Evernote
| 開発元 | Evernote Corporation |
|---|---|
| 最新版 | 4.6.5.8353 (Windows) / 2013年05月9日 5.0.0 (Mac OS) / 2012年11月16日 |
| 最新評価版 | 無し / 無し |
| 対応OS | Android BlackBerry OS iOS Mac OS X WebOS Microsoft Windows Windows Mobile Windows Phone |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | www.evernote.com |
Evernote(エバーノート)は、ノートを取るように情報を蓄積するソフトウェアないしウェブサービスである。パーソナルコンピュータやスマートフォン(高機能携帯電話)向けの個人用ドキュメント管理システムとも言える。開発・提供の会社はエバーノート社である。
目次 |
概要 [編集]
ウェブサイトを通じて登録し、アカウントを設定すれば、誰でも無料で利用できるようになり(有料のプレミアム版もあり)、同社が提供するサーバ上にテキスト・画像・PDF などのデジタルデータを保存することができる。各自が設定した「ノートブック」と称するサブジェクトごとにデータを保存、記録したものは全て自動的にインデックスが作られ検索可能となる。任意のタグを付けたり、別のノートブックに整理することもできる。
利用者は用意された個人用ウェブページもしくは各プラットフォーム向けに用意された専用クライアント・アプリケーション、あるいは携帯情報端末などのデバイス経由で保存したドキュメントにアクセスし、保存したデータの閲覧・編集が可能である。また、共有の設定を行うことで、他者と保存した情報の共同利用も可能となる。
スタンダード版とプレミアム版 [編集]
Evernote は多くのウェブサービスと同様に、無料サービスと有料サービスを組み合わせたフリーミアムビジネスモデルを採用している。スタンダード版(無料)においては月毎のアップロード容量制限(サービスを利用するにあたっての保存容量そのものに制限はない)が60MBとされ、 同期されるファイル形式に制限がある他、画面隅にプレミアム版へのアップグレードを促す広告が表示される。月額450円または年額4000円(2011年11月8日以前の会員はドル決済も選択可能で、月額5ドルまたは年額45ドル)の会費を支払うことでプレミアム会員となり、月毎のアップロード制限容量が1GBまで拡大され、データはSSLで強化され、全てのファイル形式が同期されるようになる。さらにプレミアム会員はオプションでアップロード容量を450円/GBごとに追加購入することも可能である。
制限事項等 [編集]
Evernoteサーバーへの保存は1か月間のアップロード容量以外についても制限がある(将来変更になる可能性あり)。 一つのノートの最大サイズは無料アカウントで25MB、プレミアムアカウントで100MBで、このサイズを超えるファイルは保存できない。また、1アカウントで登録できるノート数は100,000、同期済みノートブック250、タグ10,000であり、現状ではプレミアムアカウントであっても無限にノートを保存できるわけではない[1]。
プレミアムアカウントではPDFファイルのOCRがアップロード後に自動で行われるが、ページ数が100ページを超える、ファイルサイズが25MBを超える等の条件判定で自動OCRは無効となる[2]。自動判定で無効になるPDFファイルでも、ユーザー自らがOCRをかけてアップロードすれば検索可能となる。
クライアント [編集]
現在、公式に提供されているクライアントソフトウェアは Microsoft Windows と Mac OS X があり、下記のスマートフォンにも対応している。
- Android 搭載の端末
- BlackBerry 端末
- iOS 搭載の端末
- Palm 搭載の端末
- Windows Mobile 搭載の端末
- Windows Phone 7 搭載の端末
- Google Chrome OS 搭載の端末
市場・利用者 [編集]
2010年9月時点の登録ユーザーが約450万人[3]、2010年11月には500万人[4]、さらに2011年8月には1,250万人[5]と急成長している。
2011年8月時点で利用者の36%がアメリカから、次いで27%が日本、4%でイギリスおよび韓国と続く[5]。
日本市場 [編集]
2010年3月3日に日本語版のサービスを開始しており[6]、2010年6月23日には初の海外法人となる日本法人を発足、日本語認識機能の強化などを図る方針が示された[7]。また、ソニーのVAIOやNTTドコモから発売されるソニー・エリクソンのXperiaにもプリインストール[8]、さらにはiモード端末でもiアプリとして利用できる[9]。NTTドコモの Android ユーザーは、2010年11月より1年間無償でプレミアム版を利用できる[10]。さらに東日本大震災を受けて、2011年3月11日より1か月間、日本国内の全てのユーザーが一時的にプレミアム版に無償アップグレードされた[11]。
企業姿勢 [編集]
エバーノート社はシリコンバレーの企業としては珍しく、「自社を今後100年続く企業にしたい」と意気込んでいる[5]。これは、老舗企業が圧倒的に多い日本に感化されてのもので、同社のビジネスモデルとして顧客のデータを預かる以上、長期の信用が求められるからという考えが根底にある[14]。
2013年末までにIPOができる態勢を整える予定だが、IPOの実施はそれ以降の適切な時期に行うとしている。これは比較的大きくなった今(2012年初夏)の段階だからこそとれるリスクを取り、法人利用にも堪えうるサービス開発に注力し、公開企業として恥じない企業体質を整えるためである[15]。
セキュリティ [編集]
2013年3月、Evernote社は大規模なサーバーへの不正アクセスを受けたとして、全ユーザーのパスワードを強制的にリセットした。ユーザーの保存データや決済情報などの漏れは確認できなかったが、登録メールアドレス、暗号化されたパスワードが漏出した可能性がある。2013年3月以前より利用しているユーザーは、登録メールアドレスへのEvernoteを騙ったフィッシングメールには十分注意が必要である[16]。
脚注 [編集]
- ^ Evernote社 Knowledge Base:アカウントのデータ上限の概要
- ^ Evernote社Knowledge Base:スキャンしたPDFはどのようにEvernoteで処理されますか?
- ^ EVERNOTE、新サービスと国内企業との連携に関する説明会 - INTERNET Watch、2010年9月29日
- ^ Evernoteユーザー数が500万人を突破 - マイコミジャーナル、2010年11月11日
- ^ a b c Evernoteが初の開発者イベント - 出口戦略を否定、目標は"100年企業"、マイコミジャーナル、2011年8月26日
- ^ 記憶するウェブサイト「Evernote」、日本正式サービス開始 - ASCII.jp、2010年3月4日
- ^ 「エバーノート株式会社」設立 連携サービス・製品も続々- ITmedia News
- ^ 「脳の拡張」Evernote日本語版リリース 日本法人設立へ - ITmedia News
- ^ Evernote、“ガラケー”にもフル対応へ ドコモが協力 - ITmedia News
- ^ Evernote、ドコモのAndroidユーザーを無償でプレミアム会員に - INTERNET Watch、2010年11月8日
- ^ “日本で地震や津波の被害に遭われた方々へ”. Evernote日本語版ブログ. Evernote Corporation (2011年3月12日). 2012年11月24日閲覧。
- ^ “パーソナル・クラウド・サービス Evernote|受賞対象一覧|Good Design Award”. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2013年5月17日閲覧。
- ^ “Evernote がグッドデザイン賞を受賞”. Evernote日本語版ブログ. Evernote Corporation (2012年10月1日). 2013年5月17日閲覧。
- ^ 「出口戦略いらない、100年続ける」-- Evernote が日本企業から学んだこと、CNET Japan、2011年7月22日
- ^ Evernoteが2013年末までに上場準備、リービンCEO「100年構想」語る、INTERNET Watch、2012年5月17日
- ^ 米Evernoteがハッキング被害で全ユーザーのパスワードをリセット -INTERNET Watch、2013年3月3日
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- Evernote 公式ページ(日本語)
- Evernote 日本語版ブログ
- Evernote - Facebook(日本語)
- Evernote (evernotejp) - Twitter(日本語)
- Evernote User Forum
- Evernote for Google Chrome Plugin