イー・モバイル
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場
|
| 本社所在地 | 105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 新日鉱ビル東棟18階 |
| 設立 | 2005年1月5日 |
| 業種 | モバイルブロードバンド通信事業 |
| 代表者 | 千本倖生(代表取締役会長兼CEO) エリック・ガン(代表取締役社長兼COO) |
| 資本金 | 718億円 |
| 主要株主 | イー・アクセス 37.6% ゴールドマン・サックスグループ 35.7% Temasek Holdings 7.0% 東京放送ホールディングス(TBSHD) 6.6% Woodperker Group 3.5% New World TMT Limited 3.5% 三井物産 2.9% |
| 外部リンク | http://emobile.jp/ |
イー・モバイル株式会社(英称:EMOBILE Ltd.)は、イー・アクセス傘下の、ブロードバンド携帯通信事業を担当する会社である。2005年(平成17年)1月5日設立。
目次 |
[編集] 概要
総務省より新たに携帯電話用としての割り当られた1.7GHz帯への、W-CDMA方式での携帯電話事業への新規参入を表明し、2005年11月9日、総務省電波監理審議会[1]の答申により、BBモバイル(ソフトバンクグループ)及びアイピーモバイルと同時に事業計画の認定が発表された。これにより、事業認可と電波免許の交付(1.7GHz帯)が行われた。コアネットワークはエリクソン、基地局はエリクソン(東名阪地域)と華為技術(その他地域)の製品を用いている。
2007年3月31日に東名阪でHSDPAを利用したデータ通信を開始。2008年3月28日より音声通話サービスを開始した。2008年には全国で利用できるようになるが、25道県においては当分の間NTTドコモのW-CDMA(FOMA)ネットワークをローミング利用する。
2009年3月末時点での契約数は約141万件で、国内の携帯電話市場(PHSを含む)における市場占有率が約1.2%で業界5位。
モバイルナンバーポータビリティ(MNP)は、2008年3月28日からの音声サービス開始と同時に対応を開始した。
なお、イー・モバイルは当初、TD-SCDMA(MC)で携帯電話に参入すると表明し、2004年4月15日に実験局の予備免許、同年5月28日に本免許を取得し、フィールド実証実験も実施していたが、その後、W-CDMAに方式の変更を行う事となった。
[編集] 沿革
- 2005年(平成17年)1月5日 - イー・アクセスの完全子会社のモバイルブロードバンド事業の準備・企画会社として「イー・モバイル株式会社」を設立。
- 2005年(平成17年)9月30日 - 100億円の第三者割当増資を実施し、東京放送(現東京放送ホールディングス)が出資を引き受ける。
- 2005年(平成17年)11月9日 - イー・モバイルが総務省より携帯電話事業者として認可された。
- 2006年(平成18年)5月31日 - 280億円の第三者割当増資を実施。テマセク・ホールディングス(シンガポール政府系ファンド)が120億、ゴールドマン・サックス・グループが68億円、親会社のイー・アクセスが60億円、そのほかの企業(三井物産、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、コジマ、エヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズ、ジャフコ、吉本興業、ビジョン・キャピタル等)が34億8000万円の出資を引き受ける。
- 2006年(平成18年)9月11日 - 2008年の音声通話サービス開始時から2010年10月まで、NTTドコモ通信網のローミング利用に合意。
- 2006年(平成18年)10月17日 - 設立当初のロゴから新しいブランドロゴマークに変更[2]。
- 2007年(平成19年)3月31日 - 定額データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を開始。
- 2007年(平成19年)6月22日 - 2段階定額制のライトデータプランの導入を発表。7月1日からサービス開始。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 株式会社USENとの業務提携、高速モバイルデータサービス「モバイルアクセス type EM」をUSENにて販売開始。
- 2007年(平成19年)11月26日 - ライトデータプランと比較し従量部分のデータ量を大きく設定したギガデータプランの導入を発表。12月12日からサービス開始。
- 2007年(平成19年)11月26日 - 2年間の継続利用を約束することで、初期費用と月額料金の双方を割り引く、新にねんプランを発表。
- 2007年(平成19年)12月12日 - 一部地域にてHSDPA 7.2Mbps通信サービスを開始。
- 2008年(平成20年)2月1日 - ライトデータプラン値下げ
- 2008年(平成20年)2月25日 - 音声通話サービスを発表。音声機種「S11HT」「H11T」を発表。2段階定額制のスーパーライトデータプラン発表。
- 2008年(平成20年)3月28日 - 音声通話サービスを開始。2段階定額制のスーパーライトデータプランサービスを開始。
- 2008年(平成20年)4月末 - 50万ユーザーを突破。
- 2008年(平成20年)6月14日 - 音声機種「H11HW」を発表。
- 2008年(平成20年)7月29日 - 国外GSMローミングを開始。当面、S11HTとH11HWのみ対応で、EM chipをメーカーブランドのSIMフリー端末に差し込んでの利用は明言されていない。既に、外国のSIMカードをS11HT・S12HT・H11HWに取り付ける利用方法は提供されている。
- 2008年(平成20年)11月20日 - 一部地域にてHSUPA 1.4Mbps通信サービスを開始。
- 2008年(平成20年)11月末 - 100万ユーザーを突破。
- 2008年(平成20年)12月1日 - 韓国での3Gローミング開始。ただし、実質的に利用可能になるのは、対応端末であるH11LC(音声・データとも)・S22HT(音声のみ)の発売後となる。
- 2009年(平成21年)4月17日 - 東名阪の主要ターミナル駅等でHSUPA 5.8Mbps通信サービスを開始。
- 2009年(平成21年)8月上旬(予定) - 国内で初となるHSPA+21Mbpsデータ通信サービスを開始。
[編集] サービス
最大速度下り7.2Mbps・上り1.4MbpsのHSPAデータ通信「EMモバイルブロードバンド」が主。通信端末内蔵のPDA「EM・ONE」による通信に加えて、PCと接続した状態でのデータ通信も定額制で利用できる。一般向けサービスのPC定額制は、携帯電話事業者では初となる。
また、2008年3月28日から携帯電話端末向けインターネット接続サービス「EMnet」を開始した。携帯電話端末単体でEメールやウェブを利用する際には必ず加入が必要になる。その際のメールアドレスは『(任意の文字)@emnet.ne.jp』となる。
[編集] 料金プラン
2009年5月現在、音声通話専用のプラン・オプションと、音声・データ何れの契約であっても契約できるプラン・オプションがある(一部のオプションはデータ端末のみ)。
最低限必要な料金は、ソフトバンクモバイルと同程度で月額1000円である。また月額980円のオプション(定額パック24)を利用すると、発信者の発信する区域によっては、イー・モバイル同士で通話無料となる。このオプションを使用する際には、自分がよく発信する区域がイー・モバイル同士の通話無料が適用される地域かどうか、予め調べておく必要がある。
2008年3月25日よりプリペイド型のデータ通信サービスであるEMチャージを開始した。
また使用量は以下の料金(その他のパターンも存在する)が目安となる。
| 料金項目 | 値段 | 説明 | 備考 |
|---|---|---|---|
| データ通信料 | 1000~4980円 | 0.042円/パケットの値段であるが、下限1000円/月、上限4980円/月である | オプションではない |
| ケータイプラン データセット |
-1000円 | ||
| 基本使用料 | 0円 | 基本使用料は無料である。 | |
| 定額パック24 (オプション) |
980円/月 | e-mobile同士で通話無料で話せる(一部制限あり)の他、他社との通話料が安くなる | |
| 通話料 (定額パック24なし) |
18.9円/30s | 通話先に関係なく一律料金 | 国内ローミング通話は別途明記 |
| 通話料 (定額パック24あり) |
0円/30s~ 9.45円/30s |
e-mobile同士なら通話無料、その他一般電話5.25円/30s、その他携帯電話等9.45円/30s | |
| 国内ローミング | 105円/月 | e-mobileのエリアだけではなくドコモのエリアでもe-mobileが使える代わりに通話料が高い (通信料は、プライスキャップに含まれないため、完全に別料金体制となる) |
2008年12月までに発表されている機種で対応しているのは、H11Tのみ。 |
| 国内ローミング (通話料) |
22.05円/30秒 | その他通信料も高くなる。 | 発信は上記「定額パック24」の対象外。 |
| EMnetサービス | 315円/月 | このサービスを使えばメールアドレスとWebが使用可能になる。 一部スマートフォンのアプリケーションで同サービスに入らないと利用できないものもある。 |
[編集] 端末供給メーカー
2008年12月現在、データカード端末のDシリーズとPDAタイプ・スマートフォンタイプのSシリーズと音声端末のHシリーズが各メーカーにより供給されている。
- 日本
- アジア
- 華為技術(Huawei)
- 中国のメーカー。日本市場初参入。基地局およびUSBモデム端末、ExpressCard端末、音声通話用端末(携帯電話)を供給。
- HTC
- 台湾のメーカー。スマートフォン端末「EMONSTER(S11HT)」「Touch Diamond(S21HT)」等を供給。
- Longcheer Technology (Shanghai) Co,. Ltd.
- 中国のメーカー。USBモデム端末、音声通話対応USBモデムを投入。
- 華為技術(Huawei)
- ヨーロッパ
[編集] 端末一覧
| メーカー | 機種 | タイプ | 対応通信速度 (Downlink) |
対応通信速度 (Uplink) |
海外ローミング対応状況 (対応周波数帯) |
|---|---|---|---|---|---|
| シャープ | EM・ONE(S01SH) | PDA | 3.6Mbps | 384kbps | × |
| EM・ONEα(S01SH2) | PDA | 3.6Mbps | 384kbps | × | |
| HTC | EMONSTER(S11HT) | スマートフォン | 3.6Mbps | 384kbps | GSM(クワッドバンド) |
| EMONSTER lite(S12HT) | スマートフォン | 3.6Mbps | 384kbps | × | |
| Touch Diamond(S21HT) | スマートフォン | 7.2Mbps | 384kbps | GSM(トライバンド) | |
| Dual Diamond(S22HT) | スマートフォン | 7.2Mbps | 384kbps | GSM(トライバンド) UMTS(2.1GHz) |
|
| NECインフロンティア | D01NE | PCカード | 3.6Mbps | 384kbps | × |
| D02NE | PCカード | 7.2Mbps | 384kbps | × | |
| D21NE | PCカード | 7.2Mbps | 1.4Mbps | × | |
| ネットインデックス | D01NX | CFカード | 3.6Mbps | 384kbps | × |
| D01NXⅡ | CFカード | 7.2Mbps | 384kbps | × | |
| 東芝 | H11T | 音声端末(携帯電話) | 3.6Mbps | 384kbps | × |
| 華為技術(Huawei) | H11HW | 音声端末(携帯電話) | 3.6Mbps | 384kbps | GSM(トライバンド) |
| E.T.(H12HW) | 音声端末(携帯電話) | 3.6Mbps | 384kbps | GSM(トライバンド) | |
| D01HW | USBモデム | 3.6Mbps | 384kbps | × | |
| D02HW | USBモデム | 7.2Mbps | 384kbps | × | |
| D03HW | ExpressCard/34 | 7.2Mbps | 384kbps | × | |
| D12HW | USBモデム | 7.2Mbps | 384kbps | UMTS(2.1GHz) | |
| D21HW | USBモデム | 7.2Mbps | 1.4Mbps | UMTS(2.1GHz) | |
| D22HW | USBモデム | 7.2Mbps | 1.4Mbps | UMTS(2.1GHz) | |
| D23HW | USBモデム | 7.2Mbps | 5.8Mbps | UMTS(2.1GHz) | |
| D31HW | USBモデム | 21.6Mbps | 5.8Mbps | UMTS(2.1GHz) | |
| Longcheer Technology (Shanghai) Co,. Ltd. | D11LC | USBモデム | 3.6Mbps | 384kbps | UMTS(2.1GHz) |
| D12LC | USBモデム | 7.2Mbps | 384kbps | GSM(トライバンド) UMTS(2.1GHz) |
|
| D21LC | USBモデム | 7.2Mbps | 1.4Mbps | GSM(トライバンド) UMTS(2.1GHz) |
|
| H11LC | USBモデム(音声通話対応) | 3.6Mbps | 384kbps | GSM(トライバンド) UMTS(2.1GHz) |
|
| Option | D02OP | ExpressCard/34 | 3.6Mbps | 384kbps | × |
[編集] サービスエリア
開始当初のサービスエリアは東京23区、名古屋市、京都市、大阪市及び各周辺部、そして成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港。
その後、順次エリアを拡大中でありカバー領域は2009年4月末現在人口カバー率90%以上となっている[3]
また、基地局数は、日本全国で8389局設置されている(2009年6月13日現在)[4]
[編集] CMキャラクター
- 松下奈緒(2007年4月~同年12月)
- ニホンザル
- 『Crying Monkey』篇 (声:小山力也、大塚明夫)(2008年1月~同年9月)
- なお、上記のCMでは3日間のみ白い犬が登場するシーンがあった。これは、ソフトバンクモバイルのCMキャラクターを連想させ話題を呼んだ。なお、音声サービス開始当日の記者会見において、サルのキャラクター名が「はやはや君」であることが社長から明らかにされている。
- 2008年6月27日、米民主党大統領候補オバマ上院議員(当時)の演説をパロディー化し、背広姿のサルが民衆に演説を行うという内容のCMを放映中止にした。以降は別バージョンのCMに差し替えた。これは、日本在住の黒人米国人らから「人種差別的表現だ」との抗議を受けたことが理由である。日本で猿といえばCMに登場するような赤面のニホンザルであるが、欧米ではアフリカに生息する黒面のゴリラなどが連想されることから、黒人を侮辱する場合に例えられる事による。
- 『Singing Monkey』篇 (ナレーション:小山力也)(2008年10月~)
- 『Crying Monkey』篇 (声:小山力也、大塚明夫)(2008年1月~同年9月)
[編集] 販売方法
データ通信端末の販売方法として、家電量販店などでインセンティブ制度の報奨金、およびノートパソコンやネットブックとデータ通信端末とセット購入し割り引きするという制度を採用している。ただし、割引分は初回購入額を低く設定できるのみで、割引額とデータ通信端末購入費用は携帯電話同様に2年間の割賦販売なので、実質支払う金額は同じである。特に2008年夏以降、ネットブックが種類豊富に販売され、それに追従する形で格安で購入できるということで、他社の携帯電話契約数よりも上回る結果となった。
ただし、ノートパソコンとの購入による割引の販売方法はデータ通信端末にのみ採用され、スマートフォンには適用されない。
音声端末・スマートフォンで一般的に利用できる(ホームページなどで案内されている)購入方法は、原則として一括払いとなる。 ただし、定期契約の「にねん」による割引が受けられる。また「アシスト1000(旧ご加入アシスト)」や「アシスト1600」をあわせて利用することで実質の「端末購入費用の一部分割払い」が可能となる。
[編集] 設備の貸し出し
イー・モバイルは、2009年1月現在以下の事業者(MVNO)に対して設備の貸し出し(再販)を行っている。それぞれのサービスエリアはイー・モバイルのエリアに準ずる。
| サービス開始日 | 事業者 | サービス名 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2007年10月1日 | USEN | モバイルアクセス type EM | |
| 2007年12月13日 | NECビッグローブ | BIGLOBE高速モバイル | |
| 2007年12月13日 | ニフティ | @nifty Mobile BB | |
| 2008年2月28日 | ソネットエンタテインメント | bitWarp(EM) | |
| 2008年3月3日 | IIJ | IIJモバイルサービス/タイプE | |
| 2008年3月17日 | ユニアデックス | U-netSURF JetSURF | |
| 2008年3月24日 | 朝日ネット | ASAHIネット 超割モバイル | |
| 2008年4月1日 | ビック東海 | @T COM 高速モバイルコース | |
| 2008年6月19日 | アッカ・ネットワークス | ACCA mobile(E) | 受付停止中 |
| 2008年7月1日 | NTTぷらら | ぷらら高速モバイルEM | |
| 2008年8月1日 | ドリーム・トレイン・インターネット | DTI 高速モバイルプラン | |
| 2008年8月1日 | NTTコミュニケーションズ(OCN) | OCN 高速モバイル EM | |
| 2008年9月1日 | ケイ・オプティコム | eoモバイル | |
| 2009年3月6日 | ソフトバンクモバイル | データ定額ボーナスパック |
[編集] その他
イー・モバイル会長兼最高経営責任者の千本倖生(せんもと・さちお、1942年 - )は、かつて電電公社(現NTT)に新卒入社の後、第二電電(現KDDI)を起こして専務に就任、また関西セルラー電話(エーユーを経て、後にKDDIに吸収合併された)、ディーディーアイ東京ポケット電話(事業としては現在のウィルコム。法人としては清算されて消滅)、イー・アクセス、イー・モバイルと、5つの通信会社を起業。ディーディーアイ東京ポケット電話の社長も務めた。
NTT入社2年後のアメリカ留学時代にルームメイトの白人青年から「独占事業にいることは悪だ。リスクを取って起業して競争するものこそ尊敬される」と批判されたことがベンチャー企業人生の原点となったと、インタビューに答えている。
イー・モバイル前副会長で、初代社長の種野晴夫も、旧第二電電出身である。
現・社長兼最高執行責任者のエリック・ガンは、出資会社の一つである、ゴールドマン・サックスから派遣されて、当社の副社長兼最高財務責任者を経て就任している。
「イモバ」、「芋場」等の略称を用いる者もいる。[要出典]
[編集] スポンサー
- オリックス・バファローズ(ユニホームスポンサー)
- ワールドビジネスサテライト(提供番組)
- みのもんたの朝ズバッ!(提供番組、隔日) - TBSも出資している関係と推測される。
- 輝く!日本レコード大賞(提供番組、第50回以降より) - 上記とほぼ同様の理由と推測される。
[編集] 脚注・出典
- ^ 電波監理審議会の概要(総務省公式ホームページ)
- ^ [1]
- ^ EMモバイルブロードバンドサービスエリア | イー・モバイル
- ^ 携帯・PHS関連@Wiki-携帯電話基地局数(平成21年6月13日現在)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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