グリーンIT

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グリーンIT(グリーンアイティー、: green computing)は、地球環境への配慮の思想を情報通信技術に適用した思想のことである。

概要[編集]

この思想には辞書的なはっきりとした定義はないが、この思想の発祥であるアメリカ環境保護庁(EPA)の、「IT機器の導入、運用、廃棄に至るまでを含めた環境への負荷を減らすための包括的な考え方」が一般的な定義とされている。

特に環境への取り組みがプラスイメージとなりつつある21世紀初頭以降は、企業活動においても企業イメージの向上や、場合によってはコスト削減にもつながるため、投資に余裕のある先進国の大手企業が中心となって広く導入されつつある。

エナジースター[編集]

ロゴマーク

グリーンITの思想を取り込み、かつ同じくアメリカの環境保護庁(EPA)が設けた基準を満たした機器には、エナジースターロゴマークを表記することが許されており、情報機器に限らず冷蔵庫などの家電にも適用される。

この基準にはさまざまな要素が含まれており、デスクトップパソコンではスリープ機能の付加を義務付けたうえに、そのときのシステム全体での消費電力を30W以下に抑える[1]などが挙げられることが出来る。

手法[編集]

機器の製造や運用にあたって、部品、梱包などには出来るだけリサイクル可能なものを使用し、製造工程、廃棄時には消費エネルギーや有害物質がほとんど出ないようにする。更に運用時も使用電力量を必要最低限にまで抑えるようにするという考えが基礎となる。

具体的には部品のプラスチック部分を、リサイクル可能なものにすることや、土に返すことが出来るグリーンプラを利用する。機器の内部構造を熱循環の良いものにし、廃熱処理を効率よくすることで廃熱電力を抑えることや、サーバ機器の配置を工夫し熱がこもらないようにすることで、空調電力を抑えるといったことがあげられる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ e-word