桂林市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
中華人民共和国 広西自治区 桂林市
桂林
桂林
簡称:


広西チワン族自治区中の桂林市の位置
広西チワン族自治区中の桂林市の位置
中心座標 北緯25度16分14秒 東経110度17分31秒 / 北緯25.27056度 東経110.29194度 / 25.27056; 110.29194
簡体字 桂林
繁体字 桂林
拼音 Guìlín
カタカナ転記 グイリン
チワン語 Gveilinz
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区 広西
行政級別 地級市
設郡 秦朝
設市 1940年
市委書記 劉君
市長 李志剛
面積
総面積 27,809 km²
市区 565 km²
建成区(2006) 58 km²
人口
総人口(2006) 499.29 万人
人口密度 179.54 人/km²
市区人口(2006) 74.42 万人
市区人口密度 1317.17 人/km²
市区非農業人口(2006) 62.91 万人
経済
GDP(2006) 607 億元
一人あたりGDP 12,209元
市区GDP(2006) 206.9 億元
市区一人当たりGDP 27,974元
電話番号 773
郵便番号 541000
ナンバープレート 桂林市区、陽朔臨桂桂C
その他の県は桂H
行政区画代碼 450300
市樹 桂花樹
市花 桂花
公式ウェブサイト http://www.guilin.gov.cn/
観光名所である漓江から見た幻想的な風景

桂林市(けいりん-し)は中華人民共和国広西チワン族自治区に位置する地級市カルスト地形でタワーカルストが林立し、絵のように美しい風景に恵まれ、世界的な観光地である。国家歴史文化名城

桂林の岩溶研究所をかつて著名な英国のカルスト地形学者Sweeting, M.M.が訪れた際、もしもここの石灰岩地形が最初に研究されていたなら、カルストに代わってグイリン(桂林)という語が生まれていたことだろうと語ったという(同研究所所長袁道先博士談)。

歴史[編集]

古来、百越の住む地であり、始皇帝が征服して桂林郡を設置した。111年に始安県が設置され、湖南省に近いため、荊州臨稜郡に属した。269年始安郡始安県が置かれて初めて現在の桂林の町が形成された。

時代には長く広西の行政的中心(省会)であったが、1913年に省会は南寧に移り、1936年戦争が迫ったため桂林に戻り、1940年市制施行された。1944年日本軍が占領。解放後、1950年にまた南寧に移動。

観光名所[編集]

行政区画[編集]

6市轄区・9県・2自治県を管轄下に置く。

年表[編集]

広西省桂林市[編集]

  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国広西省桂林市が発足。(1市)
  • 1951年1月19日 - 一区から四区までの区と東郊区南郊区西郊区を設置。(7区)
  • 1954年4月14日 - 四区・東郊区・南郊区・西郊区が合併し、近郊区が発足。(4区)
  • 1955年9月2日 - 一区・二区・三区が近郊区に編入。(1区)
  • 1957年12月20日 - 広西チワン族自治区の成立により、広西チワン族自治区桂林市となる。

広西省桂林専区[編集]

  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国広西省桂林専区が成立。永福県竜勝県灌陽県百寿県資源県霊川県臨桂県全県陽朔県義寧県興安県が発足。(11県)
  • 1950年6月 - 全県の一部が灌陽県に編入。(11県)
  • 1951年7月 (11県)
    • 霊川県の一部が臨桂県に編入。
    • 臨桂県の一部が永福県に編入。
  • 1951年8月11日 - 湖南省零陵専区零陵県の一部が全県に編入。(11県)
  • 1951年8月19日 - 竜勝県が自治区に移行し、竜勝各族自治区となる。(10県1自治区)
  • 1952年6月17日 - 湖南省零陵専区道県・零陵県の各一部が全県に編入。(10県1自治区)
  • 1952年8月11日 - 義寧県が霊川県・竜勝各族自治区に分割編入。(9県1自治区)
  • 1953年3月7日 (9県1自治区)
    • 臨桂県の一部が平楽専区恭城県に編入。
    • 平楽専区恭城県の一部が灌陽県に編入。
  • 1953年3月24日 - 永福県の一部が柳州専区融県に編入。(9県1自治区)
  • 1953年4月23日 (8県1自治区)
    • 百寿県が永福県に編入。
    • 資源県が全県・興安県に分割編入。
    • 柳州専区鹿寨県を編入。
  • 1953年5月27日 - 湖南省湘南行政区道県・零陵県の各一部が全県に編入。(8県1自治区)
  • 1953年5月28日 - 鹿寨県の一部が柳州市八区に編入。(8県1自治区)
  • 1954年4月 - 湖南省邵陽専区城歩県の一部が竜勝各族自治区に編入。(8県1自治区)
  • 1954年6月15日 (8県1自治区)
    • 霊川県が臨桂県に編入。
    • 全県・興安県の各一部が合併し、資源県が発足。
  • 1954年7月 - 鹿寨県の一部が桂西チワン族自治区宜山専区石竜県に編入。(8県1自治区)
  • 1954年8月23日 - 湖南省邵陽専区城歩県の一部が竜勝各族自治区に編入。(8県1自治区)
  • 1955年3月27日 - 鹿寨県の一部が桂西チワン族自治区宜山専区柳城県に編入。(8県1自治区)
  • 1955年4月8日 - 興安県の一部が資源県に編入。(8県1自治区)
  • 1955年7月11日 - 永福県の一部が桂西チワン族自治区宜山専区融安県に編入。(8県1自治区)
  • 1955年8月15日 - 平楽専区茘浦県の一部が鹿寨県に編入。(8県1自治区)
  • 1955年9月18日 - 竜勝各族自治区が県制施行し、竜勝各族自治県となる。(8県1自治県)
  • 1956年4月9日 (8県1自治県)
    • 臨桂県の一部(六塘区誠桂郷・東山郷の各一部)が陽朔県に編入。
    • 陽朔県の一部(葡萄区人仁郷・馬嵐上郷の各一部)が臨桂県に編入。
  • 1956年10月24日 - 鹿寨県の一部が桂西チワン族自治州宜山地区融安県・柳城県に分割編入。(8県1自治県)
  • 1957年12月20日 - 広西チワン族自治区の成立により、広西チワン族自治区桂林専区となる。

広西省平楽専区[編集]

  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国広西省平楽専区が成立。平楽県蒙山県修仁県恭城県昭平県茘浦県富川県賀県信都県鍾山県懐集県が発足。(11県)
  • 1951年5月14日 - 懐集県が広東省西江専区に編入。(10県)
  • 1952年8月11日 (8県)
    • 修仁県の一部が茘浦県に編入。
    • 修仁県の残部が柳州専区雒容県榴江県中渡県と合併し、柳州専区鹿寨県となる。
    • 信都県が賀県に編入。
  • 1952年8月 - 容県専区蒼梧県の一部が賀県に編入。(8県)
  • 1953年3月7日 (8県)
    • 平楽県・蒙山県の各一部が茘浦県に編入。
    • 茘浦県の一部が平楽県・蒙山県に分割編入。
    • 鍾山県の一部が賀県に編入。
    • 桂林専区臨桂県の一部が恭城県に編入。
    • 恭城県の一部が桂林専区灌陽県に編入。
  • 1953年4月10日 - 茘浦県・蒙山県の各一部が柳州専区武宣県象県の各一部、容県専区桂平県平南県の各一部と合併し、大瑶山ヤオ族自治区が発足。(8県1自治区)
  • 1953年4月23日 - 富川県・鍾山県が合併し、富鍾県が発足。(7県1自治区)
  • 1954年9月27日 - 桂西チワン族自治区宜山専区石竜県の一部が大瑶山ヤオ族自治区に編入。(7県1自治区)
  • 1954年11月27日 - 賀県の一部が容県専区蒼梧県に編入。(7県1自治区)
  • 1955年8月15日 - 茘浦県の一部が桂西チワン族自治区宜山専区石竜県、桂林専区鹿寨県に分割編入。(7県1自治区)
  • 1955年9月18日 - 大瑶山ヤオ族自治区が県制施行し、大瑶山ヤオ族自治県となる。(7県1自治県)
  • 1957年4月11日 - 大瑶山ヤオ族自治県の一部が容県専区桂平県に編入。(7県1自治県)
  • 1957年12月20日 - 広西チワン族自治区の成立により、広西チワン族自治区平楽専区となる。

広西チワン族自治区桂林市(第1次)[編集]

  • 1958年7月25日 - 桂林市が桂林専区に編入。

広西チワン族自治区桂林地区[編集]

  • 1958年5月6日 - 興安県の一部が全県に編入。(8県1自治県)
  • 1958年7月1日 - 平楽専区茘浦県の一部が鹿寨県に編入。(8県1自治県)
  • 1958年7月19日 - 平楽専区平楽県恭城県茘浦県を編入。(11県1自治県)
  • 1958年7月25日 (1市10県1自治県)
    • 桂林市を編入。桂林市が県級市に降格。
    • 鹿寨県が柳州専区に編入。
  • 1959年5月16日 - 興安県の一部が竜勝各族自治県に編入。(1市10県1自治県)
  • 1959年7月29日 - 全県が全州県に改称。(1市10県1自治県)
  • 1961年5月 - 興安県の一部が竜勝各族自治県に編入。(1市10県1自治県)
  • 1961年10月4日 - 竜勝各族自治県の一部が柳州専区三江トン族自治県に編入。(1市10県1自治県)
  • 1961年11月25日 - 桂林市が地級市の桂林市に昇格。(10県1自治県)
  • 1962年3月27日 - 臨桂県の一部が分立し、霊川県が発足。(11県1自治県)
  • 1967年12月 - 梧州専区蒙山県の一部が茘浦県に編入。(11県1自治県)
  • 1971年 - 桂林専区が桂林地区に改称。(11県1自治県)
  • 1981年5月7日 (10県1自治県)
    • 陽朔県が桂林市に編入。
    • 霊川県の一部が桂林市七星区に編入。
  • 1983年10月8日 - 臨桂県が桂林市に編入。(9県1自治県)
  • 1990年2月3日 - 恭城県が自治県に移行し、恭城ヤオ族自治県となる。(8県2自治県)
  • 1998年8月27日 - 桂林地区が桂林市と合併し、新制の桂林市の発足により消滅。

広西チワン族自治区平楽専区[編集]

  • 1958年4月18日 - 蒙山県の一部が大瑶山ヤオ族自治県に編入。(7県1自治県)
  • 1958年7月1日 - 茘浦県の一部が桂林専区鹿寨県に編入。(7県1自治県)
  • 1958年7月19日
    • 蒙山県・昭平県・賀県・富鍾県が梧州専区に編入。
    • 平楽県・恭城県・茘浦県が桂林専区に編入。
    • 大瑶山ヤオ族自治県が柳州専区に編入。

広西チワン族自治区桂林市(第2次)[編集]

  • 1961年11月25日 - 桂林専区桂林市が地級市の桂林市に昇格。(1市)
  • 1961年12月23日 - 城区近郊区を設置。(2区)
  • 1971年 - 近郊区が郊区に改称。(2区)
  • 1975年5月22日 - 城区が郊区に編入。(1区)
  • 1979年4月13日 - 郊区が分割され、象山区秀峰区畳彩区七星区が発足。(4区)
  • 1981年5月7日 (4区1県)
    • 桂林地区陽朔県を編入。
    • 桂林地区霊川県の一部が七星区に編入。
  • 1983年10月8日 - 桂林地区臨桂県を編入。(4区2県)
  • 1984年6月23日 - 畳彩区・七星区の各一部が合併し、郊区が発足。(5区2県)
  • 1996年12月2日 (5区2県)
    • 郊区の一部が畳彩区・秀峰区・象山区・七星区に分割編入。
    • 郊区が雁山区に改称。
  • 1998年8月27日 - 桂林市が桂林地区と合併し、新制の桂林市が発足。

広西チワン族自治区桂林市(第3次)[編集]

  • 1998年8月27日 - 桂林市(5区2県)・桂林地区(8県2自治県)が合併し、新制の桂林市が発足。(5区10県2自治県)
  • 2013年1月18日 - 臨桂県が区制施行し、臨桂区となる。(6区9県2自治県)

教育[編集]

交通[編集]

  • 桂林両江国際空港 - 1996年10月1日開港。国内主要空港(香港マカオを含む)のほか、ソウルバンコクの各空港と結ぶ。市街地まで車で30-40分、リムジンバスで60分前後。
  • 桂林駅湘桂線) - 市のメインストリートである中山中路沿いにあり、地下は商店街になっている。繁華街の南端に位置し、象鼻山や七星公園にも比較的近い。上海(上海南駅)、北京(北京西駅)、西安、広州(広州駅)、深セン方面の長距離列車はここに停車する。ハノイまでの国際列車もある。
  • 桂林北駅(湘桂線) - 桂林駅から6kmほど北にあり、中心部からは離れている。昆明貴陽南寧方面の長距離列車はここに停車する。
  • 桂林バスターミナル - 市のメインストリートである中山中路沿いにある。桂林駅から北に徒歩5分。広州、深セン、珠海、長沙、廈門、成都、昆明をはじめとする多くの都市との間を直行バスが結んでいる。
  • 路線バスが市内各地を走っており、ほとんどの観光地に行くことができる。
  • G321国道G322国道の2本の国道が交差する。

桂林市に関係する有名人・著名人[編集]

  • 石濤 - 清初に活躍した遺民画人である。
  • 李宗仁 - 中華民国の軍人・政治家。国共内戦期には中華民国代理総統も務めた。
  • 馬君武 - 中華民国の政治家・教育家・工学者。
  • 黄現璠 - 中華民国、中華人民共和国の歴史学者、民族学者。

友好都市[編集]

外部リンク[編集]