Mozilla Public License
Mozilla Public License(モジラ・パブリック・ライセンス、略称:MPL)とは、ネットスケープコミュニケーションズとMozilla Organization(後のMozilla Foundation)によって作成されたコピーレフトのライセンスのひとつ。ただし、当初ネットスケープコミュニケーションズが保持していた改訂に関する権限等は、全てMozilla Foundationに委譲されているので、現在同社は無関係である[1]。
主にMozilla Foundationによって開発されている各種のソフトウェアに適用されているライセンスである。かつてはNPLもしくはMPL単独でライセンスされていたが、現在では、ほぼ全てのコードと製品がMPL/GPL/LGPLのトリプルライセンスの下で配布されている[2]。
目次 |
特徴 [編集]
- GPLやLGPLと同様に派生物もMPLで公開する必要があるが、派生物のライセンスを同一のものとするコピーレフト性(または感染性)は弱いライセンスである。
- バイナリ形式で配布する場合には、ソースコードをバイナリと同一媒体で配布するか、電子配布メカニズムを通じて最低12ヶ月間入手可能にしておく義務がある。
- 他のライセンスと選択的に成立させることが可能であることが規定されている。
トリプルライセンス [編集]
Mozilla Foundationで配布されているコードのMPLの但し書きには、GPL及びLGPLが選択可能である旨が記されている。この但し書きが付いたMPLを特にトリプルライセンスと呼ぶ。トリプルライセンスされているコードの利用者は、再配布に際して、GPL、LGPLの中から任意のライセンスを選択するか、そのままトリプルライセンスを使い続けるかを選択することができる。
例えば、ある企業がトリプルライセンスされているコードを利用して製品を開発した場合、LGPLを選択することが可能である。その際、その製品にはLGPLのみに基づいたライセンスを供すれば十分であり、GPLやトリプルライセンスは無視してもかまわない。そして、以降の世代の派生物は全てLGPLに従うようになり、GPLやトリプルライセンスは適用されなくなる。つまり、その選択は非可逆の効果をもたらす。
これにより、トリプルライセンスのコードはGPLやLGPLのコードを取り込むことができないが、GPLやLGPLのコードはトリプルライセンスのコードを自由に取り込むことが可能であることが保証されている。この点に関して、Mozilla Foundationは他の開発団体、とりわけLGPLの下で開発している団体との競争において不利である、と評されている[要出典]。
脚注 [編集]
- ^ Who has the right to publish new versions of the MPL 6.1?[1]
- ^ http://www.mozilla.org/MPL/license-policy.html
外部リンク [編集]
- Mozilla Public License(英語)MPL 2.0原文など
- Mozilla & Netscape Public Licenses(日本語)MPL 1.1参考和訳など
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||