コモンウェルス (米国自治連邦区)

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米国自治連邦区(べいこくじちれんぽうく)とは、アメリカ合衆国の海外領土のうち、コモンウェルス (Commonwealth) と呼ばれる政治的地位を持つ属領 / 保護領のこと。自治領と呼ばれることもある。現在はプエルトリコおよび北マリアナ諸島の2地域がこれに該当する。フィリピンも、1946年に独立するまでこのコモンウェルスだった。

米国50州のうちケンタッキーマサチューセッツペンシルベニアバージニアの 4 州はその正式名にコモンウェルス(Commonwealth)を含むが、これとは別のものと考える必要がある。また、コモンウェルスと呼ばれるイギリス連邦(かつての "the British Commonwealth" 、現在の "Commonwealth of Nations")は独立主権国家連合であり、意味が異なる。

地位[編集]

米国主権下の属領もしくは保護領であり、自治政府による内政は認められるが国防や外交は米国が行う[1]。領土の分類としては米国 自治的・未編入領域 (organized unincorporated territory) である。これは、同じく米属領のグアム米領ヴァージン諸島と変わらない。ただし、コモンウェルスの格付けが与えられると、国際連合非自治地域リストから除外される[2]

政治[編集]

軍事[編集]

  • 米国が全面的な国防権を持つ。
  • 必要であれば土地を収用できる。

日本語呼称について[編集]

プエルトリコは、その自主憲法で自国(自地域)名をスペイン語で "Estado Libre Asociado de Puerto Rico"(英語に直訳すると "Associated Free State of Puerto Rico")と称しており、これを日本語に直訳すると「プエルトリコ自由連合州」となることから、本項の意味における "Commonwealth" が日本では「自由連合州」と訳されることがある。しかし、米国議会等の公式の場におけるプエルトリコの地位に関しては、あくまで "Commonwealth" であり、"Associated Free State" が用いられることは無い。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

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  1. ^ 米国と北マリアナ諸島のコモンウェルス地位協定”. The Commonwealth Law Revision Commission. 2007年6月11日閲覧。(英語)
  2. ^ Trust Territories that have achieved self-determination”. 国際連合. 2007年6月11日閲覧。(英語)