必殺シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

必殺シリーズ(ひっさつシリーズ)は、ABC松竹京都映画撮影所(現・松竹撮影所)が制作している時代劇シリーズ及び、関連した映画や舞台の総称である。

テレビ朝日系列1975年3月まではTBS系列)で放送されている。なお『必殺仕事人2007』以降は、テレビ朝日も制作に加わっている。

概要[編集]

池波正太郎の小説『仕掛人・藤枝梅安』『殺しの掟』などを原作とした『必殺仕掛人』に始まる一連のテレビシリーズおよびその派生作品の総称で、金銭をもらって弱者の晴らせぬ恨みを晴らすために裏の仕事を遂行していく者たちの活躍と生き様を描く。主人公たちの多くは表向きはまともな職業についているが、ひとたび依頼を受けると各々の商売道具を使って裏稼業を敢行する。多くは暗殺であるが初期には必ずしも殺すとは限らず、暗殺者というよりも弱者の復讐代行という面が強かった。『必殺仕掛人』は原作付、『助け人走る』は原案付だが、それ以外は完全なオリジナルとなっている。

従来の勧善懲悪を旨とする時代劇とは異なり、主人公側の扱いは基本的に善というわけではなく、あくまで金のために殺人を行う悪である(ただし、あくまで「晴らせぬ恨みを晴らす」「世のため人のためにならない殺しはしない」という信念に基づいて行われており、また「どう理屈をつけようと所詮殺しは悪であり、自分達が「正義の味方」にならないよう敢えて金をとっている」とも語られている)。シリーズによって多少変わるものの、基本路線は現実主義的、ハードボイルド的な作風となっており、仕事でない限り自己保身のために仲間や被害者が殺されるのをただ黙視するというシーンも多い。その一方で、陰ながら依頼人や市井(しせい)の人に同情し加担したり、世の中を良くしたいと願う人物もおり、しばしばグループ内での対立やジレンマに悩まされたりする場面が描かれ、ひとつのテーマとなることもある。

その作風を含めて既存の時代劇とは一線を画し、シリーズを通しての奇抜な殺し方をはじめとして、シリーズ前期の物語に流れる思想性や演出手法、後期の娯楽・風刺性や殺陣(たて)の演出などは、大きな話題となった。また、前期ではピンク女優を配しての性行為強姦などのシーン、他にも拷問奴隷化など生々しい過激な内容が含まれた。後期でも前期ほどでは無いにせよ、当時の他作品と比べるとやはり過激な描写が目立ち、シリーズを通して抗議なども多かった。

15作目『必殺仕事人』を境に前期と後期に分けられ、2作目の『必殺仕置人』や10作目『新・必殺仕置人』を前期代表、『仕事人』から連なる仕事人シリーズが後期の代表とされることが多い。また、中村主水が登場する「中村主水シリーズ」と、それ以外に分けることもある。

番組構成[編集]

構成はシリーズを通して大きな差異は無く、大まかには以下のようになっている。

  1. 前口上→幕開き→番組名及び各話題名(サブタイトル)呈示
  2. 依頼人(被害者)を中心とした物語進行(多くは主人公達の誰かが関わることになる)
  3. 依頼人が何らかの方法で晴らせぬ恨みを晴らして欲しいと金銭で依頼
  4. 依頼料の分配と出陣、そして殺陣
  5. 顛末と後幕、次回予告

特にパターン化が進んだ後期ほど、このストーリーラインを逸脱しない展開となった。

OPナレーションは、ごく初期には裏稼業者たちに関する説明のような内容となっており、中期以降には裏稼業者たちの覚悟や彼らの視点からのものが増えた。また、中期までにおいては、別シリーズの登場人物を演じた者がナレーションを行うことが多く、中期以降はその作品の登場人物が担うということも増えていった。

主題歌・挿入歌[編集]

全体的に、作品の雰囲気との関連から悲哀・孤独・旅・望郷・風・過去との決別などを歌った曲が多い。主題歌が流れる際の映像は、昇る朝日か沈む夕日、夜の水面や入り江、空を飛ぶ鳥たち、または本編の登場人物の映像などが多かった。スペシャル版では京都の風景や富士山が使われたこともある。変わったものではスペシャル『夢の初仕事』における撮影所風景というものもある。

山下雄三が歌った1作目『必殺仕掛人』の主題歌「荒野の果てに」はシリーズ全体の共通のテーマ曲となり、映画の宣伝のBGMなどに用いられ、その後のシリーズにおいては、同曲や意識された曲が殺陣に使われたりすることもあった。また、スペシャル版では、『必殺仕置人』の主題歌「やがて愛の日が」や『新・必殺仕置人』の主題歌「あかね雲」も流用された。

前期では西崎みどりの例など主題歌を歌う歌手が本編にゲスト出演することが多かったが、中期になると鮎川いずみなどレギュラー出演者が主題歌を歌うことが増えるようになる。対して挿入歌は(主題歌歌手が挿入歌も歌う場合を除くと)初期から出演者が歌うことが多かった。また後期では一般的なドラマの主題歌と同じく、劇中でのBGM等に流用されない主題歌も増えた。

上記のように後期の一部の主題歌を除き、主題歌の作曲を含めて音楽は平尾昌晃が担当した。『江戸プロフェッショナル・必殺商売人』と『必殺からくり人・富嶽百景殺し旅』では森田公一が、『翔べ! 必殺うらごろし』では比呂公一が音楽を担当しており、平尾の曲は一切使われていない。また、平尾の曲が使われた一部の作品では編曲者として竜崎孝路の名がクレジットされているが、サウンドトラックCDの記述によると、竜崎のクレジットがない作品でも、平尾の曲はほぼ全面的に竜崎が編曲していたようである。後期になると出演者である京本政樹が音楽に加わるなど平尾以外の人物も作曲に携わったが、平尾の曲が使われた作品では、平尾以外の作曲家は原則として映像にはクレジットされていない。

シリーズが長期化するにつれて旧作の曲を流用することが多くなり、『必殺からくり人・血風編』のように新曲が作られないことや、『新 必殺からくり人』のように多くの新曲が作られていながら実際には旧作からの流用が中心となったものもある。特に後期では主題歌・挿入歌以外の新曲が作られることは少なくなっている。

次回予告・制作トピックス[編集]

前期では、オープニングナレーション担当とは異なる人物がナレーションを担当していた。文面の多くは当時助監督だった高坂光幸が作成したといわれ、その詩的な表現が、好評であった。仕事人隆盛期以降は、私服姿の出演者が次回のあらすじを説明し、最後に「時代劇は、必殺です」のフレーズで締めくくるパターンが定着した。

これに影響されたのか『特捜最前線』や『遠山の金さん』『私鉄沿線97分署』などのテレビ朝日系ドラマにおいてレポーターや出演者が画面に登場しながらあらすじを説明する予告編が頻繁化した。

『仕事人IV』からは予告の直後に数秒だけ流れるミニコーナー「制作トピックス」が設けられ、近々開始予定の新作シリーズや撮影でのちょっとしたエピソードなどを紹介していた。

これらの趣向は番組が毎週放送から改編期のスペシャルに移行した後は姿を消し、ナレーションもない一般的な予告パターンとなる。

内容[編集]

裏稼業[編集]

基本的に裏稼業者たちは表向きの顔と職業を持っており、裏稼業(殺しや潜入)においては殆どの場合、商売道具を武器・凶器として利用したり、表の商売で培った特殊技能や怪力を応用する者が多い。商売道具以外では愛用の日用品(煙管や剃刀等)を使う者もおり、武士階級の裏稼業者ならば刀による剣技がほぼそのまま殺しの手段になる。ただし、劇中で用いられる殺しの道具は入手が困難なものが多く、かなりの身体能力を要する演出がなされているため、視聴者含む一般人が真似することは難しい(詳しくは#殺し技を参照)。また、主人公達は基本的に3-5名のチームを組んで活動する。仲間と言っても、単なる利害の一致や金だけの繋がりなどドライな関係のグループも多く、全く互いを信用していないケースもままある。また、毎回登場するかどうかは別として主人公たち以外の裏稼業者もおり、シリーズによってはこれらに依頼を斡旋・統括する「元締」もいる。また、メンバー全員が殺しを行うということも少なく、基本的に1名あるいは数名が情報収集や殺しの際のサポート役に回ることが多い。

彼らにはいくつかの掟がある(以下はあくまで原則であって、各シリーズによって細部が異なる場合や例外も多い)。 代表的なものとして、

  • 依頼料(頼み料)は前金・後金の二回払もしくは全額先渡しで、依頼料はその内容に関わらず参加した人数で均等に分ける。依頼を受けるかは個々の自由であり断ることもできるが、金を受け取れば必ず依頼を遂行しなければならない。依頼料は数十両から数文など、シリーズや話によってかなり幅があるが、金額にかかわらず、仕事の際には金を受け取るのが原則である。
  • 裏切りや裏稼業の掟に背くことは当然許されない。また、奉行所や敵に捕まったりした場合も原則として救出は無く、グループの危機を招いた場合は仲間内で粛清されることもある。ただ、実際には何らかの方法(江戸を出てほとぼりを冷ます、仲間の反対や掟を押し切った助けがくる、など)で切り抜けることが多い。
  • 仲間(あるいは他の裏稼業者)以外に裏稼業を知られてはいけない。もし、知られた場合には相手が誰であろうと抹殺しなければならない。しばしばストーリーの鍵となる掟であるが、実際にこの掟によって目撃者が殺されることは非常に少ない。むしろ西順之助など、それをきっかけに仲間入りすることもある。

裏稼業の大前提は「晴らせぬ恨みを晴らす」「世のため人のためにならない殺しはしない」であり、単なる暗殺や殺し屋稼業とは一線を画する。しかし主人公側の人間以外では、「仕置人」や「仕事人」を名乗っていても、金さえ受け取れば標的の素性問わず殺しをするという者たちもおり、これは作中で主に「外道」と呼ばれる。主人公たち以外の裏稼業者が登場する場合には、この外道である場合も多く、主人公グループと外道との戦いになるエピソードも多い。『必殺仕掛人』や『新・必殺仕置人』など元締が登場する場合において、依頼が正当なもの(単なる暗殺ではない)かどうかは調べるのは元締の役割であり、これに不手際があった場合には元締が殺される場合もある。

裏稼業名は原則的にその時のタイトル名と一致し、統一されている。例えば「仕事人」を冠するのであれば、裏稼業名は裏稼業者自身も奉行所も町民も全て「仕事人」という呼称を用い、過去に用いられていた「仕置人」「商売人」といった名称は登場しない。また、スペシャルなどで別シリーズの人物が登場しても、その時のスペシャルに冠された名称になる。ただし、一部に例外があり、過去のシリーズと直結している場合は、物語の冒頭でその名称が用いられることがある(『江戸プロフェッショナル 必殺商売人』の第1話や『必殺仕事人』の第1話のナレーションなど)。また裏稼業の行為(殺し)そのものを表す言葉も、基本的に裏稼業名と一致するが(仕掛人なら「仕掛」、仕事人なら「仕事」)、前期シリーズにおいては「仕置」が用いられることが多かった。

殺し技[編集]

シリーズを通して多種多様な殺し技が存在し、各エピソードのクライマックスを彩るものとなった。 全体的な傾向として、シリーズを経るごとに演出を含めて奇抜な物が増えていった。もともと『必殺仕掛人』の主人公・藤枝梅安は、針医師として医学に精通しているため商売道具である針を用いた暗殺を行い、場合によっては刃物も用いるなど合理的に殺し(仕掛)を行っていた。これがTVシリーズにおいて「現実的には再現が無理な殺し技」に変移していった経緯には、「過去の殺し技との差異を出し、常に視聴者の興味を惹きつけるため」「真似をして事故が起きないようにする、あるいは事故を懸念しての批判を回避するため」という制作側の配慮があった(例えば、『必殺必中仕事屋稼業』の知らぬ顔の半兵衛の剃刀は生々しいとして理髪業界から批判を受けている)。

多種多様な殺し技ではあるが、大まかには刃物系・刺突系・怪力系・紐系・その他特殊系に分類でき、特に刃物や刺突系武器を用いた技は、ほぼ全てのシリーズに登場する。しかしながら、同じ系統であっても用いる武器はその人物の職業ごとに特徴づけられているため全く同じということは少なく(刀剣を使う裏稼業者でも、「正面から堂々と斬る」「忍び寄って刺殺」「急襲しての居合い斬り」など各人によって異なる演出がなされていることが多い)、合わせて各々固有の演出(その最たる例としてX線写真図や心電図などを使った人体破壊描写が挙げられる)によって、シリーズを重ねても新鮮さを保持するよう工夫がなされていた。また(演者が元プロ野球選手である)元締・虎の武器がバットであるなど、殺し技にパロディ的な要素が盛り込まれる場合もあった。

上記に挙げた以外にも、紐系(標的を首吊りにする等)を代表とする奇抜な殺し技は必殺シリーズの顔であり、常識では凶器とは考えられない物を用いた奇想天外な技=大道芸の火吹きや催眠術などが用いられることもあった。その上で、初期の中村主水など正当派の殺陣も併用されていた。

一方で、飛び道具や火器の類は少なく、登場しても射程距離が短い、一度に使用できる数が少ない、命中させるのにサポート役が必要など何らかの制限があることが多い。特に毒を使った裏稼業者は『必殺仕事人2007』の経師屋の涼次まで登場したことは無く、それもかなり特殊な物で一般にイメージされる毒とは異なる。ただし、主人公側以外(特に敵側)の裏稼業者の場合は、鎖鎌拳銃などの飛び道具や毒を用いる者は珍しくない。

シリーズ一覧[編集]

TVシリーズ[編集]

タイトル 放送期間 話数 放送時間 備考
必殺仕掛人 1972年9月2日 - 1973年4月14日 33 土曜22:00 - 22:56(途中から - 22:55)
必殺仕置人 1973年4月21日 - 10月13日 26 土曜22:00 - 22:55
助け人走る 1973年10月20日 - 1974年6月22日 36
暗闇仕留人 1974年6月29日 - 12月28日 27
必殺必中仕事屋稼業 1975年1月4日 - 6月27日 26 土曜22:00 - 22:55→金曜22:00 - 22:55 1975年4月に行われた腸捻転解消による放送時間・ネット局の変更が行われた
必殺仕置屋稼業 1975年7月4日 - 1976年1月9日 28 金曜22:00 - 22:55(途中から - 22:54)
必殺仕業人 1976年1月16日 - 7月23日 28 金曜22:00 - 22:54
必殺からくり人 1976年7月30日 - 10月22日 13
必殺からくり人・血風編 1976年10月29日 - 1977年1月14日 11
新・必殺仕置人 1977年1月21日 - 11月4日 41
新 必殺からくり人 1977年11月18日 - 1978年2月10日 13
江戸プロフェッショナル・必殺商売人 1978年2月17日 - 8月18日 26
必殺からくり人・富嶽百景殺し旅 1978年8月25日 - 11月24日 14
翔べ! 必殺うらごろし 1978年12月8日 - 1979年5月11日 23
必殺仕事人 1979年5月18日 - 1981年1月30日 84
必殺仕舞人 1981年2月6日 - 5月1日 13
新・必殺仕事人 1981年5月8日 - 1982年6月25日 55
新・必殺仕舞人 1982年7月2日 - 9月24日 13
必殺仕事人III 1982年10月8日 - 1983年7月1日 38
必殺渡し人 1983年7月8日 - 10月14日 13
必殺仕事人IV 1983年10月21日 - 1984年8月24日 43
必殺仕切人 1984年8月31日 - 12月28日 18
必殺仕事人V 1985年1月11日 - 7月26日 26
必殺橋掛人 1985年8月2日 - 11月8日 13
必殺仕事人V・激闘編 1985年11月15日 - 1986年7月25日 33
必殺まっしぐら! 1986年8月8日 - 10月31日 12
必殺仕事人V・旋風編 1986年11月7日 - 1987年3月6日 14
必殺仕事人V・風雲竜虎編 1987年3月13日 - 7月31日 19
必殺剣劇人 1987年8月8日 - 9月25日 8
必殺仕事人・激突! 1991年10月8日 - 1992年3月24日 21 火曜21:00 - 21:54
必殺仕事人2009 2009年1月9日 - 6月26日 22 金曜21:00 - 21:54 テレビ朝日との共同制作

テレビスペシャル[編集]

舞台[編集]

  • 必殺仕掛人(1975年明治座
  • 必殺仕業人ショー(1976年、ベラミ(京都市内のクラブ)。『仕業人』の出演者によるトークと歌謡ショー)
  • 必殺仕置人(1976年、九州地方にて巡業。詳細不明だが、後述に伴い、急遽組まれたとみられる)
  • 藤田まこと特別公演「新・必殺仕置人」(1978年新歌舞伎座
  • 納涼必殺まつりシリーズ(1981年から1987年の毎年8月下旬、京都南座
    • 必殺シリーズ放送九周年記念公演 納涼必殺まつり「必殺女ねずみ小僧」(1981年)
    • 必殺シリーズ放送十周年記念公演 納涼必殺まつり「必殺・鳴門の渦潮」(1982年、それに先駆けて名鉄ホールで上演された)
    • 南座必殺シリーズ三周年記念公演 納涼必殺まつり「必殺ぼたん燈籠」(1983年
    • テレビ放映六百回記念公演 新必殺まつり「からくり猫屋敷」(1984年、組紐屋の竜と花屋の政の初登場作)
    • 松竹創業九十周年記念・朝日放送創立三十五周年記念 納涼必殺まつり「琉球蛇皮線恨み節」(1985年
    • 納涼必殺奮闘公演「女・稲葉小僧」(1986年西順之助の復帰作)
    • 必殺シリーズ十五周年記念興業 納涼必殺まつり「地獄花」(1987年、あおい輝彦が神谷兵十郎役で出演。ほか、あおいと共に『剣劇人』のレギュラーである田中健二宮さよ子も出演)
  • 藤田まこと特別公演「必殺仕事人 中村主水参上!(地獄花改め)」(1988年梅田コマ・スタジアム中尾彬が神谷兵十郎役、誠直也念仏の鉄役で出演)
  • 藤田まこと特別公演「必殺仕事人 主水、大奥に参上!」(1989年、梅田コマ・スタジアム→新宿コマ劇場1991年、名鉄ホール→新宿コマ劇場)
  • 藤田まこと特別公演「必殺仕事人 地獄花」(1990年、名鉄ホール)
  • 南座八月公演「必殺/中村主水、大奥に参上!」(1996年、京都南座)
  • 藤田まこと特別公演「必殺仕事人/主水、大奥に参上!」(1997年、新宿コマ劇場⇒1998年中日劇場劇場飛天1999年、全国巡業⇒2002年、明治座)
  • 中条きよし特別公演「必殺三味線屋勇次」(1998年、新歌舞伎座)

劇場用映画[編集]

なお、東映の映画で萬屋錦之介主演の『仕掛人梅安』もあるが、これは「必殺シリーズ」には入らない。

オリジナルビデオ[編集]

  • 必殺始末人II 乱れ咲く女役者の夢舞台(1997年
  • 必殺始末人III 地獄に散った花びら二枚(1998年

漫画[編集]

  • 必殺仕置人 - 作画:平野仁、中城健、浜慎二ら
  • 必殺必中仕事屋稼業
  • 必殺始末人 - 作画:水城隼
  • 必殺仕置長屋(オリジナル作品) - 作画:木村知夫、脚本:山田誠二(協力:朝日放送、松竹)
  • 必殺!! 闇千家死末帖(オリジナル作品) - 作画:森田信吾、原作:白川晶
  • 必殺闇同心 - 作画:神江里見、原作:黒崎裕一郎

小説[編集]

ゲーム[編集]

パチンコ[編集]

その他(スピンオフ企画)[編集]

必殺シリーズの歴史[編集]

必殺仕置人殺人事件[編集]

2作目『必殺仕置人』の放送期間中に「必殺仕置人殺人事件」が起きる。この事件の犯人が「番組を見ていた」と供述したことから、マスコミによる批判が展開され、世論の糾弾を浴びることになる。結果として、当時の制作局であった朝日放送が、キー局だったTBSから放送打ち切りを通告される事態に発展した。しかし、その後、容疑者の「俺はテレビに影響されるほど、安易な人間ではない」という供述により番組と事件の関連性が否定され、打ち切りも撤回された(当時のスポンサー中外製薬日本電装、そして日本電装の親会社のトヨタ自動車からの打ち切りに反対する圧力もあった)。

ただし、人気を博していた『仕置人』の延長予定は白紙となり、5作目の『必殺必中仕事屋稼業』までタイトルから「必殺」を外す事態となった。また、次作の『助け人走る』では、内容も前作までのハード路線からややソフトなものに転換された(中盤でハード路線に戻っている)。この後も過激な内容を巡る論争は必殺シリーズに付き物となる。

ネットチェンジ[編集]

1974年11月19日に、制作および発信局の朝日放送が1975年3月31日をもって、TBS系列からNETテレビ(現・テレビ朝日)系列へネットチェンジすることが決定する。しかしNET系列では、土曜の21時から22時25分までは『土曜映画劇場』を放送していたため、必殺シリーズはそれまでの土曜22時枠から金曜22時枠へ移動を余儀なくされる。

折りしもこの時は、5作目『必殺必中仕事屋稼業』が放送中で、特に第8話「寝取られ勝負」(1975年2月22日放送)では、これまでの歴代最高視聴率34.2%(関西地区)を記録していた。朝日放送は、系列変更を挟んだ2週にわたり、シリーズ中でも異例の前後編(第13話「度胸で勝負」、第14話「招かれて勝負」)を放送して視聴者をつなぎ止めようとするが、視聴率は下降。また、半兵衛(緒形拳)の剃刀による殺し技が理髪店団体からの抗議を受けるといった問題も起こり、一時、シリーズ打ち切りも検討されたが、最終的に視聴率が好転したため、打ち切りは回避される。

中村主水の主人公問題[編集]

ネットチェンジによる『必殺必中仕事屋稼業』の視聴率低下を受け、朝日放送は次作『必殺仕置屋稼業』の主人公に『必殺仕置人』『暗闇仕留人』で人気の高かった中村主水藤田まこと)を据えることで視聴率の回復を狙った。これが見事に功を奏し、次作『必殺仕業人』でも主水を引き続き起用。番組内容も徹底して主水を中心に据えたものになった。しかし、どちらの作品もクレジットタイトルでは『仕置人』『仕留人』と同様、主水(=藤田)の名前が最後尾(トメ)に配置されていたため、主人公はクレジットも先頭に置かれると確信していた藤田が制作サイドに不満を漏らすという問題が生じていた。これが次の主水登場作『新・必殺仕置人』において、後述の菅井きんの降板希望も絡んで大きな問題となってしまう。

藤田サイドの抗議は『仕置屋稼業』の時点に始まったが、この時は沖雅也(市松役)の養父(兼所属事務所社長)・日景忠男の逆抗議でうやむやにされてしまっていた。さらに次作『仕業人』に至っては何の説明も無く中村敦夫(赤井剣之介役)が優先された。そのため、それぞれの作品の主演が藤田まことではなく、沖雅也や中村敦夫と紹介されることが多かった[1]

以上のような事情があって、『仕置人』以来となる山崎努念仏の鉄役)との共演により、またもやトメに回されかねない『新・仕置人』への打診に、藤田は同作はおろか「必殺シリーズ」そのものからの降板も辞さぬ構えを見せていた。さらに、中村せん役の菅井きんも、せんのイメージが強すぎて娘の縁談が破談になることを恐れ、降板を希望していた。そのため、『新・仕置人』のクランクインの見通しが立たないばかりかシリーズそのものも打ち切り寸前の状態になってしまう。

しかし、制作サイドが折れる形で、藤田の希望通りにエンドクレジットに至るまで主人公扱い(先頭に記載[2])にされることが決定、藤田は『新・仕置人』への出演を受諾し、シリーズ自体の降板も撤回する。また、菅井の問題は『必殺からくり人』を延長、『必殺からくり人・血風編』を制作し、『新・仕置人』のクランクインを遅らせることで対処した。その間に菅井の娘の縁談は無事成功し、菅井は出演を快諾。そして、シリーズ10作目として『新・仕置人』の制作が開始された。

『うらごろし』の打ち切りと『仕事人』の成功[編集]

14作目『翔べ! 必殺うらごろし』は、それまでのシリーズと趣を変え、主人公が超常現象によりもたらされた能力で相手を殺す、殺す前に金をもらわないなど実験的な試みが行われた。しかし、これが大失敗を招き、一部地域では2.1%というシリーズ史上最低視聴率を記録したため、当初全26話の予定が全23話に短縮される。これを受けて、「必殺シリーズ」の生みの親であり、当時チーフプロデューサーだった山内久司は、看板キャラクターの中村主水を主人公に据え、元締役を登場させるなどして原点回帰作を作ることを決定。これが振るわない場合には、シリーズそのものの打ち切りを覚悟の上で、シリーズ15作目『必殺仕事人』の制作が開始された。

『仕事人』は、出演した俳優が諸般の事情で次々と途中降板するといった問題にこそ見舞われたが、三田村邦彦演じる飾り職人の秀が女性視聴者からの人気を得るなど、それまでとは異なった面を見せて人気を得る。その続編にあたる17作目『新・必殺仕事人』では、秀と同じく女性層からの人気を得た中条きよし演じる三味線屋の勇次が登場し、また、それまでのハード路線からソフト路線へ転換がはかられ、子供や老人まで幅広い層に楽しめる内容となる。このようにそれまでの視聴者層とは異なった層からも支持された結果として『仕事人』およびその続編は高視聴率をマークするようになり、必殺シリーズを確固とした物にする(第1次仕事人ブーム)。以後、仕事人シリーズは後期必殺シリーズの看板となり、後期シリーズの方向性を決めることにもなった。

『仕事人』が終盤に差し掛かった1981年正月には、初の長時間スペシャル『恐怖の大仕事』が放映された。同年、『新・仕事人』の放映期間中に京都南座で舞台『納涼必殺まつり』シリーズがスタートし、1987年まで毎年晩夏(8月下旬に開催)の恒例となった。また、人気も頂点に達した21作目『必殺仕事人IV』の放映中(1984年)には、劇場版映画『必殺! THE HISSATSU』が制作・公開され大ヒットする。以後、劇場版は1987年まで年1作のペースで制作され続けた。さらに23作目『必殺仕事人V』では、秀と勇次に代わって、京本政樹演じる組紐屋の竜と、村上弘明演じる花屋の政(のちに鍛冶屋)が登場。竜と政のコンビは、秀と勇次に劣らぬ女性視聴者からの人気を獲得し、第2次仕事人ブームを巻き起こした。

『ニュースステーション』の開始と金曜22時枠の終了[編集]

24作目『必殺橋掛人』の放送中(1985年)、キー局のテレビ朝日が、平日22時枠に『ニュースステーション』の放送を決定する。しかし、金曜22時枠は朝日放送の「必殺シリーズ」の時間である。

当時の平日22時枠はドラマやバラエティ番組が常識であり、ここに報道番組を持ってくることはひとつの賭けであった。その中で「必殺シリーズ」は当時も安定した視聴率を確保・維持しており、また朝日放送の制作番組中数少ない全国ネット番組で看板番組であった。結果として「必殺シリーズ」が移動することは無く、『ニュースステーション』は月-木の22時枠で放送、金曜のみ23時枠で『ニュースステーション金曜版』を放送するという形に収まった。テレビ朝日側は『ニュースステーション』放送開始前に行われた番組制作発表の記者会見の席上にて、「金曜日は週末性を考慮して、23時からのスタートとした」とコメントしており、これは「必殺シリーズ」と朝日放送に配慮した発言だということは明白だった。

『ニュースステーション』は1986年フィリピン政変などをきっかけにニュース番組としての人気と地位を獲得し、それまでの平日22時枠のイメージを覆して高視聴率を叩き出していった。一方で、25作目『必殺仕事人V・激闘編』は、仕事人シリーズ開始以後のソフト路線から、初期・中期を思わせるハード路線へと路線を変えるが、これは必ずしも後期シリーズの視聴者の好みとは合致せず、次作『必殺仕事人V・旋風編』にも迷いが生じる結果となる。結果、視聴率の大幅な低下を招いた『旋風編』は、2クール以上が通例であった主水シリーズにもかかわらず全14話で打ち切られた。

また、藤田まことは、年齢に見合った新しい芸域の開拓(テレビ朝日『はぐれ刑事純情派』、ミュージカルその男ゾルバ』)を考えており、『仕事人V・旋風編』を最後に番組降板を願い出ていた。制作サイドは慰留に努めたが藤田の意思は固く、妥協案としてレギュラー放送の一時中断と年2・3回の単発スペシャル番組への出演という形で決着。藤田扮する中村主水シリーズのレギュラー放送としては(当時として)最後となる28作目『必殺仕事人V・風雲竜虎編』放送中に、次作『必殺剣劇人』をもって必殺シリーズは金曜22時のレギュラー枠から撤退、1972年9月から放送開始された一連の『必殺シリーズ』は15年の歴史に一旦幕を閉じた。

この後、『ザ・ハングマン』枠からスライディングしてくる形での現代劇を2作放送後、1988年4月に『ニュースステーション』が金曜22時枠に入り、平日22時枠を独占することとなった。

『激突!』から劇場版『必殺! 三味線屋・勇次』まで[編集]

レギュラー放送終了後、スペシャル番組として単発的に放送されてきた必殺シリーズだったが、1991年にシリーズ30作目『必殺仕事人・激突!』として復活する。これは火曜21時枠という今までとは異なる時間帯であったが、同作はシリーズ化されることなく一本限りで終了。藤田まことの主水引退宣言もあって、同年公開の映画『必殺!5 黄金の血』などでは「最後の必殺」などとキャッチコピーが付けられていた。

その後、1996年公開の映画『必殺! 主水死す』では、制作発表時には「必殺の復活」をうたっていたものの、タイトルからして中村主水の死を示しており、キャッチコピーも「シリーズ完結、さらば婿殿」と必殺シリーズの終了を宣言するのに等しいものだった。その9ヶ月後、サテライトシアターの協力作品として衛星劇場が制作した田原俊彦主演の『必殺始末人』が公開された。さらに、1999年には勇次を主人公に据えた映画『必殺! 三味線屋・勇次』を公開しており、中村主水役ではないものの藤田まことも出演した。

ここで完全に必殺シリーズは途切れるが、独立系テレビ局時代劇専門チャンネルを中心に各シリーズの再放送がほぼ途切れることなく続いている。松竹から発売された劇場版に続き、キングレコードからはデジタルリマスター版DVD-BOXが順次発売されている。また、2001年には京楽産業.からパチンコ機『CR必殺仕事人』がリリースされ、人気を得たことで続編もリリースされている。

東山紀之主演による復活[編集]

2007年東山紀之主演で『必殺仕事人2007』と題したスペシャル番組の放送が行われる。主要人物に松岡昌宏大倉忠義といったジャニーズ事務所所属タレントを配した作品であったが、藤田演じる中村主水も登場した。2009年1月4日に、朝日放送必殺仕事人生誕30周年記念及びテレビ朝日開局50周年記念として、『必殺仕事人2009』新春スペシャルが放映され、さらに2009年1月9日に連続ドラマとしてスタートし、シリーズとしては17年ぶりの復活を遂げた。関東で平均12%前後の安定した視聴率、また関西では平均16%前後の高視聴率をマークしたことから、当初1クール(約3カ月)の予定が延長され、2クール放映された。後半から、新仕事人として田中聖も登場した。

その後、2010年にスペシャル番組『必殺仕事人2010』が企画され7月10日に放映された。直前の2月17日に藤田が亡くなっており制作が危ぶまれたが、主水は過去の映像によって再登場。渡辺小五郎に後を託して「西方」へ赴任するという演出で退場した[3]

2012年2月19日に、スペシャル番組『必殺仕事人2012』が制作・放送され、今まで『桃太郎侍』などで善人役を演じてきた高橋英樹が初の悪役に挑戦した。

2013年2月17日に、スペシャル番組『必殺仕事人2013』が制作・放送され、今まで『水戸黄門』などで善人役を演じてきた里見浩太朗が高橋に続いて初の悪役に挑戦した[4]。ちなみにこの日は、藤田の命日であった。

2014年7月27日(予定)に、スペシャル番組『必殺仕事人2014』の放送が決定。田中聖の後任として、Hey! Say! JUMP知念侑李が新しい仕事人役で出演。高橋英樹も再出演する[5]

シリーズごとの最高視聴率[編集]

  • 必殺仕事人IV - 26.7% (21話、1984年3月23日)
  • 必殺仕切人 - 26.8% (初回、1984年8月31日)
  • 必殺仕事人・激突! - 20.7% (初回、1991年10月8日)
  • 必殺仕事人2009 - 14.7% (初回、2009年1月9日)

数字はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区。

  • 必殺仕事人III - 37.1% (21話、1983年3月4日)

数字はビデオリサーチ調べ、関西地区。

朝日放送以外の歴代ネット局一覧[編集]

系列は現在の系列。途中で打ち切られた局や、しばらくの間放送する他系列ネットの局がある。

朝日放送以外の必殺シリーズ歴代ネット局一覧
放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 東京放送 TBS系列 現・TBSテレビ
テレビ朝日 テレビ朝日系列 1977年3月まではNETテレビ。腸捻転解消
『仕事人2007』以降は制作にも参加
北海道 北海道放送 TBS系列
北海道テレビ テレビ朝日系列 腸捻転解消後
青森県 青森テレビ TBS系列 腸捻転解消後もしばらくはネット移行せずに、1977年3月まで放送
青森放送 日本テレビ系列 新婚さんいらっしゃい!』とセットでネット移行。1977年4月 - 1991年9月
青森朝日放送 テレビ朝日系列 1991年10月開局から
岩手県 岩手放送 TBS系列 現・IBC岩手放送
腸捻転解消後もしばらくはネット移行せずに放送
テレビ岩手 日本テレビ系列
岩手朝日テレビ テレビ朝日系列
宮城県 東北放送 TBS系列 腸捻転解消後も半年間はネット移行せず深夜に放送
東日本放送 テレビ朝日系列 1975年10月開局から
秋田県 秋田放送 日本テレビ系列
秋田テレビ フジテレビ系列 腸捻転解消後
秋田朝日放送 テレビ朝日系列
山形県 山形放送 日本テレビ系列
山形テレビ テレビ朝日系列
福島県 福島テレビ フジテレビ系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送
福島放送 テレビ朝日系列 1981年10月開局から
新潟県 新潟放送 TBS系列 一時は『仕事屋稼業』がBSN、『仕置屋稼業』がNSTと2局で並行放送[6]となった時期もあった。
『仕業人』からNSTへ完全移行
新潟総合テレビ フジテレビ系列
新潟テレビ21 テレビ朝日系列 1983年10月開局から
長野県 信越放送 TBS系列 腸捻転解消後もしばらくはネット移行せずに、1978年3月まで放送
長野放送 フジテレビ系列 1978年4月 - 1980年9月
テレビ信州 日本テレビ系列 1980年10月開局 - 1991年3月
長野朝日放送 テレビ朝日系列 1991年4月開局から
山梨県 テレビ山梨 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送
静岡県 静岡放送 腸捻転解消後もネット移行せずに、1979年3月まで放送
静岡朝日テレビ テレビ朝日系列 1993年9月までは旧称・静岡けんみんテレビ
1979年4月以降、同年7月の静岡第一テレビ開局で同時ネット
富山県 富山テレビ フジテレビ系列
石川県 北陸放送 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せず放送、ただし1985年9月で突然打ち切り
石川テレビ フジテレビ系列 1986年初頭?から1991年9月まで
北陸朝日放送 テレビ朝日系列 1991年10月開局から
福井県 福井テレビ フジテレビ系列
中京広域圏 中部日本放送 TBS系列 現・CBCテレビ
名古屋テレビ テレビ朝日系列 腸捻転解消後
鳥取県島根県 山陰放送 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送。
放送極初期(『仕掛人』第4話まで)のエリアは島根県のみ。
しかし鳥取県ではBSSやABCを通じて視聴可能だった。
両県の相互乗り入れにより同時ネット。
岡山県 山陽放送 腸捻転時代の放送エリアは岡山県のみ。
しかし香川県では腸捻転時代はRSKやABCを通じて視聴可能だった。
テレビ岡山 フジテレビ系列 現・岡山放送。1979年3月までの放送エリアは岡山県のみ
腸捻転解消後 - 1979年3月16日(『うらごろし』第15話まで)
『うらごろし』第16話以降は瀬戸内海放送へ一本化
香川県

香川県・岡山県
瀬戸内海放送 テレビ朝日系列 腸捻転解消後から1979年3月16日(『うらごろし』第15話まで)までの放送エリアは香川県のみ
1979年3月23日(『うらごろし』第16話)以降、両県の相互乗り入れのため岡山県にもエリア拡大
広島県 中国放送 TBS系列
広島ホームテレビ テレビ朝日系列 腸捻転解消後
ただし解消直後の1975年4月から9月までとその後の一時期は同時ネットせず、
フィルムネット&ローカル枠に降格していた時期もあり[7][8]
山口県 テレビ山口 TBS系列 腸捻転解消後もしばらくはネット移行せずに、1978年3月まで放送
山口放送 日本テレビ系列 1978年4月以降
山口朝日放送 テレビ朝日系列
徳島県 四国放送 日本テレビ系列 『新・仕置人』第32話では制作協力としてクレジットされた
愛媛県 南海放送
愛媛朝日テレビ テレビ朝日系列
高知県 テレビ高知 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送
福岡県 RKB毎日放送
九州朝日放送 テレビ朝日系列 腸捻転解消後
長崎県 長崎放送 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送[9]
長崎文化放送 テレビ朝日系列 1990年4月開局から
熊本県 熊本放送 TBS系列 腸捻転解消後もしばらくはネット移行せずに、1978年3月まで放送
テレビ熊本 フジテレビ系列 1978年4月 - 1989年9月
熊本朝日放送 テレビ朝日系列 1989年10月開局から
大分県 大分放送 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送
大分朝日放送 テレビ朝日系列
宮崎県 宮崎放送 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送
鹿児島県 南日本放送 腸捻転解消後もネット移行せずに放送
鹿児島放送 テレビ朝日系列 1982年10月開局から
沖縄県 琉球放送 TBS系列 腸捻転解消後もネット移行せずに放送、ただし打ち切り期間あり[8]
琉球朝日放送 テレビ朝日系列

備考・補足[編集]

  • 一般に必殺シリーズは必殺仕事人シリーズと同一視され、『必殺仕事人』が必殺シリーズそのものの代名詞のように使われる傾向があるが、あくまで必殺仕事人(および仕事人シリーズ)は、必殺シリーズの一部に過ぎない。また、『必殺!仕事人』のように紹介されることがあるが[10]、必殺のあとに感嘆符が付くのは映画のみである。

関連書籍[編集]

  • 必殺! 裏稼業の凄い奴ら(暗闇集団"観音長屋"著、フットワーク出版、1994年4月、ISBN 4876891583
  • 必殺仕事人 中村主水の秘密(江戸町奉行所仕事人探索係著、データハウス、1994年6月、ISBN 4887182384
  • 必殺シリーズ完全百科(山田誠二著、データハウス、1995年4月、ISBN 4887183089
  • さらば必殺! 裏稼業の凄い奴ら(暗闇集団"観音長屋"著、フットワーク出版、1996年5月、ISBN 4876892156
  • 必殺!大全集 - 尽きぬ恨みの数々を、晴らす仕事の裏稼業(山田誠二著、データハウス、1996年6月、ISBN 4887183909
  • 必殺シリーズを創った男 - カルト時代劇の仕掛人、大いに語る(映画秘宝SPECIAL、山内久司 / 山田誠二著、洋泉社1997年12月、ISBN 4896912934
  • 秘録 必殺シリーズの舞台裏 - カルト時代劇に賭けた男たち(仲川利久著・山田誠二編集、洋泉社、1999年3月、ISBN 4896913744
  • 必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 荒野の果てに編(必殺党編、ザテレビジョン文庫〔角川書店〕、2001年2月、ISBN 4049300265
  • 必殺シリーズ完全殺し屋名鑑 月が笑ってらぁ編(必殺党編、ザテレビジョン文庫、2001年2月、ISBN 4049300273
  • 必殺シリーズ完全闇知識 やがて愛の日が編(必殺党編、ザテレビジョン文庫、2001年8月、ISBN 4049300303
  • 必殺シリーズ完全闇知識 瞬間(ひととき)の愛編(必殺党編、ザテレビジョン文庫、2001年8月、ISBN 4049300311
  • 必殺仕事人2009 公式ガイドブック(朝日新聞出版2009年3月、ISBN 9784022505347
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン壱 必殺仕置人 中村主水(T★1ブランチMOOK〔講談社〕、2010年3月、ISBN 9784063670035
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン弐 新 必殺仕事人 三味線屋 勇次(T★1ブランチMOOK、2010年3月、ISBN 9784063670042
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン参 必殺必中仕事屋稼業 知らぬ顔の半兵衛(T★1ブランチMOOK、2010年4月、ISBN 9784063670059
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン四 必殺仕事人 飾職の秀(T★1ブランチMOOK、2010年4月、ISBN 9784063670066
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン伍 新 必殺仕置人 念仏の鉄(T★1ブランチMOOK、2010年5月、ISBN 9784063670073
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン六 必殺仕置屋稼業 市松(T★1ブランチMOOK、2010年5月、ISBN 9784063670080
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン七 暗闇仕留人 糸井貢(T★1ブランチMOOK、2010年6月、ISBN 9784063670097
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン八 必殺仕事人V 組紐屋の竜(T★1ブランチMOOK、2010年6月、ISBN 9784063670103
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン九 必殺仕事人V 花屋の政(T★1ブランチMOOK、2010年7月、ISBN 9784063670110
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン拾 必殺仕業人 赤井剣之介(T★1ブランチMOOK、2010年7月、ISBN 9784063670127
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン壱 必殺!(劇場版第1作) 中村主水(T★1ブランチMOOK、2010年12月、ISBN 9784063670189
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン弐 必殺仕置人 棺桶の錠(T★1ブランチMOOK、2010年12月、ISBN 9784063670196
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン参 必殺仕事人III 中村主水&西順之助(T★1ブランチMOOK、2011年1月、ISBN 9784063670202
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン四 必殺仕舞人 直次郎(T★1ブランチMOOK、2011年2月、ISBN 9784063670219
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン伍 暗闇仕留人 中村主水(T★1ブランチMOOK、2011年3月 ISBN 9784063670226
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン六 必殺からくり人 花乃屋仇吉&夢屋時次郎(T★1ブランチMOOK、2011年4月 ISBN 9784063670233
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン七 助け人走る 中山文十郎&辻平内(T★1ブランチMOOK、2011年5月 ISBN 9784063670240
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン八 必殺仕事人V 激闘編 壱・弐・参(T★1ブランチMOOK、2011年6月 ISBN 9784063670257
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン九 翔べ! 必殺うらごろし 先生・おばさん・若(T★1ブランチMOOK、2011年7月 ISBN 9784063670264
  • 必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 2ndシーズン拾 必殺からくり人 血風編 土左ヱ門(T★1ブランチMOOK、2011年8月 ISBN 9784063670271

影響を与えた作品[編集]

下記に挙げるもの以外にも、必殺シリーズの奇抜な殺し方や演出は、当時から今に至るまでパロディネタにされやすく、特に念仏の鉄の骨砕き、の首筋刺し、勇次組紐屋の竜の首吊り技が多用されている。

映像作品[編集]

小説[編集]

漫画・アニメ[編集]

ゲーム[編集]

  • 必殺裏稼業
  • 天誅 - 参・紅・忍大全の登場キャラクター藤岡鉄舟は、藤枝梅安念仏の鉄がモデル、また敵役の「始末人」も必殺シリーズの人物がモデル。
  • 大活劇 江戸の始末人 - いわゆる「TV時代劇」を再現するためのTRPGであり、基本ルールブックでは必殺シリーズを主に扱う。
  • 天下繚乱RPG - 「仕事人」というクラスがあり、サンプルキャラクターは中村主水を髣髴とさせるイラストが添えられている。
  • スーパーロボット大戦UX - 主人公機のオルフェスと後半から登場し合体形態に当たるオデュッセアの武器の演出とBGMが必殺シリーズを意識している。シナリオライターの岸本みゆきは必殺シリーズのファンを公言している。

脚注[編集]

  1. ^ 『蔵出し 絶品TV時代劇』(近藤ゆたか編 フィルムアート社 1997年6月 ISBN 4845997681)の巻末にある「連続TV時代劇放映リスト」や発売中のDVDソフトなど。
  2. ^ 新聞やテレビ情報誌の番宣広告や番組表、宣伝ポスターでは『仕置屋稼業』、『仕業人』とも藤田が先頭に記載されていた。
  3. ^ 「西方浄土」という言葉があるように「西方」は、死後の世界や死そのものへの暗示である。シリーズでしばしば用いられる表現である。
  4. ^ 東山紀之が初悪役の黄門様斬り - 日刊スポーツ2012年10月24日、同日閲覧)
  5. ^ 東山紀之主演「必殺仕事人」復活!Hey!Say!JUMP知念侑李が新加入 スポーツ報知 2014年5月20日06:00(2014年7月3日 17:14 (UTC) 閲覧)
  6. ^ 並行放送の要因としては、同時ネット局での『仕事屋稼業』の時間帯(土曜22時)をBSNは「土曜グランド劇場」の遅れネットに充てていたことで、『仕事屋稼業』の最終回の放送がNSTでの『仕置屋稼業』の開始に(ちなみに、同時ネットだった。『仕置屋稼業』の開始までNSTの金曜22時枠でどんな番組が放送されていたのかは不明。)間に合わなかったことが背景にある。
  7. ^ 出典:朝日新聞西部本社ラ・テ欄の番組解説。番組タイトルと放送時刻の後で「KBC・UHT」と当時のネット局が出てくるはずが「KBC」しか無かったため。
  8. ^ a b 広島ホームテレビが(在広4局化後の一時期)ANN系列フルネット局であるにもかかわらず、番組販売扱いの時差ネットに降格したり(いつに時差ネットしていたか、また、本来の「必殺シリーズ」の時間帯に放送されていた番組は不明?)、琉球放送が一時期放映を中止した理由について、番組内容が放送局の基準に照らし合わせて不適当だと判断されたことで放送されないエピソードが度々発生し、しまいには業を煮やした放送局がABCに対し、ネット打ち切りを通告したことにあると言われている(実際には、局側の編成上の都合でネット続行が不可能になったことや、いわゆる「仕事人」ブームで視聴者が小学生中学生高校生にまで広がったため、地元のPTAワースト番組に挙げていたことが考えられる)。
  9. ^ NBCでの放送時間は『仕事人』の時点では金曜23:35。
  10. ^ 柳田理科雄の『空想科学読本3』

関連項目[編集]

  • おしどり右京捕物車
  • 斬り抜ける - 以上の2作は共に必殺シリーズのスタッフが制作した時代劇。特に『おしどり右京』は元々必殺シリーズ第4弾となる予定の企画だった。
  • 赤かぶ検事奮戦記
  • 京都マル秘指令 ザ新選組 - 以上の2作は共に必殺シリーズのスタッフが制作した現代劇。
  • ザ・ハングマンシリーズ - 現代劇版必殺シリーズと銘打たれた作品。しかし標的を殺害せず、いわば「社会的に抹殺」とも言える処分をする。必殺シリーズと同じく、ABCが制作し、必殺の前の時間帯(金曜21時台)の番組であった。

外部リンク[編集]

朝日放送 土曜22時枠
【ここまでTBS系列の自社制作枠】
前番組 番組名 次番組
君たちは魚だ
必殺シリーズ
(1972年9月 - 1975年3月)
【ここからNETテレビ→テレビ朝日系列に
ネットチェンジ
土曜映画劇場
(NET制作)
※21:00 - 22:25
22:25 - 22:30:ANNニュース
(『土曜映画劇場』とANNニュースは
MBSから番組移行)
22:30 - 23:00:ミヤコ蝶々夫婦善哉
(自社制作・日曜22時台後半から移行)
TBS系列 土曜22時枠
君たちは魚だ
必殺シリーズ
(1972年9月 - 1975年3月)
【ここまでABC制作枠】
影同心
【ここからMBS制作枠】
TBS系列 土曜22:55 - 22:56枠
君たちは魚だ
※22:00 - 22:56
必殺シリーズ
(1972年9月)
【1分縮小して継続】
各局別ミニ番組
(TBSでは『いでゆアラカルト』→
『世界の国小さな街角』)
※22:55 - 23:00
【1分拡大】
朝日放送 金曜22時枠
【ここからNET→テレビ朝日系列の自社制作枠】
【ここまでTBS系列】
金曜ドラマ
(TBS制作・MBSに番組移行)
必殺シリーズ
(1975年4月 - 1987年9月)
NET→テレビ朝日系列 金曜22時枠
22:00 - 22:30:トークロータリー おとなの学校
22:30 - 22:45:皇室アルバム
※TBS土曜9:30へ移動
22:45 - 23:00:真珠の小箱
※TBS日曜8:00へ移動
【以上ここまでMBS制作枠】
必殺シリーズ
(1975年4月 - 1987年9月)
【ここからABC制作枠】
六本木ダンディーおみやさん
NET→テレビ朝日系列 金曜22:54 - 22:55枠
真珠の小箱
※22:45 - 23:00
必殺シリーズ
(1975年4月 - 9月)
【1分縮小して継続】
ANNスポーツニュース
(1975年10月 - 1979年3月)
※22:54 - 23:00
【66分繰り上げ】
テレビ朝日系列 火曜21時枠
20:00 - 21:48:火曜ミステリー劇場
【テレビ朝日・ABC共同制作】
21:48 - 22:54:ANNニュース
※54分繰上げ
必殺シリーズ
(1991年10月 - 1992年3月)
【ここからABC制作枠】
テレビ朝日・朝日放送共同制作・テレビ朝日系列 金曜21時枠
必殺シリーズ
(2009年1月 - 6月)