金華市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
中華人民共和国 浙江省 金華市
Jinhua Ba Yong Lou.jpg
別称:八婺


浙江省中の金華市の位置
浙江省中の金華市の位置
中心座標 北緯29度06分 東経119度39分 / 北緯29.100度 東経119.650度 / 29.100; 119.650
簡体字 金华
繁体字 金華
Jīnhuá
カタカナ転記 ジンファ
国家 中華人民共和国
浙江
行政級別 地級市
面積
- 総面積 10,919 km²
人口
- 総人口(2004) 454.13 万人
経済
電話番号 0579
郵便番号 321000
ナンバープレート 浙G
行政区画代碼 330700
公式ウェブサイト http://www.jinhua.gov.cn/

金華市(きんか-し)は中華人民共和国浙江省に位置する地級市。気候は亜熱帯季節風気候に属し、四季がはっきりとしている。

金華ハムで名が知られている金華市は、豚のほか鶏や鴨も盛んに飼育されている。

歴史[編集]

金華市は春秋時代越国に属し、漢代会稽郡の下に烏傷県が設置された。266年宝鼎元年)、は郡名を東陽郡と改称され、金華への郡府建置はここに始まる。東陽郡は揚州に属し、その下部に長山県、烏傷県、永康県呉寧県豊安県太末県新安県定陽県平昌県の9県を管轄し、郡治は長山県に設置された。556年紹泰2年)、縉州を設置したが、562年天嘉3年)に廃止、東陽郡は金華郡と改称され、金華の地名が初めて登場する。

593年開皇13年)、隋朝は金華州を婺州に改称、607年大業3年)には再び東陽郡が改めて設置された。621年武徳4年)、東陽郡は婺州に改称され、信安県には衢州が新たに設置されている。742年天宝元年)に一時婺州が東陽郡に戻されるが、758年に(乾元元年)に婺州に戻され元代まで沿襲された。1276年至元13年)、州制が廃止され婺州路が設置されが、1358年至正18年)、朱元璋が婺州路を占拠すると寧越府と改称され、1360年(至正20年)に金華府とされた。明代では金華府は金華県蘭渓県東陽県義烏県、永康県、武義県浦江県湯渓県の8県を管轄したことより八婺の異称を有すようになった。

1914年中華民国金華道を設置し、旧衢州、厳州府を管轄した。1927年に道制の廃止に伴い各県は浙江省直轄と改編された。1932年6月、浙江省県政監察専員弁事処第8区を金華に設置設置、9月には浙江省特区行政督察専員弁事処第六特区が設置された。

1949年9月、金華が中国共産党の勢力下に置かれると浙江省第八行政区が設置、翌月には金華専区と改称された。1955年3月には衢州専区が統合され、その後は杭州市麗水市など隣接する行政区との管轄範囲の調整が実施されている。1968年4月、金華専区は金華地区に改編、1985年5月には金華地区が廃止となり、県級市であった金華市衢州市地級市に昇格させ、婺城区蘭渓市金華県、永康県、武義県、東陽県、磐安県、義烏県、浦江県の7県を管轄し、旧金華地区が管轄した竜游県開化県常山県江山県は衢州市の管轄とされた。その後、義烏県、東陽県、永康県が県級市に昇格、2002年12月に金華県は金東区に改編され現在に至る。

中国地名の変遷
建置 266年宝鼎元年)
使用状況 浙江省金華市
三国 東陽郡
西晋 東陽郡
東晋十六国 東陽郡
南北朝 縉州
金華郡
婺州
東陽郡
東陽郡
婺州
五代 婺州
北宋/ 婺州
南宋/ 婺州
婺州
寧越府
金華府
金華府
中華民国 金華道
現代 第八行政区
金華専区
金華地区
金華市

行政区画[編集]

下部に2市轄区、3を管轄し、4県級市を代轄している。

年表[編集]

金華地区[編集]

  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国浙江省金華専区が成立。永康県武義県義烏県浦江県金華県東陽県湯渓県磐安県蘭渓県が発足。(9県)
  • 1949年12月20日 (2市9県)
    • 金華県の一部が分立し、金華市が発足。
    • 蘭渓県の一部が分立し、蘭渓市が発足。
  • 1950年4月3日 - 建徳専区建徳県淳安県寿昌県遂安県を編入。(2市13県)
  • 1950年5月15日 (13県)
    • 金華市が金華県に編入。
    • 蘭渓市が蘭渓県に編入。
  • 1951年8月 - 蘭渓県の一部が寿昌県に編入。(13県)
  • 1951年9月12日 - 金華県の一部が分立し、金華市が発足。(1市13県)
  • 1952年1月19日 - 麗水専区縉雲県を編入。(1市14県)
  • 1953年1月21日 - 諸曁県、臨安専区桐廬県分水県を編入。(1市17県)
  • 1953年5月21日 - 金華市が省直轄県級行政区となる。(17県)
  • 1953年7月 - 衢州専区開化県の一部が遂安県に編入。(17県)
  • 1954年11月15日 (18県)
  • 1955年3月 (18県)
    • 竜游県の一部(生塘徐村など5カ村)が蘭渓県に編入。
    • 蘭渓県の一部(兌門江村など5カ村)が竜游県に編入。
  • 1956年10月30日 - 金華県の一部が金華市に編入。(18県)
  • 1957年9月23日 - 諸曁県が寧波専区に編入。(17県)
  • 1958年2月21日 - 金華市を編入。(1市17県)
  • 1958年4月11日 - 宣平県が武義県、温州専区麗水県に分割編入。(1市16県)
  • 1958年9月5日 - 湯渓県が金華県・蘭渓県・竜游県に分割編入。(1市15県)
  • 1958年10月18日 - 江山県の一部が江西省上饒専区玉山県に編入。(1市15県)
  • 1958年11月 - 蘭渓県・竜游県の各一部が金華県に編入。(1市15県)
  • 1958年11月21日 (1市11県)
    • 磐安県が東陽県に編入。
    • 武義県が永康県に編入。
    • 松陽県が遂昌県に編入。
    • 常山県が衢県に編入。
  • 1958年12月22日 - 建徳専区桐廬県開化県建徳県淳安県を編入。(1市15県)
  • 1960年1月7日 (1市13県)
    • 浦江県が義烏県・蘭渓県に分割編入。
    • 竜游県が衢県に編入。
  • 1960年8月15日 - 桐廬県が杭州市富陽県と合併し、杭州市桐廬県となる。(1市12県)
  • 1961年12月15日 (1市14県)
    • 永康県の一部が温州専区麗水県の一部と合併し、武義県が発足。
    • 衢県の一部が分立し、常山県が発足。
  • 1962年12月22日 - 金華市が金華県に編入。(14県)
  • 1963年5月9日 (10県)
    • 遂昌県・縉雲県が麗水専区に編入。
    • 建徳県・淳安県が杭州市に編入。
  • 1966年12月22日 - 義烏県の一部が分立し、浦江県が発足。(11県)
  • 1978年9月16日 - 金華専区が金華地区に改称。(11県)
  • 1979年9月10日 (2市11県)
    • 金華県の一部が分立し、金華市が発足。
    • 衢県の一部が分立し、衢州市が発足。
  • 1981年1月14日 (2市9県)
    • 金華県が金華市に編入。
    • 衢県が衢州市に編入。
  • 1983年7月13日 - 東陽県の一部が分立し、磐安県が発足。(2市10県)
  • 1983年9月13日 - 衢州市・金華市の各一部が合併し、竜游県が発足。(2市11県)
  • 1985年5月15日
    • 金華市が地級市の金華市に昇格。
    • 衢州市が地級市の衢州市に昇格。
    • 永康県・武義県・東陽県・磐安県・義烏県・浦江県・蘭渓県が金華市に編入。
    • 竜游県・開化県・常山県・江山県が衢州市に編入。

金華市[編集]

  • 1985年5月15日 - 金華地区金華市が地級市の金華市に昇格。婺城区金華県が成立。(1区1市7県)
  • 1988年5月25日 (1区3市5県)
    • 義烏県が市制施行し、義烏市となる。
    • 東陽県が市制施行し、東陽市となる。
  • 1992年8月24日 - 永康県が市制施行し、永康市となる。(1区4市4県)
  • 2000年12月30日 (2区4市3県)
    • 金華県・婺城区の各一部が合併し、金東区が発足。
    • 金華県の残部が婺城区に編入。

交通[編集]

伝統行事[編集]

  • 犬肉祭り: 毎年10月に金華市で行われる行事で600年続く歴史と伝統がある。新華社による報告では、行事は1980年代に近代的なものに変わったが、犬肉を食す文化は伝統として根付いているとのこと。また数年前からは、犬肉が新鮮かつ安全であることを示すため、公衆の面前で犬を解体することも行われていたという。しかし、残酷だとの批判を受けて2011年に中止になった。

姉妹都市[編集]

中国国外[編集]

中国国内[編集]

外部リンク[編集]