Vodafone 802SE

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ボーダフォン 802SE
Vodafone802se-02.jpg
Vodafone 802SE JapanBlack front.jpg
キャリア ボーダフォン
製造 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
発売日 2004年12月15日
概要
CPU U100
音声通信方式 SoftBank 3GW-CDMA
GSM
(2.0GHz(W-CDMA)
900/1800/1900MHz(GSM))
形状 折りたたみ式
サイズ 102 × 49 × 23.6 mm
質量 127 g
連続通話時間 150分(3G),600分(GSM)
連続待受時間 240時間(3G),220時間(GSM)
充電時間 120分
外部メモリ メモリースティックDuo
最大512MBytes
FeliCa なし
赤外線通信機能 IrMC 1.1
Bluetooth Ver 1.1, Power Class 2
放送受信機能 なし
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 220×176ドット
サイズ 2.2インチ
表示色数 約26万色
サブディスプレイ
方式 TN液晶
解像度 101×80ドット
サイズ 1インチ
表示色数 約6万5536色
メインカメラ
画素数・方式 130万画素CMOS
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
ホワイトバーチ
ジャパンブラック
ピュアカッパー
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

Vodafone 802SE(ボーダフォン802SE)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現:ソニーモバイルコミュニケーションズ)が開発し、ソフトバンクモバイル(当時はボーダフォン日本法人)が販売していた、W-CDMA通信方式のSoftBank 3Gサービスを利用可能な携帯電話端末。

折りたたみ筐体で、ほぼ完全に線対称のデザインになっている。ヒンジ部の回転式モバイルカメラが特徴的。日本国外ではSony Ericsson Z800またはV800(Vodafone専用)として販売されている。

特徴[編集]

ソニー・エリクソンが手がけた北欧風デザインである。CMなどでは北欧のデザイン(エリクソンタイプ)に日本の技術とうたっていた。外部メモリはソニー系企業らしくメモリースティックDuoである(SDメモリーカードminiSDカードには対応していない)。

カメラは1基しかついていないが、回転させて外側にも内側にも向けることができ、一般の撮影用としてもTVコールの自分撮り用としても使用可能。特に自分撮り用としては、一般的なツインカメラ機種のインカメラが11~30万画素程度であるのに比べ、より良好な画質が期待できる。

日本で発売されている携帯電話としては珍しく、日本語英語以外の言語もサポートしている(他にはV302Tポルトガル語に対応している)。また、同時期のソニー・エリクソンの日本向国内け端末としては珍しく、日本語入力ソフトウェアはPOBoxではなくT9を採用している。

SoftBank 3G絵文字自動変換には対応していないため、他社携帯電話との絵文字の交換をしたい場合は注意が必要である。

外部端子として底面にソニー・エリクソン海外端末独自のデータ端子と充電端子を備える。他社製端末(他のVodafone 3G端末を含む)の端子との互換性はない。またこれとは別にUSBミニB端子(独自形状)を備える。

付属品はACアダプタ(充電器)、電池、充電スタンドの他にステレオヘッドフォンとUSBケーブルがあり、標準セットのみで音楽再生やPC接続を利用可能。

海外でZ800として発売されているものにはMP3再生機能やE-mail機能があるが、802SEではこれらの機能は削除されている。

本機はソニー・エリクソンとしては最初で最後のボーダフォン向け端末でもある(海外のボーダフォン向けには供給を続けている)。また、2014年11月に発売されたSoftBank 401SOXperia Z3)までは、ソフトバンクモバイル(及びその前身となるボーダフォン・J-PHONE・デジタルホン/デジタルツーカーを含む)向けでは実質上唯一のソニー・エリクソン(及びその前身となるソニー)製端末であった[1][2]

なお、2011年11月7日以降に、ソフトバンクモバイルの音声ネットワーク最適化が予定されており、これにより本機種では通話品質の低下・一部機能制限が生じる可能性があるため、同年10月まで指定機種との無償交換が行われている[3]。事情により応じることのできなかった顧客には、11月末まで延長して対応している。なお、同時に交換対象として発表された機種とは異なり、ACアダプタをソフトバンクモバイル向け他機種に流用できないという理由のため、当機種専用ACアダプタについても回収対象としている。

沿革[編集]


評判[編集]

デザインに関する評価は非常に高いが、海外向け端末を日本語化したものであるため、仕様やユーザインタフェースNTTドコモau向け端末とはまったく異なっているうえ、初期のバージョンで致命的な不具合(電池の異常な発熱と消耗、電話帳操作時の再起動、圏外から復帰しないなど)が続出したため、機能面での評価は低かった。

なお、サブ液晶の下のLEDは圏内では常に点滅している[4]が、これについても、点滅がわずらわしい、知らない人が見ると着信や圏外の表示のように誤認するなど、評価が低い。

また、SIMロックの解除が容易であったため、一部で即解約や海外転売が相次いだことでも物議をかもした。

一方、海外ではV800がGSM AssociationのBest 3G Handset賞を受賞するなど評価が高い。

その理由として、ユーザインターフェースは従来の海外ソニー・エリクソン端末と同様であり特に違和感がないこと、不具合は日本市場での経験から改修済みである(あるいは、そもそも発生しない)ことなど、日本で問題となった点が海外では問題視されておらず、純粋にデザインや機能が評価されていることが挙げられる。


主な機能・サービス[編集]

主な対応サービス
S!一斉トーク S!ともだち状況 Yahoo!mocoa
S!ループ S!タウン S!速報ニュース
PCサイトブラウザ 電子コミック S!アプリ注※
着うた デコレメール S!電話帳バックアップ
S!FeliCa S!GPSナビ  
コンテンツおすすめメール TVコール 世界対応ケータイ
ワンセグ 3G ハイスピード S!おなじみ操作
  • メッセージング:SMS/MMS
  • 内蔵ブラウザ:WAP 2.0/XHTML
  • 外部インターフェイス:USBケーブル接続、BluetoothIrDA
IrDA/Bluetooth経由でアクセスインターネット(パケット通信/GPRS通信)接続可

※QVGAは対応していない

Bluetooth対応プロファイル[編集]

  • HFP(Hands-Free Profile) ハンズフリー
  • HSP(Headset Profile) ヘッドセット
  • OPP(Object Push Profile)
  • SPP(Serial Port Profile)シリアルポート
  • DUN(Dial-up Networking Profile)Gateway ダイヤルアップ接続
  • SYNC(Synchronization Profile)
  • GAP(Generic Access Profile)
  • OBEX (Object Exchange)
  • FTP(File Transfer Profile)
  • BIP (Basic Imaging Profile)
  • HID(Human Interface Device Profile)

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ソニー・エリクソン及びソニーにはデジタルホングループ向けの端末はなく、デジタルツーカーグループ向けに「タイプSO~SO4」が発売されていたが、これらはすべて東名阪ではツーカーホン/ツーカーセルラーグループ向けの端末に相当し、東名阪エリアのローミング先も同グループに対応する機種である。またタイプSO4とほぼ同等機種となる「J-SY01」は、デジタルホン/デジタルツーカーグループによるJ-PHONEグループ発足後に東名阪エリアでのローミング先を(旧)デジタルホングループに変更しただけの機種である。
  2. ^ その後10年間はソニー・エリクソン及びソニーモバイルの会社方針により、ボーダフォン日本法人及びソフトバンクモバイルへの端末供給は行われていなかった。
  3. ^ Vodafone 902SH/802N/802SE/802SH/703Nをご利用中のお客さまへ
  4. ^ これは、SoftBank 705NK(折りたたみ機種ではないため、メイン液晶上)などでも見られる。

ギャラリー[編集]

  • デジタルカメラ機能の撮影サンプル

外部リンク[編集]