Microsoft Windows 7

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Windows 7
Microsoft Windows ファミリー
Windows 7 logo and wordmark.svg
開発者
マイクロソフト
ウェブサイト windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/products/home
リリース情報
リリース日 2009年9月1日 (ボリュームライセンス)
2009年10月22日 (市販)(info)
最新版 6.1 Service Pack 1 (Build 7601)(2011年2月9日)(info)
ソース モデル プロプライエタリ
ライセンス マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項
カーネル ハイブリッドカーネル
対応プラットフォーム x86, x64
サポート状態
メインストリーム フェーズ
メインストリーム サポート終了日:2015年1月13日
延長サポート終了日:2020年1月14日[1][2]

Windows 7(ウィンドウズ セブン)とは、Windows Vista の後継として開発されたパソコン用のオペレーティングシステム (OS) である。

初期の開発コードネームは「Blackcomb」であったが、のちに「Vienna」となり[3]、さらに「Windows 7」に改められた。本来次期クライアント用 Windows の社内開発コードネームだった[4]ものが、そのまま製品版の名称として採用された[5]

製品名の中の 7 は、Windows 1.0 / Windows 2.x / Windows 3.x(および Windows NT 3.x)/ 4.x(Windows 95Windows 98Windows 98 Second EditionWindows Me、およびWindows NT 4.0)/ 5.x (Windows 2000,Windows XP) / 6.0 (Windows Vista) に続く7番目のクライアント向けのメジャー リリースであることに由来している[6]。 内部的なバージョン番号は 6.1 であり、7.0 ではない[7]。これは Windows 7 が Windows Vista を基に改良したカーネルが使用されており、新規開発は行われていないこと[8]、および互換性確保などの理由による措置である。 なお、Windows 7とWindows Server 2008 R2は、同一のソースコードからビルドされている[9]

2009年7月22日に開発が完了し[10]、2009年10月22日に一般発売した[11]

米国の調査会社 Net Applicationsによると、2013年1月における世界のOSシェアに関してはWindows 7がトップである(44.48%)。

目次

主な特徴 [編集]

アプリケーション [編集]

電卓
プログラマ用と統計用のモードが追加され、日付の計算や単位の変換、燃費やローンの計算などが以前よりもわかりやすく扱えるようになった。Windows 95からWindows Vistaまで採用されていた外観は一新された。
XPS ビューアー
XPS ドキュメントを閲覧するもので、Windows Vistaでは別個で提供されていたが、Windows 7では標準で含まれた。
Windows PowerShell
Windows 7からクライアント向けでは初めて標準で含まれた。Windows PowerShell 2.0はコマンドラインだけではなく、Integrated Scripting Environment (ISE) と呼ぶグラフィカルユーザインタフェース (GUI) を用いてのコマンドの実行、スクリプトの作成、編集、テスト、デバッグ、実行を行うことが可能になった。
Windows デスクトップ ガジェット
Windowsサイドバーのサイドバーが削除され、ガジェットをデスクトップ上に配置するように変更された。
削除されたアプリケーション
Windows メールWindows フォト ギャラリーWindows ムービー メーカーが削除された。ユーザーは必要に応じてWindows Live Essentialsの各ソフトウェアを利用する方式となった。

グラフィクス [編集]

DirectX
Direct3D 11が含まれた。GDIとGDI+に代わる高品質かつ高速に処理することができるAPIとしてDirect2DDirectWriteが含まれた。GPUを汎用計算資源として利用するためのAPIとしてDirectComputeが含まれた。
調整アプリケーション
ClearTypeの調整を行うClearType チューナーと、画面の色の調整を行うアプリケーションが含まれた。ClearType チューナーは以前からマイクロソフトがインターネット上で公開していた。また、画面の色の調整を行うには Adobe Gamma などを入手する必要があった。
Desktop Window Manager
Desktop Window Managerの再設計が行われた。Direct3D 10.1を基にし、Windows Display Driver Model (WDDM) 1.1 対応のグラフィックスドライバを使用している場合にはWDDM 1.0に比べDesktop Window Managerによるメモリ消費量を50%削減した[12]

シェルユーザインタフェース [編集]

ウィンドウ操作 [編集]

Aero Snap
デスクトップの端にウィンドウを移動することでウィンドウをリサイズする機能。ウィンドウの閲覧や整理、比較を行う場合に利用する。
Aero Shake
ウィンドウを上下左右方向いずれかに振ることによる、(他の)非アクティブ ウィンドウすべての最小化と復元を行う機能。開いているウィンドウを単一にしたい場合とその復元に利用する。

シェル [編集]

Windows タッチ
マルチ タッチに対応する Windows タッチ が含まれた。
ライブラリ
ライブラリはコンピュータやネットワークに分散したファイルに簡単にアクセスできるようにするための機能で、標準でドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック フォルダーが用意されている。
Windows リボン
リボン ユーザーインターフェースが含まれ、ペイントワードパッドのメニューとして採用された。Windows Liveシリーズや、Microsoft Officeのメニューにも使われている。
検索フェデレーション
OpenSearch 形式で記述されたosdxファイルの検索コネクタを登録することで、エクスプローラーで検索結果の一覧を得ることができる。

エクスプローラー [編集]

タスク バー
Windows 95以来拡張され続けたタスク バーが整理された。実行中・未実行問わずアプリケーションは標準でアイコン表示となり、これをスーパーバーと呼ぶ。実行中のアプリケーションのサムネイル プレビューも統合された。スーパーバーに対応していれば、アイコン上で進捗状況を表すことも可能となった。これを活用している例として、Internet Explorerでのファイル ダウンロード状況の表示がある。このほか、アプリケーションでアクセスの多い項目のリストや、お気に入りの項目、アプリケーション操作のコマンドなどのリストを扱うジャンプ リストに対応し、ショートカット操作が可能になった。
通知領域も常に表示するアイコンとそうではないアイコンをドラッグすることによって整理することが可能となった。
(タスクバーを右クリックし、新規ツールバーをクリック後に出てくる「フォルダーの選択」に「shell:quick launch」と入力すると、クイック起動バーが表示される。)
Aero プレビュー
タスク バー右端にある領域にカーソルを移動することで、開いているウィンドウを透明化し、デスクトップを表示することができ、デスクトップ上のファイルやガジェットを確認することができる。
スタート メニュー
クラシック メニューは廃止された。また、既定のプログラムのウェブブラウザ電子メールクライアントの表示も廃止された。電源ボタンの操作が1つになり(デフォルトはシャットダウン)、その他のオプションはリストとして集約された。

セキュリティ [編集]

ユーザーアカウント制御
UAC の基準の変更が可能になった。Windows Vistaの水準を最高とし、初期設定ではWindows付属のプログラムで動作確認の通知が行われないように変更された。
BitLocker To Go
USBフラッシュドライブなどのリムーバブルメディアのデータの暗号化を行うもので、Enterprise、Ultimateエディションで対応している。
Windows ファイアウォール
Windows Vistaで導入された「セキュリティが強化された Windows ファイアウォール」を基に、複数のプロファイルを同時に利用することが可能となった。

ネットワーク [編集]

  • DirectAccess
  • BranchCache
  • HomeGroup
  • IPv6

IPアドレス枯渇問題に対応するためIPv6を前提とする構成がデフォルトになっている。Windows XPでは、IPv6を有効化すると、IPv4での性能が低下することから、IPv6を有効化しないように勧告する意見があった。しかし、Windows 7に至っては、ホームグループなどでIPv6が有効であることを前提としていることから、逆にIPv6を常時有効にすることをマイクロソフトが推奨しており、IPv6を無効化した場合の動作については、保証できないとされている。

IPv6のグローバルアドレスが設定されていない場合、マイクロソフトが無償提供しているTeredoによる接続サービスによるトンネリングを自動設定する。

IPv4のグローバルアドレスが設定されている場合、マイクロソフトが無償提供している6to4による接続サービスによるトンネリングを自動設定する。

ただし、ホスト名のアドレス解決においてホストにリンク ローカル アドレスまたは Teredoアドレスしか割り当てられていない場合、DNSクライアントサービスはIPv4用のAレコードに関するクエリだけを送信するためIPv6アドレスが取得できず、URLで直接IPv6アドレスを指定したりしない限り、指定した相手にIPv6で通信することはない[13]。そのため、IPv6でインターネットを参照できる環境であっても、ホストにリンク ローカル アドレスまたは Teredo アドレスしか割り当てられていない場合、Internet ExplorerにIPv6のIPアドレスを持つサイトのURLをホスト名で指定しても、IPv6でアクセスすることはできない。この仕様は、IPv4を主に使用する環境での性能低下を回避するためのものである。

パワーマネージメント [編集]

パワーマネージメントも機能が強化され、ノートPCにおける未使用時の画面の明るさの調節、未使用ポートの電源断、冷却ファンの設定に対応した。標準の電源設定ツールでは電源に関する分析と結果のレポート生成を行えるようになった。

ファイル システム [編集]

Virtual Hard Disk の対応
VHD をディスクドライブとして認識、マウントが可能になった。EnterpriseおよびUltimateエディションではVHDからのブートに対応した。
SSDへの最適化
SSDと認識したドライブでは Windows SuperFetch、自動デフラグ、Windows ReadyBoost は無効化される。Trim コマンドに対応し、効率よい IO 操作に対応した。
パーティショニングの変更
パーティションが無いディスクドライブへWindows 7をインストールする場合、ボリューム内の構成が自動的に行われ、ブート パーティションとシステム パーティションが分離されるようになった。ボリュームの先頭に第1パーティションとして100MBが確保されブート パーティションに割り当てられる。以降は第2パーティションとして確保されシステム パーティションに割り当てられる。このパーティション分離はBitLockerを使用する際に必要な構成であるが、Windows Anytime Upgradeに対応するために、BitLocker を備えないエディションであってもこの分離構成が行われる。デフォルト状態ではブート パーティションへはドライブレターが割り当てられず、システム パーティション以降へCから順次割り当てられるため、一般的な利用者がブート パーティションを意識する機会は少ない。

マルチメディア [編集]

Media Foundation
Media Foundationで標準で対応するフォーマットとして新たにH.264AVIAACなどが追加された。
ハードウェア デバイスはUSB Video Class 1.1 ビデオ キャプチャ デバイス、オーディオ キャプチャ デバイス、ハードウェア エンコーダーとデコーダー、ハードウェア ビデオ プロセッサをサポートする。

その他 [編集]

プロセッサのサポート
最大256個の論理プロセッサをサポートする。
表記ルールの変更
日本語版において外来語の表記ルールが内閣告示に基づき長音符を付加したものに変更された[14]
Windows XP Mode
これはWindows Virtual PC上で動作するライセンス認証済みのWindows XP Professional SP3の仮想マシン環境[15]を提供するものである。Windows 7 Professional、Enterprise、Ultimateのみ無償でWindows XP Professional SP3のイメージが使用可能である。提供されるWindows XP Professional SP3のサポート期限はWindows XPに準ずる(2014年4月8日まで)。
当初、Windows Virtual PC を使用するためには、CPUが Intel VTAMD-Vなどの仮想化支援機能に対応している必要があったが、後にこの条件は撤廃された[16][17]
主に小規模の企業や開発者がターゲットとして想定され、Windows VistaやWindows 7で正常に動作しないアプリケーションを使用できるよう救済手段として用意された。Windows Virtual PC上でOSを稼働させているが、指定アプリケーションのウィンドウのみをWindows 7デスクトップにシームレスに表示させることが可能となっている。仮想マシン上での動作のため、パフォーマンスが犠牲になっている上、DirectXがフルサポートされていないので、昔のゲームを稼働させるなどの用途には向かない。仮想ネットワークからインターネットに接続可能な状態のため、Windows Updateやセキュリティ対策は仮想OSに対しても別途行うべきである。
Windows XP Mode自体は VMware Workstation など、Windows Virtual PC以外の仮想化ソフトウェアで動作させることも可能で、ライセンス上も問題ないとの見解がマイクロソフトより示されている[18]。上記のWindows Virtual PCの動作要件を満たさない場合、この方法が有効である。ただし、Windows Virtual PCに依存する機能は、この方法では動作しない。
なお、Virtual PCにWindows XP Professional SP3を自力でインストールし、上記のシームレスモードで使うことは可能である。
Windows Sensor and Location プラットフォーム
GPS や加速度計、カメラなど様々なセンサーを簡単に使用するためのものである。

エディション [編集]

Windows 7は6つのエディションが用意された。64ビットエディションは Starter を除くすべてのエディションで用意され、そのうちHome Basicを除くリテール パッケージで32ビット版と64ビット版がセットになって販売されている。Windows Vistaではプレミアム エディションとして消費者用のHome Premiumとビジネス用のBusinessの2種があり、双方で含まれる機能に違いがあったが、Windows 7はWindows Vistaとは異なり、上位エディションは下位エディションの全機能を備えている[19]。 欧州ではInternet Explorerを除いたEエディションが用意される予定であったが[20]、最終的に中止された[21]。 日本ではHome Premium、Professional、Ultimateの各エディションの新規購入版とアップグレード版の2つリテール パッケージが販売されている。

サポート [編集]

Service Pack 1 [編集]

2010年6月24日には、一部のテスター向けにベータ版が配布され、7月12日にはTechNetにてベータ版がリリースされた。一部のテスター向けにpre-RC版を配布し、10月27日にはリリース候補版がリリースされた。 このSP1は、既にリリースされたアップデートなどのマイナー アップデートが中心になるが、Remote Desktop クライアントが刷新され RemoteFX 機能が活用できるようになるなどの一部新機能が追加された[22]

2011年2月4日にはWindows Server 2008 R2と共に正式にSP1開発完了の報告があった。 2月22日(米国時間)にマイクロソフト ダウンロード センターおよび Windows Update で公開された[23][24]

サポート期限 [編集]

全エディションに共通のサポート期限として、メインストリーム サポートは2015年1月13日まで、延長サポート(メインストリーム サポート終了後5年)が2020年1月14日まで設定されている[1][2]。延長サポートの終了を持ってセキュリティアップデートの提供が終了する。

旧バージョンからのアップグレード / ダウングレード / アンインストール [編集]

通常パッケージ製品のアップグレード版でのアップグレード対象製品は Windows VistaとWindows XPの全てのエディションのみ。Windows Vistaの時と違って、Windows 7の全てのエディションは、Windows Anytime Upgrade(後述)を用いたアップグレード方法がある為、インストールメディアを用いたパッケージ版でのアップグレードはサポートされていない(Windows Vistaはインストールメディアを使ったアップグレードをサポートしていた)。その為、インストールメディアを使って上位エディションへのアップグレードはできない。例えばインストールメディアを使用してWindows 7 Home PremiumからWindows 7 Ultimateへのアップグレードは不可能。ただし、Windows 7 UltimateからWindows 7 Ultimateのように同じバージョンへの上書きインストールは可能。一見意味がないように見えるが、これはWindows 7搭載PCに対してアップグレード版のWindows 7を使って上位エディションにアップグレードする際に役立つインストール方法である。Windows 7アップグレード版プロダクトキーでWindows Anytime Upgradeを使ってアップグレードするとライセンス認証が行えなくなってしまう(Windows Anytime Upgradeでの上位エディションへのアップグレードはOSのアップグレードとは看做されず、新規インストール扱いになる為)。そこで、最初にWindows Anytime Upgradeを使って目的のアップグレード先のWindows 7にしてから、そのインストールメディアを使って上書きインストールする事で、ライセンス認証が可能になる。

Windows Vistaからは条件[25]によってはアップグレード インストールが可能だが、Windows XPからは直接アップグレードする事はできず、新規インストールを行わなければならない。Windows XP からアップグレード インストールしたい場合は、一度 Windows Vistaにアップグレードしてから行う必要がある。また、Windows Vistaの時と同様、通常のコントロールパネルを用いた方法では旧バージョンへ戻す事(アンインストール)はできない。また、Windows XPより前のバージョン(Windows 2000等)からはセットアップ プログラムを起動させる事すらできない。どうしてもWindows 2000やWindows 98等から新規インストールを行わずに環境を引き継ぎたい場合は、最初に Windows XPにアップグレードして、さらに Windows Vistaにアップグレードして、それからWindows 7にアップグレードするという3つの手順を踏む必要がある。

OEM 出荷向けでの違いとして、Windows Vistaでのダウングレード権は一般向けでは前の世代の Windows XPのみであったが、Windows 7では Windows Vistaと Windows XPへのダウングレードができる。Windows XPへのダウングレード権の有効期間は Windows 7発売から18カ月後あるいは Windows 7 SP1リリースのいずれか早い方までだったが、Windows 7 SP1 Beta版のリリースとともに延長され、OEM版 Windows 7の提供終了までとなった[26]

Windows Vistaと同様に上位エディションへのアップグレードを行う Windows Anytime Upgradeが用意されている。パッケージ版およびダウンロード版が用意されており、購入したアップグレード キーの入力だけでアップグレードできる(最上位エディションである Windows 7 Ultimateにはこの機能はない)。

また、理論上はWindows 3.1などの最初期バージョンのWindowsからでもアップグレードを繰り返す事で最新バージョンであるWindows 7にする(環境を引き継ぐ)ことは可能(その際、Windows 3.1に含まれている初期バージョンのアプリケーションをWindows 7で動かす事も一応できる)。ただし、Windows 3.1から直接Windows 7にアップグレードする事は当然できない。一例としてWindows 3.1を最初に新規インストールし、そこからアップグレードを開始した場合、最短で4回アップグレードをすれば、Windows 7にする事ができる(例:Windows 3.1→Windows 98Windows XPWindows Vista→Windows 7)。ただし、途中でWindows 3.1やWindows 98などのシステムファイルを保存していたとしても、Windows Vistaにアップグレードした時点で旧バージョンへのアンインストールはできなくなる(インストールするハードディスクのパーティションがWindows Vistaにする過程で強制的にNTFSになる為。NTFSパーティションは基本的に旧バージョン(Windows 98等)をサポートしていない)。また、Windows 3.1がプリインストールされたパソコンにメモリやハードディスクの増設など、何の施しを加えずにWindows 7をインストールするのは物理的に不可能である為、この方法での環境の引き継ぎは、基本的にVirtual PC 等の仮想 PC 上での作業が前提となる。ちなみに余談だが、仮想PC上で最初期バージョンのWindows 1.0からWindows 7までのアップグレードを行った動画がYou Tubeなどで配信されている[27]


システム要件 [編集]

メモリ・プロセッサの性能向上とともに、Windows 7によって提供される機能が増えており、他のOSに比べて高スペックを要求している[28]

Windows 7 最小ハードウェア仕様要求
32ビット 64ビット
プロセッサー 1.0 GHz 以上
物理メモリー 1 GB 以上 2 GB 以上
グラフィック WDDM 1.0 以上の対応ドライバが提供されている DirectX 9.0 以上の GPU
HDD 空き容量 16 GB 以上 20 GB 以上

追加の要求として以下のものがある。

出荷・販売本数の推移 [編集]

  • 2010年3月2日発表 - 発売から約3カ月で、9000万本販売[29]
  • 2010年10月21日発表 - 発売から1年で、約2億4000万本販売。過去に発売されたマイクロソフト製OS製品の中で最速の販売ペースである[30]
  • 2011年4月22日発表 - 18か月間で、販売本数3億5000万本[31]
  • 2011年9月13日発表 - 販売本数4億5000万本[32]

沿革 [編集]

2008年
  • 5月 - 開発を公式に認める[4]
  • 10月
    • 正式名称がWindows 7に決定[5]
    • 下旬 - Professional Developers Conferenceの会場でPre-Beta版(ビルド 6801)を開発者向けに配布。
2009年
  • 1月9日(日本では1月13日) - Beta 1(ビルド 7000)リリース。32ビット・64ビット版、英語・日本語など 5 言語版が公開された。米国サイトでは当初1月10日から2週間とされたが、のちに延長された[33]Windows Live ID があれば誰でもベータ テストに参加できたが日米で提供条件の説明が微妙に異なっていたため、日本語版においては使用期限が2009年8月1日までとなっていた。このベータ版は同一のプロダクト キーを用いて最大で 3 台までの PC にインストールすることが可能である。
  • 2月3日 - エディションの詳細を発表。
  • 2月11日 - ベータ版の一般向けダウンロードサービスを終了。なお、プロダクト キーの発行は以降も可能。
  • 4月30日 - MSDN/TechNetサブスクリプション登録者向けに製品候補版(ビルド 7100)を公開[34]
  • 5月5日(日本では5月7日) - 一般向けに製品候補版(ビルド 7100)を公開[35]。英語・日本語など 5 言語版が公開された。ダウンロード数の制限はなく2009年6月末まで公開された。使用期限は2010年5月31日。
  • 6月 - マイクロソフトは欧州向け Windows 7には Internet Explorer をバンドルしないことを公式発表した(欧州におけるバンドル問題はマイクロソフトの欧州連合における競争法違反事件を参照)。
  • 6月3日 - 開発チームの公式ブログで発売日を発表。台湾で開催されたCOMPUTEXでも同様の発表が行われる[36]。同時に Windows Vista 搭載PCからのアップグレード オプションとメーカー向けのRTM版の7月後半からの提供を発表。
  • 6月23日 - 開発チームの公式ブログでリテール パッケージのデザインを公開[37]
  • 6月25日 (PST) - 開発チームの公式ブログでリテール パッケージ版の価格とアップグレード プログラムの詳細を発表[38] [39]。日本国内でも量販店や PC 販売メーカーがアップグレード クーポンやキャンペーンの展開を発表。日本語版の発売日は7月7日のプレス ブリーフィングで発表されることも明らかになる[40]
  • 7月7日 - 日本国内での発売日を10月22日にすると公式発表[11]
  • 7月22日 (PST) - 開発完了。
  • 7月24日 (PST) - マイクロソフトは欧州向けのWindows 7でユーザが競合ブラウザを選択できるようにすると発表した[41]
  • 8月6日 - 開発者向けにRTM英語版リリース。
  • 8月12日 - 開発者向けにRTM日本語版リリース。
  • 8月15日 - サブスクライバーでの提供開始。
  • 8月21日 - 製品候補版の一般向けダウンロード サービスを終了。なお、プロダクト キーの発行は10月21日まで可能。
  • 9月1日 - ボリューム ライセンスでの提供開始。
  • 10月1日 - Windows XP Modeが完成したと発表した[42]
  • 10月22日 - 午前0時に日本で DSP 版の発売が開始され、午前9時に通常版・アップグレード版の発売が開始された。
2010年
  • 3月18日 - Service Pack 1 (SP1) のリリースを発表。
  • 7月12日 - SP1 Beta版を提供。
  • 10月22日 - Windows 7が発売1年で累計2億4千万本販売を突破した。
  • 10月27日 - SP1リリース候補版を提供。
2011年
  • 2月9日 (PST) - SP1開発完了を正式に報告。
  • 2月22日 (PST) - SP1をWindows UpdateとDownload Centerに公開。
  • 6月 - SP1適用済みDSP版のディスク表面に6/11の文字列(6/2011年の意)が追加され、インストール中の不具合を解消したものが発売。
2012年
  • 2月20日 - 日本マイクロソフトがホームユーザ向けエディションの延長サポート追加を発表。
2015年
  • 1月13日 - メインストリームサポート終了予定。全エディションが延長サポートへ移行予定。
2020年
  • 1月14日 - 延長サポート終了予定。

その他 [編集]

Kernel-Power 41 エラー [編集]

製品版のWindows 7が稼動しているコンピューターが、ブルースクリーンとなり、イベントログにソースKernel-Power、イベントID41と記録される問題が頻繁に発生することが報告されている[43][44]。 この現象は、基本的には今まで検出していなかったハードウェアの問題を、OSの機能改善により検出するようになったことによる問題であり、電源ユニットやマザーボードの電圧管理機能の不安定さが原因とされている。SpeedStepCool'n'Quietといった省電力技術を無効にする、メモリの電圧を上げる、電源ユニットを適切な容量のものに変更するといった方法で、マザーボード上の電圧を適正値に固定することで改善することが報告されている。

KP41病などと呼びKernel-Power 41が原因で不安定になり再起動したような説明している人もいるが、実際にはKernel-Power 41は症例であり、別の何かが原因で再起動した場合に、結果報告として後からイベントログに記録されるのである。

Windows 8 発売開始後の入手 [編集]

2013年1月現在Windows 7は販売が継続中の現役製品であり、販売終了時期は未定である[45]。しかし、後継商品であるWindows 8が2012年10月に発売が開始され、翌2013年に発売される新品PCは急速にWindows 8プリインストール機に切り替わっており、2013年5月時点において、一般個人での新品Windows 7プリインストール機(特に大手有名メーカ製)の購入は事実上困難となっている。現時点で新品Windows 7プリインストール機の個人での入手は、法人向けとして売られているWindows 8 Pro のダウングレードによるWindows 7 Professionalをプリインストールした製品を、法人対象に販売しているOAディーラやPCメーカの法人対象窓口に掛け合って購入するか、PC部品販売を主とする、Windows 7 OEM版のライセンス在庫を持つBTO業者から購入するしかなく、一般個人にはハードルが高い。

Windows 8 Proプリインストール機をWindows 7 Professionalに変更することは、Windows 7 Professionalのインストールメディアを所有していればライセンス規定上は可能であるが、PCメーカがサポートしていない場合がほとんどであり、内蔵機能のデバイスドライバなどの入手が困難であることが多い。

DSP版Windows 8 Proの場合もOEM版と同様にプリインストールされたPCであればダウングレード権があるが、同じDSP版でも個人がOS単独で購入した場合はダウングレード権が無い。[46][47]

脚注 [編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b Microsoft>サポート>Windows 7 プロダクト サポート ライフサイクル
  2. ^ a b Maicrosoft>Windows>Windows 製品のサポート ライフサイクル について
  3. ^ MS、「Vista」後継製品の開発コード名を変更--新コード名は「Vienna」”. CNET Japan. 2008年5月28日閲覧。
  4. ^ a b Microsoft、「Windows 7」の開発を明らかに - D6でデモ初公開”. マイコミジャーナル. 2008年5月28日閲覧。
  5. ^ a b Introducing Windows 7” (英語). Windows Vista Team Blog (2008年10月13日). 2008年10月28日閲覧。
  6. ^ Why 7?” (英語). Windows Vista Team Blog (2008年10月14日). 2008年10月28日閲覧。
  7. ^ 「Windows 7」、バージョン番号「6.1」の意味するもの”. CNET. 2010年1月24日閲覧。
  8. ^ Windows 7はVistaベース、新カーネルはなし”. IT Media. 2008年5月28日閲覧。
  9. ^ Windows Server 2008 R2 「キーテクノロジー」 - Part2”. Computerworld.jp. 2009年10月26日閲覧。
  10. ^ Windows 7とWindows Server 2008 R2が開発完了、RTMへ”. INTERNET Watch (2009年7月23日). 2009年7月23日閲覧。
  11. ^ a b “マイクロソフト、Windows(R) 7の提供を開始” (プレスリリース), マイクロソフト, (2009年10月26日), http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3770 2009年11月21日閲覧。 
  12. ^ Sinofsky, Steven (2009年5月22日). “Windows 7 グラフィックス パフォーマンスのエンジニアリング”. マイクロソフトのEngineering Windows 7 ブログ. 2011年10月23日閲覧。
  13. ^ Windows Vistaでのドメインネームシステムクライアントの動作
  14. ^ “マイクロソフト製品ならびにサービスにおける外来語カタカナ用語末尾の長音表記の変更について” (プレスリリース), マイクロソフト, (2008年7月25日), http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3491 2009年6月12日閲覧。 
  15. ^ Windows 7用のXP仮想環境「Windows XP Mode」無料提供へ”. ASCII.jp (2009年4月28日). 2009年5月1日閲覧。
  16. ^ 田村規雄 (2010年3月23日). “Windows 7の「XPモード」の動作条件が緩和”. ITpro. 2010年4月4日閲覧。
  17. ^ ダウンロードの詳細 :Windows 7 用の更新プログラム (KB977206)”. ダウンロードセンター. マイクロソフト (2010年3月17日). 2010年4月4日閲覧。
  18. ^ Aero UIをサポートした「VMware Workstation 7」を試す”. Impress (2009年11月2日). 2010年2月14日閲覧。
  19. ^ “一般ユーザー向けおよび企業向けに明確な選択肢を揃えたWindows(R) 7のエディション” (プレスリリース), マイクロソフト, (2009年2月4日), http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3622 2009年2月5日閲覧。 
  20. ^ Dave Heiner. “Working to Fulfill our Legal Obligations in Europe for Windows 7” (英語). Microsoft On The Issues. 2009年12月12日閲覧。
  21. ^ Dave Heiner. “Windows 7 and Browser Choice in Europe” (英語). Microsoft On The Issues. 2009年12月12日閲覧。
  22. ^ 「Windows 7 SP1はマイナーアップデート」 Microsoftが明らかに”. ITmediaエンタープライズ (2010年3月19日). 2011年2月10日閲覧。
  23. ^ 「Windows 7 SP1」、OEM向けに出荷--一般ユーザーには2月22日提供へ”. cnet japan (2009年9月15日). 2011年2月9日閲覧。
  24. ^ “次世代の仮想デスクトップを実現する「Windows Server(R) 2008 R2 Service Pack 1 日本語版」を 2 月 17 日(木)より順次提供開始” (プレスリリース), マイクロソフト, (2011年2月10日), http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3953 2011年2月10日閲覧。 
  25. ^ Windows 7、実はややこしいアップグレードの条件 - デジタル - 日経トレンディネット”. 日経トレンディネット (2009年9月15日). 2009年10月23日閲覧。
  26. ^ XPへのダウングレード権延長、正確にはOEM版Win7提供終了まで”. マイコミジャーナル. 2010年10月22日閲覧。
  27. ^ Chain of Fools :Upgrading through every version of windows (HQ) - Youtube 2011年7月18日閲覧
  28. ^ Windows 7 システム要件”. マイクロソフト. 2010年12月1日閲覧。
  29. ^ Windows 7、発売から約3カ月で9000万本販売”. ITmedia (2010年3月3日). 2011年8月2日閲覧。
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外部リンク [編集]