泉佐野市

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いずみさのし
泉佐野市
Rinku Gate Tower Building02s3200.jpg
Flag of Izumisano (Ōsaka).svg
泉佐野市旗
Symbol of Izumisano, Osaka.svg
泉佐野市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
団体コード 27213-2
面積 55.03km²
総人口 100,352
推計人口、2012年11月1日)
人口密度 1,820人/km²
隣接自治体 大阪府
貝塚市泉南市
泉南郡熊取町田尻町
和歌山県
紀の川市
市の木 イチョウ
市の花 ササユリ
泉佐野市役所
所在地 598-8550
大阪府泉佐野市市場東1丁目295番地3
泉佐野市役所
外部リンク 泉佐野市ホームページ

泉佐野市位置図(大阪府)

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村
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泉佐野市(いずみさのし)は、大阪府泉南地域に位置する

目次

概要 [編集]

地理 [編集]

泉佐野市は、大阪市和歌山市のほぼ中間に位置し、南部には、金剛生駒紀泉国定公園に指定された和泉山脈がある。瀬戸内式気候に属するため、気候は温暖で、年間の降水量は比較的少ない。 沖合には人工島関西国際空港があり、連絡橋等の空港北端の施設を含む区域が泉佐野市域となっている。(残る区域は田尻町泉南市

古くから日根郡の中心として、商業工業農業漁業、いずれも盛んで、関西国際空港の開港に伴い、より一層盛んになりつつある。また空港対岸の立地から、訪日外国人旅行者の宿泊需要が多いことも特色のひとつ[2]

地名の由来 [編集]

中世以来の村の名称『佐野』に旧和泉国の国名を冠したもので、「狭い原野」という事から「狭野」というようになり、それが転じて「佐野」になったという言い伝えが残っている。

隣接している自治体 [編集]

歴史 [編集]

16世紀初頭に前関白九条政基が京都から下向し、自らその運営に携わった和泉国日根野荘は、泉佐野市から熊取町にかけての一帯であったとされている。この下向記録は『政基公旅引付』として4年間の日記が残され、中世時代の「村のくらし」を知る貴重な史料となっている。(宮内庁書陵部蔵)

江戸時代の佐野村は漁業や廻船業が発展し、港町として活況を呈した。岸和田藩浦奉行支配の9ヶ浦のなかでも、集落のおよそ3分の2が浦方であった佐野村はその規模が突出していた。大船団を組んで遠く対馬五島列島方面まで漁に出るなどするうちに、廻船業を営む者が現れるようになった。なかでも豪商の「食野家」「唐金家」は井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場するほどで、当時の面影を残す「いろは蔵」の一部が今も残る。泉州食野家が寄進した八角大梵鐘が三重県泰運寺に残されている。

巨万の富を得た佐野村は、和泉国ではに次ぐ商業都市となり、人口も貝塚寺内岸和田城下を上回るようになった。また、これら計画的に形成された都市と異なり、ほとんど無秩序に形成された市街地は特徴的で、迷路のような街路が古い家並みとともによく残っている。

第二次世界大戦期の1944年(昭和19年)6月から敗戦までの間、佐野陸軍飛行場および明野陸軍飛行学校佐野分教所が設置されていた。滑走路は1,500m×60mのコンクリート舗装1本で、現在の末広公園や市民総合体育館付近が滑走路の西端にあたる。また、飛行場の設置に伴う灌漑施設の損失を補填するため、現在も当市最大の貯水量を誇る稲倉池および稲倉池用水パイプラインの築造工事が1942年(昭和17年)12月から着工されたが、戦局の悪化と敗戦の影響で、竣工は1957年(昭和32年)にずれ込んだ。

沿革 [編集]

  • 1889年明治22年)4月1日 町村制施行により、日根郡佐野村北中通村南中通村日根野村長滝村上之郷村大土村が発足。
    • 佐野村 - 佐野村単独
    • 北中通村 - 鶴原村、下瓦屋村、上瓦屋村、中庄村が合併
    • 南中通村 - 安松村、岡本村、樫井村が合併
    • 日根野村 - 日根野村、俵屋新田が合併
    • 長滝村 - 長滝村単独
    • 上之郷村 - 上之郷村単独
    • 大土村 - 大木村、土丸村が合併
  • 1896年(明治29年)4月1日 泉南郡が成立。
  • 1911年(明治44年)10月1日 佐野村が町制施行。泉南郡佐野町となる。
  • 1937年昭和12年)4月1日 北中通村を佐野町に編入。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 佐野町が大阪府下で14番目に市制施行(八尾市と同日)。いったん佐野市となるが、栃木県佐野市が5年早く市制を施行していたため、和泉国の「泉」を冠し「泉佐野市」へ即日改称した[3]。「和泉」ではなく「泉」を冠しているのは泉大津市の先例に拠る。市制施行から半世紀余り経過した現在でも、市民や泉州地域の人々からは単に“佐野”と呼ばれることが多い。
  • 1954年(昭和29年)4月1日 南中通村、日根野村、長滝村、上之郷村、大土村を泉佐野市に編入。現在の市域となる。
  • 1994年平成6年)9月4日 沖合に関西国際空港が開港。 
  • 1995年(平成8年)りんくうタウンがまちびらき。
  • 2002年(平成14年)8月26日 「泉州南広域行政研究会」(2001年5月に泉南市阪南市泉南郡岬町により設置)に泉佐野市、泉南郡田尻町が加入し、3市2町による研究会となる。
  • 2003年(平成15年)11月30日 泉州南広域行政研究会が「泉州南合併協議会」(法定協)に改組され、新市名を「南泉州市」とすること、泉佐野市役所を新市の市役所とすることで合意。
  • 2004年(平成16年) 泉佐野市を除く2市2町で同年8月22日に実施された住民投票の結果(反対多数:泉南市・阪南市・田尻町、賛成多数:岬町のみ)を受け、9月30日をもって泉州南合併協議会を解散。
  • 2009年(平成21年)財政収支の悪化により、財政健全化団体となる。(詳細後述) 

財政健全化 [編集]

1994年9月の関西国際空港開港に伴い、人口増、「りんくうタウン」、大型店舗やホテルの進出、高速道路の整備促進など様々な変化を見せていた。しかし、大型プロジェクト等が当初の計画通りには進行せず、財政状況が厳しくなり、平成20年度決算では連結実質赤字比率が約24%と早期健全化基準(17.44%)を超過し、財政健全化団体となった。

2010年2月に泉佐野市は財政健全化計画を策定し、各種事業の見直しや遊休財産の売却、企業誘致の推進などに取り組むとともに、人件費の削減などを含めた内部努力に努めることとした。[4] 財政健全化にむけた各種取り組みが積極的に行われる中で、2012年3月に発表された、市の命名権の売却は全国的な話題となった。[5](同年11月1日命名権売却候補の募集を始めた[6]が、最終的に民間から応募はなかった。)[7] それら効果もあって、当初予定から1年前倒しした2013年度決算で、早期健全化団体から脱却する見通しであることが明らかにされている。[8]

行政 [編集]

  1. 日根庄造(任期:1948年、1期)
  2. 山本昇平(任期:1948年 - 1965年、5期17年。公選市長としての5選は全国初)
  3. 熊取谷米太郎(任期:1965年 - 1976年、3期11年)
  4. 向江昇(任期:1976年 - 2000年、6期24年)
  5. 新田谷修司(任期:2000年2月22日 - 2011年4月1日、3期11年)
  6. 千代松大耕(任期:2011年4月24日 - 、現在は第1期目)
  • 副市長:泉谷善吉(任期:2007年4月1日 - )・松下義彦(任期:2013年4月1日 - )
  • 市議会:定員21名
  • 市章:公募により選ばれたものを、市制施行と同時に制定。泉佐野の旧称「佐野」のカナ表記「サノ」の2文字を、扇形(=「末広がり」の験担ぎ)に図案化したもの。扇の要の部分が「ノ」である。デザインは、高田谷俊昭によるもの。
  • 市歌:「泉佐野市歌」(作詞:番匠谷英一、作曲:藤山一郎)。市制施行15周年事業の一環として、1963年11月15日制定。
  • 市民憲章:「泉佐野市民憲章」。1976年5月22日、「市の木」「市の花」とともに制定。
  • イメージキャラクター:イヌナキン 犬鳴山の義犬伝説などをモチーフとしてデザインを一般公募し、それをキン肉マンの作者であるゆでたまごリライトしたもの。筋肉隆々とした体型に、犬の字をデザインした仮面、マント、腰タオル、錫杖と、全国のゆるキャラとは一線を画している。

経済 [編集]

産業 [編集]

泉佐野市の主な産業 [編集]

  • 農業(タマネギ水なすの産地として有名。その他、キャベツ・紅ズイキ・ブロッコリー、さといも、ふき、枝豆等。)
  • 繊維産業(水分吸収性の高い「後晒し(あとざらし)タオル」の主な生産地。国内タオル生産量の47%を占め、[9]「東洋のマンチェスター」と呼称される。ここでつくられるタオルは「泉州タオル」ブランドとして、2006年に国の施策であるJAPANブランド育成支援事業に認定されている。[10]
  • 食品加工業(1967年に、北部臨海地域に「食品コンビナート」を形成。115haの敷地に食品関連(工場・流通等)の企業が立地している。)[11]
  • ワイヤーロープ (泉南地域の生産量で、約70%の全国シェアを占める。)
  • 漁業(カレイ、シタビラメ、ワタリガニなど、主に大阪湾で採れる魚介類が中心。)

泉佐野市で事業を営む主な企業 [編集]

泉佐野市に本社を置く主な企業 [編集]

泉佐野市に拠点・事業所を置く主な企業 [編集]

金融機関 [編集]

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日本郵政グループ [編集]

(2012年12月現在)

  • 泉佐野郵便局(上町) - 集配局。
  • 泉佐野高松郵便局(高松北)
  • 泉佐野旭郵便局(旭町)
  • りんくうタウン郵便局(りんくう往来北)
  • 泉佐野南中安松(みなみなかやすまつ)郵便局(南中安松)
  • 泉佐野鶴原郵便局(鶴原)
  • 泉佐野湊郵便局(湊)
  • 泉佐野羽倉崎郵便局(羽倉崎)
  • 泉佐野上瓦屋郵便局(上瓦屋)
  • 泉佐野市場(いちば)郵便局(市場南)
  • 泉佐野若宮郵便局(若宮町)
  • 長滝郵便局(長滝
  • 泉佐野貝田(かいた)郵便局(鶴原)
  • 日根野郵便局(日根野)
  • 泉佐野泉ヶ丘郵便局(泉ヶ丘)
  • 泉佐野大木簡易郵便局(大木)
  • 上之郷簡易郵便局(上之郷


  • 大阪支店 イオンモール日根野店内出張所(日根野)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
  • 大阪支店 ショッパーズモール泉佐野店内出張所(下瓦屋)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
  • 大阪支店 泉佐野市役所内出張所(市場東)(ATMのみ)
  • 大阪支店 南海泉佐野駅前出張所(上町)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
この他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、泉佐野郵便局ではホリデーサービスを実施。

※泉佐野市内の郵便番号は「598-00xx」(泉佐野郵便局の集配担当)となっている。なお、泉州空港北(549-0001)は大阪国際郵便局泉南市泉州空港南)の集配担当となっている。

国際機関 [編集]

  • 世界観光機関アジア太平洋センター

姉妹都市・提携都市 [編集]

海外 [編集]

地域 [編集]

人口 [編集]

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、1.93%増の100,801人であり、増減率は府下43市町村中7位、72行政区域中21位。

Demography27213.svg
泉佐野市と全国の年齢別人口分布(2005年) 泉佐野市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 泉佐野市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
泉佐野市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 77,000人
1975年 86,139人
1980年 90,684人
1985年 91,563人
1990年 88,866人
1995年 92,583人
2000年 96,064人
2005年 98,889人
2010年 100,830人
総務省統計局 / 国勢調査

主な公共施設 [編集]

泉佐野市の施設 [編集]

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りんくう総合医療センター市立泉佐野病院
(泉佐野市りんくう往来北2-23)

府・国の施設 [編集]

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教育施設 [編集]

小学校 [編集]

  • 泉佐野市立第一小学校
  • 泉佐野市立第二小学校
  • 泉佐野市立第三小学校
  • 泉佐野市立中央小学校
  • 泉佐野市立北中小学校
  • 泉佐野市立日新小学校
  • 泉佐野市立佐野台小学校
  • 泉佐野市立末広小学校
  • 泉佐野市立日根野小学校
  • 泉佐野市立長坂小学校
  • 泉佐野市立長南小学校
  • 泉佐野市立上之郷小学校
  • 泉佐野市立大木小学校

中学校 [編集]

高等学校 [編集]

大学 [編集]

  • 公立大学法人大阪府立大学 りんくうキャンパス
    • 生命環境科学部獣医学科・大学院生命環境科学研究科獣医学専攻

特別支援学校 [編集]

学校教育以外の施設 [編集]

交通 [編集]

関西国際空港
泉佐野市泉州空港北
南海本線 泉佐野駅
泉佐野市上町3-11-25

空港 [編集]

鉄道路線・駅 [編集]

路線バス [編集]

道路 [編集]

港湾 [編集]

佐野漁港

船舶 [編集]

関西国際空港を中心とする海上交通網の整備が進んでいる

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事 [編集]

出身有名人 [編集]

泉佐野市にゆかりのある有名人 [編集]

脚注 [編集]

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  1. ^ 市の記章 泉佐野市例規集より、2012年1月17日閲覧。
  2. ^ 千代松市長ブログ2013年2月20日記事
  3. ^ 佐野町を佐野市とされた場合における新市の名称変更についての条例(昭和23年3月24日泉佐野市条例第27号)、2012年1月17日閲覧。
  4. ^ 「泉佐野市財政健全化実施プランを策定しました 泉佐野市報道提供、2010年2月。
  5. ^ 「市の名前、売ります」破綻寸前の大阪・泉佐野 読売新聞、2012年3月21日閲覧。
  6. ^ 泉佐野市の命名権売却、募集開始DAIRY SPORTONLINE 2012年11月1日配信記事(配信日に閲覧確認))
  7. ^ 泉佐野 「市の名前」は売れず 産経新聞 2012年11月20日配信記事(配信日に閲覧確認))
  8. ^ 泉佐野市の財政再建「今年度に」合併協議加速へ 産経新聞 2013年4月23日配信記事。
  9. ^ 今治タオルプロジェクト資料タオル業界の概要2010年12月末
  10. ^ JAPANブランド育成支援事業 「泉州こだわりタオル」ブランドの構築
  11. ^ 泉佐野食品コンビナート大阪府ホームページ2013年5月閲覧
  12. ^ 友好都市交流 泉佐野市サイト、2012年1月17日閲覧。

外部リンク [編集]

行政
観光