中外製薬

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中外製薬株式会社
CHUGAI PHARMACEUTICAL CO., LTD.
Nihonbashi mitsui tower01s3872.jpg
本社がある日本橋三井タワー(東京都中央区)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4519
略称 中外製薬、中外
本社所在地 103-8324
東京都中央区日本橋室町2-1-1
日本橋三井タワー
本店所在地 115-8543
東京都北区浮間5丁目5番1号
設立 1943年3月8日
業種 医薬品
事業内容 医療用医薬品の開発・輸入・製造・販売
代表者 代表取締役社長 永山治
資本金 729億66百万円
売上高 3,735億1,600万円(2011年12月期)
純利益 単体372億円、連結414億円
(2010年12月)
純資産 単体4,233億円、連結4,493億円
(2010年12月)
総資産 単体4,762億円、連結5,080億円
(2010年12月)
従業員数 6,779人(2011年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 ロシュ・ホールディング・リミテッド 61.62%
外部リンク http://www.chugai-pharm.co.jp/
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中外製薬株式会社(ちゅうがいせいやく)は、日本の大手医薬品メーカーである。

概要[編集]

2002年スイスの大手医薬品メーカー、エフ・ホフマン・ラ・ロシュFritz Hoffmann-La Rocheとの「戦略的アライアンス」に基づきRocheグループ傘下。Rocheグループの創薬品と、旧来の中外製薬のバイオ医薬による開発力、のシナジー効果による開発パイプラインを有す。

なお、実質上ロシュによる買収であるが、永山治CEOCOOは「買収ではなく戦略的提携」と発言。

所在地[編集]

(中外製薬 旧:本社 - 東京都中央区京橋二丁目1番9号 京橋MTビル)
(旧:日本ロシュ 本社 - 東京都港区二丁目6番1号 Rocheビル)

沿革[編集]

☆印は中外製薬関係、★印は旧日本ロシュ並びにRoche関係。
なお、親会社のFritz Hoffmann-La Rocheについては「Roche」とする。

現在まで売上高トップの主力製品で、一時期エポジンが連結売上高の3割程度となる。
  • 1991年 - 好中球減少症などの治療剤「ノイトロジン」発売。
  • 1992年 - 永山治、代表取締役社長就任(2006年現在 CEOCOO) - 上野公夫前社長、取締役会長就任。
  • 1994年 -
    • Roche、当時経営不振に陥っていた研究系医薬品メーカー「シンテックス社」(アメリカ)買収。日本では田辺製薬(現:田辺三菱製薬)と合弁で「田辺シンテックス社」が有ったが、1995年に田辺製薬に吸収・解散させ、ライセンス関係などは日本ロシュを通さずRoche社と提携。
    • 東京都港区芝公園に日本ロシュ本社ビル(ロシュビル)竣工。千代田区丸の内の富士ビルより本社機能移転。
  • 1995年 - 日本ロシュ、急性前骨髄球性白血病治療剤「ベサノイド」発売。
  • 1996年 - 中外製薬、メルクと合弁会社「中外MSD」を設立し、一般用医薬品などの販売事業を1997年度より移管。
  • 1996年 - 日本ロシュ、国内認可3番目の抗ウィルス化学療法剤(HIV逆転写酵素阻害剤)「ハイビッド」発売。
  • 1997年 - HIVプロテアーゼ阻害剤「インビラーゼ」発売。(2000年、成分改良し「フォートベイス」発売)
  • 1998年 - Roche、試薬メーカーベーリンガー・マンハイム社(ドイツ)買収。日本では日本ロシュ試薬事業と日本ベーリンガー・マンハイム社を合併し、ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社を設立・分社化。
  • 1999年 - メルクが中外MSDの合弁を解消し、メルク保有分の全株を取得した上で翌年中外製薬に吸収。中外製薬ヘルスケアカンパニー部を設立し、一般用医薬品などの自社による販売を再度手がける。
  • 1999年 - 免疫抑制剤 「セルセプト」発売。佐藤製薬に「テクスメテン」を承継。
  • 2000年 - スミスクライン・ビーチャム(イギリス)とグラクソ・ウエルカム(イギリス)が合併しグラクソ・スミスクラインとなる。両社製品の重複整理に伴い、スミスクライン・ビーチャムの(抗がん剤治療にともなう)制吐剤「カイトリル」を全世界的にRocheへ譲渡、日本でも日本ロシュに販売が移管。(後に製造も移管)
  • 2001年1月 - ソニー出身の小川渉、日本ロシュ社長就任。ロシュ・ダイアグノスティックス社長、兼任。(現職)
  • 2001年 - 抗インフルエンザウイルス剤 「タミフル」カプセル発売。(2002年、ドライシロップ剤発売)
  • 2001年 - 分子標的薬の悪性リンパ腫治療薬「リツキサン」、乳ガン治療薬「ハーセプチン」発売。(リツキサン製造販売権は全薬工業保有)
  • 2002年 - Rocheとの戦略的アライアンスを締結。これに基づき、TOBなどによってロシュが中外製薬株式の過半数以上を取得し、Rocheグループ傘下となる。なお、中外子会社のジェン・プローブ社とRoche子会社のen:Roche Diagnosticsの両社がRocheグループとなると反トラスト法抵触の懸念があるため、中外製薬は大手企業に成長していたジェン・プローフ社の株式をスピンオフ、既存の中外製薬株主へ同社1株当たりジェン・プローブ0.086株を割り当てる有償減資を実施した。同年10月に中外製薬と日本ロシュが合併し、新生 中外製薬誕生。同時にコーポレートマークのバックカラーをブラックとグリーンからブルーとホワイトに変更。コーポレートマークの下に「Roche ロシュ グループ」が付く。
  • 2003年2月 - 高リン血症治療剤「レナジェル」発売。(麒麟麦酒と共同開発)
  • 2003年3月 - グロンサン販促活動で、Webドラマ「屋根のある空」配信、連動型テレビCM放映。
(CM・Webドラマ挿入歌:FLOW、「僕に捧げるバラード」出演者:筒井道隆など)
  • 2003年5月 - 同年1月、「セルセプト」、効能が追加承認。市販直後調査が承認条件だったが未実施が後刻判明。
  • 2003年6月 - 抗がん剤5-FU系のプロドラッグ)「ゼローダ」発売。
  • 2003年12月 - 日本初、ペグインターフェロン-α-2a製剤「ペガシス」発売。
  • 2004年4月 - イーライリリー・アンド・カンパニー社と1999年締結した提携に基づき、日本初の選択的エストロゲン受容体調整薬(骨粗鬆症治療薬)「エビスタ」、日本イーライ・リリー社と共同発売(なお、「エビスタ錠60mg」は2013年1月より日本イーライ・リリーの直販体制となる)。
  • 2004年12月 - 一般用医薬品事業をLIONへ譲渡。子会社の永光化成の殺虫剤製造事業もライオンの子会社であるライオンパッケージングへ譲渡[1]
    • ただし、三笠製薬が製造する外用鎮痛消炎薬「ゼノール」の販売権は大鵬薬品工業へ譲渡。これは、譲渡先のライオンが「ハリックス」として同ジャンルの製品が発売されている為である。
    • また、旧・日本ロシュ時代から製造し、旧・藤沢薬品工業が販売していた解熱鎮痛薬「サリドン」については、販売元であったゼファーマへ移管。現在は第一三共ヘルスケアが製造販売を行っている。2003年までは医療用「サリドン」(フェナセチン系製剤)があった。
  • 2005年6月 - 世界初のキャッスルマン病治療剤「アクテムラ」発売。(大阪大学との共同開発)、鏡石工場及びグループ会社の東北中外製薬をNIPROへ譲渡(東北中外製薬は翌月に東北ニプロ製薬へ改称)。
  • 2006年5月 - 生産機能を分社化し、子会社の中外製薬工業(同年4月に中外テクノビジネスから商号変更)へ譲渡。
  • 2007年12月 - 日本国内におけるサノフィ・アベンティス(現・サノフィ)製品の販売提携を終了。2008年からは同社直販体制となる。
  • 2009年7月 - 事業譲渡等で休業状態となっていた子会社の永光化成を吸収合併。
  • 2011年12月 - ロシュグループ内による当社株式保有関係の簡素化を目的に、親会社間における株式移管を実施し、当社の親会社がロシュ・ファームホールディング・ビー・ヴィからロシュ・ホールディング・リミテッドに異動となった。

その他[編集]

関連人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 一般用医薬品事業の営業譲渡・譲受けについて 2004年7月30日
  2. ^ 1975年3月31日に在阪準キー局がABCからMBSに変更された後も続けて担当した。

外部リンク[編集]