ソニー・リーダー
ソニー・リーダー (Sony Reader) は、ソニーの電子書籍専用端末。2006年9月より北米でPRS-500型が発売されている。価格は349ドル。日本で2004年から発売されているLIBRIé(リブリエ)の姉妹機である。 日本では、PRS-350(Pocket Edition)/PRS-650(Touch Edition)型が2010年12月に発売。
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特徴[編集]
LIBRIéと同じくディスプレイにE INK方式電子ペーパーを使い、従来の液晶ディスプレイと比べて低電力で見やすい画面が特色。PCでダウンロードした電子書籍(XMDFファイル)を専用ランチャーを介して、本体とUSB接続した内蔵メモリかリムーバブルメディアに転送したものをカードリーダーにセットして閲覧するほか、DOC、RTF、PDF、JPEG形式などのファイルを読み込める。2011年に発表された機種においては(世界市場ではそれ以前の機種について)、Wi-Fi内蔵の機種があり、直接サイトへ接続してダウンロードすることも可能である。
外部メモリー(リムーバブルメディア)はメモリースティック及びSDメモリーカードの両方に対応。また、ヘッドフォン端子があり、デジタルオーディオプレーヤーとして音楽を聴くこともできる(外部メモリー及び音楽再生機能はPRS-350を除く機種に付いている)。LIBRIéと違いキーボードがないが、電磁スタイラスを用いたタッチパネルへの手書きメモ及びソフトウェアキーボードによる文字入力に対応している。
2010年12月に発売された日本版では、電子書籍コンテンツの購入がソニーマーケティングが運営する「リーダーストア」に限定されていた(2011年10月以降は複数店舗において購入可能)。電子書籍配信のプラットフォームはソニー・KDDI・凸版印刷・朝日新聞社の合弁会社であるブックリスタが担当しており、同社が出版社(版元)から調達したコンテンツを「リーダーストア」に供給し、XMDFファイルでダウンロード配信する形となる。ブックリスタはauの電子書籍端末biblio leaf向けの「LISMO BOOK Store」にも供給しているが、両者間での販売タイトルは遜色無いものとされている(互換性は不明)。
リーダーストアで購入した書籍は同一のアカウントであれば、Readerの他にAndroid2.3以降のOSを内蔵した端末(Sony Tablet S・P/Xperia Tablet S、Xperia、ソニー製以外の端末)や、PlayStation Vita(一部コミックのみ)の内、最大5台まで同時に閲覧することが出来る。
日本で発売されている機種[編集]
2012年モデル[編集]
- PRS-T2
- 9月21日発売。6型電子ペーパー搭載で164g。無線LAN通信に対応したモデル。一回の充電でPRS-T1の約2倍の3万ぺージ分を読むことができる。電子ペーパーの弱点でもあるリフレッシュ処理(白黒反転)の回数を低減、またユーザー側でその頻度を設定できるようになった(コミックを除く)。本機から別の端末で続きのページから読める同期機能を搭載し、外出中にAndroid搭載スマートフォンで読んでいたページの続きを同期できるようになった。またFacebookとEvernoteに対応している。
- 外部メモリーはmicroSDカードに対応している。「読みやすさを追求した読書専用機」として音楽再生機能は省略された。
2011年モデル[編集]
- PRS-T1
- 10月20日発売。6型電子ペーパー搭載で168g。無線LAN通信に対応したモデル。一回の充電で約1万4千ぺージ分を読むことが出来る。外部メモリーはmicroSDカードに対応している。MP3、AACフォーマットに対応した音楽再生機能を搭載している
- PRS-G1
- 11月25日発売。PRS-T1にKDDIのau通信網での3G通信(CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A、下り最大3.1Mbps)を搭載したモデルで185g。当機種専用の二つの通信プランが用意されている。PRS-T1よりもバッテリー容量が大きく、一回の充電で約2万ぺージ分を読むことが出来る。
2010年モデル[編集]
- PRS-650
- 12月10日発売。6型電子ペーパー搭載。215g。音楽再生機能を搭載しているが、対応フォーマットはMP3、AACのみで、ウォークマンに使われているATRACには非対応。外部メモリーはソニーが開発したメモリースティックだけでなく、SDメモリーカードにも対応。(2010年以降発売のハンディカムやサイバーショットなどのソニー製品は両方使えるものが多い)
- PRS-350
- 12月10日発売。5型電子ペーパー搭載。155g。
海外では、7.1型の PRS-950 も発売されている。
書籍を購入できるオンラインショップ(公式対応のみ)[編集]
沿革[編集]
- 2006年
- 10月:アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、オランダ、スイス、オーストリア、アイルランドにてソニーリーダーのサービスを開始。
- 2008年
- 2010年
- 2011年
- 6月22日:ドットブック(.book)フォーマットに対応。コミックをラインナップに加える。
- 10月20日:紀伊國屋(BookWebPlus)がSony Readerに対応。
- 10月28日:EPUB3(イーパブ3)対応の電子書籍の販売を開始。Sony Tabletでの書籍配信を開始し、雑誌等のカラーコンテンツをラインアップに加える。
- 11月7日:楽天イーブックストア(Raboo)がSony Readerに対応。
- 2012年
- 7月31日:J.K.ローリングの電子書籍配信サイト「ポッターモア(en:Pottermore)」が日本語版Sony Readerに対応。
日本での問題点[編集]
北米での事業展開と比較して、問題点がいくつかある。
- コンテンツの少なさ - 徐々に増えているが、2012年8月31日現在、書籍が37,844冊[1]、コミックが22,466冊と米ソニー・リーダーの120万冊やAmazon Kindleの95万冊(但し全て洋書)に比べると圧倒的に少ない。
- 紙媒体と比べての割安感の低さ - 電子書籍のメリットとしてコストの安さがあり、ソニーでも電子書籍の方が紙よりも安いが、その価格差は出版社や出版日によってまちまちであり、約8千円の端末代(PRS-350)が加算されると紙の書籍よりもコスト安になるには大量の書籍(1冊あたり約100円の差額として、約80冊)を購入する読者のみとなる。よって現在のところ利用者にとっての利便性は経済的な側面というよりも、コミック等の連載書籍を在庫に関係なく一括しての購入が可能であり、またそれらを場所を取らずに保管でき、かつ持ち運びが可能という側面にあるといえる。
- 日本発売のソニー・リーダーでは、海外のリーダー・ストアの電子書籍は読むことができない。これを読むためには、海外版ソニー・リーダーを用意しなければならない。
関連項目[編集]
- リーダーストア - ソニー・リーダー向けの電子書籍販売サービス。
- LIBRIe - かつて日本で発売されていた姉妹機。
- Amazon Kindle - Amazon.comによる電子書籍端末。
- biblio(TSY01) - 東芝による電子書籍閲覧用途に特化したau(KDDI/沖縄セルラー電話)向け携帯電話。
- biblio leaf SP02(FCS02) - FOXCONNによるau(KDDI/沖縄セルラー電話)向け電子書籍端末。
- GALAPAGOS - シャープ製ブックリーダー
- ブックリーダー(SH-07C) - GALAPAGOSにNTTドコモのFOMAハイスピード対応通信モジュール搭載機
- Sony Tablet
- Sony Tablet S - android OSを搭載した大画面タブレット
- Sony Tablet P - デュアルウィンドウのandroidタブレット端末
参照[編集]
- ^ 「GALAPAGOS STORE」と「Reader Store」と「koboイーブックストア」の“蔵書点数”を比べてみた(8月31日編) (2/3) - 電子書籍情報が満載! eBook USER
外部リンク[編集]
- Sony - Reader(英語) - 公式サイト
- Sony - Reader - 日本公式サイト