エコノミスト
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エコノミスト (The Economist) とはイギリスの週刊新聞で、ロンドンに所在するThe Economist Newspaper Limited から発行されている。新聞ではあるが外見は雑誌の体裁をとっている。 主に国際政治と経済を中心に扱い、科学技術、書評、芸術も毎号取り上げる。政治・社会は地域ごとに記事を組んでおり、アジア、欧州、中東およびアフリカ、米国、米国以外のアメリカ大陸、英国に分けている。ビジネスとファイナンスについては地域を問わずに広く取材しており、日本の企業が取り上げられることも多い。また隔週ごとに、経済のある分野に関して詳細な調査分析を載せる。この雑誌は社会的地位の高い層をターゲットにしており、その中に官僚や大企業で経営に携わる人なども含まれる。発刊の歴史と、鋭い分析からなる記事が情勢に与える影響が大きく、世界でもっとも重要な政治経済誌の一つと見なされている。
購買力平価の目安としてビッグマック指数と呼ばれる世界のマクドナルドでのビッグマックの価格指標を載せることで有名である。さらに2004年1月からスターバックスのトール・ラテ・インデックスも加わった。
この雑誌はジェームズ・ウィルソンによって1843年9月に創刊された。創刊当時「エコノミズム」という言葉は財政保守主義と受け取られていた。現在でも保守系の雑誌として言及されることも多い。しかしこの雑誌は経済自由主義 (economic liberalism) を標榜する。すなわち市場経済やグローバリゼーションを擁護するなど、経済に関する問題で保守的と思われるスタンスを取る。一方で死刑に反対したり同性婚を支持するなど、社会問題一般でリベラルな立場をとることもしばしばである。こうした論調は政治思想で言うところのリバタリアニズム、或いは古典的自由主義に近いと捉えられている。またやや雑駁であるが、俗にいうところの新自由主義の立場をとると言えばこの雑誌の論調の傾向は理解されやすいかもしれない。加えて記事や寄稿者によって論調が異なることは言うまでもない。
『日はまた沈む』『日はまた昇る』等日本経済の浮沈に関する洞察力ある著作で知られるビル・エモット (Bill Emmott) は1993年から13年間本誌の編集長を務め、2006年3月に引退している(引退後は国際ジャーナリストとして活躍中)。
発行部数は943.721部(ABC-Audit Bureau of Circulations調べ。2004年1月から6月)そのうち21%をヨーロッパ大陸で、16%をイギリスで、11%をアジアでそのほかを北米で占める。

