ハードウェア

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ハードウェア (hardware) とは、あるシステムの物理的な構成要素を指す一般用語である。日本語では機械装置設備のことを指す。ソフトウェアとの対比語であり、単に「ハード」とも呼ばれる。

概要[編集]

ハードウェア(hardware)は本来は「金物類、金属製品」の意味の英語で、歴史的には「木製」などとの対比語だった。転じてコンピューターなどの分野で、ソフトウェアの対比語として、個々の物理的な機械部品(CPUハードディスクケースなど)や、それらの集合体を「ハードウェア」と呼ぶようになった。

「コンピュータ ソフトなければ ただの箱」という川柳では、「箱」の部分がハードウェアに相当する。なお、ハードウェアとソフトウェアの中間的なものにファームウェアがある。これはソフトウェアをハードウェアの形に格納したもので、外見上はハードウェアの一部であるが、ユーザーから見るとソフトウェアとして機能する。

転じて、空港などの施設、企業都市軍事国家などの分野でも、物理的な設備・施設・車両などを「ハードウェア」、直接目には見えない規則・運用・教育などの人間面を「ソフトウェア」と呼ぶことがある。

コンピュータのハードウェア[編集]

コンピュータのハードウェアは、デジタル回路なども含めたコンピュータの物理的部分であり、その上で実行されるソフトウェアと区別される。コンピュータのハードウェアは、ソフトウェアやデータに比較するとそれほど頻繁に変更されることはない。逆に言えば、ソフトウェアは頻繁に生成・変更・削除されるために soft(柔らかい)と称されている。ファームウェアはソフトウェアの特殊形態であり、ほとんど変更されることがないためROMなどに格納される。また、firm = 「堅い」と称されるのも、そのためである。

日本のコンピュータ関係の技術者が使う俗語に、これを指して「金物」というものがある。英語圏の技術者用語でも似たニュアンスのbare metal[1]がある。

多くのコンピュータ・ハードウェアは一般人の目に触れることがない。というのも、そのほとんどが自動車電子レンジCDプレイヤーなどの家電製品心電図計などの各種医療機器(ME機器)などの様々な機器内に組み込みシステムとして存在しているからである。実際、パーソナルコンピュータCPUとして使われているマイクロプロセッサは、全マイクロプロセッサ生産数のほんのわずかで、2002年時点で約0.2%にすぎない[2]

パーソナルコンピュータのハードウェア[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]