姫路市

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ひめじし
姫路市
Himeji montage2.jpg
姫路城
灘のけんか祭り 圓教寺
姫路城から望む
姫路市街
家島諸島
雪彦山
Flag of Himeji, Hyogo.svg
Symbol of Himeji, Hyogo.svg
姫路市旗
1969年昭和44年)
5月3日制定
姫路市章
1901年明治36年)
12月17日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
団体コード 28201-4
面積 534.44km²
総人口 534,813
推計人口、2014年11月1日)
人口密度 1,000人/km²
隣接自治体 加古川市高砂市加西市たつの市
宍粟市揖保郡太子町
神崎郡福崎町神河町市川町
(海上で隣接)
相生市赤穂市
香川県小豆郡土庄町小豆島町
市の木 カシ
市の花 サギソウ
市の鳥
市の蝶
シラサギ
ジャコウアゲハ
姫路市役所
所在地 670-8501
兵庫県姫路市安田四丁目1番地
姫路市役所
外部リンク www.city.himeji.lg.jp

姫路市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町

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姫路市(ひめじし)は、近畿地方の西部、兵庫県南西部(播磨地方)に位置する。旧飾磨郡神崎郡揖保郡印南郡宍粟郡1889年の市制当時の区域は旧飾磨郡)。中核市に指定されており、周辺自治体を含めて約74万人の姫路都市圏を形成している。中播磨県民センターの管轄。

目次

概要[編集]

県内第二位の商工業と人口を擁する都市であり、播磨地方の中心都市である。観光事業では、国宝であり世界遺産でもある姫路城や、西の比叡山と呼ばれる書写山圓教寺三大荒神興の一つ灘のけんか祭りなどの播州の秋祭りが有名で、国内は勿論、海外からの観光客も多い。

他地方出身者は「姫路」を「めじ」と頭高型アクセントで読むことがあるが、地元の人間にとっては違和感のある発音である。地元の発音(播州弁)では「ひめじ」と全て高く発音するアクセントであり、NHKの標準アクセントでは「ひめじ」と読んでいる[1]

たつの市御津町にある綾部山から望む姫路市中心部

地理[編集]

姫路城を、姫路市街北方の広峰山より望む。

兵庫県西部、播磨地方(旧飾磨県)の中心都市である。播磨平野の中西部に位置し、市域の中東部を市川が、中部を船場川野田川外堀川、三左衛門堀)が、中西部を夢前川大津茂川が、西端を揖保川が、それぞれ南流して播磨灘へ注ぐ。播磨灘沖には家島諸島がある。

市の中心部に姫路城が建つ姫山、中心部北部に広峰山増位山、北西部に書写山(書寫山)、北部に明神山雪彦山がある。市域を東西に貫通する形で山陽新幹線山陽本線国道2号が通り、姫路駅は姫路城の真南1kmに位置する。市街地は姫路城の城下町が原型となっている。近年は姫路駅南側への発展も見られる。

気候[編集]

日本の気候区分でいう瀬戸内海式気候に属する。

冬は基本的には晴天の日が多いが、南岸低気圧通過時や強い冬型の気圧配置時など、年に数日積雪が見られることもある。太平洋高気圧に覆われる夏季には瀬戸内海沿岸特有の「」が発生し、日中の気温は35度を超える猛暑酷暑となる日や、熱帯夜になる日もある。

年平均気温は15.2℃。降水量は年平均1199.0mmと日本国内では比較的少なめ。極値は、最低気温1963年1月24日 -10.0℃、最高気温2006年8月15日 37.7℃、月最深積雪1984年1月31日 19 cm。

家島町では、下図の通り、より長い日照時間と少ない降水量であり、瀬戸内海式気候の特徴がさらに顕著である。


姫路 (姫路市神子岡前)[2]の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 17.4
(63.3)
21.6
(70.9)
22.5
(72.5)
28.0
(82.4)
31.8
(89.2)
33.5
(92.3)
36.9
(98.4)
37.7
(99.9)
36.1
(97)
30.3
(86.5)
26.4
(79.5)
21.5
(70.7)
37.7
(99.9)
平均最高気温 °C (°F) 9.3
(48.7)
9.9
(49.8)
13.1
(55.6)
18.9
(66)
23.1
(73.6)
26.5
(79.7)
30.2
(86.4)
32.1
(89.8)
28.3
(82.9)
22.7
(72.9)
17.0
(62.6)
11.9
(53.4)
20.2
(68.4)
日平均気温 °C (°F) 4.1
(39.4)
4.6
(40.3)
7.8
(46)
13.4
(56.1)
18.1
(64.6)
22.1
(71.8)
26.0
(78.8)
27.5
(81.5)
23.6
(74.5)
17.3
(63.1)
11.5
(52.7)
6.4
(43.5)
15.2
(59.4)
平均最低気温 °C (°F) −0.2
(31.6)
0.1
(32.2)
2.8
(37)
8.0
(46.4)
13.0
(55.4)
18.1
(64.6)
22.7
(72.9)
23.7
(74.7)
19.5
(67.1)
12.7
(54.9)
6.8
(44.2)
2.0
(35.6)
10.8
(51.4)
最低気温記録 °C (°F) −10.0
(14)
−7.8
(18)
−7.6
(18.3)
−2.0
(28.4)
1.5
(34.7)
7.9
(46.2)
13.0
(55.4)
14.3
(57.7)
8.9
(48)
1.7
(35.1)
−2.0
(28.4)
−7.4
(18.7)
−10.0
(14)
降水量 mm (inch) 35.9
(1.413)
51.7
(2.035)
96.0
(3.78)
103.8
(4.087)
146.6
(5.772)
164.6
(6.48)
167.0
(6.575)
95.9
(3.776)
147.6
(5.811)
94.1
(3.705)
59.1
(2.327)
36.7
(1.445)
1,199
(47.205)
平均降雨日数 4.7 6.1 9.2 8.8 9.6 11.1 10.0 6.5 9.2 7.4 5.4 4.6 92.7
 % 湿度 69 68 67 66 70 75 78 73 73 73 73 72 71
平均月間日照時間 149.2 141.4 165.4 191.2 198.8 161.8 172.9 211.5 156.9 171.6 154.5 157.7 2,032.6
出典: 日本国気象庁 2011-6-10
家島 (姫路市家島町真浦字御室寺)[3]の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 17.1
(62.8)
19.5
(67.1)
20.9
(69.6)
27.0
(80.6)
28.1
(82.6)
33.0
(91.4)
34.7
(94.5)
35.3
(95.5)
34.5
(94.1)
28.9
(84)
24.5
(76.1)
20.5
(68.9)
35.3
(95.5)
平均最高気温 °C (°F) 8.3
(46.9)
8.8
(47.8)
12.0
(53.6)
17.7
(63.9)
22.0
(71.6)
25.4
(77.7)
29.0
(84.2)
30.9
(87.6)
27.4
(81.3)
21.9
(71.4)
16.3
(61.3)
11.1
(52)
19.3
(66.7)
日平均気温 °C (°F) 5.0
(41)
5.1
(41.2)
7.9
(46.2)
13.1
(55.6)
17.5
(63.5)
21.4
(70.5)
25.2
(77.4)
26.7
(80.1)
23.5
(74.3)
18.1
(64.6)
12.8
(55)
7.7
(45.9)
15.4
(59.7)
平均最低気温 °C (°F) 2.2
(36)
2.0
(35.6)
4.4
(39.9)
9.2
(48.6)
13.9
(57)
18.3
(64.9)
22.6
(72.7)
24.0
(75.2)
20.7
(69.3)
15.1
(59.2)
9.8
(49.6)
4.9
(40.8)
12.3
(54.1)
最低気温記録 °C (°F) −5.3
(22.5)
−6.9
(19.6)
−2.2
(28)
1.4
(34.5)
6.6
(43.9)
11.7
(53.1)
16.5
(61.7)
18.8
(65.8)
13.3
(55.9)
6.7
(44.1)
2.4
(36.3)
−2.5
(27.5)
−6.9
(19.6)
降水量 mm (inch) 31.7
(1.248)
47.0
(1.85)
84.7
(3.335)
84.7
(3.335)
127.9
(5.035)
145.4
(5.724)
136.5
(5.374)
72.6
(2.858)
135.5
(5.335)
87.3
(3.437)
54.6
(2.15)
32.3
(1.272)
1,045.8
(41.173)
平均降雨日数 5.1 6.0 9.5 9.3 9.7 10.9 9.3 5.3 9.3 7.3 5.6 4.5 91.9
平均月間日照時間 152.3 152.6 180.8 201.1 207.3 174.6 205.4 237.1 177.2 179.3 159.7 160.1 2,187.4
出典: 日本国気象庁 2013-11-16

隣接する自治体[編集]

姫路市中心部周辺の空中写真。1980年撮影の10枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

海上で隣接[編集]

歴史[編集]

姫路市章
1901年12月17日制定
姫路市旗
1969年5月3日制定
イメージキャラクターの「しろまるひめ

奈良時代播磨国国府が置かれた。本町遺跡が国衙跡であると推定されている。

江戸時代には、「西国将軍」「姫路宰相」と呼ばれた池田輝政によって姫路藩が成立し、姫路はその城下町として整備された。現在の市街地にも城下町の町割りが残る。

明治維新における廃藩置県の時期には、飾磨県県庁所在地となった。しかし、1876年8月に飾磨県が兵庫県に編入されて以降は、兵庫県に属している。

近代以前の歴史は、播磨国姫路藩姫路城#歴史の各項目も参照のこと。

行政上の沿革[編集]

都市名の由来[編集]

姫路城の位置する姫山の古名「日女路(ひめじ)の丘」に由来するといわれる。この地名は古くはカイコの事をヒメコ(蚕子)と呼んでいたことから、かつてこの地が養蚕業の盛んな地域であった事に因んで付けられたと思われる。『播磨国風土記』にも、「日女道丘(ひめじおか)」の地名が登場する[6]

行政[編集]

歴代市長[編集]

(括弧内)は在職期間[7]

市制施行後の市長
戦後の公選市長

選挙[編集]

衆議院小選挙区は、旧家島、夢前、香寺、安富町が兵庫県第12区、それ以外の区域(平成の大合併以前の姫路市域)が兵庫県第11区となる。

県の機関[編集]

国の機関[編集]

裁判所
法務省
財務省
厚生労働省
農林水産省
国土交通省
防衛省


防衛関連施設[編集]

戦前は陸軍歩兵第10連隊や姫路陸軍衛戍病院などが姫路城内およびその周辺に置かれ、後に野砲兵第10連隊が姫路城の北方に置かれた。現在、姫路陸軍衛戍病院は国立病院機構姫路医療センターに、野砲兵連隊の跡地に陸上自衛隊第3特科隊第3高射特科大隊姫路駐屯地が置かれている。

立法[編集]

市議会[編集]

  • 定数:47名
  • 任期:2011年(平成23年)5月1日~2015年(平成27年)4月30日
  • 議長:八木隆次郎(市民クラブ・民主党、4期)
  • 副議長:細野開廣(創夢会、3期)
会派名 議席数 議員名(◎は代表)
創夢会 16 ◎西田啓一、灘隆彦、大倉俊已、山本博祥、酒上太造、長谷川任武、三和衛、東影昭、萩原唯典、
牧野圭輔、坂本学、伊賀肇一、川西忠信、細野開廣、杉本博昭、今里朱美
市民クラブ・民主党 9 ◎松葉正晴、山下昌司、谷内敏、蔭山敏明、八木隆次郎、駒田かすみ、石堂大輔、三輪敏之、阿山正人
公明党 8 ◎宮下和也、西本眞造、天野文夫、川島淳良、有馬剛朗、山崎陽介、木村達夫、山本道人
自由民主党・無所属クラブ 7 ◎吉田善彦、宮本吉秀、水田作興、井川一善、伊藤大典、八木高明、竹中隆一
日本共産党議員団 4 ◎大脇和代、谷川真由美、森由紀子、入江次郎
清風クラブ 3 ◎今栄進一、梅木百樹、松岡廣幸

※ 2014年(平成26年)10月29日現在。

兵庫県議会(姫路市選挙区)[編集]

  • 定数:8名
  • 任期:2011年(平成23年)6月11日~2015年(平成27年)6月10日
氏名 会派名 当選回数
竹内英明 民主党・県民連合 2
岩谷英雄 自由民主党 8
大野ゆきお 公明党・県民会議 5
水田裕一郎 自由民主党 1
北条やすつぐ 公明党・県民会議 3
五島たけし 自由民主党 7
北野実 自由民主党 2
杉本ちさと 日本共産党 3

※2014年(平成26年)3月11日現在。

姉妹都市・提携都市[編集]

日本国内[編集]

日本国外[編集]

地域[編集]

人口[編集]

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、0.02%増の536,338人であり、増減率は県下41市町中10位、49行政区域中15位。

Demography28201.svg
姫路市と全国の年齢別人口分布(2005年) 姫路市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 姫路市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
姫路市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 447,666人
1975年 479,360人
1980年 494,825人
1985年 506,101人
1990年 509,129人
1995年 527,854人
2000年 534,969人
2005年 536,232人
2010年 536,338人
総務省統計局 国勢調査より
大手前通り。姫路駅前から

市町合併[編集]

姫路市の市制施行当初の範囲は、姫路城の周囲に限られていた。戦前にその周囲の村を合併し、戦後はGHQ指揮下の合併(ラモート中佐が関与したことから「ラモート合併」と称される)をはじめ、6度の市町村合併を経て、昭和時代としてはかなりの面積を誇るとなった。

政令指定都市への移行を目指して、姫路市と周囲の市や町との合併が模索されている。2004年3月までは姫路市・家島町夢前町香寺町安富町の間で姫路地域任意合併協議会が設置されていたが、翌月の4月より姫路市・香寺町・安富町との姫路地域法定合併協議会が、7月より姫路市・家島町合併協議会および姫路市・夢前町合併協議会が設置され、最終的に2005年2月8日にこの4町と姫路市の合併協定書が調印された。これにより2006年3月27日に家島町・夢前町・香寺町・安富町が姫路市へ編入された。

政令指定都市の指定要件は、合併する新市を対象に人口70万人に緩和されたが、合併後の姫路市の人口は約53万人であるため、第2次、第3次の合併や指定要件の更なる緩和を働きかける等、中長期的に政令指定都市の実現を目指している。

姫路市の「区」[編集]

政令指定都市でも合併特例法で成立した市でもないが、市の一部に広域地名としての「」が存在する。市の南部から西南部にかけて、飾磨区広畑区大津区勝原区網干区余部区の6区がある。1946年(昭和21年)3月1日飾磨市飾磨郡広畑町白浜町揖保郡網干町大津村勝原村余部村を編入した際に、既にあった町名と区別するために旧市町村名をつけたものである(旧・白浜町域のみは、短期間で「区」でなくなってしまった)。町名の一部であり、例えば「飾磨区○○」で一つの町名である。当然、区役所はなく、法人格もない(地域自治区でもない)。かつて福井県小浜市の一部でも同じ手法が取り入れられていたほか、岩手県奥州市山口県周南市の旧徳山市一部地域でも同様のケースがある。

  • 姫路市の「区」については、脚注[11] も参照。

その他の内容[編集]

  • 姫路城所在地である姫路市本町68番地には、周囲の病院・高校・美術館なども含まれており、単独の番地としては皇居の千代田区千代田1番地に次ぐ広さといわれる。そのため本町68番地は場所によって校区が違う。本町68番地は本来は姫路城の中曲輪の内側であり、近代には陸軍歩兵第十連隊が置かれていた場所である。

病院[編集]

産業[編集]

みゆき通り
ヤマトヤシキ姫路店
山陽百貨店(山陽姫路駅)

第一次産業[編集]

市北部を中心に野菜・果物の露地栽培が盛んである。水田も多く残っているが、近年その宅地化が著しい。市川・夢前川から流れ込む栄養分によって播磨灘の魚介類は豊富で美味であり、漁業も盛んである。兵庫県内に2つある中央卸売市場の1つ、姫路市中央卸売市場が置かれている。

第二次産業[編集]

戦前から、臨海部に新日鐵住金(旧:日本製鐵富士製鐵新日本製鐵広畑製鐵所山陽特殊製鋼合同製鐵大和工業の工場が設置され、製鉄業が発展したが、近年は高炉の操業停止などにより、縮小傾向にある。

他に東芝姫路工場(余部区:主に個別半導体などを製造。他に近隣の太子町にある姫路半導体工場のほか、姫路市内には東芝グループ各社の工場などもある。)や三菱電機姫路製作所(千代田町・広畑区富士町など、合計約15.2万平方メートル。主な事業は自動車電装品事業で、オルタネーター、スターターは世界シェア15%超。)に加え、ダイセル姫路製造所(広畑工場と網干工場)や日本化薬姫路工場(豊富町)、日本触媒姫路製造所(網干区)、住友精化姫路工場(飾磨区)などの化学品工場、またウシオ電機(姫路市で創業:現本社は東京)や吉川工業(新日鉄広畑製鐵所に併設)といったエレクトロニクス関連工場など、市内には大規模な工場が多い。さらに関西電力姫路第一発電所姫路第二発電所や、大阪ガスの姫路製造所(LNG(液化天然ガス)基地)なども立地しており、工業都市を形成している。

近年では、飾磨区妻鹿日田町[12]パナソニック液晶パネル工場を2010年に稼働した。周辺部材工場も集積している。敷地面積は約48万m2で、総投資額は約3000億円であった[13]。併せて大日本印刷姫路工場(第8世代液晶用カラーフィルターを生産)も設けられている。

また上述の、山陽特殊製鋼や大和工業の他、餡菓子・餃子等製造の御座候蒲鉾竹輪製造のヤマサ蒲鉾手袋の製造・販売大手のショーワグローブ、プロジェクター用ランプ大手のフェニックス電機フラットディスプレイ光学フィルター製造・太陽光発電パネル製造販売大手のフジプレアムモーターポンプ製造・販売大手の三相電機、船舶用電機最大手の西芝電機(旧東芝網干工場が分社化)、自動販売機等製造最大手のグローリーなどが姫路市に本社を置いている。

地場産業としては、皮革ゼラチン(膠)、マッチ製造、製鎖などがある。ちなみに姫路仏壇、姫路白なめし革細工、明珍火箸、しらさぎ染、和蝋燭、姫路独楽、姫路張り子玩具は、県の伝統工芸品に指定されている。

第三次産業[編集]

西松屋チェーン(ベビー・子供向け衣料販売)、神姫バスなどが本社を置くほか、多数の企業が支社・支店や出張所を置く。

マックスバリュ西日本イオングループの食品スーパーマーケット)登記上本店は姫路市内にあるが、2012年に広島に移転予定(本社は2011年10月に移動済)。
大型小売店鋪
商店街

幹線道路沿いに多数の郊外型店鋪が出店しており、大型店鋪と合わせて既存の商店街を圧迫している。姫路駅前から北へ向かうみゆき通り、それと交差する二階町通りも例外ではなく、更に大手前通りによって東と分断される西二階町商店街の冷え込みは深刻である。駐車場や駐輪場の整備も進み、他都市と比較すれば環境は整えられている。

歓楽街

特産・名産[編集]

えきそば
玉椿
姫路おでん
工芸品
食品

有名な播州手延素麺揖保乃糸は、姫路でも盛んに広告・販売されているが、産地という点ではたつの市など揖保川中流が本場である。同様に塩味饅頭赤穂市が本場である。

金融[編集]

姫路の金融は「信金王国」として有名である。現在では、姫路信用金庫播州信用金庫兵庫信用金庫の3社が、姫路に本店を置いている。

第二次大戦前には、三十八銀行姫路銀行の本店が姫路に置かれていた。しかし、戦時体制作りを進めると、銀行や新聞社は「一県一社」に合併され、県庁所在地のみの立地となった。この中で、三十八銀行と姫路銀行は、合併により神戸銀行(後の太陽神戸銀行さくら銀行、現在は三井住友銀行みなと銀行)となった。全国的に、県庁所在地に銀行が多く、県庁所在地以外の都市に信用金庫が多いのは、この名残となっている。

居住[編集]

独立した都市圏を形成しており、中心市街地及び海岸部の工業地域を核とした居住形態だが、近年の交通インフラの整備や鉄道輸送の大幅な改善(姫路駅網干駅JR神戸線新快速快速および山陽電鉄の始発駅である)から、神戸・大阪のベッドタウンとしての開発傾向が見られる。

インフラ整備[編集]

姫路発祥の企業[編集]

姫路市の企業も参照。

  • ノアインドアステージ1980年8月 姫路テニスクラブとして開業。1999年5月、社名を「日東興業株式会社」から「ノアインドアステージ株式会社」に変更[16]
  • サイプレス・ソリューションズ(首都圏・関西地区を基盤とする大手のシステム開発企業) 現在神戸と東京に本社を置いている。
  • アユミ工業(真空関係装置製造)
  • イオンイオンを展開する大手スーパー。前身の一社の「フタギ洋品店」は姫路で創業) 現在は千葉市に本社を置いている。
    • そのため市内にはイオン、フォーラスなど、イオングループの店舗が他の都市と比べても比較的多い。
  • 板文(家具の販売・修理。創業1784年(天明4年)の老舗)
  • ウシオ電機(産業用特殊ランプ大手。ハロゲンランプ等) 現在東京に本社を置いている。
  • オカツネ岡常歯車製作所(歯車・洗浄機等の自動車整備機器の開発・製造・販売)
  • 尾上製作所トタンバケツや湯たんぽなどの製造・販売)創業は福崎町、株式会社化は姫路市。
  • カマタニイベント用ユニフォームをメーンに各種制服の企画から販売までを行う企業)
  • グローリー(硬貨・紙幣処理機でシェア5割強。たばこ自販畿、コインロッカーもトップ)
  • 廣栄武道具(武道具製造業)
  • 虹技(旧神戸鋳鉄所。鉄鋼鋳型、電畿機械部品用棒材・マンホール等製造)
  • 御座候(回転焼・餃子等製造)
  • 三星食品(「テイカロ」ブランドのキャンディ等の菓子メーカー) 現在相生市に本社を置いている。
  • 三相電機(モーター・ポンプ製造・販売大手)
  • 山陽製粉(コーングリッツメーカー。宮本グループ)
  • 山陽特殊製鋼(新日鉄系の特殊鋼専業メーカー。軸受け鋼シェア4割)
  • ショーワグローブ(手袋の製造・販売大手)
  • シンキ(『ノーローン』ブランドの消費者金融業。新生銀行傘下) 現在東京に本社を置いている。
  • 神姫バス(姫路に本社を置く路線バス事業者)
  • 住友精化(前身の一社の「製鉄化学工業」は現在の姫路工場) 現在大阪に本社を置いている。
  • WDBホールディングス(理学系研究職人材サービスのWDB株式会社を中心とするWDBグループの持株会社)現在は姫路に登記上の本店を残しつつ、東京本社で業務を執っている。
  • 成田珈琲(レギュラーコーヒー用のコーヒー豆等の食品を販売する商社)
  • 西芝電機(船舶用電機最大手。東芝グループ)
  • フジプレアム (フラットディスプレイ用光学フィルター製造大手。太陽光発電パネルメーカー)
  • 西松屋チェーン(ベビー用品専門店。日本各地に店舗を展開)
  • 日東コンピューターサービス (播磨地域で活躍している独立系のシステム開発企業) 現在姫路に本社を置き、神戸支店・東京支店も展開している。
  • 長谷工コーポレーション(建設事業、不動産事業、エンジニアリング事業) 現在東京に本社を置いている。
    • 法人改組し、株式会社長谷川工務店として姫路市飾磨区で設立。飾磨に「長谷川工務店発祥の地」が現存する。
  • ハマダコンフェクト(栄養補助食品「バランスパワー」やチョコレートなどを製造している菓子メーカー) 現在加古川市に本社を置いている。
  • 浜屋姫路仏壇など、仏壇・仏具製造。文化元年(1804)創業)
  • ハリマ共和物産(日常消費財の棚卸業)
  • 播州ハムハムベーコンソーセージなどの食肉加工食品を専業とする企業)
  • ヒメプラ(関西地区大手の卸売業)
  • 姫路港サイロ(穀物サイロ及び定温倉庫業。播州で唯一の港湾隣接サイロ会社。宮本グループ)
  • フェニックス電機(プロジェクター用ランプ大手。1995年に倒産するが、再建し再上場)
  • 文化シヤッター(シャッター、アルミニウム建材を取り扱う総合建材メーカー) 現在東京に本社を置いている。
  • まねき食品(外食産業企業。JR姫路駅で日本最初の幕の内形式の駅弁を販売。独特の「えきそば」でも知られる)
  • 三城(パリミキ、メガネの三城の店舗名で運営する眼鏡専門店) 現在東京に本社を置いている。
  • 美樹工業(瓦斯工事を中心とする中堅ゼネコン・子会社にセキスイハイム山陽株式会社を持つ)
  • 宮本産業(専門商社、中国貿易のパイオニア。宮本グループ)
  • ムラチク(現在エスフーズ株式会社)(兵庫県地盤食肉加工卸・全国展開)現在西宮に本社を置いている。
  • モトヤ(活字書体の印刷機器の販売業者。現在のメディアにおける標準書体「モトヤフォント」を開発) 現在大阪と東京に本社を置いている。
  • ヤヱガキ酒造(酒類製造)
  • ヤマサ蒲鉾(蒲鉾・竹輪製造)
  • 大和工業(独立系電炉でH形鋼、軌道用品製造大手)
  • 大和産業(マッチ製造)

学校[編集]

大学・短期大学[編集]

公立

     (工学部・大学院工学研究科、旧姫路工業大学、理学部と環境人間学部の1年生も通学)

    • 姫路環境人間キャンパス[旧・姫路新在家キャンパス](環境人間学部・大学院環境人間学研究科、旧姫路短期大学
私立
  • 近大姫路大学
    • 大学本部キャンパス(看護学部、教育学部・人文学・人権教育研究所)
  • 姫路獨協大学
    • (外国語学部、法学部、経済情報学部、医療保健学部、薬学部、大学院法学研究科・言語教育研究科・経済情報研究科・法科大学院)
  • 姫路日ノ本短期大学

高等学校[編集]

県立


市立
私立

中学校[編集]

市立


私立

小学校[編集]

公立


かつて存在した学校[編集]

特別支援学校[編集]

公立

メディア[編集]

新聞社[編集]


放送[編集]

テレビジョン放送、FMラジオ放送[編集]

UHFアンテナを、姫路中継局や姫路出屋敷中継局など市内中継局向けとは別に岡山県金甲山送信所)向けに設置することによって、TXNテレビ東京)系列のテレビせとうち(アナログ23ch・デジタルは18chで2006年12月に開局)が視聴可能。よって五大キー局が視聴可能。ただし放送区域外なので、ほとんどの世帯でパラスタックアンテナを必要とするが、下記の理由により市内ではほとんど受信されていない。

  • アナログ放送 - 高感度アンテナを使用しても、ゴーストやスノーノイズなどの影響があり、視聴に耐えうる鮮明な画像を得ることが地域によっては難しい。
  • デジタル放送 - 高感度アンテナにて受信可能であることが一般的にあまり認知されていない。
  • 姫路ケーブルテレビ - テレビ大阪をアナログ・デジタル(2011年6月15日から[17])共に視聴可である。

デジタル放送についてはテレビせとうち以外の岡山県域放送(瀬戸内海放送西日本放送山陽放送岡山放送NHK岡山放送局)も高感度アンテナにて受信可能である。アナログ放送に関しては瀬戸内海放送について鮮明な画質で受信可能な地域がある(飾磨区播磨灘沿岸地域など)。テレビ大阪の直接受信はアナログ・デジタル波とも、地理的理由により、微弱電波しか届かず、ほぼ不可能である。

市内には仁寿山送信所以外にも民放併設14局、NHK単独11局もの中継局が存在する。

AMラジオ放送[編集]

1950年代には姫路市営のAM局が計画され、予備免許も交付されていた。詳細は開局を断念した放送局一覧を参照。

交通[編集]

大手前通りを南に望む。奥に姫路駅(改築前の旧駅ビル)が見える。

姫路は古くより交通の要衝であり、以下に示すように現在でも重要な鉄道・道路が通過し分岐している。

近隣地域も含めて自家用車の保有率が非常に高いモータリゼーションの特に進んだ地域であり、市内の道路では交通渋滞・交通事故が頻発している。特に山陽本線を越える道路の渋滞は慢性化しており、姫路駅周辺では数年間に渡りJR線の立体交差工事が行われた。(2006年山陽本線(神戸線)部分完成 2008年播但線、姫新線部分完成)

また、このことは公共交通にも深刻な影響を与えており、バス事業者は苦しい経営を強いられている。交通事情改善のためにLRT導入の構想が浮上している。かつては姫路市交通局が、姫路駅~手柄山間で市営モノレールを運営していたが、乗客減などによって営業開始から僅か13年(実際の営業は約8年)で廃止されている。

旧香寺町との境に跨がって播磨空港の建設が計画されていたが、凍結状態にある。

鉄道[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陽電気鉄道

道路[編集]

バス[編集]

高速バス
路線バス
  • 神姫バス - 市全域、及び隣接する市・郡部との連絡。
    • ごく僅かの区間ではあるが、大塩町内では隣接している高砂市が運行しているじょうとんバスが走行している区間がある。3系統:JR曽根駅~北浜~大塩駅北

かつては姫路市企業局交通事業部(姫路市営バス)が市内を運行していたが、2010年3月26日に廃止され、路線は神姫バスに譲渡された。

航路[編集]

索道[編集]

旧跡・文化・観光・娯楽[編集]

恒屋城址
好古園
大塩天満宮
書写山 圓教寺
古井家住宅
三木家住宅
銀の馬車道
姫路市立美術館
姫路文学館
香寺民俗資料館
姫路市書写の里・美術工芸館
兵庫県立こどもの館
手柄山中央公園
旧制姫路高校
姫路セントラルパーク
鹿ヶ壺
太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔

京阪神からの交通の便のよさから観光客の多くは日帰りであり、宿泊する観光客は少ない。

姫路城時代劇などの撮影にしばしば使用され、近年では姫路フィルムコミッションが映画『ラストサムライ』のロケに書写山圓教寺を斡旋するなどの活動を行っている。姫路は日本屈指の祭りどころでもあるが、メディアに取り上げられる機会が少ないため、知名度は高くない。

2011年、全国産業観光推進協議会の第5回産業観光まちづくり大賞で金賞受賞[19][20]

旧跡[編集]

  • 家島十景 - 間浦古郭、天満霊樹、監館眺望、白髭霊嗣、宮浦夜泊、赤坂清水・櫻谷雪景、観音崎月、坊勢寺跡、淡賀楯崎、松島野馬

古墳[編集]

城跡・陣屋[編集]

神社[編集]

寺院[編集]

近代の建築物・史跡[編集]

文化財指定住宅[編集]

図書館・博物館・資料館[編集]

美術館[編集]

動物園・水族館・植物園[編集]

競技場・体育施設[編集]

ホール[編集]

公園[編集]

娯楽・その他[編集]

祭事・行事[編集]

ゆかたかつり
お城まつり
お夏清十郎祭り
灘のけんか祭り

スポーツチーム[編集]

姫路を舞台にした作品・ロケが行われた作品[編集]

映画
テレビドラマ
怪談
小説

出身有名人[編集]

幕末姫路藩の人物も参照。

歴史上の人物[編集]

政治・経済[編集]

政治家
実業家

芸能・マスコミ[編集]

歌手
俳優
落語家
お笑い
タレント
音楽バンド
ギタリスト
アナウンサー
その他の関係者

スポーツ[編集]

野球
サッカー
バレーボール
ボクシング
相撲
陸上競技
騎手
ボブスレー
プロレス

学術・文化[編集]

学者
宗教家
作家

芸術[編集]

漫画家
画家
アニメーター
書道家
ファッションデザイナー
グラフィックデザイナー

その他[編集]

その他[編集]

名誉市民[編集]

  • 都築正男
  • 石見元秀
  • 吉田豊信
  • 戸谷松司
  • 桂米朝
  • 堀川和洋

郵便番号・電話番号[編集]

姫路市の郵便番号2007年2月13日より、以下の通りとなった。

姫路市の市外局番2006年5月14日午前2時より、4桁(0792)ないし5桁(07932,07933)から3桁の局番「079」に切り替わり、旧市外局番の4桁目以降が市内局番の先頭に移行した(例:0792-xx-xxxx→079-2xx-xxxx)。但し、旧安富町の区域の市外局番は今まで通り「0790」であり、変更はない(旧安富町の区域から他の姫路市の区域(旧家島町、旧夢前町、旧香寺町を含む)には市外局番079が必要で、市外通話料金がかかる)。

脚注[編集]

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  1. ^ 都染直也『ことばのとびら』58頁、神戸新聞総合出版センター、2006年。
  2. ^ 平均降雨日数は日降水量1mm以上の平年値。湿度は月平均日相対湿度。平均値は1981~2010年平均、極値は1948年1月~2011年5月。
  3. ^ 平均降雨日数は日降水量1mm以上の平年値。湿度は月平均日相対湿度。平均値は1981~2010年平均、極値は1978年12月~2013年11月。
  4. ^ 図典 日本の市町村章 p161
  5. ^ 姫路市の市旗(姫路市の概要)
  6. ^ 大汝命と火明命の親子喧嘩の神話から。
  7. ^ 姫路市統計情報(エクセル資料)
  8. ^ 姫路市立城郭研究室(PDF資料)[リンク切れ]
  9. ^ 姉妹都市(海外・国内)/姉妹城
  10. ^ 国内の姉妹都市
  11. ^ 姫路市の「区」については、次の外部リンク先も参照。姫路の雑学(姫路市公式サイト)姫路の地名
  12. ^ 出光興産兵庫製油所跡地(2003年閉鎖)。
  13. ^ 2008年2月15日付 神戸新聞WEBNEWS。閉鎖された出光興産兵庫製油所の総敷地面積が約128万平方キロメートル(神戸新聞、朝日)、松下電器が出光興産から土地を引き受けて建設する工場の敷地面積が約48万平方メートル(マイコミジャーナル、ロイター通信)。
  14. ^ 江戸かりんとうと播州かりんとうの違い
  15. ^ 姫路グルメポーク「桃色吐息」
  16. ^ ノアインドアステージ公式HP
  17. ^ 「テレビ大阪」地上デジタル放送開始のお知らせ
  18. ^ 2009年7月1日付 神戸新聞「姫路市夢前町にスマートIC設置へ」
  19. ^ 日本商工会議所 金賞に姫路市 銀賞は会津若松商工会議所(産業観光まちづくり大賞)(2011年10月5日)
  20. ^ 姫路市(第5回「産業観光まちづくり大賞」金賞受賞)
  21. ^ 「杉本和行・公正取引委員会委員長」独白! わが摘発方針

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光