ノースカロライナ州立大学

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ノースカロライナ州立大学
ベルタワー
ベルタワー
大学設置/創立 1887年
学校種別 州立
設置者 North Carolina General Assembly
本部所在地 ノースカロライナ州ローリー
学部 工学部繊維学部理学部デザイン学部農学部・教育学部]]・人文学部
研究科 工学研究科繊維学研究科理学研究科デザイン学研究科農学系研究科教育学研究科社会科学研究科
ウェブサイト ノースカロライナ州立大学公式サイト
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ノースカロライナ州立大学英語: North Carolina State University)は、ノースカロライナ州ローリーに本部を置くアメリカ合衆国州立大学である。1887年に設置された。

ノースカロライナ州立大学(ノースカロライナしゅうりつだいがく)(-1887年〜)はアメリカ合衆国の南部に位置する最大規模の総合大学である。 ノースカロライナ大学システム(UNC System)の一部であり、Land Grant(ランドグラント大学)(土地研究助成)、Sea Grant(シーグラント大学)(海洋研究助成)、Space Grant(スペースグラント大学)(宇宙開発助成)の全ての助成指定を受けているアメリカ東海岸(アメリカ南部)に位置する大規模州立大学である。2005年にはノーベル賞受賞者を排出している米国屈指の一流大学である。

アメリカ南部最大の研究推進地域である、リサーチ・トライアングル・パーク(Research Triangle Park)を形成する三大学のうちの一つである。アメリカにはこの他にも、スタンフォード大学率いるシリコンバレー(スタンフォード・リサーチ・パーク)、オレゴン大学を船頭としたシリコン・フォレストITビジネスを集約したニューヨークにあるシリコン・アレー、ボストンのルート-128があり、リサーチ・トライアングル・パークの規模故に、東のシリコンバレーと呼ばれる。

歴史[編集]

1887年、ノースカロライナ州議会総会によってランドグラント大学(国有地交付大学)としての創設が認められ、ノースカロライナ農工大学(North Carolina College of Agriculture and Mechanic Arts)として設立された。同大学では一般的な国有地交付大学と同様、農学や工学教育の振興を目的としたが、かといって古典的な教養教育を排除するわけでもなく、創設以来「教養教育と実学教育」を重視し続けてきた。1932年、ノースカロライナ州内の3つの大学(ノースカロライナ州立大学デューク大学ノースカロライナ大学チャペルヒル校)が単一のシステム(UNC System)で運営されるようになり、競争を避ける観点から、エンジニアリングスクールノースカロライナ大学チャペルヒル校)から、同大学へ移転された。その後、数回の名称変更を経て、1965年に現在の大学名となった。

2013年現在、学生数34,767人、専任教員数2,068人を擁し、州内のみならず、全米でも最大規模の州立大学となっている。(なお、同州に位置するノースカロライナ大学チャペルヒル校校の学生数は約30,000人で、デューク大学の学生数は約15,000人である。) 理学工学繊維学農学を含む10カレッジにわたって、102種の学士号、108種の修士号、60種の博士号を授与している。なかでも工学繊維学農学統計学の分野のレベルは非常に高く、また、リサーチ・トライアングル・パークによる産学連携においても特筆に値する。

ランキング[編集]

全米の大学の中でも、連邦政府の研究助成金の交付金額で常にトップ5にランクインするなど、州立大学の中でも上位に位置するアメリカの名門大学である。産業界からの補助金額は全米8位、研究者の特許保有数は全米9位であり、特にエンジニアリングテキスタイルテクノロジー分野が強い大学として知られている。

年に一度、全米の大学ランキングを発表するUS News(2013年度版)では、米国に約3,500ある大学の中で101位、また、工学の分野では29位(全米)、統計学の分野では12位(全米)に位置している。上海交通大学による世界ランキング(2013年度版)では、九州大学神戸大学筑波大学と同ランクである150-200位に位置づけられている。

大学附属の図書館の総蔵書数は440万冊にも及び、全米の大学附属図書館においてトップ50にランキングされている。また、世界的にも類を見ない図書館であるJames B. Hunt Library(全自動式図書館)を擁している。(後述)

アクセス[編集]

ローリー・ダーラム国際空港(RDU)が大学から約30分の距離(自動車・バス)に位置しており、空路がメインの移動手段となる。 ローリー(ラーリー)への直行便の就航都市は下記を含む約40都市である。

ロンドン(イギリス)

カンクン(メキシコ)

トロント(カナダ)

ニューヨーク

ボストン

ワシントン

ロサンゼルス

サンフランシスコ

マイアミ

デトロイト

アトランタ


大学附属図書館群[編集]

2013年1月にオープンしたJames B. Hunt Library(図書館)は、全自動式図書館と呼ばれる世界中でも類を見ない最新技術を取り込んだ図書館である。BookBotと呼ばれる「人間に代わって、本を本棚から取りに(または、収納をしに)行くロボット」がこの図書館では導入されている。このJames B. Hunt Libraryは、世界で最も美しい50の図書館(50 Most Beautiful Libraries in the World)において14位にランクインし、また、世界で最も素晴らしい図書館25選(25 Coolest College Libraries)にも選出されている。なお、このJames B. Hunt Libraryはノースカロライナ州立大学が誇る最大の図書館というわけでもなく、本大学はCentral Libraryも有する。 キャンパス内には合計で5つの大規模図書館があり、総蔵書数は約440万冊と大規模な図書館群である。

キャンパス[編集]

キャンパスの面積は2,110エーカーと非常に広大な敷地面積を有する。キャンパス内には大学利用者用の無料シャトルバスが早朝から深夜まで数分〜十数分間隔で運行されており、各々のバスの「現在地」と進行方向、バス停情報等がスマートフォン用のアプリケーションで常に確認できるようになっている。 学内に位置するフィットネスクラブやアパートメント、大学附属図書館群は学生証とリンクされており、学生証かスタッフ証があれば利用が可能である。 数々のショッピングセンターがキャンパスに存在し、映画館やカフェテリア、ずらっと並んだ各種飲食店は利用しやすい。

センテニアル・キャンパス[編集]

同大学には、メインキャンパスの他に、大学の創立100周年を記念して作られたセンテニアル・キャンパス(Centennial Campus)が存在する。センテニアル・キャンパスでは、多分野の産学協同研究プロジェクトが押し進められており、バイオテクノロジーや各種エンジニアリングを中心とした、複数のベンチャー企業が拠点を置いている。Linuxディストリビューションの最大手であるレッドハットやPCメーカーのIBMも、このキャンパス内に本社を構えている。

スポーツ[編集]

ノースカロライナ州立大学のスポーツ・チームは、ウルフパック(Wolfpack)と呼ばれ、NCAAのディビジョンI(フットボールはディビジョンI-A)のアトランティック・コースト・カンファレンスに属している。

卒業生[編集]

多岐分野にわたる著名人・有名人・セレブリティを排出している。

日本の提携大学・姉妹校[編集]

下記の3つの国公立大学と4つの私立大学との間に学生の交換留学の提携を結んでいる。

国立大学 交換留学提携校

私立大学 交換留学提携校

ノースカロライナ大学チャペルヒル校・デューク大学との関係[編集]

ノースカロライナ州立大学工学統計学に秀でた州立大学であるのに対し、ノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)は自然科学分野に重きをおいた大学である。 一方、デューク大学経営学に突出した大学であり、リサーチ・トライアングル・パークとしては、無意味な競争を避けることに成功し、非常に一貫した学術分野の棲み分けが達成されていることで名高い。そのため、工学分野を専攻する場合にはノースカロライナ州立大学化学生物学の場合にはノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)、MBAを志す場合にはデューク大学といった選択が自然となされるようである。

キャンパス風景[編集]

外部リンク[編集]

  • NC State Home Page - 公式サイト(英語)
  • NCSU Centennial Campus - センテニアル・キャンパス(英語)
  • The Go Pack Site - スポーツ関連公式サイト(英語)
  • [1](英語)
  • [2](英語)
  • [3] - James B. Hunt図書館(Youtube, 英語)
  • [4] - キャンパス紹介(Youtube, 英語)
  • [5] - James B. Hunt Library, Rankings(英語)