉湯町大字 → 島根県松江市玉湯町林
  • 島根県八束郡東出雲町大字揖屋 → 島根県松江市東出雲町揖屋

脚注[編集]

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  1. ^ a b 松江の市花が「ツバキ」なのは、この神社の『夫婦椿(連理玉椿)』にちなむ。松平不昧公も「ツバキ」の品種改良には大変力を入れており、『資生堂』のシンボル『花椿』もこの「連理玉椿」にちなむという。
  2. ^ 松江 1981-2010年”. 気象庁. 2012年12月4日閲覧。
  3. ^ 平成17年国勢調査

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政

観光