ノートパソコン
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ノートパソコン(英:主にlaptop computer:laptop:notebook computer:notebook:notepad)とは、モニタなどの表示画面、キーボードやポインティングデバイスなどの入力装置、バッテリー(電池)などがコンピュータ本体と一体化された、ユーザーが任意の場所へ移動させて利用する(持ち運ぶ)ことを前提として設計された、軽量のパーソナルコンピュータの総称である。
この呼び名は和製英語であり、英語では、主にLaptop (Computer)と呼ばれ、Notebook Computerと呼ばれることは少ない。日本語では、「ノートパソコン」と「ラップトップパソコン」を、大きさによって呼び分けるのが一般的である。
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[編集] 概要
ノートパソコンの製造には、電子部品の小型・低電力化や、機械的構造の高度な設計など総合的な技術が求められることから、長い間日本のお家芸であった。しかし1998年頃から、大型の機種の生産を台湾や中国などに移管するメーカーや、現地企業に設計・生産を委託し独自の設計・製造からは撤退するメーカーなども相次ぎ、現在日本国内で生産している製品は、その設計と生産に特に高度な技術が要求される一部のB5サイズ以下の小型のものが中心である。
近年では電子部品の高性能、高密度化や、部品実装技術の向上、素材の性能向上などの発展により小型化、軽量化が進み、演算性能も飛躍的に向上している。また、バッテリーの性能向上もノートパソコンの発展に大きく貢献している。日本では住宅事情などにより、2000年以降ノートパソコンがパソコン市場の主流となっており、自社PCのラインアップをノート型のみとするメーカーも存在する。また従来はコストパフォーマンス重視でデスクトップ機が主流であったアメリカ合衆国やヨーロッパでも、ノートパソコンによるデスクトップパソコンの置き換えが進んでいる。
この分野のパソコンが登場した当初は呼称が統一されておらず、「ブックパソコン」と称していたパソコン雑誌などもあった。
[編集] 歴史
[編集] ノートパソコン以前
1980年代のはじめ、最初期のポータブルパソコンは、トランクやスーツケース大の筐体にCRTや補助記憶装置を詰め込み、何とか持ち運びが可能な状態に組み上げた製品であった。オズボーン・コンピュータのオズボーン1や、コンパックのCompaq Portableなどがそのルーツである。
後にA4サイズ程度の持ち運べるコンピュータが開発され、ハンドヘルドコンピュータと呼ばれた。フルキーボードと小さな液晶ディスプレイを備え、バッテリー駆動が可能であった。マイクロカセットやプリンタなどの入出力機器を搭載したものもあったが、基本的にはデスクトップタイプのパソコンとは互換性のない、別個の商品として扱われていた。
1980年代中期には、デスクトップタイプのパソコンと互換性を保ちながら、持ち運んでの利用を可能にしたパソコンが開発された。二つ折りにすることで、フルキーボードと大画面を両立させ、折り畳んだ状態で持ち運ぶハンドルを備えていた。椅子に座った膝の上で操作できるという意味で、「ラップトップパソコン」(英語:Laptop Computer)と呼ばれていたが、重さが5kg以上の製品も多いため、ラップクラッシャーなどと揶揄されることもあった。
[編集] ノートパソコンの誕生
そんな中、A4ノートサイズ、2.7kgと軽量で、最小限のインターフェースを装備しながら、大型の液晶ディスプレイを備え、デスクトップタイプのパソコンと互換性を保持した製品として、1989年6月27日発表、同年7月に東芝から発売されたDynaBook(現・dynabook) J-3100SSは、198,000円という価格で衝撃を与えた。発表こそ セイコーエプソン のPC-286NOTE executive が先んじていたものの(1989年6月7日発表、同年9月発売、重さ 2.2kg、458,000円)、価格的には競合にならなかった。これらは、1989年10月には NEC より発売された PC-9801n とともに、「ノートパソコン」という新たな市場を切り開いた。 1991年にはアップルコンピュータがPowerBookシリーズの発売を開始、キーボードの手前にパームレストとポインティングデバイス(当時はトラックボール)を配置するという現在のノートパソコンのデザインの原型となった。ThinkPad(IBM/Lenovo)は独自のトラックポイントを採用している。
[編集] 現在のノートパソコン
現在では、タッチパッドやポインティング・スティックといったポインティングデバイス、イーサネットや無線LANといったネットワーク機能はどのノートパソコンにも必ず搭載される機能になった。液晶ディスプレイは大画面化・カラー化され、Bluetoothをはじめとしたワイヤレス接続機能は著しい発展をとげ、プロセッサの処理速度や搭載メモリ容量なども大幅に向上している。これによりデスクトップ型パソコンの補助ではなく、最初に購入するパソコン、さらにメインマシンとして使用されることが一般的となっている。製品によってはプレゼンテーション向けにプロジェクタやテレビ画面出力を考慮した設計として、HDMI端子を備えている。また、個人の娯楽向けにBlu-ray Disc、HD DVDなどのドライブやデジタル放送受信機器なども内蔵しており、持ち歩く映像機器としての側面も強くなっている。映像出力に関する機能は主に大学や企業など大勢に向けて情報を提供する用途に対して多用される。
[編集] 構造
軽量化とバッテリーで動作できるように、モニターには液晶ディスプレイが使われており、基本的に二つ折り形状となっている。大きさについてはノートパソコンを閉じたときの状態で紙の寸法のA列およびB列になぞらえてカテゴライズされている。
| 形状 | 画像 | 特徴 |
|---|---|---|
| B4・A4以上 | 液晶画素数1600x1200 |
液晶に14インチから17インチ程度のものが使われ、現在ではワイド液晶のもの(主にB4サイズ)が主流になりつつある。中型のものでは重量が2~3キログラム程度、大型のものでは重量も3~4キログラム程度あり、一般に徒歩で持ち運んでの(モバイル)利用には不向きであるが、据え置きとしての利用ではデスクトップパソコンよりも少ないスペースで済む利点がある。
かつてはフロッピーディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)とコンパクトディスク(CD)などを内蔵した3スピンドル構成が一般的であり、インターフェイスとしてシリアルポート、パラレルポート等のレガシーデバイスを搭載していたが、Windows XPの普及の過度期にあたる2002年の後半以降からはHDDと光学ドライブの2スピンドルになり、レガシーデバイスがUSB端子に代替される形で、ほぼ排除された。 トランスポータブルパソコン(ポータブルパソコン)または可搬型パソコン(キャリアブルパソコン)と呼ばれることがある。 |
| B5・A4 | 液晶画素数1024x768 |
コンパクトノートと呼ばれ、液晶は12~14インチ程度。1スピンドルタイプの薄型ノートに別途CD・FDDがついた機器を装着させるドッキングベースを付属または別売させたものなどが1990年代後期まで発売された(多くはビジネスノートとして法人向けに流通)。
2001年以降は、技術の進歩により大画面の液晶ディスプレイを搭載しながら、重量を1キログラム台に抑えた1スピンドル薄型ノートも各社から登場した。気軽に持ち運べキー入力環境も良好な個人用パソコンとして、若年層を中心にコンパクトノート需要は伸びた。 |
| B5程度 | 液晶画素数1024x768 |
サブノートパソコンとも呼ばれ、液晶は10~12インチ程度。重量1キログラム前後で、持ち運んでの利用を想定していることが多い。そのため多くはハードディスクドライブのみ内蔵する1スピンドルであるが、HDDとCDなど光学ドライブを内蔵する2スピンドルの機種も登場している。
2008年には後述するB5サイズ以下のカテゴリーのミニノートパソコン同様、ごく一部の機種においてはHDDの代わりにFlash SSDを搭載したゼロ・スピンドルも存在する。 |
| B5以下 | 液晶画素数1024x600 |
ミニノートとも呼ばれ、さらに大きさを切り詰めたもの。液晶は10インチ以下で、表計算などのアプリケーションの使用には難がある。重量は800グラム~1キログラム強まで。キーボードの大きさも縮めているため、入力が行いにくくタッチタイピングの困難な機種が多い。
HDDのみの1スピンドルモデルが中心であるが、2008年にはHDDの代替としてFlash SSDを採用し、ゼロ・スピンドルの機種が発売された。 日本のメーカーのものはモバイルカメラやタブレット機能など何らかの付加価値を付けることが多いが、日本以外のメーカーは、Eee PCなど付加価値の少ない安価に徹したネットブックとよばれるタイプのものを相次いで発売している。 |
スリムノートと呼称されるノートパソコンについては、特定の大きさのカテゴリーに属するノートパソコンよりも比較的厚みが薄いものを指す[1]。
バッテリーに関しては技術革新が著しいものの、充放電サイクルを繰り返すにつれて容量が減少するという問題を抱えており(これは他の充電式電池を使用する製品にも言える)、高価なバッテリー交換を必要とする場合もある。また、低電圧化が進む現在でも消費電力の高いCPUや液晶パネル(特にバックライト)、各種ドライブなどを使用している事もバッテリーの小型化を阻害している要因である(かつては乾電池駆動のノートパソコンも存在したが、パソコンの性能が上がっている現在では、ノートパソコンを実用的に駆動するのは難しい)。その為、外部に持ち出して長時間駆動するにはACアダプターも持参する必要性が高い状況も多い。一部のメーカーでは充電式電池に代わって、アルコール(メタノール)を補給して電力を発生させる燃料電池の開発を進めているが、まだまだ技術革新の必要性が高い製品といえる。
[編集] 別の分類方法
内蔵するデバイスのスピンドル数(モーター軸、すなわちディスクドライブの数)で以下のように分類されることもある。
- ゼロ・スピンドル(スピンドルレス、ノンスピンドル) - 機械的な記録ドライブを使用しない。HDDも使用せず、代わりにフラッシュディスクを搭載する。ノートパソコンでも2005年頃からミニノート・パソコンで出現しはじめた。機械部品を全く用いないことから信頼性が高く、低消費電力。フラッシュディスクが容量の割に高価なため、2007年以前ではごく少数にとどまっていたが、容量を割り切れば低価格化も可能であり、Eee PCなど低価格なミニノート(ネットブック)でも採用され、徐々に普及している。業務用パソコンやモバイルパソコンでの普及が見込まれる。
- 1スピンドル(シングルスピンドル) - HDDのみを内蔵する。持ち運びを意識して軽量・小型化を重視したサブノートのほとんど、ミニノートはすべてこの形態。(ただし、最近ではサブノートクラスでは光学ドライブを内蔵する機種が増えてきた。)外部とのデータのやり取りはネットワーク、または外付けドライブを利用する。
- 2スピンドル - HDDと光学ドライブを内蔵する。かつては光学ドライブを搭載せずフロッピーディスクドライブを搭載したものがあったが、現在では1.5kg以上のノートパソコンではHDDと光学ドライブを内蔵したものがほとんどである。1キログラム強のサブノートクラスでもHDDと光学ドライブを内蔵したものがある。現在のノートパソコンの主流となっている。
- 3スピンドル - HDD、FDDとCD-ROMなどの光学ドライブを内蔵する。2002年頃までのA4サイズの大型機はほとんどHDD、FDDとCD-ROMが内蔵されていたが、2002年頃からはFDDは内蔵しなくなる(外付けのUSB接続のFDDを利用)傾向にあるため、個人向けとしての3スピンドル型のノートパソコンはほとんど消滅しているが、法人向けでは最新機種であっても未だ3スピンドル型が標準で採用されている機種も時折見られる。
[編集] 性能・用途別の分類
- 普及機
- ほどほどの性能のCPUを搭載したモデル。13~15インチクラスの液晶を搭載し、重量は軽いとはいえない。そこそこに安価で使い勝手が良いので各社の売れ筋商品である。価格面の制約でモバイル向けローエンドもしくはチップセット内蔵GPU(統合チップセット)が搭載される。
- ハイエンド
- 16~17インチクラスの液晶に最高レベルのCPUとモバイル向けハイエンドGPUを搭載したモデル。動画編集、DTM、オンラインゲームなど、充分なマシンパワーが必要な用途向け。「ゲーミングノートパソコン」と銘打って売られているものもある。Blu-ray DiscドライブやHD DVDドライブ、地上デジタルチューナーを搭載している機種もある。一般に普及機よりも重量がある。
- 現在、日本で販売しているメーカーはLenovo(旧IBM)、東芝、富士通、NEC、ソニー、デル、エプソンダイレクト、ヒューレット・パッカード、アップル、ショップブランドなどで、それぞれ各社のカラーがはっきりと出ているのが特徴。
- ハイエンドモバイル
- 13インチ以下の液晶に高性能のCPUを搭載したモデル。携帯性の高さと高性能という要素を兼ねそなえている。GPUは消費電力を抑え携行性を確保するためチップセット内蔵のものを利用することもあれば、性能を重視してミドルレンジ程度のものを搭載することもある。近年ではビジネスモバイルとの中間的モデルも増え、ビジネスモバイルとの区分がはっきりしなくなっている。
- ビジネスモバイル
- ビジネスで持ち歩くことを想定して作られたモデルで、携帯性と堅牢性に重点をおき、バッテリーの持続時間が強化されている。ビジネスバッグに簡単に収めることができ、ラッシュ時の満員通勤電車にもまれても壊れないように頑丈な筐体を持っている。CPUも低電圧バージョンを採用するなど省エネに気を配って稼働時間を延ばしている。その他にもハードディスクに対する負荷や衝撃を軽減する仕組みを採用したり、キーボードに水をこぼしても大丈夫な製品も存在する。ただし、携帯性と価格の両面から、性能が二の次になっているきらいがあるので、メインマシンとして使うには力不足な面がある。
- この分野は従来松下電器が圧倒的シェアを占めていたが、最近ではNECやソニー・富士通も対抗するモデルを販売するなど、他社も追撃する気配を見せている。
- フィールドワーク
- ビジネスモバイルから分岐し、屋外での使用を主な用途と想定して耐振動・耐衝撃・耐水性能などを大幅に向上させたモデル。主に軍・警察・消防などの分野で使われるが、振動に強いという性格から車載端末として使われるケースも多い。この分野は従来松下電器が市場をほぼ独占していたが、現在はNECやデル、ヒューレット・パッカード、モトローラなども参入している。
- テレパソ
- パソコンでテレビを見るためのモデル。テレビチューナーを搭載しているのが条件で、地デジチューナー搭載の大型ノートブックからワンセグ搭載の1スピンドル機まで幅が広い。パソコンとしての性能もさることながらチューナーソフトの使い勝手の良さも求められる。チューナーを内蔵するため、重さはかなりのものだが(東芝Qosmioは重さ4kg以上と、ノートパソコンとしては重いほうに入る)、日立ではチューナーを外付けにしてUSBケーブルでつなぐ形をとっているため、テレパソでありながらテレビチューナーなしモデルとほぼ同じ重さである。USB接続の外付けワンセグチューナーを接続すれば、テレビチューナーのない機種でもワンセグ放送を楽しむことはできる。
- ショッププランド
- Clevoなど海外のメーカーから発売されているベアボーンを、パソコンショップが組み立てて販売する形態のパソコンのこと。BTO(受注生産)が基本。無駄を極限まで切り詰めることができるので、低コストで余計なソフトが入っていないパソコンを手に入れることができるが、サポートセンターが存在しないので(販売店の対応レベルによる)、トラブルが起きても自力で解決できるほどの知識がユーザーにも要求される。一部にはノート型でありながらバッテリーを搭載しない機種も存在する。
- デル社やヒューレット・パッカード社など直販BTO主体のメーカーの製品も、ショップブランドほどではないものの、実際に製品を見られ質問などができる実店舗が限られるなど、初心者には敷居が高い傾向がある。引き換えに、時折行われるキャンペーンなどを上手く利用すると、ショップブランド同様に低コストで余計なソフトが入っていないパソコンを手に入れることができ、一応のサポート体制もあるため、電子掲示板などで情報を得られる中級者以上のユーザが購入する場合が多い。
- ネットブック
- 7~10インチ程度の小型液晶ディスプレイ、比較的低性能なCPU(当初はCeleron MベースのCPU、もしくはVIA C7やAMD Geodeなどの低速・省電力タイプのCPUが主流を占めていたが、最近の場合、市場に出回っている製品においてはインテル製のAtomを搭載した製品が大部分を占めている)を搭載し、光学ドライブを省略した低価格な小型ノートパソコンが2007年頃から急速に普及している。処理能力が低く、ウェブと電子メール、チャットなどの使用にほぼ特化していることからネットブックと呼ばれる。人気の背景にはパソコンが大半の用途において過剰性能になっていること、大容量のストレージや高い処理能力をそれほど必要としないウェブアプリケーションの普及がある。
- なお GPUやCPUの性能が低く、Windows Vistaを快適に動作させる要件を満たさないため、OSにWindows XP(主にSP2以降のHome Edition。ただし、ごく一部のオンラインショップ専売などに見られるカスタマイズモデルにおいてはSP3以降のProfessionalが採用される場合もある)やubuntuなどに代表されるLinuxディストリビューションを採用する場合が多い。性能が抑えられているため、Flashや複雑なJavaScriptを多用したサイトの閲覧や、高画質な動画再生はやや苦しい。一般にストレージの容量が少ないため大量の画像データや音楽データを管理するような用途にも向かない。低価格化が求められるため性能面で付加価値をつけることが難しく、東芝とNECを除く日本の大手メーカーでは消極的な企業がほとんどである。
詳細は「ネットブック」を参照
[編集] 拡張機能
| 拡張機能 | 参考画像 | 特徴 |
|---|---|---|
| PCカードスロット | PCカードスロット |
古くからのノートパソコンの主な拡張機構で、2005年頃までのほとんどの機種に備えられていた。デスクトップPCにおけるPCIスロットに相当する汎用拡張スロットとして、通信など各種入出力系のインターフェースカードや、メモリカードなどを装着できる。一部のモバイルノートパソコンには、PCカードスロットとともに、コンパクトフラッシュスロットを搭載する機種もある。
2005年頃から、互換性のない新しい規格として、ExpressCardスロットを搭載した機種も登場しており、2007年初頭時点ではPCカードスロットを持った機種とExpressCardスロットを持った機種、あるいはExpressCardのみを搭載した機種が販売されていたが、2009年時点ではほとんどの製品がExpressCardスロットだけになった。一方、小型機やいわゆるネットブックではExpressCardが搭載されず、拡張カードスロット自体が省略されることが多くなっている。 |
| 入出力ポート | USB |
1990年代までは大型のものでは本体に、小型のものではポートリプリケータやドッキングユニットにレガシーデバイスを一通り備えており、多くの入出力ポートを利用することができたが、2000年以降はこれら入出力ポートが省略され、汎用入出力端子はUSB端子のみか、USBとIEEE1394を搭載した機種が中心となっている。
このほか、プロジェクタや外部ディスプレイを接続するための出力端子として、一般的にVGA端子かDVI、もしくはDisplayPortが搭載される。一部機種ではHDMIやS端子も搭載されている場合がある。 音声入出力端子としてヘッドフォン出力端子やライン入力端子、マイク入力端子などが搭載される。それらは光デジタル入出力端子と兼用になっている場合がある。 |
| 光学ドライブ | 着脱式CD-ROMドライブ |
一般向けノートパソコンには書き込み機能に対応したDVDドライブの採用が進んでおり、ハイエンドモデルではBlu-ray Discドライブの採用が増えている。一方でコストパフォーマンスや情報漏洩対策として、法人向けにCD-ROMドライブ仕様でのノートPC販売も継続している。
通常は本体に内蔵されたままであるが、光学ドライブユニットの着脱が可能な機種もあり、光学ドライブの代わりにセカンドHDDや予備バッテリを装着することもできる。 小型機やいわゆるネットブックではほとんどの場合、光学ドライブは搭載されていない。何らかの事情でCDやDVDを使用する場合には、LANに接続して他PCの光学ドライブを一時的に設定するか、システムの初期化作業を行う場合はUSB接続の汎用外付けドライブを利用する。 |
| イーサネット・モデム | PCカード型無線LANカード |
イーサネットは従来はPCカードを利用して接続していたが、1998年頃にオフィス向けを中心として標準で内蔵した機種が登場し、ADSLなどのブロードバンドインターネット接続が普及し始めた2002年頃からは標準で搭載されるようになり、さらには無線LANモジュールも内蔵する機種も増えている。
ダイヤルアップ接続を行うためのモデム(端子としては公衆交換電話網に接続する2芯のモジュラー端子)については、持ち運んで使うノートパソコンの性格上、ほとんどの機種が内蔵していたが、2000年代中盤以降、公衆無線LAN接続や、モバイルデータ通信定額制サービスの利用が多くなったことから、大型の機種を中心にモデムを内蔵していない場合がある。小型の機種では標準で内蔵されている機種が多い。 |
| フロッピーディスクドライブ | 外付けフロッピーディスクドライブ |
フロッピーディスクドライブはデータのやり取りやバックアップ、BIOSのアップデートに使用する起動ディスクなどのために搭載されていた。大型のものは内蔵され、コンパクトノートやサプノート向けには、専用端子(2000年あたりからはUSB端子)に接続する外付けの機器が使用されていた。
2000年代中盤以降ではCD-RやUSBメモリの普及、BIOSのアップデートの簡易化などによりフロッピードライブは標準搭載からは外され、オプション扱いがほとんどである。フロッピーディスクを使用する場合には、USB接続の汎用外付けドライブを利用する。 |
| その他 | Webカメラ(画面上部中央の黒い点状の物) 指紋認証 |
機種によっては、メモリーカードリーダライタ、Webカメラ、指紋認証などが内蔵されている場合がある。Webカメラは主として個人向けの機種に、指紋認証は主として法人向けの機種に搭載される場合がある。 |
[編集] 代表的なノートパソコン
- Inter Link(日本ビクター)
- Winbook・AFiNA(ソーテック)
- FMV BIBLO・FMV LIFEBOOK(富士通)
- Endeavor(エプソンダイレクト)
- Compaq nx・Pavilion・EliteBook(ヒューレット・パッカード)
- ThinkPad(IBM/Lenovo)
- dynabook・libretto・Qosmio(東芝)
- Inspiron・Latitude(デル)
- MacBook・MacBook Pro・MacBook Air(アップル)
- Mebius(シャープ)
- VAIO(ソニー)
- apricot(三菱電機)
- LaVie・VersaPro・FC-NOTE(NEC)
- Let'snote・TOUGHBOOK(パナソニック)
- SA・SH(工人舎)
- Eee PC(ASUS)
[編集] 製造大手メーカー
ノートパソコンはその80%以上が台湾メーカによりOEM生産されている。
- クアンタ・コンピュータ(台湾)
- 世界最大のノートパソコンメーカー。自社のブランドはもたないが、世界・国内の大手ブランドのパソコン製造を手がける。
[編集] 健康上の問題
ノートパソコンを長時間使用する場合人体に与える影響が懸念されている。ノートパソコンの場合、ディスプレイが目線より下に存在することになり、常に首を曲げた状態で作業をする必要が生じる。これによって肩凝りや頭痛、長期的には深刻な疾病に至る事が懸念されている。これを防ぐためには一定時間ごとに休息し、マッサージをしたりする対症療法的な方法と、モバイル以外の環境では視線を落とすことなく視認可能な外部ディスプレイに接続するなどの方法を取ることが薦められている。
また、バッテリーの過熱・発火事故によりひざをやけどする被害も起きているため、電車の座席等でひざの上にノートパソコンを置く場合は十分注意するべきである。
[編集] 脚注
- ^ "IT用語辞典バイナリ: スリムノートとは?". 2008年12月9日 閲覧。
[編集] 関連項目
- パーソナルコンピュータ
- デスクトップパソコン
- ボードPC
- タブレットPC
- Ultra-Mobile PC (UMPC)
- ネットブック
- ULCPC
- 携帯情報端末 (PDA)
- 情報機器
- 携帯機器

