Boot Camp

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Boot Camp
開発元 アップル
最新版 2.1 / 2008年4月25日
対応OS Mac OS X v10.5
種別 二次ブートローダ
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト apple.com/macosx/bootcamp
  

Boot Campブートキャンプ)は、アップルにより開発・配布されているソフトウェアIntel Macにおいて、Windows XPWindows Vistaの利用を可能とする。

目次

[編集] 概要

2006年インテル製チップ搭載のMacを発売開始したアップルは、Intel MacにおけるWindows起動を積極的に支援も妨害もしないと表明していた。

Boot Campは、2006年4月5日EFIでは起動出来ないOSをサポートする為のCSM (Compatibility Support Module) 搭載と思われるFirmware Updateと共にパブリックベータとして発表された。Boot Campとは軍隊における基礎訓練を意味するスラングであり、ここではコンピュータの起動(boot)と掛けて使用されている。2007年10月発売されたMac OS X v10.5においてVersion 2.0が搭載された。

[編集] 機能

Boot Campは、Intel MacのハードディスクにMac OS Xを残したまま、Windows XPをインストールするための任意のサイズのパーティションを作成する機能やWindows XPのインストール後にIntel Macで使われている無線LANビデオカードドライバをインストールするためのドライバCD-Rを作成する機能を持ち、Intel Mac上でWindows XPを動かすために必要な一連の作業を、あまり専門知識を持たない人にでも簡易に行えるようにするため、シンプルなインタフェースを搭載している。

今までにインターネット等で発表されていたIntel MacにおけるWindows起動方法は、いずれも複雑かつWindows XPの使用ライセンスに関して不明確な点が存在したため多くのMacユーザーは様子見状態で導入に踏み切れなかった。この機能がアップルによって開発途上のβバージョンとはいえ発表されたことにより、これらの問題を解決する手段となった。

Boot Campを利用するにはFirmwareのアップデート、Mac OS X v10.5以降と起動ディスク上に最低10GBの空きスペース、Windows XP Home EditionまたはProfessional(いずれもService Pack 2以降)のインストールCDが必要となる。一部ドライバなどについてはサポートしていない。

正式にアナウンスはされていないが、Windows XP MediaCenterEdition 2005、及びWindows Server 2003 シリーズも、やや特殊な方法を使えばインストールが可能。(ディスクイメージの統合処理やドライバパッケージの設定変更等が必要。)

Boot Campを利用しなくともFAT32パーティションが用意されていれば、Windows XPのインストールそのものは可能である。複数パーティションを利用する場合の注意事項と、適切な方法でWindows XP向けのDriverCDのイメージファイルを抜き出すことで実現できる。通常のBoot Campをインストールした場合であれば、以下のパスにDiskImageが保存されている。

/Applications/Utilities/Boot Camp Assistant.app/Contents/Resources

またMac OS X v10.5のインストールDVDにドライバが格納されているため、Windowsを起動した状態でディスクを挿入すればドライバのインストールが可能である。

[編集] バージョン

最初に公開されたバージョン。ドライバ等の完成度も低く、動作はするものの問題が多かった。
バグフィクス版
最大の懸念事項であったMacBookにおける無線LANの解決、iSightの動作、キーボード問題の部分的解決など、ほぼ常用する部分においては動作するようになった。またインストールもより簡単になり、安定した。
いくつかのドライバの追加と、安定化が行われた。
Windows Vistaをサポート。赤外線ポートドライバが提供され、Apple Remoteが利用可能になった(ペアリングは不可)。タスクトレイ内にアイコンメニューが登場し、Windows側から参照できるメニューが搭載された(Boot Camp用ヘルプ、輝度調整、ブートローダー選択等)。
バックライトキーボード対応(MacBook Proのみ)。各言語キーボードサポート強化、Apple RemoteのペアリングがWindows側から操作可能になった他、ドライバ類を多数アップデート。
iMac (Mid 2007)への対応と、各種グラフィックドライバがアップデートされた。
  • 2.0(2007/10/26)
Mac OS X v10.5に付属する正式版。

[編集] 対応していない機能

[編集] 未対応問題

  • IrDAポートのドライバが用意されていない。
  • 省電力設定、環境光センサーなどのドライバが用意されていないため使用できない。
  • WindowsXPからMac側ハードディスクを利用できない。
(Mac側からは、WindowsXP側のハードディスクドライブフォーマットがFAT32の場合のみ利用可能。NTFSの時には読み込みのみ)
(解決策のひとつとしてMacDrive/HFS Explorer等のソフトウェアの利用がある)
  • 内蔵Bluetoothアダプタについては、Boot Camp用ドライバインストールを実行しても、Windows標準搭載Bluetooth Stackが適用され、Mac OS環境で提供されるプロファイルと比較して限定的である。対応策として、サードパーティ製Bluetooth Stackを適用する余地が在る(Microsoft Support)。
  • 起動ディスクが単一パーティションでないとそもそもBoot Campが使用できない。
  • MacBookシリーズにおけるトラックパッドのタッピング・マルチタッチ機能がサポートされていない。

[編集] 1.1 Betaで対応した機能

  • 日本語版のMacBookおよびMacBook ProでもAirMacによる無線LAN接続利用が可能となった。
(インターナショナル版MacBook + 英語版WindowsXPでは動作可だった)
  • キーボードの一部機能(「ー」「ろ」「_」「\」「|」「Fn」)が利用可能となった。
  • 「Fn」キー等と組み合わせて実現する機能(ディスプレイの光度調整、音量調整など)がほぼ使用可能になった。
  • ヘッドフォン端子を挿入した時に本体のスピーカーがoffになるようになった
  • Mac ProIntel Core 2 Duo搭載のiMacに対応。
  • iSight(内蔵カメラ)が動作するようになった。
  • Windows XPで日時の同期が可能になった。
  • 「DEL」、「全角/半角」キー及び、タッチバッドの右ボタンが(そもそも存在しないため)選択できなかった。キーボード上「DELETE」キーは、「BackSpace」キーとして機能する。
(Appleキーボードの右Appleキーで右クリック等、他のキーで代用対応)
  • インストール時のパーティション作成ユーティリティが強化され、一般的なサイズがプリセットで用意され、パーティションの作成が容易になり、Windowsを任意のドライブにインストールすることができるようになった。
  • Delete、PrintScreen、NumLock、ScrollLockキーなど、Appleキーボードのサポートが強化された。

[編集] 1.1.2 Betaで対応した機能

  • Intel Core 2 Duo搭載のMacBook Proに対応。
  • タッチパッドの各種拡張機能が利用できるようになった。
(二本指でタッチすることによりスクロールする等。しかしやや不安定)
  • Apple USBモデムに対応した。
  • Apple国際キーボードのサポートが強化された。

[編集] 1.2 Betaで対応した機能

  • Windows Vista(32ビット版)に対応
  • トラックパッド、AppleTime(シンク)、オーディオデバイス、グラフィックス、モデム、iSightカメラなどのドライバを更新
  • Apple Remoteに対応
(iTunesやWindows Media Playerの操作がリモコンで操作可能になった。)
  • WindowsのシステムトレイアイコンからBoot Campの情報の表示、アクションの実行が可能になった。
  • マニュアル、WindowsのBoot Campオンラインヘルプの内容を更新

[編集] 1.3 Betaで対応した機能

  • バックライトキーボード対応(MacBook Proのみ)。
  • 様々な言語キーボードサポート強化など、ローカライズ強化
  • Apple Remoteのベアリングに対応
  • グラフィックドライバをアップデート
  • Boot Campドライバインストーラをアップデート

[編集] 2.0で後退した機能

  • F11キーによるスクリーンショット機能の削除
  • タスクバーにおける画面輝度スライダーの削除

[編集] 2.1で対応した機能

  • WindowsXP SP3対応
  • WindowsVista SP1対応
  • WindowsVista 64ビット版対応
  • Battery.sysがクラッシュするバグの修正

[編集] 各種未対応機能への対応策

キーボードについては、AppleKKbdAppleなどMac系キーボードをWindowsで利用するためのドライバにより上記未対応をほぼ解決できる。


[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク